« エンドユーザーにフォーカスを : Citrix XenserverとNutanixのエンタープライズクラウドプラットフォーム | メイン | IBM FlashSystem 900の実力 »

2016/10/19

VMware Cloud on AWS - Elastic DRSプレビュー

本ブログエントリーは以前はPernixData社のテクノロジーエバンジェリストとして勤務し、現在はVMware社のR&DでSenior Staff Architectを務めているFrank Denneman氏のブログの翻訳版です。 Frank氏について、詳しくはこちらもご参照ください。

本記事の原文はVMware Cloud on AWS - Elastic DRS previewで閲覧可能です。

ネットワールドのVMwareに関する情報はこちら

VMworld Europeのキーノートでは将来提供開始されるVMware Cloud on AWSが紹介されました。このサービスは手短に言うとVMwareの顧客に即座のスケールとAWSのグローバルな提供性を提供しながら、これまでに培ってきたスキルセットでのVMwareのオンプレミスとクラウドのSDDC環境を動作させ運用するを可能にするというものです。プラットフォームを再構成、再設計するというリスクを避け、現在利用しているアプリケーションをそのままに別のプラットフォームで動作させ、同じサービスを提供することが出来るのです。そうすることでIT組織は現在のアプリケーションをRDSやRed Shift、Glacierやもっと多くのサービスのようなAWSの広範なサービスカタログに接続して利用することが出来るのです。

興味深い機能の一つとして現在テックプレビューのElastic DRS(イラスティック DRS)が挙げられます。イラスティックDRSはIT設計者が直面するもっとも難しい課題の1つであるキャパシティプランニングの解決に役立ちます。キャパシティプランニングの主なキーポイントは現在と将来のリソース要求、障害復旧のためのキャパシティそして、メンテナンスのためのキャパシティです。ワークロードのパフォーマンスを維持することと、障害復旧のためのキャパシティのためのCAPEXとOPEXを削減していくことの適切なバランスを見つけるのは難しい問題です。AWSの拡張可能なIT運用を活用することで、イラスティックDRSはvSphereクラスタを俊敏性を備えた発電所へと変革します。

俊敏な拡張性の機能によって追加ホストがクラスタへと追加されます。ハードウェア、ラッキング、スタッキングを注文するということはなく、単にマウスを右クリックして新しいホストを追加するだけです。従来からの計算を行い、DRSはクラスタのホストリソースが限界に来ていることを検知し、新たにホストを追加すべきであるという推薦事項を表示します。通常のDRSと同じく、イラスティックDRSを自動モードにすることが出来、クラスタ上での負荷に応じてホストを追加、削除することが出来るようになります。

Fig003

時々ITをスーパースケールで動かしていくということがめちゃくちゃ複雑であるということを忘れてしまうことも有ります。単一のホストをインストール、構成、そして運用していくのは面白いことです、しかしこれを大量にやるとすると多くのIT組織にとっての限界が迫ってきます。さらに、それが世界中の多くのデータセンタで同時に行われなくてはならず、しかもお客さんがそれを直ぐに望んでいるとしたら?途方も無いことになります。チームにジョインし、イラスティックDRS。について学んだことは、まさに感激でした。これがAWSの世界中のすべてのデータセンタの全てのお客様にとってどのように動くのかを理解しすることは本当にぶったまげるようなことです!拡張されるIT(IT-at-Scale)がもっとも良いのです。

もし、すぐに利用できるESXiホストが幾つかあるのであれば、沢山のクールなことが出来るようになります。例えばDRSを有効にしてvSphere HAを補助したりです。ESXi 3.0からvSphere HAはワークロードがクラスタ内の残ったホスト上で再起動することを保証してきました。しかし、ホストが足りない状態が一時的ではなく、永続的なものであった場合、利用可能なホストリソースが長期に渡って足りないことの影響を受け、アプリケーションのパフォーマンスは影響を受けてしまいます。自動回復はこの課題の解決に寄与します。

イラスティックDRSの上で実現される自動回復はESXiホストが不足している間も利用可能なホストリソースを保証します。ホスト障害が検知されると自動回復によって別のホストがクラスタに追加され、長期にわたるホスト障害からワークロードのパフォーマンスが影響を受けないようにします。もし、(ハードウェアの)一部の障害が発生したら、自動回復はデグレードされたホストを解除する前にVSANの運用が行われることを保証します。

このフレームワークのもう一つのメリットはメンテナンス時にも同等のリソースを維持することが可能になります。大抵メンテナンス機関の間、ホストにパッチを当てるなどでホストは一時的にサービスアプリケーションを動作させることができなくなります。多くのIT組織はこの問題に対して「オーバーサイジング」で対処するか、メンテナンス期間中はサービスが劣化するというSLAを引くかで対処します。イラスティック DRSがあれば、クラスタサイズはメンテナンス運用時も減ることはありません。こうすることでリソースの不足からワークロードが影響を受けることはなくなり、通常運用の時間と同じようなパフォーマンスで動作継続することが可能です。

この機能はまだテクニカルプレビューで、まだ利用できないということを協調しておきます。

VMware Cloudについてもっと詳しく知りたいという方は詳細をご確認ください。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i)

さて、VMware Cloud on AWSのFrank氏のブログが追加になりました。前回はイラスティックスケーリングと言う言い方をしていましたが、このスケーリングが既存のDRSの技術を活用するもので、ホストの追加と削除までが全自動で行われる様になるということも記載されています。

AWSで同様なことを行おうとするとこれまでは一工夫必要でしたし、もちろんオンプレミスのvSphereでは物理的にホストリソースをすぐに増やすということが出来ませんでしたので、まさに夢のとりわせで実現した、夢のインフラ(クラウドというべきか?)だと思います。

また、他の記事では初めてAWSが「ハイブリッドクラウド」という言葉を使った!と話題にもなっていますが、AWSとしても既存のワークロードへと足を伸ばすことが可能でまさに相思相愛のパートナーシップだと思います。

もちろん、vSphereですからコンピューティングやストレージリソースがきっちり仮想マシン分だけということではないので、VMware Cloud on AWSでどの程度のスペックのホストが利用できるのか?どういう単位なのか?は語られていない情報です。

他の部分はどうなっているのでしょう? まだまだ謎に包まれたVMware Cloud On AWS、Frankさんの続報を待ちましょう。