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2017/06/07

NutanixがMicrosoft SQL Server環境の移行をシームレスにする

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のTechnical Marketing EngineerであるMike McGhee氏によるものです。原文を参照したい方はMaking Migration Seamless for Microsoft SQL Server Environmentsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

Fig226

展開と利用が簡単なエンタープライズクラウド環境で管理者がアプリケーションについての業務に集中することができます。今日もっとも広くインストールされ、そして仮想化されているミッションクリティカルアプリケーションはMicrosoft SQL Serverです。SQL Serverの仮想化はリソースのより効率的な利用、可用性の改善、ハードウェアプラットフォームを跨いでの柔軟な可搬性を含む多くのメリットを提供します。SQL Serverのようなミッションクリティカルアプリケーションが仮想化のメリットを確実、惑うことなく享受できるようにすることは、究極的にはなぜ特定のプライベートクラウドまたはパブリッククラウドのテクノロジーを選ぶのかというところに至ります。

SQL Serverをシームレスに移行させることができるということはパフォーマンスが向上し、管理が簡単になって、究極的にはビジネス収益を改善できる昨今のテクノロジーを活用しようとした場合にはとても重要です。しかし、移行をするとなると常に怖さがつきまといます。現状のニーズと将来の成長についてサイジングし、移行先環境へベストプラクティスを施したSQL Serverを展開し、限られたダウンタイムの中で移行を実施するということは多くの配慮が必要ですし、心配事もつきません。

NutanixのエンタープライズクラウドはMicrosoft SQL Serverにとって理想的なプラットフォームです。Nutanixへの移行を可能な限りシンプルで、そして簡単なものにしようという目的の元、NutanixはSQL Server Mobility Service(SSMS - SQL Server可搬サービス)を開発しました。SSMSは以下のような難題を含む移行タスクにおいて最初から最後までお手伝いをするツールです。

  • 現在のSQL Server環境の分析
  • SQL Serverワークロードのための移行先としてのNutanix環境のサイジング
  • Nutanixプラットフォーム、仮想化、そしてSQL Serverのベストプラクティスの定義
  • Nutanix環境へのカットオーバーを含むSQL Serverデータベースの移行の自動化

では、SSMSはどのように動作する?

まずSSMSはエージェントレスで動作します、つまり移行元や移行先の環境にソフトウェアをインストールする必要はありません。SSMS自身は仮想化アプライアンスで、OVAフォーマットで提供され、最小インストール構成のLinuxが動作しています。Linux内にはDockerベースのコンテナがインストールされており、そこでSSMSを動作させるNutanixイメージが起動します。OVAの展開に際してはIPアドレスが1つ必要で、標準ではDHCPで、または管理者が静的に割り振ることもできます。そのIPアドレス上でSSMSは標準のインターネットブラウザを利用してHTML5ベースのインターフェイス経由で操作を行います。インストールには数分ほどの時間がかかります。

SSMSへ接続すると4つのコアとなる操作が表示されます。スキャン、設計、展開、そして移行です。これらの操作はみなさんが定義する「プロジェクト」の下にグループされています。さぁ、これらのコンセプトの詳細を掘り下げていきましょう。

SSMS Projects: まずはじめに

プロジェクトはユーザーが定義する論理構造体でご自身の環境を構成するのに役立ちます。特定のSQLインスタンスを個別のプロジェクトに当てはめることもできますし、複数のSQLインスタンスで一つのプロジェクトを共有することもできます。皆さんの思うがままです。いつでもプロジェクトへ立ち戻る事ができますし、特定の操作を行うか、どうした操作が行われているのか確認することができます。

