2017/07/21

【CommVault】CommServe データベースの保護ってどうするの?

こんにちは。

先月、CommVault v11 の最新サービスパック(SP8) がリリースされました。

Salesforceデータのバックアップなど機能追加されておりますので、ご興味のある方は、CommVault 技術ドキュメントのサイト(こちらをクリック)をぜひご覧ください!

 

さて、今回は、CommVault 管理サーバ "CommServe" のデータベースのバックアップについて、ご紹介したいと思います。

 

CommVault では、通常のバックアップジョブとは別に "管理者ジョブ" というジョブのカテゴリが実装されております。CommServe のインストール後、"管理者ジョブ" はスケジュール化されて定期実行されていますが、以下、代表的な管理者ジョブの一部をご紹介します。

 

  • Data Aging (保持期限切れのデータを再利用するため削除処理するジョブ)
  • Data Verification (取得したバックアップデータの有効性をチェックするジョブ)
  • Disaster Recovery Backup (CommServe上で構成されるデータベースのバックアップジョブ) 
  • Report (バックアップジョブのサマリーやストレージ容量のレポートを出力するジョブ)

 

管理者ジョブの中でも重要なのが "Disaster Recovery Backup" ですが、CommServe の有事の際に CommVault 環境を復旧するために必要なバックアップデータを定期的に取得しています。"Disaster Recovery Backup" は毎日 10:00 AM に実行されていますが、バックアップ運用の状況に合わせて一日数回実行することにより、CommServe を最新の状態に近い状態に復旧することができます。

 

"Disaster Recovery Backup" のステップについて、以下の順で実行されています。

 

Commservedr

 

【CommServe DR バックアッププロセス】

  1. 1.CommServe DR バックアップ処理がデフォルトで毎日午前 10:00 に実行 
    CommServe のインストールパス配下の CommServeDR フォルダに SQL DB がダンプファイルがエクスポートされます。

  2. 次に CommServe のインストールパス配下の CommServeDR フォルダの SQL DB のダンプを、Standby CommServe またはネットワーク共有の UNC パスにコピーします。
    (デフォルト: 5世代フル保持)

  3. 最後に、SQL DB のダンプをストレージポリシー CommServe DR のバックアップ先のライブラリにバックアップを取得します。
    (デフォルト: 60日間、60サイクル(フル)保持)

 

SQL DB のダンプファイルは、CommServe のスタンバイ機が準備されている環境があれば、そのスタンバイ機のローカルディスクにコピーする設定を行うことにより、本番機の CommServe の有事の際に、後述で説明する "CommServe Recovery Assistant" (v11 SP6以降で提供) ツールを使用して復旧を行うことができます。

 

"CommServe Recovery Assistant" は、CommServe のインストールパス配下に存在しております。今回は、CommServe の再構築(同じホスト名) を想定した環境にて、事前準備が完了した後の "CommServe Recovery Assistant" の操作をご説明します。

"CommServe Recovery Assistant" の事前準備では、CommVault 関連のサービス停止などが必要になりますので、製品版の実装後、実際に"CommServe Recovery Assistant"を実施される場合、必ず保守窓口に手順をご確認ください

 

【CommServe Recovery Assistantの実行手順】

  1. CommServe 環境にて、Windows エスクプローラを起動し、インストールパスに移動します。移動後、CSRecoveryAssistant.exe をダブルクリックします。
  2. CommServe Recovery Assistant ウィザードが起動します。[Select the operation type] のオプションで [Recovery] を選択し、[Next] ボタンをクリックします。 

    Csdra1_2

  3. [Enter the path to the database dump folder] - dump ファイルが格納されているフォルダの選択し、[Next] ボタンをクリックします。

    Csdra2_2

  4. [Enter the path to extract the database files] - CommServe データベースの dump ファイルの展開先を指定します。

    Csdra3

  5. [Summary] - リカバリ内容を確認して、[Start Recovery] ボタンをクリックします。

    Csdra5_2

  6. CommServe データベースのリカバリタスクがすべて成功(チェックマーク)で完了したことを確認し、[Next] ボタンをクリックします。

    Csdra6

  7. [Provie a license file (Optional)] - デフォルトのまま [Next] ボタンをクリックします。

    Csdra7

  8. [CommServe recovery completed successfully!!] の表示画面を確認し、[Finish] ボタンをクリックしてウィザードを終了します。

    Csdra8  

"CommServe Recovery Assistant" での CommServe データベースをリストアした後、CommValt 関連のサービスを再開し、各 Media Agent 重複排除データベースの再同期(詳細は、こちら) を行って、CommVault のバックアップ環境の復旧は完了です。

  

"CommServe Recovery Assistant" の操作は、いかがでしたか。

CommServe の有事の際は、バックアップ・リストアを行うことができませんので、SQL DB のダンプから CommServe を復旧する際には、"CommServe Recovery Assistant" をご使用ください。

 

Edit by :バックアップ製品担当 松村・安田

 

【過去の記事】

 

メーカのサイト:
Simpana早わかり講座

 

CommVault Simpana:番外
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ パッケージカスタマイズ(Mac OS)編
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ インストール(MacOS)編

 

導入編:

【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編
【連載】第2回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール後の作業とバックアップ編
【連載】第3回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ編
【連載】第4回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(1)
【連載】第5回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(2)とリストア
【連載】第6回 始めてみよう!CommVault Simpana データアーカイブ機能を活用してみませんか?

 

製品紹介編:

第一回、最新!データ統合管理ソリューション CommVault Simpana のご紹介!
第二回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana 基本構成
第三回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Backup
第四回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Deduplication
第五回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana SnapShot Management
第六回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Virtualization

 

Tips編:
【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました! 
【CommVault】管理コンソールの言語表示の切り替えってできるの?

2017/07/20

Nutanix AFS 2.1.1 リリース

記事の原文はDerek Seaman氏の個人ブログの記事の翻訳ヴァージョンです。著者は記事翻訳時点ではNutanix社のStaff Solutions Architectとして活動中です。原文を参照したい方はNutanix AFS 2.1.1 Releasedをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

Nutanix AFS 2.1.1 (Nutanix ファイルサービス) のリリースを熱いままお伝えします。ご存知でない方のためにお伝えすると、AFSはNutanixクラスタ上で動作するウェブスケールの高可用性構成の「NAS」です。今回のリリースは重要な様々な機能に加え、多くの問題を解決しています。新しい機能にはいかが含まれます:

  • 展開時のAFSのサイジングワークフロー
  • AFSクラスタの名前の変更機能
  • AHV上のAFSのクローン機能(バックアップ、DR検証、復元などに利用できます)
  • AFSの管理にMicrosoft管理コンソールを利用可能に
  • ファイルサーバ管理者権限でのAFSのパーミッションの管理 (この機能はADユーザー、グループと紐付いています)

完全なリリースノートは こちら。新しいパッケージのダウンロードはこちら

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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5.1.1.1のリリースと合わせてAFSも2.1.1となりました。不定期更新シリーズですが、AOSリリースのときはAFSとのセットでの連投になりそうです、後々の事も考えて、一日開けて投稿します。

