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2016/11/15

ウィーンから速報 : Nutanix .NEXT EUROPE 2016 番外編~PernixData記事最終章

本記事はウィーンから速報 : Nutanix .NEXT EUROPE 2016 前半ウィーンから速報 : Nutanix .NEXT EUROPE 2016 後半の続編です。是非、最初からお読みください。

すでに帰国しておりますが、最後にNutanix社に買収されたPernixData社の情報についてお伝え致します。PernixData関連の記事はフラッシュ仮想化プラットフォームの基本要素 パート1から100以上も更新してきました。今回の記事はその最終章になります。若干以上に自己満足な記事でもありますが、是非おつきあいください。

PernixData社のその後の情報を含め、もっと詳しく知りたいという方は以下のセミナーへ是非お申し込みください。

Nutanix/VMware 2大メーカー ヨーロッパイベントからの最前線

ウィーンで開催された「Nutanix .NEXT Conference EUROPE」とバルセロナで開催された「VMworld EMEA」からの情報 2本立て

VMware と AWSの戦略的なパートナーシップ発表直後の10月17~20日で開催された「VMworld 2016 EMEA」参加メンバーによる VMware の最前線情報 と、Cisco UCS や Citrix XenDesktop ファイルサービスへの対応など矢継ぎ早に進化を続ける Nutanix 社の最新の「.NEXT」イベント「Nutanix .NEXT Conference EUROPE」参加メンバーによる、Nutanix 社の最新情報が2つまとめて聞ける日本で唯一のセミナーです。

「.Next on Tour Tokyo/Osaka」や「vForum Tokyo/Osaka」では語られなかったレアな情報や、より新しい情報が目白押し!両社の販売代理店必見の内容をお届け致します。

Nutanix社によるPernixData社の買収

PernixData社とNutanix社の間に何かありそうだ、という記事が出たのは2016年の7月1日のことです。当時はNutanix社も非上場企業ですし、PernixDataも創業から4年(製品出荷開始から2年半)を経ていますが、まだまだスタートアップ企業で詳しく詳細が語られることはありませんでした。そして後日明らかになりますが、PernixData社はオフィシャルには8月3日にNutanix社に買収されています。買収額は公表されていません。

なぜPernixDataを買収したのか? これに関しては開発責任者であるSunil Potti氏のブログにも記載が有ります。「データとアプリケーションを物理的に近づけるべきである」というアーキテクチャ的な思想が共有されており、更に「ハイパーバイザを通じて全てのIOの特徴を見ることができる」という点も買収の評価ポイントのようですが、何より「こうした思想を共有できており、かつ優れたメンバーがグループになっている」ことが重要ということが記載されています。

つまり、PernixDataはテクノロジーはもちろん、そのメンバーを含めて、業界の反乱者/革命者であるNutanixファミリーに足る会社であると言う理由で一緒になったのです。

今回の.NEXT EUROPEではそうしたメンバーがNutanixで元気にしている姿を目にすることが出来ました。

PernixDataのメンバーは?

まずオーストリアに出発前に確認できた情報ですと、PernixData社のCTOだったSatyam氏とVP Product ManagementだったBala氏はNutanix上にスケールアウト型のファイルサービスを提供するAcropolis File Serviceのセッションのスピーカーとして登録されていました。

Fig087

さすがウィーン、部屋の名前がマーラーとかブルックナーという作曲家になっています・・・ではなく、PernixDataの技術の中心にいたこの2名は既にNutanixの一大プロジェクトであるAcropolis File Serviceをリードするポジションで活躍しています。セッション内の詳しい情報はセミナーなどでお伝えしていきますが、仮想化サイロの統合の時代を経て、時代はストレージサイロの統合の時代へと移ってきています。Nutanixは仮想化のためのボックス(HCIまたはHCI++)から既にエンタープライズのためのボックス(エンタープライズクラウド)へとかじを切っており、ファイルサーバの統合(AFS)、ブロックストレージの統合(ABS)と矢継ぎ早に新しいテクノロジーを生み出しています。この重要なポジションがこの二人によってリードされているのは大変素晴らしいことだ!と思い私はウィーンへの旅路につきました。

再会、more big things!

ウィーンではいくつかブログを翻訳させていただいているサポートエンジニアのGuidoさん、そしてPernixData社の元CEOのPoojan氏と再会することが出来ました。見てください! せっかくなのでPernixProのTシャツを着ていきましたが、外気温4℃のウィーンでは寒かった!

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Poojan氏とはMeetingでいろいろなことをお話いたしましたが、PernixData社の製品についてはこちらのURLのレターのとおり、既存のお客様は安心して今後もFVP/Architectの利用、増設を行うことが出来ます。また、前半のレポートでお伝えしたとおり、Nutanixへの統合も進んでいるのでしょうか?これについては詳しいことはきくことは出来ませんでしたが、PernixDataの技術でNutanixはもっと早くなるし、新しいフラッシュ(メモリクラスストレージ)が出てきたらそれも取り込んで、どんどん上がっていくよ!とのことでした。今年はWikibonの予測によるとFlashとHDDの容量単価がクロスオーバーする年です。まさに今後のストレージは激変していく、その最前線のメンバーとしてNutanixに合流したのです。

Fig091

Poojan氏によるとPernixDataのメンバーはPernixDataの技術の統合はもちろん、ブロックサービス(ABS)とファイルサービス(AFS)に携わっているということです。ファイルサービスのみならず、そのバックエンドに利用されているブロックサービスもこれまでのストレージの常識の枠を超えた機能を持つストレージでエンタープライズのストレージサイロの統合に今後大きな役割を果たすことでしょう。まさにWikibonの予測のとおり、エンタープライズのストレージはNutanixのようなServerSANになっていくのです。

Fig090

AFSのセッション終了後は質問攻めで近づくことも出来ませんでしたが、BalaさんとSatyamさんも会場で見かけたので一緒に写真を取ってきました。

Fig089

PernixData社はNutanix社と合流しましたが、その思想、技術は今後より大きな変革のために既に動き始めていました。Nutanix社のディストリビュータとして日本でこれから起こる、もしくはもうはじまっているこの変革の一端でも担えればと、決意を新たに帰国の途についたのでした。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX)

Nutanix .NEXT関連記事はこの番外編でオシマイです。残ったコンテンツはセミナーにてご披露しますので、是非足をお運びください。また、2年以上に渡って書き続けてきたPernixDataの記事もおそらく今回で最後になります。上で述べられているとおり製品の統合が進んでおりPoojan氏の言葉を借りると「PernixData will be invisible.」になっていきます。

さぁ、新しくPernixDataの技術が中にはいったNutanixの製品の登場を待ちましょう!