最初にSSMSにログインした際には新しいプロジェクトを作成するか、もしくは既存のプロジェクトのリストを検索するか訪ねてくるホームページがお出迎えします。

Fig227

プロジェクトを作成後はSQL Serverのスキャニングです。

SSMS Scans: 環境の自動探索

SSMSのスキャン操作はエージェントレスでのSQL Server環境の自動探索です。プロジェクト内でマルチスキャンを選択することができ、1つまたはいくつかのSQLインスタンスのスキャンを実行します。SSMSはこの操作をSQL Serverに対して直接実行しますので、ターゲットとなるSQLインスタンスに権限のあるアカウントが必要となります。接続が済むと、SSMSはトランザクションSQLのselect宣言の群とホストコマンドを幾つか実行します。最初のリリースのSSMSは大体40ほどのクエリを実行し、その中から以下の情報を取り出します:

  • OSとSQL Serverのヴァージョン
  • SQL Serverのインスタンス名と利用しているネットワークポート
  • Active Directoryの詳細
  • OSとSQL Serverに割り当てられたメモリ
  • ホストに割り当てられたプロセッサコアとSQLアフィニティ設定
  • 割り当てられたストレージと消費量
  • データベースの構成とレイアウト
  • バックアップ履歴
  • パフォーマンス統計情報:
    • 現在のメモリ消費量
    • CPU利用率の履歴
      • 注 : CPUカウンターは4時間の間隔で浮動平均されます
    • ストレージの帯域とIOPSの履歴
      • 注 : ストレージの統計情報はそのインスタンスのSQL Serverサービスが再起動されてからの平均の結果から取得されます

スキャンはインスタンスあたり大抵1分ほどですので、煩わしいものではありません。スキャン結果のサマリ概要とインスタンス内で見つけてきたデータベースについて表示するデータベースレベルでのサマリが得られます。

Fig228

SSMSによってスキャンの結果が表示され既存の環境についてより深く理解ができることでしょう。更には移行の計画のためのベースラインとなる要件も表示されます。ですが、SSMSは単に情報を取得してくるだけのためだけに設計されているのではありません。理想的なターゲット構成を自動化するためにも利用が可能です。これは次のステップ、設計のフェーズでお目見えします。

SSMS Design: ベストプラクティスの定義

設計操作は取得したスキャンデータとベストプラクティスルールエンジンを利用して自動的にターゲットの構成を行います。SSMSによって推奨された構成を以下で確認することができます、またはスキャンで取得した入力情報とシンプルなYAML TOSCA仕様に則ったデザインテンプレートフォーマットの両方を含む設計情報をダウンロードすることもできます。

Fig229

Fig230

Fig231

ルールエンジンは多くのNutanixの、そして仮想マシン、SQL Serverレベルでのベストプラクティスを含んでいます、以下はその一部です:

  • Nutanixストレージコンテナ構成とインライン圧縮
  • vmxnet3ネットワークアダプタと複数のPVSCSIアダプタなどの特定の仮想化ハードウェア
  • 一時DB(tempdb)やユーザーデータベース用の複数の仮想化ディスク、vCPUの数も考慮に入っています
  • アロケーションユニットサイズ64KBでSQLファイル用に仮想化ディスクをフォーマット
  • 既存のニーズと将来の成長を考慮した仮想化ディスクのサイズの割当
  • 以下のようなSQL設定
    • インファントファイルの初期化
    • メモリ上でのロックページ
    • エクステントサイズの混在の回避
    • ファイルの自動拡張
    • メモリでラージページ割当を利用、SQL Serverに割り当てられたメモリから

設計仕様はその後ターゲット構成の作成に利用されます。これはSSMSの次のパートである展開フェーズで行われます。

SSMS Deploy: 移行先を自動的に生成

SSMSはデータベースを移行元と移行先の間のSQL Serverインスタンス間でコピーすることで移行を実行します。移行計画を実行する前に、SSMSはまずベースOSとSQLインスタンスを展開し、利用できるようにします。最初のリリースではターゲットOSとSQLインスタンスは利用中のヴァージョンと同じでなくてはなりません。これまた最初のリリースではNutanix環境はESXiが動作しているものでなくてはなりません。

SSMSが展開手順を開始すするために以下の情報が必要です:

