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2017/07/21

【CommVault】CommServe データベースの保護ってどうするの?

こんにちは。

先月、CommVault v11 の最新サービスパック(SP8) がリリースされました。

Salesforceデータのバックアップなど機能追加されておりますので、ご興味のある方は、CommVault 技術ドキュメントのサイト(こちらをクリック)をぜひご覧ください!

 

さて、今回は、CommVault 管理サーバ "CommServe" のデータベースのバックアップについて、ご紹介したいと思います。

 

CommVault では、通常のバックアップジョブとは別に "管理者ジョブ" というジョブのカテゴリが実装されております。CommServe のインストール後、"管理者ジョブ" はスケジュール化されて定期実行されていますが、以下、代表的な管理者ジョブの一部をご紹介します。

 

  • Data Aging (保持期限切れのデータを再利用するため削除処理するジョブ)
  • Data Verification (取得したバックアップデータの有効性をチェックするジョブ)
  • Disaster Recovery Backup (CommServe上で構成されるデータベースのバックアップジョブ) 
  • Report (バックアップジョブのサマリーやストレージ容量のレポートを出力するジョブ)

 

管理者ジョブの中でも重要なのが "Disaster Recovery Backup" ですが、CommServe の有事の際に CommVault 環境を復旧するために必要なバックアップデータを定期的に取得しています。"Disaster Recovery Backup" は毎日 10:00 AM に実行されていますが、バックアップ運用の状況に合わせて一日数回実行することにより、CommServe を最新の状態に近い状態に復旧することができます。

 

"Disaster Recovery Backup" のステップについて、以下の順で実行されています。

 

Commservedr

 

【CommServe DR バックアッププロセス】

  1. 1.CommServe DR バックアップ処理がデフォルトで毎日午前 10:00 に実行 
    CommServe のインストールパス配下の CommServeDR フォルダに SQL DB がダンプファイルがエクスポートされます。

  2. 次に CommServe のインストールパス配下の CommServeDR フォルダの SQL DB のダンプを、Standby CommServe またはネットワーク共有の UNC パスにコピーします。
    (デフォルト: 5世代フル保持)

  3. 最後に、SQL DB のダンプをストレージポリシー CommServe DR のバックアップ先のライブラリにバックアップを取得します。
    (デフォルト: 60日間、60サイクル(フル)保持)

 

SQL DB のダンプファイルは、CommServe のスタンバイ機が準備されている環境があれば、そのスタンバイ機のローカルディスクにコピーする設定を行うことにより、本番機の CommServe の有事の際に、後述で説明する "CommServe Recovery Assistant" (v11 SP6以降で提供) ツールを使用して復旧を行うことができます。

 

"CommServe Recovery Assistant" は、CommServe のインストールパス配下に存在しております。今回は、CommServe の再構築(同じホスト名) を想定した環境にて、事前準備が完了した後の "CommServe Recovery Assistant" の操作をご説明します。

"CommServe Recovery Assistant" の事前準備では、CommVault 関連のサービス停止などが必要になりますので、製品版の実装後、実際に"CommServe Recovery Assistant"を実施される場合、必ず保守窓口に手順をご確認ください

 

【CommServe Recovery Assistantの実行手順】

  1. CommServe 環境にて、Windows エスクプローラを起動し、インストールパスに移動します。移動後、CSRecoveryAssistant.exe をダブルクリックします。
  2. CommServe Recovery Assistant ウィザードが起動します。[Select the operation type] のオプションで [Recovery] を選択し、[Next] ボタンをクリックします。 

    Csdra1_2

  3. [Enter the path to the database dump folder] - dump ファイルが格納されているフォルダの選択し、[Next] ボタンをクリックします。

    Csdra2_2

  4. [Enter the path to extract the database files] - CommServe データベースの dump ファイルの展開先を指定します。

    Csdra3

  5. [Summary] - リカバリ内容を確認して、[Start Recovery] ボタンをクリックします。

    Csdra5_2

  6. CommServe データベースのリカバリタスクがすべて成功(チェックマーク)で完了したことを確認し、[Next] ボタンをクリックします。

    Csdra6

  7. [Provie a license file (Optional)] - デフォルトのまま [Next] ボタンをクリックします。

    Csdra7

  8. [CommServe recovery completed successfully!!] の表示画面を確認し、[Finish] ボタンをクリックしてウィザードを終了します。

    Csdra8  

"CommServe Recovery Assistant" での CommServe データベースをリストアした後、CommValt 関連のサービスを再開し、各 Media Agent 重複排除データベースの再同期(詳細は、こちら) を行って、CommVault のバックアップ環境の復旧は完了です。

  

"CommServe Recovery Assistant" の操作は、いかがでしたか。

CommServe の有事の際は、バックアップ・リストアを行うことができませんので、SQL DB のダンプから CommServe を復旧する際には、"CommServe Recovery Assistant" をご使用ください。

 

Edit by :バックアップ製品担当 松村・安田

 

【過去の記事】

 

メーカのサイト:
Simpana早わかり講座

 

CommVault Simpana:番外
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ パッケージカスタマイズ(Mac OS)編
CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ インストール(MacOS)編

 

導入編:

【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編
【連載】第2回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール後の作業とバックアップ編
【連載】第3回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ編
【連載】第4回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(1)
【連載】第5回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(2)とリストア
【連載】第6回 始めてみよう!CommVault Simpana データアーカイブ機能を活用してみませんか?

 

製品紹介編:

第一回、最新!データ統合管理ソリューション CommVault Simpana のご紹介!
第二回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana 基本構成
第三回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Backup
第四回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Deduplication
第五回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana SnapShot Management
第六回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Virtualization

 

Tips編:
【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました! 
【CommVault】管理コンソールの言語表示の切り替えってできるの?
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