2017/07/19

Nutanix AOS 5.1.1.1リリース

記事の原文はDerek Seaman氏の個人ブログの記事の翻訳ヴァージョンです。著者は記事翻訳時点ではNutanix社のStaff Solutions Architectとして活動中です。原文を参照したい方はNutanix AOS 5.1.1.1 Releasedをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

本日、Nutanix AOS 5.1.1.1の一般公開をアナウンスできることを大変喜ばしく思います。今回はパッチリリースですが、幾つかの新しい機能も含まれています。期待のとおり、セキュリティパッチ(合計11)と多くの解決済み問題のリストが含まれています。完全なAOS 5.1.1.1のリリースノートはこちら そしてパッケージのダウンロードはこちらです。あらゆるアップグレード際には事前に必ずリリースノートに目を通し、すべての前提条件に合致していることをご確認下さい。よくできたインストールとアップグレードのドキュメントがこちらにあります。こちらも是非アップグレード前に目を通して下さい。

新しい機能としては以下のものが含まれます:

  • Nutanix API v3 テックプレビュー
  • Cisco UCS-B シリーズサーバに対する ソフトウェア Only でのサポート 一般公開
  • vSphere 6.5に対する拡張サポート (例 Dell XC)
  • ESXi 6.5a および vCenter 6.5の完全サポート

いつものように、このAOSのアップグレードはPRISMから1-クリックアップグレードの手順として実行可能です。ダウンタイムはなく、vMotionも必要ありません。多くのお客様はAOSのアップグレードを日中に実施することもあります。このリリースは現時点では自動ダウンロードが有効になっていません(数週間以内にそうなるでしょう)、ですから自動ダウンロードが有効になる前に必要な場合にはNutanixのポータルからgz パッケージをダウンロードして下さい。もしNutanixを触るのが初めてで、これまでにAOSのアップグレードをしたことがないのであれば遠慮なくサポートへお電話下さい。死ぬほど簡単で、100%GUIでの操作ですが、もしも助けが必要であればです。

もし未だに5.1のリリース列車にアップグレードしていないということであれば、今回はまたとない機会でしょう。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2017_2

新シリーズ、と呼ぶべきか迷いますが、こうした情報が日本語化されていると便利だと思いますので、Derek Seaman氏のブログの更新に合わあせて不定期に翻訳していきたいと思います。もちろん多少のタイムラグはご容赦下さい。

5.1.1.1・・・確かに5.1のリリースは列車のようですね・・・。

なぜX-Rayなのか?(Nutanix純正ベンチマークツール)

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr. Manager, Technical Marketing EngineeringであるPaul Updike氏によるものです。原文を参照したい方はWhy X-Ray?をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

我々はX-Rayをシンプルに作り上げました、理由はそうあるべきだからです。X-Rayはハイパーコンバージドインフラストラクチャの効率的なパフォーマンスの検証における問題を解決するものです。

この問題を解決せねばならなかった理由は従来型のiometerやvdbench、そしてfioなどのワークロード生成器は従来型の共有ストレージ装置に対する総攻撃的なスピード検証のために設計されているからです。これに付随する様々な問題があるのです:

  • 単にデータのReadとWriteを行うだけ
  • ストレージのパフォーマンスの上限値が本当に重要なときのために作られている
  • 回転するディスクを検証する時代に取り残されている

根本的にストレージのパフォーマンスが最初の導入時に問題となる場合のために作られており、その次代にはストレージへのアクセスの能力がアプリケーションのパフォーマンスを制限していたのでした。

しかし、SSDがこれを変えてしまいました。

フラッシュはストレージのパフォーマンスについての会話を変えました。ほんの僅かなSSDでアプリケーションの要件を簡単に超えてしまいます。もしSSDの能力を活用したければハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)はその方法の一つです。殆どのアプリケーションのボトルネックはCPUの待ち時間であり、ストレージではなくなります。これによってシステムの拡張の方法が変わることになります。

HCIは同じシステム上にストレージも同居しているため、ワークロードの拡張に合わせて段階的に拡張させることが可能となります。これによってストレージ装置がどれだけのワークロードをさばくことができるのかを予測する必要はなくなります。大きな単独のストレージを買う代わりに、ワークロードを何度も追加してゆき、ストレージの規模を拡張しなくてはならないときにだけストレージを拡張すればよいのです。もちろん、システムのパフォーマンスについて理解をしておく必要はありますが、それは意味としては大きく変わります。洗練されていないドラッグレース(ストリートレース)のようなワークロード生成器を使うのではなく、ほんとうの意味でデータセンタ運用に必要なだけの物があるかどうか、ということです。

フラッシュによって殆どのアプリケーションの要件は簡単に満たされます、ストレージパフォーマンスはシステム全体を検証することでより完全にそしてコントロールできる値となります。X-Rayは特徴的なワークロードを動作させ、殆どのテストシナリオでスループット要件を一貫した値で維持します。ストレージパフォーマンスの限界値を検証するのではなく、我々はデータセンタ内で出くわす多くのシナリオにおけるパフォーマンスの一貫性と信頼性の維持の方へフォーカスを移したのです。

これらのよくあるシナリオは以下のカテゴリを含みます:

  • ノイジーネーバー(やかましいお隣さん) ー ワークロードを一つの仮想マシンで実行し、別の仮想マシンで新たなワークロードを実行します。最初の仮想マシン内のアプリケーションは影響を受けるべきではありません
  • ワークロードの追加 ー アプリケーションに合理的にワークロードを追加していきます、ワークロードが追加されてもパフォーマンスへの影響は最小に抑えられるべきです
  • ローリングアップグレード ー ハイパーバイザーや仮想化ストレージコントローラーのアップグレードが行われてもアプリケーションはその受ける影響が最小になるべきです
  • ノード障害 ー ノードが障害を起こした場合も僅かな停止(これはアプリケーションやユーザーが気づくことがないほど小さくあるべきです)と障害後のアプリケーションへの影響も最小となるべきです

フェアなシナリオを実行できるツールがあれば、様々な方法で便利に利用できます。わかり易い例がPOC(Proof of Concept=実証実験)です。X-Rayはシナリオのプロファイルとどんな検証を行っているかを公開しており、テストの選定とテストの実装でバイアスがかからないように作成しています。テスト内容はYAMLで定義して記述することができます。テスト内で実際に利用されるパラメーターは簡単に閲覧し、確認することができます。目的は信頼に足るツールを提供することで、そのためにそのツールが何をこなっているのかを公開しているのです。それ以上に、我々はX-Rayに大きな光を当てています。多くのITスタッフが新しいシステム、ハイパーバイザー、そしてストレージの更新などのために多くの時間を利用しています。この努力は障害を想定したものや運用管理までもを含めたものであるべきですが、それをご自身でやるのは大変で、時間もかかります。こうした努力はその完了までに何週間もの時間を費やすことになり、また問題に突き当たった際には初めからやり直しというリスクもはらんでいます。ここでX-Rayが光り輝くのです。