  • Prism管理のアドレスと認証情報
  • vCenter管理のアドレスと認証情報
  • 適切なヴァージョンのWindowsの仮想マシンテンプレート
  • WindowsをActive Directoryに追加できるドメイン認証
  • SQL Serverサービスのアカウント情報
  • 適切なヴァージョンのSQL Serverの.isoイメージ

これらを入力すると展開のサマリスクリーンが表示され、ここからは自動化された操作が行われます。

Fig232

展開の最中、SSMSはタスクを順次実行していきますが、最初はターゲット環境の作成が行われます。このタスクにはNutanixクラスタへのストレージコンテナの構成が含まれています。指定された仮想マシンテンプレートがクローンされますが、これにはNutanixのVAAIベースのファーストクローンを利用するため、非常に高速に行われます。クローンされた仮想マシンは指定されたActive Directoryへと追加され、SQL Serverがインストールされて、以前言及したベストプラクティスが適用されます。

Fig233

この処理が完了するとSQL Serverが動作している仮想マシンが移行先のNutanix上で動作している状態となります。さぁ、最後のフェーズに差し掛かりました。移行です。

SSMS Migrate: 自動化されたデータベース向けレプリケーション

SSMSの移行プロセスは移行元のSQLインスタンスと新しく展開された移行先の間の自動化されたデータベース、インスタンスのセキュリティ(ユーザーアカウント)、ジョブ(msdb経由)のレプリケーションを実現します。データベースはネイティブのSQL Serverバックアップと復元を使って移行されます。ログを利用した移行とよく似たとてもシンプルな概念での移行です。

処理は非常に簡単に実行できます、移行先のSQLインスタンスを選択して単に移行プランを作成すればこれまでに利用していたバックアップ操作が見つかります。もしネイティブSQLバックアップがアレばバックアップターゲットが簡単のために呼び出されます。もし移行先のシェアが利用できるのであれば既存のバックアップが利用されます。もし必要であればSSMSはSMBシェアのバックアップ先を利用して完全バックアップとログバックアップを実行するため、既存のバックアップは必要ありません。

Fig234準備完了したら、移行をスタートさせることができます。最初のステップではもしもターゲットにフルバックアップを戻す必要がある場合にはフルバックアップが実行されます。SSMSはSQLインスタンスに既存のスケジュールで取得されたすべてのログバックアップを問い合わせます。SSMSはインスタンスを継続的に監視し、これらのログバックアップを移行先に対して適用します。ログバックアップ監視プロセスが終了するとSSMSは2つのオプションを提供します。一つはテストカットオーバーで、もう一つは新しいインスタンスへの移行です。

テストカットオーバーではSSMSは既存のインスタンスをそのままにして、単にターゲットデータベースをリカバリモードから読み書き状態へと移行させます。この時点で移行プロセスが完了したと考えることができ、もともとの本稼働インスタンスとそのコピーのデータベースを新しいSQL Serverインスタンス内に持っていることになります。もし、後から本稼働インスタンスを移行しようと考える場合には単に新しい移行計画を作成し、同じバックアップと復元のプロセスを再度実行するだけです。テスト移行は移行プロセスが快適なものであると確認するために良いものですし、最終カットオーバー前にテスト環境としてステージングを行う他、簡単なPOC環境を作るのにも利用できます。

もし移行を実施するを選択した場合、移行元のSQLデータベースはシングルユーザーモードへと移行され、最終バックアップとトランザクションログの復元が実行されます。完全な移行が完了するためにはクライアントやアプリケーションを新しいSQLインスタンスへとリダイレクトしなくてはなりません。環境内でエイリアスを利用しているのであれば単にそのエイリアスに新しい移行先のインスタンスを追加すれば良いだけです。ですが、ファイナルテストカットオーバーや移行のステップが完了する前にSSMSは移行先のデータベースに幾つかのアクションを施します。

SQL Serverの観点から重要なベストプラクティスとして、単一データベース内のファイルグループでサポートできるデータファイル数があります。SSMSはMicrosoftの推奨事項を利用し、Write割当競合の回避のためのデータベースへのデータファイルの追加し、より多くのディスクへとストレージワークロードを拡張することができます。

