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2017/04/05

HCIとパフォーマンス計測の美学

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSenior Technical Marketing Engineerである Andy Daniel氏によるものです。原文を参照したい方はHCI and the Art of Performance Measurementをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

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私がNutanix社にPernixDataの買収によって入社することになったのは2016年の夏のことでした。その時がAcropolis分散ストレージファブリックの「中身」について、私が深く触れた最初のときです。私は過去の3年半、ストレージのパフォーマンスの問題をサーバサイドのソフトウェアとフラッシュで解決することをなりわいとしていました。ですからNutanixがデータローカリティとフラッシュを理解してうまくやっているということはなんとなく知っていました。もちろん、Nutanixを現場で知っているということで、私にとてNutanixは「ワンクリック」での管理の簡単さについてよく知っていただけで、パフォーマンスについてはさほど知っているわけではありませんでした。

ビジネスクリティカルアプリケーションについてのリファレンスアーキテクチャやそれに相当するようなMichael Webster氏、Josh Odgers氏、それ以外にも様々なチームによるブログの記事などがありますが、オフィシャルにパフォーマンス関連での情報は少ないと感じていました。これはNutanix上では優れたパフォーマンスが得られるというのに不思議に感じることでした。更に劇的なHCIへのシフトやエンタープライズクラウドの隆盛のさなかで私の頭は砂に埋もれてしまったのではないかということも考えたりしました。

この分野の先駆者として、本当のストレージパフォーマンスを評価するということがとても難しいということは理解しています。何年もの間、私は数え切れないほどのお客様やその候補者にfioやIOMeterを利用することをやめてほしいという活動を推敲を重ねたブログの記事などで一つ一つ続けてきました。ですが、結果は期待ほど芳しいものではありません。ベンチマークツールはそれを使うのが適切な状況においても構成が難しいものです。お客様がそれが何であるのかを理解していない場合、最初から間違いを犯してしまうのです。不幸なことに殆どのシステムは実世界の仮想化ワークロードのために適切に設計されているのですが、単純なI/O生成ツールでの検証のためには適切な題材ではありません。ですが、現実は違います。どこで方向転換すべきなのでしょう?

私がNutanixに入社したときに、同じような質問が社内の至る所で会話されているということに気が付きました。インフラストラクチャ全体でそのリソースが共有されているため、ハイパーコンバージド環境のパフォーマンスの評価は更に難しくなります。私の元々のNutanixのパフォーマンスについての疑問はそれぞれのフィールドで活動しているエキスパートたちのそれとは目線、そして意見が異なっています。

ソリューションとパフォーマンスのエンジニアはソフトウェアを日々チューニングし、夜にはバイト位置指定可能な永続メモリ(高速な不揮発性メモリ)の夢を見ており、上で述べたようなベンチマークについての説明をするでしょう。それと同時に、プロダクトマーケティングは競合との比較の観点で話を始めるでしょう。

現実問題、フラッシュストレージのハードウェアは、これまでと比較して膨大とも呼べるようなIOPSを紡ぎ出すことができます。競合他社は誇らしげに胸を張り、人工的に生成した「英雄の功績」をあげてくるでしょう。お客様がそれによって心を揺さぶられ、現場では誤解が産まれます。狂宴に参加し、あごが落ちるような数字で注意を引くのはとても簡単なことです。

ありがたいことに、こうした状況の中、私は会話に参加することができました。Nutanixは第三者機関のエキスパートに解答を委ねることにしたのです。そのエキスパートはEnterprise Stratecy Group(ESG)で特にシニアアナリストのMike Leone氏です。私は私のこれまでの蓄積と(Nutanixにとっては)新参者ということと、チャレンジ好きということがあって、バトンをもらってMike氏とリエゾンとしてプロジェクトチームをつなぎ、直接やり取りをしてきました。社内の議論をうまく調停できたというだけではなく、私自身はこっそりとですが、自身のパフォーマンスについての疑問への解答を最前線で聞くことができるのも楽しみにしていました。

本日、我々のコラボレーションの結果のレポートをここでアナウンスできることをたいへん誇らしく思います。ESGの協力を得て、我々はパフォーマンスの一貫性、予測性、拡張性について4つのエンタープライズクラスのミッションクリティカルアプリケーション(Microsoft SQLサーバデータベース、Oracleデータベース、Microsoft Exchange、そしてCitrix XenDesktop VDI)のワークロードについて検証をNutanixエンタープライズクラウドプラットホーム上で行いました。

単に人工的にI/Oを生成して記録する他のベンダーが提示しているような「英雄の功績」とはことなり、我々はSLOB、JetStress、そしてLoginVSIなどの業界標準のアプリケーション検証ツールで実ワークロードでの検証にフォーカスしました。Mike氏はこれをうまく表現しています:

「すべてのケースにおいて、コンピューティングとストレージリソースの両方に負荷がかかっています。ですから、コンピューティングとストレージのリソースを共有しているHCIソリューションにおける実世界でのパフォーマンスを模した検証を行っています。すべての検証と結果は本番環境において優れたアプリケーションパフォーマンスが得られるということを裏付けています。」

これと同時に、我々は他社が業界においてIOPSとレイテンシについても明示していることを受け、レポートで比較をしていただくためにNutanixエンタープライズクラウドプラットホームでの検証時の、業界標準の比較対象であるストレージのIOPSとレイテンシの結果を表示しています。これらの結果を見るとアプリケーションの利用される状況が最も結果に影響を与えるということと、Nutanix上のパフォーマンスが十分であるということを示しています。

それぞれの検証について今後数週間かけて更に詳細な内容とどうしてそれぞれのワークロードを選んだのか、ということをお届けしていきますので、ご期待ください。砂の中から私の頭はしっかりと戻ってきました。パフォーマンスに関する会話についても準備が完了しています。ESGのレポートを是非ダウンロードし、どう思ったのか教えて下さい。そしてNutanix Next Communityでの会話を続けましょう。

レポートのダウンロードはこちらから。

議論しましょう! : コミュニティフォーラムに参加してください!


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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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私を含め、皆さんの大好物(?)のパフォーマンスに関する投稿が上がっておりましたので翻訳しようとしたら、なんと、元PernixDataのAndy氏の記事でした。今回第三者機関のESGでの検証レポートがダウンロードできるようになっています。必読! DB系はSLOBで負荷掛けをしていますが、オールフラッシュモデルで、ExchangeはJetStress、こちらもオールフラッシュ、そしてVDIはLoginVSIでハイブリッドモデルでの検証になっています。PernixDataの頃から様々なパフォーマンス関連の記事を翻訳してきましたが、重要なのは「現実に即した検証を行うこと」、これは変わっていません。特にHCIはコンピューティングとストレージのリソースが融合(コンバージド)していますので、ストレージだけとしての検証をおこなっても現実的な話になりませんよね。

今後シリーズとして各検証を掘り下げていくよ、とのことですので当ブログでも追いかけていきたいと思います。