X-Rayの究極の存在意義はその内部のシステムに負荷をかけながら同時に実行されるイベントの自動化とオーケストレーションです。結果として分析されるのはシステムの安定性、一貫性、予測性(期待通りか否か)です。この機能によってIT組織は迅速に、そしてシステマチックにラボ環境を本稼働させる前に作り変えることができるのです。大抵の場合、X-Rayによる検証をすべて行ったとしても2日ほどしかかかりません。例えば、金曜日の朝にテストを開始させて、完全な結果を月曜日には手に入れられるのです。これによって自動化のない検証を何週間にもかけて行う必要がなくなるかもしれません。Dev/Opsのモデルをもっと取り入れたいというお客様はその導入を加速できるという意味になります。

最初の質問へ戻りましょう、「なぜX-Rayなのか?」

  • 従来型のワークロード生成器(ベンチマークソフト)は新しいニーズには合いません(例:SSD)
  • X-Rayは検証の目的を実際のデータセンタのシナリオに沿ったものにします(ピーク性能→安定性、一貫性、予測性)
  • X-RayはPOCやシステム、ハイパーバイザー、OSの品質/確認のための自動化エンジン
  • X-Rayは透明性があり、信頼に足る

X-Rayを試してみたい場合は : https://www.nutanix.com/xray/

 

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix is a trademark of Nutanix, Inc., registered in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s)

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2017_2

今回はNutanix純正のベンチマークツールについて、取り上げました。ベンチマークの話題についてはリクエストやアクセスも多く、本ブログでも定期的に取り上げています。ベンチマーク系の話題で常に付きまとうのはピーク性能にどれだけの意味があるのか?ということです。

上で挙げられている従来型のツールは4Kや16K、ランダム・シーケンシャル、Read/Writeの割合を設定して盲目的にI/Oを生成するものですが、これはストレージがケーブルの外側につながっているときには一定の成果をあげられるものですが、様々な記事でこれまた取り上げているようにI/OパスをVM単位でインテリジェントに管理しているHCI/SDSではもはや時代遅れなやり方です。

また、上にかかれているように、このベンチマークの結果は5年後も(もしくは6年、7年ということも・・・?)性能を保証しなければならないという従来型のパラダイムからの圧力があるからなのです。HCIは必要なときに必要なだけ、足りなくなったら足す、増設時はより早いハードウェアを安価に購入できるというパラダイムでうごいていますので、そもそものピークパフォーマンスに意味はないのです。(もちろん、一部のワークロードでは意味がありますが、SSD、そして今後のNVMe/3D XPointなどで、徐々に一部からほんの僅かの・・・殆どない・・・となっていくことでしょう。)

来週は今度はX-Rayの内部を取り上げる予定です。

2017/07/12

NutanixはGoogle Cloud社と提携しエンタープライズアプリケーションのためのクラウド環境を統合

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの翻訳版です。原文を参照したい方はNutanix Teams Up with Google Cloud to Fuse Cloud Environments for Enterprise Appsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

人類とコンピューターは同じような道のりを進化している・・・もちろん、一見今のところそうでないように見えているかもしれませんが。

Fig245

人類の頭脳は強力なコンピューティング能力を保持しており、また同時にすべての感覚を通して膨大なデータセットへとアクセスすることができるようになっています。しかしながら、これは帯域の狭く、レイテンシの高い意思決定システムです。これを補うために、人類はこのコンピューティングファブリックを脊髄と呼ばれるよりエッジに近い部分で拡張する用に進化してきました。これは頭脳から広帯域、低遅延の特別なコンピューティングをオフロードしているのです。こうすることで、中央の頭脳で創られたモデルがしばしば脊髄でより効率的にプログラミングされ、長期に渡っての種の生存に寄与しているのです。

子供が歩行を学ぶ際にその学習のモデルと手順は中央の頭脳から脊髄へと移行されていきます。自転車や自動車の運転を学ぶ際にも同じことが起こっているのです。

最後に、エッジでは多くの末梢神経が皮膚の下に幅広く埋め込まれています。ここがデータの帯域が太く、その意思の決定までの時間が非常に重要な場所です。背中に触れているそれは、シャツですか?それとも蜘蛛ですか? 主として実施しなくてはならないタスクとしては信頼に足るだけの熟練を持って可能な限りローカル(つまりエッジ)で処理を行うことと、それを抽象化して高いレイヤ(つまり頭脳)が情報の洪水で埋もれないようにすることです。

数十億年にも及ぶ進化は間違うことはない

これと同じ道を辿ってコンピューターも進化しています。我々は時間が重要な処理についてはエッジで処理を完了させ、処理の特殊なモデルについてはその中間層で処理し、複雑で知性が必要とされる処理は中央で行うようになっています。

Fig246

中央に頭脳が存在します。CPUは巨大なデータセットにアクセスすることが可能で、複雑なアルゴリズムを動作させることができます。システム内で最も強力なコンポーネントです。言うまでもなく平凡な処理(複雑なアルゴリズムを必要としない)についてはNICやRAIDコントローラーや特殊なグラフィックスアクセラレータなどのドーターボード(マザーボードの対義語)へとオフロードしています。最終的には、周辺機器はUSB経由で接続されて、高度に専門家したコンピューティングを行っています。

上の例からは2つの教訓があります :

  1. データの源へ近づくにつれ、情報の帯域は太いものとなり、意思決定をおこなうための知性は低くなり、決定自体はより早く行われるようになります
  2. 単一のファブリックが重要(シリコンの場合もあれば、ニューロンの場合も)で高いレイヤで判断されたことを低いレイヤで動的に学習、もしくは進化によってプログラムできなくてはならない

そして、いよいよ神経システム的なクラウドコンピューティングの登場

さらに我々はクラウドコンピューティングにおいても同様の進化を推し進めつつあります。巨大なパブリッククラウドプロバイダーは中央の頭脳としての位置を占め、そこには多くのデータが収集されつつあります。こうしたクラウドはデータセットが豊富なことと、より優れた機械学習のアルゴリズムによって差別化されることになります。この中央のクラウドはデータを処理し続け、そしてエッジのローカルで分析、処理、まとめを行う新しい「分散クラウド」という可能性を作り出します。こうした分散されたクラウドは脊髄のような役割を行い、世の中に対して低遅延、広帯域の接続のための重要なハブとしての役割を務めることになります。「神経系のシステム」は遂に神経システムにまで進化することになったのです。

今日、中央クラウドで起こっている多くのことは間違いなく脊髄もしくはエッジまで下降してきます。これは中央クラウドのインテリジェンスのレベルがより高いものへ進化していくからです。これが我々が中央クラウドとエッジをまたがった共通のファブリックが必要とする理由です。急速に広がるIoTの世界はこの分散クラウド無くしては進化を加速することができません。