Fig235

SSMSはまず最初にインスタンスにアサインされているCPU数と検出したストレージワークロードから追加データファイルをデータベースへと追加します。もし追加ファイルが追加されると追加ステップとして既存のデータファイルの縮退と既存のインデックスの再生性が行われます。このプロセスは既存のデータと新しいファイルのデータのバランスと偏りの除去です。これらの統計が更新された後、checkdbが実行されます。

これらの最終ステップはNutanix上の移行先のデータベースで可能な限りの最高のパフォーマンスを保証するためのもので、こうした退屈な作業をデータベース管理者が行う手間を削減することができます。

試してみる準備はできましたか?

構成管理はミッションクリティカルアプリケーションの一貫性のある環境とパフォーマンスを維持するためにより重要な役割を果たすようになってきています。構成管理の大原則を利用し、移行が確実にうまくいくことを保証しながら、ベストプラクティスを適応していくことは実に理にかなっています。もしここまで読み進めてきてSSMSを利用してみたいと思ったのであれば、ご提供いたします。SSMSはすべてのStarter、Pro、Ultimateいずれのエディションをご利用のNutanixのお客様へフリーで提供されます。もしもこのフレームワークが気に入ったのであればぜひ教えて下さい。我々は将来追加アプリケーションやユースケースをSQL Serverの枠を超えて提供していこうと考えています。Nutanix NEXT communityに参加し、SQL Server Mobility Serviceを動作させてどう思ったのか、教えて下さい!

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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Nutanixはあらゆるものをシンプルにしていこう、これだけを突き詰めているように見えます。Googleがあらゆるものを検索可能にし、Amazonがあらゆるものを1クリックで世界中どこにいても手に入るようにしてきたのと同じく、彼らの行動原理であるとおもいます。今回はSQL Serverの移行をシンプルにしてくれるツールがリリースされました。今までと動いているプロセスは同じなのですが極端に自動化して手間を省いてくれることはもちろん、その可読性をあげることでそれを実行する恐怖も取り除いてくれます。

もっとも仮想化されているデータベースであるSQL Serverの移行はそれだけで利用効果も高く、非常に面白いものですが、このSQL Server近年にもLinuxで動作するものがリリースされてきますし、中身はContainerで起動されるそうです。SQL ServerをWindowからLinux、仮想マシンからContainerへとこの分野のニーズは今後非常に大きなものになっていくのではないでしょうか。

ACSとSSPの統合でVMもコンテナも1クリックにしてきたNutanix社の次なる一手が垣間見えながら、さらにそれだけでも有用、SSMS今後注目の機能です!

2017/05/10

さぁ、AOS 5.1へアップグレードしよう!

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの翻訳版です。原文を参照したい方はUpgrade to AOS 5.1 Today!をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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AOS ソフトウェアのヴァージョン5.1をこの金曜日にリリースしたばかりです、素晴らしい機能の幾つかは皆様がお気に入りになるだろうものが、多く含まれています。過去のリリースと同様に、5.1にはスタック全体に渡る革新や選択肢のさらなる拡張、お客様のNutanix環境でお客様がお気に入りになるようなシンプルさが含まれています。

さぁ、それぞれの機能の詳細を見ていきましょう。

コアストレージスタック

幾つかのパフォーマンスや安定性の向上に加えて、以下のような大きな変更点が5.1リリースのコアストレージスタックには含まれています。

オールフラッシュとハイブリッドノードを同一クラスタへ : より多くの企業がNutanixのエンタープライズクラウドでビジネスクリティカルアプリケーション(50%を超える新しいワークロードがこのカテゴリに分類されます)を動作させています。お客様はパフォーマンスのためだけに自身のクラスタに追加するSSD層のサイズを増やしたいと考えています。今後は単にオールフラッシュのノードを既存のハイブリッドクラスタに追加することだけでこれを実現できるようになりました。新しいSSDはシームレスに既存のストレージコンテナへと追加されます。

加えて、お客様はオールフラッシュだけの世界へと移行しつつあります。フォークリフト移行(機材の総取替)でハイブリッドシステムからオールフラッシュシステムへと移行するのではなく、単にオールフラッシュのノードを既存のクラスタへ追加し、古いハイブリッド機材を引退させるだけで済むのです。

Fig210

この能力は以下を含むデータセンタのより一層のワークロード統合の手助けとなります:

  • Oracleのデータベースやアプリケーション、SAPのビジネススイートやその他を含むTier-1仮想化アプリケーション
  • Oracle データベースやIBM DB2のようなストレージパフォーマンスを多く必要とするような非仮想化もしくは仮想化されたエンタープライズアプリケーションワークロード
  • アーカイブやユーザーホームディレクトリのような多くのストレージを必要とするもの
  • VDIのようにパフォーマンスとストレージ容量の両方を同一クラスタとしてバランス良く備える必要のあるもの

5.1で、お客様は単なるストレージ、コンピューティング + ハイブリッドストレージまたはオールフラッシュストレージを追加することができるようになりました。

キャパシティの最適化の性能向上 : 「こっそりと」ではあるものの、今回のリリースで我々は圧縮とイレイジャーコーディングの両方に幾つかの重要な性能向上を加えています。ポストプロセスでの圧縮は5.1リリース以降に作成されたストレージコンテナにおいて、ハイブリッドシステムで標準で有効となります。御存知の通り、5.0で我々はオールフラッシュシステムにおいてこれを有効にしました。加えて5.1ではイレイジャーコーディングのアルゴリズムもよりインテリジェントなものとなっています。ノードが追加される度に書き込みの新しいECストライプもしくは既存のECストライプは自動的に新しいノードの恩恵を受けられるようになっています。この機能はキャパシティの利用率を改善させながら、同時にクラスタが拡張・縮退したとしても同じ保護レベルを維持することができるようになっています。これに関連してPrismでは圧縮、重複排除、イレイジャーコーディングそしてそれ以外からのキャパシティ効率化を統合表示することができるようになりました。

Acropolis コンテナサービス経由でのDockerのNutanix セルフサービスポータルへの統合

5.0のリリースでAcropolisコンテナサービス(ACS)を利用したDockerコンテナのための永続ストレージ機能を追加しました。5.1でACSはNutanixセルフサービスポータルと統合され劇的に進化しました。管理者はDockerコンテナとか創価イメージをエンドユーザーに対してNutanixセルフサービスポータル経由で公開することができます。エンドユーザーはDockerイメージを仮想マシンを展開するのと全く同じ方法で展開することができ、その裏にある複雑な機構について気にする必要はありません。Dockerホストの展開、その管理、こうしたワークロードの異なるコンテナホスト間でのロードバランシングなどはすべてバックエンドで自動化されており、管理者が操作する必要はありません。

Fig211

仮想化

AHV ー AHVについては5.1リリースで2つの重要なアップデートがあります。

  1. 5.0でTech Previewとして登場したメモリとCPUのホットアド、この機能が正式リリースとなり、本稼働環境でも利用できるようになりました。
  2. AHVはGPUパススルーをサポートします。CAD(Computer Aided Design)や製造業を含むグラフィックスを多用する仮想化デスクトップは仮想マシンから直接GPUと会話しその性能を活用することができます。

XenServerのサポート

昨年の末、我々はXenServerをサポートすることをアナウンスし、これまでこの機能はTech Previewとして利用することができました。5.1リリースではこの機能は正式リリースとなり、お客様は本稼働環境のワークロードをXS上で動作させることができるようになりました。XenServer 7.1をサポートしており、XenApp、XenDesktop、NetScaler VPX、ShareFileなどのCitrixワークロードはNutanix上にありながら標準のCitrixの標準スタックを利用して最高のエクスペリエンスを提供できます。vGPUを利用する、もしくはPVSでの展開を活用したいというXenDesktop環境に理想的です。