次の時代のコンピューティングの基盤を生み出す

私はこの素晴らしい2つのイノベーションのエンジン ー GoogleとNutanix ーが一つになるのを目にして震えを禁じえません。Nutanixは本社からエッジと同様にリモートオフィス/ブランチオフィスにまでに広がる次世代のウェブスケールアーキテクチャデータセンタを生み出し、その成功を証明する一方で、Googleは機械学習とデータそして分析について巨大な規模で広がる芸術とも呼べるコンピューティングインフラストラクチャでその成功を証明しています。

この両方のインフラストラクチャのファブリックは共通点を多く持ちます。これら両方は共通のソフトウェア定義のオープンソースコンポーネントからなっており、単一障害点を持たないがゆえのAlways-on、全てを分散しておくことでの障害が前提の設計、機械学習での運用の最適化、APIファーストそして、全てがソフトウェアによるインテリジェンスなど多くの近代での分散コンピューティングの理念のもとに構成されています。

Fig247

こうした共通のファブリックが組み合わさることで、以下のような特徴を持つ非常に強力なコンピューティングパラダイムを生み出すことになります :

管理の統一

エッジを含む分散されたクラウド内で動作するすべてのアプリケーションに対して統一された管理をもたらすことは非常に重要です。Nutanix Calmは意味のある表示とそのアプリケーションの運用を分散されたマルチクラウド環境全体に対して提供します。これにはプライベート、パブリッククラウドの両方の単一ウィンドウでの管理が含まれます。従来型アプリケーションとクラウドネイティブなアプリケーションの両方がGoogle Cloud Platform(GCP)またはオンプレミスのNutanixクラウド環境にシングルクリックで展開することができ、この2つのクラウド環境はNutanix Xi クラウドサービスを利用して相互に移行することができます。

共通ファブリック

アプリケーションが従来型のモード1からモダンなモード2へと進化するに従い、共通のファブリックがこの両方が同じインフラストラクチャ上に同居するハイブリッドの世界において大きな役割を果たす様になってきました。Googleと共にNutanixがアナウンスしたXiクラウドサービスはGCP上で近い将来利用できるようになります。このパートナーシップによって、アプリケーションは(GCP上での動作に)追加で様々な障壁が生じることも、そしてパブリッククラウドへの以降に際してリフト&シフト(何らかの下駄を履かせて/もしくは停止を伴っての置き換え)が必要になることもなく、その利用体験やAPI周りのツールなどもお客様からはインビジブル(意識する必要のないもの)となります。GCP内のNutanix Xiクラウドサービスはマルチテナントでのインスタンスであり、多くのオンプレミス環境で顧客に評価されているのと同じエンタープライズクラウドOSです。

それと同時に、NutanixはGoogleのKubernetesファブリックを1クリックでプライベートのNutanixベースのクラウドへも展開できるようにしました。Nutanix Calmで、ユーザーは近代的なモード2アプリケーションのためのKubernetesプラットフォームをNutanixインフラストラクチャ上で起動、更新、トラブルシュート、そして拡張することができるのです。このプラットフォーム上で、ユーザーはその下のインフラを支えるNutanix Acropolisの永続的なストレージ機能を活用して、KubernetesのPodやHelmチャートを単一コマンドで立ち上げることができます。これは1クリックでのライフサイクル、自動階層化、データローカリティ、QoS、暗号化、レプリケーション構成要素、スナップショット、バックアップ、DRなどをインビジブルにオンプレミスのモード2アプリケーションへももたらします。

インテリジェントエッジ

Fig248

中央のクラウドと分散されたクラウドはそれぞれ起源を同じくしていますので、中央クラウドは分散されたクラウドへ、その学習モデルやパッケージアプリケーションの一部を配信することができます。NutanixエンタープライズクラウドOSはその能力を数千からなるノードの環境から2ノードと1ノードからなる石油掘削機や非動力船(はしけ)、出先機関などのROBO環境に至るまでいかなる規模ででも動作させられるということで証明しました。実際にNutanixエンタープライズクラウドOSはドローン上に搭載されるIntel NUCにすら組み込むことが可能です。

単一のコンピューティングファブリックをエッジから中央のデータセンタまで同じように拡張していけるというユニークな機能はNutanixを業界において特異な存在としています。Googleと手を結ぶことで、TensorFlowのような機械学習、推論さらにはモデルの学習から、エッジ処理、分析に至るまでがシームレスにエッジでNutanixのエンタープライズクラウドOS上にプッシュ配信することができるようになるのです。NutanixのエンタープライズクラウドOS自身もその誕生以来データセンタの運用にMapReduceやデータ階層化、データライフサイクル管理、ヴァージョン管理などで挑んできました。こうしたトランザクショナルな能力は既存の財産ですが、Nutanix エンタープライズクラウドOSは機械学習や(X-Fitでの)解析にまで進化し、今後は巨大なデータセンタ内のコグニティブなニーズにTensorFlowをもたらそうとしています。

これまでに証明してきたようにクラウドコンピューティングの革命は興味深いもので、さらに過去どのようにモノが進歩してきたのかもっと多く学ぶべきことが残されています。Jean-Baptiste Alphonse Karr で1849年に以下のように記載されています。“plus ça change, plus c’est la même chose”— “the more things change, the more they stay the same”。(フランス語: 多くのものが変わっていくが、同様に多くのものは変わらない)

注意: Nutanix CalmとGoogle Cloud Platformの統合は2018年の最初の四半期に利用可能になる予定です。他の機能も開発中で価格詳細についてはリリース間近にアナウンスが予定されています。

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Forward-Looking Statements

This blog includes forward-looking statements, including but not limited to statements concerning our plans and expectations relating to product features and technology that are under development or in process and capabilities of such product features and technology, our plans to introduce product features in future releases, strategic partnerships that are in process, product performance, competitive position and potential market opportunities. These forward-looking statements are not historical facts, and instead are based on our current expectations, estimates, opinions and beliefs. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events, and involves risks, uncertainties and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause our actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new product features or technology on a timely or cost-effective basis; delays in or lack of customer or market acceptance of our new product features or technology; failure to form, or delays in the formation of, new strategic partnerships and the possibility that we may not receive anticipated results from forming such strategic partnerships; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions, including public cloud infrastructure; a shift in industry or competitive dynamics or customer demand; and other risks detailed in our Form 10-Q for the fiscal quarter ended April 30, 2017, filed with the Securities and Exchange Commission. These forward-looking statements speak only as of the date of this presentation and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix, the Enterprise Cloud Platform, the Nutanix logo, Xi and Nutanix Calm are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. Google and Google Cloud Platform are registered trademarks or trademarks of Google Inc. All other brand and product names mentioned herein are for identification purposes only and are the property of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2017_2

今回はNutanixオフィシャルブログから、GoogleとNutanixの提携の意義について取り上げました。もちろんGoogleは巨大なパブリッククラウド企業であるという意味での意義は大きいのですが、そこでNutanixが果たそうとしている役割、これは非常に興味深いものです。Googleでしか動かないもしくはGoogleだからこそできるというものは多くありますが、Googleはエッジ(そしてセンサー/デバイス)からは少し離れてしまっているため、頭脳としては優れているものの、脊髄反射のようなレイテンシの必要な処理を行えるプラットフォームが必要としています。