Prism

ワンクリック一元アップグレード ー 5.1リリースで複数サイトにまたがった複数クラスタの非破壊的なアップグレードをすべてPrism Centralから管理することができるようになりました。非破壊的なアップグレードは我々の歴史からは外すことのできないコアとも呼べるもので、お客様は計画的なダウンタイムやメンテナンス時間なしに細心のソフトウェアによる革新が利用できるようになります。複数のクラスタを利用している、もしくは遠隔、拠点オフィスなどのサイトを利用しているお客様がその全体を管理してアップグレードすることは重要です。AOS 5.1はお客様に対して:

  • 1つまたは複数のクラスタを一元的にアップグレード
  • ローリングアップグレードの実行、クラスタはひとつづつもしくはすべてを一回でアップグレードすることができます

複数テナントのクラスタを管理しているサービスプロバイダ様、複数サイトまたは流通、遠隔、拠点環境を利用しているお客様にとって、この機能は新しいレベルでの全体のシンプル化を活用いただけるものとなります。

ユーザー定義アラート ー 既存のPrismによる仮想マシン、インフラストラクチャの監視に加え、カスタマイズし、お客様がそれが必要なときにだけアラートを見たいというニーズがありました。例えば、お客様は特定の仮想マシンもしくは特定の仮想マシンの特性(レイテンシが5ミリ秒を上回ったときのみに、CPUとメモリの利用率を見たい)についてのみ監視をしたいという場合です。Prismはアラートのカスタマイズを行い、ユーザーが定義したしきい値固有のアラートを表示するか、自動的にそれが解消されたことを通知します。

Fig212

これはキャパシティプランニング、インテリジェントな仮想マシン配置に利用されているのと同じ機械学習のNutanix X-fitアルゴリズムを用いており、完全なマシンインテリジェントベースのデータセンタ監視、運用へと移行するための重要なステップです。

  • Prismは5.0リリースで始まった重要な2つのアップデートを含んでいます。Prismは英語に加えて2つのローカル言語(簡易中国語と日本語)で利用可能です。5.1ではPrismはその国際化サポートを15もの異なる地域、日付、数字のフォーマットに対応させました。
  • Prism Centralはマルチサイト/マルチクラスタの管理ソリューションでこの記事でもすでに取り上げていますが、Prism Elementからシングルクリックでインストールできるようになりました。

その他の重要なアップデート:

  1. Acropolis ファイルサービス(AFS)はNutanixの提供するネイティブなファイルストレージソリューションですが、今回AppleのMacクライアント(v10.10、10.11、10.12)をサポートしました。
  2. 上記に加えて、ファイルサーバのスナップショットとリテンションポリシー周り、そしてセルフサービス復旧に様々な改善点が含まれています。これらの詳細についての記事はすぐに公開予定です。
  3. Acropolis ブロックサービスはNutanix上にネイティブで動作させていないアプリケーションに対してストレージを公開する機能ですが、新たにサポートされるクライアントOSが追加されました。Solaris 11とRHEL 6.8クライアントが正式にサポートされています。加えて、ABSのCHAPとマルチパスがOracleによってOracle VM 3.4用にサポートされました。
  4. さらに、我々は管理者パスワードの要件を堅牢にし、一般的なクライテリアのセキュリティガイドラインに合わせました。これによりNutanixクラスタはこれまで以上にセキュアなものとなります。この一環として、クラスタの5.1へのアップグレード時には一度パスワードを変更しなくてはなりません。

Fig213

5,350社ものお客様を全世界で抱えることになり、様々なワークロードが動作している数万台ものノードでNutanixが動作しています。我々はさらに研ぎすませたイノベーションを継続していきます。しかし、それでは問題は半分しか解決しないのです ー ご自身で新しい機能を環境内で利用し、フィードバックを送ってください。これ以上のものはありません。さぁ、5.1へアップグレードしてみてください。

もしもNutanixについてあまり知らないのであれば、NutanixのエンタープライズクラウドプラットフォームがどのようにあなたのIT環境で動作するのかという話から始めましょう。info@nutanix.comへ連絡してくださっても良いですし、Twitterでフォローしてくださっても構いません。コミュニティのフォーラムでの会話に参加してください。もちろん、www.nutanix.com/testdrive でご自身で確認頂いても構いません。