もちろん、そのエッジだけの処理ではなく、エッジからクラウドに至るまでの広範なプラットフォームこそがNutanixですが、これまでのROBOではなく、エッジとしてモード1のみならない展開に夢がありますね。

まだビジョン・・・という雰囲気ですが、元PernixData社のCTOであるSatyam氏がリーダーシップを発揮している分野とのことで、今後の展開から目が離せません。本ブログでもフォローしていきたいと思います。

2017/07/03

.NEXT 2017情報 / AHV ターボモード

本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001 そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90(2桁)として活動しているJosh Odger氏によるものです。

原文を参照したい方はWhat’s .NEXT 2017 – AHV Turbo Modeをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

2015年に遡ることになりますが、私は「なぜNutanixのAcropolis Hypervisor(AHV)は次世代のハイパーバイザーなのか」という名前のシリーズを描き下ろしました。この中ではなぜAHVが改めて検討に値するのかというその理由を多くカバーしています。(※訳注このシリーズについては今後翻訳する可能性はありますが、現時点では英語のままです。)

このシリーズをまとめると、AHVは唯一ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)向けに作られたハイパーバイザーであり、機能面でも成熟面でも継続して進化しています。そしてその一方で多くのお客様で利用されるようになってきました。

どのぐらい使われているの?という疑問はもちろんです。Nutanixは我々が最近公開した会計年度2017年の第3四半期の会計レポートのハイライトでオフィシャルに出荷したノードのうち23%がAHVであるとしています。

この数年私は個人的に多くのAHVを利用するお客様、特にそれがMS SQLやMS Exchangeなどのビジネスクリティカルアプリケーションである場合にご一緒させていただいてきました。

その一つの例が流通大手の新世界がハイパーバイザーとしてAHVを利用するNutanix上で50,000にもおよぶMS Exchangeのメールボックスを稼働です。新世界は現在ではMS SQLのワークロードも同じプラットフォーム上で動作させており、すべてのワークロードの標準プラットフォームになりつつあります。

これはAHVが実際のフィールドで機能面でも、信頼性面からも、そしてパフォーマンス面からもビジネスクリティカルワークロードを稼働させるに足るだけの拡張性があるということの証明の一つにしか過ぎません。

ですが、Nutanixで我々はいつもお客様により多くの価値をご提供したいと奮闘しています。そのなかで多くの混乱と誤った情報が見られるエリアがNutanixのストレージI/Oパスの効率性の関連の分野です。

NutanixのコントローラーVM(CVM)は複数のハイパーバイザー上で動作し、優れたパフォーマンスを提供しています、ですが、常に改善の余地はあるものです。我々のインカーネルおよび仮想マシンベースのストレージソリューションに対する深い経験から、我々は最も大きなボトルネックはハイパーバイザー自身であるということに気が付きました。

Fig240

NVMeなどのテクノロジーがメインストリームとなり、3D XPointなども後に控えています。こうしたプレミアムなストレジテクノロジーの価値をお客様に最も良い形でご提供できる方法を模索しています。

この結果生まれたのがAHV ターボモードです。

Fig241

AHVターボモードはユーザーの仮想マシン(UVM)とNutanix スターゲート(I/Oエンジン)の間のI/Oパスを高度に最適化(短縮化、広帯域化)します。

これらの最適化はI/Oパスをインカーネルに移動させることで実現されたのです。

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うそでーす!! インカーネルがパフォーマンスに優れるというのは単なる幻想であり、NutanixはユーザースペースでのI/Oデータパスを徹底的に改善することで、大規模なパフォーマンスの改善を実現することに成功しました。これは「インカーネル」でくくられるアプローチとはほとんど真逆です。

以下のダイアグラムはUVMのI/Oパスが今回はユーザースペース(インカーネルではありません)で動作しているFrodo(別名 ターボモード)とコントローラVM内で動作するスターゲートへと送られていることを顕しています。

Fig242

AHVとターボモードのもう一つのメリットは複数のPVSCSIアダプターと仮想化ディスクをこうしたコントローラーを跨ぎながら構成するという管理者の手間を削減することができるということです。AHVの仮想マシンへ仮想ディスクを追加した際に、そのディスクは自動的にNutanixのSCSIとブロックのマルチキューの恩恵を受け、改善されたI/OパフォーマンスをReadでもWriteでも利用できるということが保証されます。

マルチキューのI/Oフローは複数のfrodoスレッド(ターボモードスレッド)によって取り扱われ、スターゲートへと渡されます。

Fig243

上のダイアグラムが顕しているようにターボモードのNutanixでは例えばVMFSデータストアのようにデータストア内の仮想マシン数が増えてきた時(例 25以上)のロック機構の影響を最小化するためにVAAI Atomic Test and Set(ATS)を利用するような、古くからあるハイパーバイザーに紐づくボトルネックを解消できます。AHVをターボモードで利用すれば、すべてのvDiskは常に(データストアやコンテナ単位で共有はなく)独自のキューを利用することになります。しかし、frodoはこれを仮想化コントローラーレベルでvCPUごとのキューを渡すことで実現します。

どのぐらいパフォーマンスが良くなるの?という疑問が出てくるでしょう。私の方でちょっとした検証を行ってみましたが、結果としては素晴らしいパフォーマンスの改善がもう4年歳以上となってしまう古いIvy Bridge の NX3460上で確認できました。このハードウェアはSATAのSSDを各ノードに2本搭載しており、メモリのReadキャッシュは向こうにしてあります(つまり、RAMからのReadは発生しません)。

今回の結果を簡単にまとめると:

  1. 同程度のシーケンシャルWriteパフォーマンスにおいてCPUの利用率は25%低減(2929MBps vs 2964MBps)
  2. シーケンシャル Read のパフォーマンスは27.5%向上 (9512MBps vs 7207MBps)
  3. ランダム Read の IOPSは62.52%改善 (510121 vs 261265)
  4. ランダム Write の IOPSは33.75%改善 (336326 vs 239193)

ですから、ターボモードを利用すればNutanixはより少ないCPUとRAMでより高いIOPSとスループットをユーザースペースでありながら実現できるということになります。

インテルが公開した“Code Sample: Hello World with Storage Performance Development Kit and NVMe Driver(コード例 : ストレージパフォーマンス開発キットとNVMeドライバーによるハローワールド)” には「SPDK(ストレージパフォーマンス開発キット)を利用したユーザースペースのNVMeドライバーのアプローチはLinuxカーネルを利用したものに比べオーバーヘッドが最高で10倍低かった。」と記載されています。

これは「インカーネル」が早いと主張したい様々な人々やベンダーが言うようにユーザースペースがボトルネックにはならないという明らかな、そして多くある例のうちの一つにしか過ぎません。このあたりの話は以前にも記事を書いています

ターボモードで、AHVは最も高いパフォーマンス(スループット / IOPS)ともっと低いレイテンシを備え、Nutanixによってサポートされるハイパーバイザーとなりました!

ですが、まだこれだけではありません! AHVは今は最も高いパフォーマンスを提供できるハイパーバイザーであるというだけではなく、我々の最も大きなお客様で1750ノードを動作させているお客様はなんと100% AHVのみを利用しておられます。

Fig244

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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速報記事ではありませんが、.NEXTからの情報をお伝えします。最も皆様の期待の大きかったAHV Turbo mode(ターボモード)についての情報です。上のダイアグラムだけでは理解し難いと思いますので、こちらの通常のI/Oパスと比較して御覧ください。

と言ってもまだわかりにくいと思いますが、QEMUを通り抜けた後にiSCSI(およびTCP)でカプセル化されていたI/OパスがQEMU内から呼び出されるfrodoと呼ばれるプロセスに置き換わるということです。これによって多くのI/Oキューを利用できるようになり、さらにI/O処理にvCPUを多く割り当てることができるようです。ユーザースペースといえばユーザースペースですが、ハイパーバイザー内のプロセスをいじっているという意味ではハイパーバイザーを開発しているベンダーだからこそのチューニングと言えるでしょう。しかもVMwareやMicrosoftやCitrixとは異なり、HCIしかやっていないNutanixだからこその思い切ったチューニングだと思います。

PernixDataから来たメンバーが開発しているとのことですが、当然ながらPernixData社製品(vSphereカーネル内で動作する製品)とコードを共有しているということはなく、完全に新しい実装とのことです。

さて、来週からはまた来週水曜日9:00の更新に戻りたいと思います、引き続きよろしくお願い致します!

Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報 その4 ~One More Thing - Xi Cloud編~

情報は投稿時のままの情報ですので、閲覧時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら。ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ

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さて、One OS、One Clickとレポートしてきましたが、続いてOne More Thing...です。Sunil氏、時間が押してきているにも関わらず、これは重要なので、しっかり時間オーバーしながらお話が続きます。

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企業で利用されるワークロードはクラウドに向いているもの、オンプレミスにおいているものとあって使い分けが重要というのはNutanixのこれまでのビジョンでも語られてきましたが、いよいよあの部分へアタックです。現在はツールも、経済原理も、SLAもそしてサポートスキームも全く異なるサービスを使い分け無くてはならない。

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もしも、そのクラウドも同じツール、経済原理、SLA、サポートで使い分けられるような世の中になったとしたら!?

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Xi クラウドサービスの発表です!! ハイブリッドクラウドをインビジブルに!!ハイブリッドクラウド環境ですら、今後はインビジブル(空気のように意識しないで利用できるよう)にします!

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同じツール・運用で、もはやLift and Shift(あえて訳すなら、一手間かけて移行)することなく、シームレスなハイブリッドクラウドが実現します。

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その特徴は「シームレスに拡張できること」、「今までと変わらない運用」、「ワンクリックでサービス利用可能」であること。

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同じOSで動作し、運用の構造も同じ、さらにオープンであることでオンプレミスからのシームレスな拡張を実現。

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同じツール、馴染みのあるフレームワーク、コンシューマーグレードの利用体験によって今までと変わらない運用を実現。

続いて1クリックでのサービス利用ですが、まずはDRから!

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もはやセカンダリのデータセンタは不要、フェイルオーバー、フェイルバックはサブスクリプションサービスとして提供、Nutanixのネイティブの機能を利用しており、1クリックでDRの検証も実施可能。

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iphoneにとってiCloudやApple Musicを使うのは自然なこと、それと同じく、NutanixのユーザーにとってXiクラウドを利用するのは自然なことであることが目的。

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ここからはデモも交えてとなりますが、新しいマルチクラウドを構成するのは「アベイラビリティゾーン」、「仮想化ネットワーク」、「保護ルール」そして「復元のためのランブック」。

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ワンクリックでアベイラビリティゾーンを追加(当初はUSのWest/Eastそれぞれ2箇所)、ここはmy.nutanix.comアカウントベースとのこと。課金もシームレス(おそらくサポート価格と)に統合。

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ログイン画面。ちょっとAppleに寄せ過ぎにも思いましたが、シンプルなログイン画面。my.nutanix.comのアカウントでログイン。

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仕様にあったようにシームレスに拡張可能、管理プレーン(Prism/Prism Central)は共通で、データプレーン(今回はDRのデモですが、どのリージョンにデータがあるのかひと目で分かるようなUI)そして、ネットワークもシームレスにL2でつながっていました。またセキュリティについても標準で担保されているそうです。

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ワンクリックでDRをセットアップして検証可能、アプリケーション(仮想マシン)単位で保護を設定、リカバリプランについては柔軟に設定可能、レプリケーションはリカバリプランに応じて自動的に設定され、開始されます。

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復旧のためのランブックについては仮想マシンやアプリ(コンテナなどは確認できませんでしたが、将来はもちろん対応するでしょう)を選択、軌道の順序を指定し、それぞれにカスタムスクリプトを指定することができます。

重要なのはサブネットがそのまま利用できるということ!!今まではVLANなどでゴニョゴニョしたり、DNSを切り替えたりなどこのあたりが大変でしたが、ネットワークがシームレスに繋がることで復元が非常にシンプルです。当然本番環境をいかしたままの検証も可能。しかもワンクリック!

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フェイルオーバーもワンクリックです。ネットワークはそのまま繋がるし、いつもの運用と同じ、モニタリングを継続的に実施し、オンプレミスが復元されると、自動的に逆向きのレプリケーションが開始されます。

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フェイルバック(切り戻し)もスムーズ、ネットワークがそのまま疎通するため、Partial(部分的)な切り戻しもシームレスな操作で実施が可能です。

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また、このXi CloudやオンプレミスのNutanixで動作しているEnterprise Cloud OSはGCPでも動作するようになるとのこと。

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つまり、Google Cloudのあるリージョン(もちろん、日本にもあります!)ではXi CloudはGCPから提供されるという日が近く実現されそうです。

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Enterprise Cloud OSはGCP/AWS/Azure/XiというクラウドからNutanix/Dell/Lenovo/Cisco/HPE/IBMというオンプレミスのプラットフォームまで幅広く対応!そろそろまとめに入っていきます。

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今回のキーノートで発表されたもの・・・このブログの記事もそうですが、膨大な量の新発表が行われました。

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ピンぼけ、申し訳ないです・・・。NutanixのリリースのVELOCITY(速度)について、こちらは4.xまで、

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こちらは5.x以降、すでに5.1はリリースされていますが、次のリリースはまた大きなリリースになりそうです!

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ただ、速度が早いだけではなく、クオリティ・品質についても同様に維持していく!これは重要です!その証明として

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Nutanixはお客様の発見する不具合を1.8%未満に維持しているということです。

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そして、私の大好きなNPS、お客様数が6500社を超えても90以上を維持!

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スピードとクオリティの両立を行っていきます!

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これはプリセールスSE、サポートのSRE(System Reliability Engineer)そして、ENGG(開発のエンジニア)のおかげということで、ここで感謝が! お客様向けのイベントでもあるにも関わらず、なんとこれが最後のスライドです。

Nutanix素晴らしいですね!

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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速報の第四弾です。One OS、One Clickに続いてOne More Thing...の内容はなんとNutanixがクラウドサービスであるXi Cloudを開始するという内容でした。途中にもありましたが、Xi Cloudの名前はAppleのiCloudと同じような利用体験を実現するためにということでつけられた名前とのことです。GCP上での展開以外に、国内のデータセンタパートナー様にも展開をお願いする可能性があるとのことでしたので、検討したいというデータセンタパートナー様からのお問合わせもお待ちしております。

さて、全部で第5回と大作になってしまいましたが、今回ご紹介できたのはわずかに60分、120分程度の2回のゼネラルセッションの内容だけとなります。ぜひ他にも詳しく聞きたいという方は7月14日(大阪)、7月21日(東京)の.NEXT報告会セミナーへ足をお運びください。表面的な内容だけではなく、技術にフォーカスを当てた詳しいセッションをお届予定です。

Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報 その3 ~One Click編~

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Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ

    実はもう帰国して、翌日月曜日に出社しているのですが、前回でようやくまだ半分なので残り2回更新していきます、今回はOne OS≒Acropolisに続き、One Click≒Prism編です。

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    One Clickは今後は自動化からインテリジェント(≒AI)へ。Prismの凄さはワンクリックの裏にある緻密な自動化でしたが、更に発展させて今流行りの(?)機械学習を取り込んでいきます。

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    スケーラブルな展開、特にPrism CentralはVM1000台あたり1台でスケールアウト。運用もワンクリックで簡単に行えるように。

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    ワンクリックでのネットワーク、可視化は組み込み、ロードバランサやファイヤウォールなどのネットワーク機器の構成を統合。マイクロセグメンテーションもワンクリックで行えるようにします。

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    連携するネットワークエコシステムベンダーはこちら。昨年のウィーンからは増えていませんが、必要十分な範囲で網羅されていると思います。

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    インテリジェント部分、目的に特化したデータ収集と機械学習によって、自動的にクラスタへアクションを実行する、例えば死んでいるVMを消す、大きな仮想マシンを再配置する、オンデマンドでリソースを追加する等。VMwareのDRSやキャパシティプランニングツールでも同様の操作をレコメンドしてくれるものはありましたが、スケールアウトするアプライアンス(HCI)としてすべてのリソースにアクセスできるNutanixならではの一歩進んだインテリジェントに見えます。ベースとなっているX Fitテクノロジーは特許出願中。

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    もう一つのワンクリックはNutanixが昨年買収したCalm.ioがベースとなっているNutanix Calm。アプリケーションレイヤでの自動化です。

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    様々なベンダーのアプリケーション(もしくはinfra as a codeであればインフラも!!)をワンクリックで展開することが可能です。

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    アプリケーションレイヤである、ということは同時にインフラとは切り離されているということもできます。Calmで展開できるようにしたアプリケーションは(Containerなどで互換性が保証されていれば)オンプレミスを含め、どんなクラウドでも動作することになり、アプリケーションの使われ方に応じて自由にマルチクラウド(ハイパーバイザー)で運用することが可能となります。

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    ワンクリックのコントロールプレーン(Prism Central)およびアプリケーション(Calm)に加えてクラウドスケジューラー(マルチクラウド間でのアプリケーションの柔軟な配置)、更に少し毛並みはOne OS側に寄りますが、AHVのvGPU対応もアナウンスされました。

    以下はCalmからWindows 10を展開するスクリプトの編集画面ですが、vGPUを展開するオプションがすでに用意されています。(実際にはOS内にNVIDIAのドライバをインストール?)

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    また、状況を機械が推論しておかしいと思った際に動的にアラートをあげてくれたり、自動的にRCA(Root Cause Analysis=根本原因分析)を行ってくれるような自動化(機械による推論)も行われるようになるようです。

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    写真には収められませんでしたが、サイジングについても機械学習による最適化が行える用になるとのことでした。

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    上はRCAのデモ画面ですが、動的なアラート(水色が機械が推論した負荷を超えた際にアラートが上がる)や、ホストインフラの不安定の根本原因がOracleVM にあることなどがわかるようになっています。

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    続いてはネットワーク関連のデモ。クラウドをつなぐとなると数週間から数ヶ月かかっていましたよね?

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    Calm経由でキックしたAVIATRIX(当社も取り扱っているクラウドトンネリングアプリケーションベンダー)を設定させることでほんの僅かな時間でクラウド間を接続できます!

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    続いて、マイクロセグメンテーションのデモ。

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    昨年のウィーンからと比べると随分UIが洗練されたように思います。ネットワークの状況を可視化しながら、不要な通信を見つけたらワンクリックで遮断、わかりやすいデモになっていました。

    以上がOne Click編です。続いて・・・もう一つ、例のアレは明日に公開します。

    記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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    速報の第三弾です。One ClickについてはPrismと今回からCalm、そしてその先に機械学習による推論をベースとした自動化でよりOPEXを削減できるような仕掛けが多く登場してきました。クラウドと戦う or クラウドになるというビジョンに基づいて、運用にかかるOPEXをとにかく小さくすることはNutanixのコアコンピタンスです。

    ある意味地味に見える部分ですが、絶対に必要な部分で今後も楽しみな分野です。

    2017/07/01

    Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報 その2 ~One OS 後編~

    情報は投稿時のままの情報ですので、閲覧時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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    Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ

        さて、Near Sync(Always On)までご紹介してきましたので、One OS編、その続きです。

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        これまではモード1(VM)の話が中心でしたが、モード2(≒クラウドネイティブアプリケーション)の話になります。Nutanixはモード1とモード2を共存させることができる。時間の都合なのか、説明はありませんでしたが、CloudFoundry、BOSHに対応するようなスライドも一瞬だけ見えました。。。

        20170629_092801

        Googleとの提携もありましたが、Googleがオープンソースで開発するDeep LearningのフレームワークであるTensorFlowへも対応、GPUによるアクセラレーションにも対応。GPUはVisualizationモードではなく、Computingモードをサポートするということになります。プロセッサについての指定は特になかったように思いますのでIBM/コグニティブ系にも使われるのかもしれません。

        20170629_092859

        続くはAFSについて。NFSをプロトコルとしてサポートします。ABSがだめになったのでAFS(NFS)はESXi Compatibleか?と確認しましたが、ファイル用途なので使わないほうが良いだろうということでした。

        20170629_092924

        様々な機能を1つのOSで提供する・・・これは某クラウドと機能的に同じであるだけではなく、俊敏性や消費モデルも同じ。

        20170629_092950

        消費モデルについてはより広い選択肢を提供、Pay GO(サブスクリプション=レンタル)や包括契約もあります。

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        ここで、IBMの方がゲストで登壇。Powerプラットフォーム上でAcropolisとPrismそしてAHVが動作します。

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        想定されるワークロードはモード2、ファイル&ブロック、コンテナ、エンタープライズアプリケーション(モード1)そして、AI。ここではGPUの話はありませんでしたが、必要に応じてそうしたハードウェアにもOEMされるようになることでしょう。

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        続いてはROBO環境のソリューションとして2ノード構成、または1ノード構成をサポートするとのこと。2ノードから構成できるHCIであることがウリ!というHCIがいくつか出てきていましたが、こっちは1ノード! (こうなってしまうと、最早この争いに意味はなさそうだ・・・) Prism からの操作や各環境のスケジュールアップグレードなどすぐに必要になりそうなものは実装されています。

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        IoT時代のコンピューティングの変化、コア(クラウド)、リモート(エッジ)、パーソナル(デバイス)の多様化、NutanixのOSも多様なデバイスへ対応していく。

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        旅行用のスーツケースのような筐体内に4ノードNutanixが動作しています。スイッチも入っているそうです。これを飛行機から投下したり・・・みたいな説明もありましたがどこまで本気なのでしょうか・・・? IoTの時代になるとエッジ、デバイスに於けるコンピューティングのリソースが増えてくるため、Nutanixもそれに合わせて変わっていこうということだとは思いますが・・・。こちらは別のセッションの内容もセミナーなどで補足させていただきます。

        20170629_094150

        One OS = Enterprise Cloud OSは様々なハードウェア、ハイパーバイザー、プロセッサ、そして提供形態(アプライアンス、ソフトウェア、レンタル)に対応しています。
        前回(ウィーン)とくらべてPowerプロセッサはもちろん、HPE、XenServer、レンタル(と今後はELA)と全方位で大きくなっていますね!

        パート3はOne Click部分をお伝えしていきます。

        記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

        Ntc2017_2

        速報の第二弾後編です。One OS=Acropolis部分ですが、2回に分けさせていただきました。盛り沢山ですよね。幾つかの内容は他のセッションやPMMに直接確認した点も踏まえて補足情報を加えております。

        これから帰国の途につきますが、パート3(One Click)とパート4(例のアレ)は来週早々にも対応します。

        Stay Tuned!

        2017/06/30

        Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報 その2 ~One OS 前編~

        情報は投稿時のままの情報ですので、閲覧時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

        当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら。ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

        また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

        Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ

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            今回の.NEXTで大きく変わったことといえば、Nutanixのタグラインです。「One OS. One Click.」。これは今回の.NEXTだけなのか、それとも今後も継続して使われるのかは定かではありませんが、本日のDay 2 General Sessionの内容はまさにこの内容でした。

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            最初にPresidentのSudheesh氏およびNASDAQのCEOであるAdena氏のトークセッションもあったのですが、なんせ分量が多い、この2人のお話は思い切って割愛して、パート2はOne OS.の部分にフォーカスしたいと思います。

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            スピーカーはCPDOのSunil氏です。Nutanixを入れる前はインストールに3時間、ランチは3分、Nutanixを入れた後は3分でインストール、ランチが3時間。そんなにランチ食べないでしょ・・・というのはさておき、Nutanixを入れることで様々なことが簡単になり、それはまさにクラウドを使うのと同じような体験を実現できているということです。

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            ワールドワイドで最も大きなお客様は・・・なんと1750ノードで日々拡張中、しかもなんと100%AHVとのことです!!

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            このように利用の幅を広げるNutanixですが、エッジクラウドでも利用されるようになっているとのこと。

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            様々なところでNutanixが使えるようになっているという話から、HPEのプラットフォームでも動作するという話に・・・。

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            ここも会場が大きく湧いた瞬間でした。

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            やはり待ち望んでいた方が多いのですね。DL360-G9とDL380-G9をサポート、NX-3175-G5やNX-6155-G5相当のようです。

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            ソフトウェアとしての提供となるため、Cisco UCSサーバとHPE Proliantの間で自由にライセンスを振替可能、包括契約(ELA)のような販売も可能にするということです。

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            さて、ここからOne OS/One Clickの話し、Nutanix=Enterprise Cloud OSの右脳と左脳になるとのこと。脳の話で右脳派、左脳派に別れるという話もありながら、Nutanixに於いては効率性と利用体験、効率性がOne OS、エクスペリエンスはOne Clickです。AcropolisとPrismと言ってもよいのかもしれません。

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            ではそのOne OSの部分は・・・?

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            あらゆるアプリ、あらゆる環境でオープンアプローチとのこと。

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            エンタープライズアプリケーションもDev/Ops系のアプリケーションもいずれも動作するエンタープライズアプリケーションをモード1、開発側のアプリケーションをモード2と呼んでいるようです。

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            このOne OSが備えるべき3つの要素、「移行のしやすさ」「ボトルネックのなさ」「常に稼働できる」の3点。

            まずは「移行のしやすさ」について

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            DB Xtract、VM XtractでESXからAHVへの移行を1-Click化とのこと。DB Xtractはデモもありましたが、SQLサーバをベストプラクティスを適用しながら移行することができるとのこと。こちらですね。SQLはデータをレプリケーションして移行しますが、SQL以外のVMに対しても同じような移行ツールが出てくるようです。

            また、データの暗号化も鍵サーバや自己暗号化ドライブを用意する必要なく自身で行えるようになりました。

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            パフォーマンス分析を正しく行うためのX-Ray(日本語だとレントゲンですね)もリリース予定。他のHCI(vSphere 6.5と書いてあったので、おそらくvSAN?)とパフォーマンスを比較しながら確認ができるようです。

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            NVMeと40GbE搭載の9000シリーズの紹介、ノード間通信はRDMAを利用しますので書き込みの冗長化の際にどうしても出てしまうネットワークの遅延も低く抑えることのできます。NVMeのパフォーマンスをネットワークの遅延で殺すことなく使える夢のHCIです!どれだけのパフォーマンスが出るか、気になりますね!?

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            ジャジャーン! よく見えませんね・・・。6桁IOPSで一番上の桁が4です。400,000=40万IOPS・・・うーんすごいのか!?

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            Oracleにおいては2016年の4倍のパフォーマンスとのことです。すごかった・・・! しかも、仮想化しても、しなくても同じパフォーマンスとのこと。これはハイパーバイザーのボトルネックを回避するAHV Turboモードのおかげ。

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            さらに、最短15秒毎のスナップショットをリモートに送るNear Syncレプリケーション(距離による制限なし)も実装済み。

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            スナップショットはメタデータベースなのでアプリケーションのパフォーマンスには影響ありません、データロスを極小にしてのDRが実現可能です。

            長くなってきたので、後半に続きます。(パート2の後半って変だな・・・)

            記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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            速報の第二弾です。前日のキーノートとは打って変わって、新発表のオンパレード! パート2は前編・後編、パート3、パート4まで掛かりそうです。Stay Tuned!