最後に、我々の .NEXTを訪れてください。詳しく・ご登録はwww.nutanix.com/next

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix is a trademark of Nutanix, Inc., registered in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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さて、いよいよ5.1がリリースされました。もう一つ大きな案内がありましたが、それはまた来週にとっておくことにして、この新バージョンマイナーリリースではあるものの積極的に新しい機能が取り入れられています。オールフラッシュとハイブリッドの混在クラスタはCisco UCSのブレード(All Flashのみ提供)を考えればこのタイミングは納得です。何よりXenServerの正式サポートが興味深い発表ではないでしょうか。Nutanix上で3Dグラフィックスを使う場合、ESXiがいいのか、XenServerがいいのか?まてまて、AHVもグラフィックスパススルー対応してくるのか?ん?待てよ、Hyper-VもDDAをサポートしているし・・・色々と気になりますね。そんな疑問に答えるセミナーもご用意いたしました。申し込みサイトはこちらです。今SEが検証していますので我々も結果は知りません、ぜひご来場ください。

2016/11/29

Nutanix 5.0の機能概要(Beyond Marketing) パート1

本記事の原文はNutanix社のPartner Innovation and Vertical Alliances, Sr. Directorを務めるAndre Leibovici氏によるものです。原文を参照したい方はNutanix 5.0 Features Overview (Beyond Marketing) – Part 1をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら

また、以下のセミナーでも本記事の内容を詳しくご説明しますので、是非ご来場ください!

Nutanix/VMware 2大メーカー ヨーロッパイベントからの最前線
ウィーンで開催された「Nutanix .NEXT Conference EUROPE」とバルセロナで開催された「VMworld EMEA」からの情報 2本立て

AOS 4.7のリリースから5ヶ月が立ち、Nutanixは多くの新機能と改善点を備えたメジャーリリースヴァージョンをアナウンスしようとしています。AOS 5.0は社内ではエンジニアリングコードネーム「Asterix」と呼ばれていたものです。Nutanixによるその機能や改善のリリースのスピードはAWSやコンシューマー業界としか比べることが出来ないほどで、その素晴らしい更新のペースがユーザーを感動させています。このブログの記事ではもうしばらくでリリースされるNutanixのソフトウェアについてご紹介していきます。もしも以前のリリースについてのアナウンスを見たいのであれば以下を読んで下さい。

※訳注 4.7以外の記事についての和訳予定はありません。

本記事は本シリーズの1番目の記事です。2つ目3つ目4つ目

本記事では以下の機能についてご紹介していきます:

  • Cisco UCS B-シリーズ ブレード サーバ サポート
  • Acropolis アフィニティ と アンチ-アフィニティ
  • Acropolis ダイナミックスケジューリング (DRS++)
  • REST API 2.0 と 3.0
  • XenServerのサポート TechPreview
  • ネットワーク可視化
  • 新しいワークロードのためのWhat-if分析と割当ベースのフォーキャスティング(予測)
  • ネイティブのセルフサービスポータル
  • スナップショット - セルフサービスリストアのUI
  • ネットワークパートナーインテグレーションフレームワーク
  • メトロアベイラビリティウィットネス
  • VMフラッシュモードの改善
  • Acropolis ファイルサービス 正式リリース (ESXi と AHV)
  • Acropolis ブロックサービス (CHAP認証)
  • AHVのOracle VM と Oracle Linuxへの認定
  • AHVのSAP Netweaver Stackへの認定
  • ・・・さらにパート2で

今後の数週間でプロダクトマネージャやプロダクトマーケティングマネージャチームが数々のブログ記事を書き上げ、もっと詳細なAOS 5.0の情報が出てきます。その一つ目がShubhika TanejaによるTen Things you need to know about Nutanix Acropolis File Servicesです。

免責事項 : あらゆる将来の製品又はロードマップ情報は製品の方向性を示すことを意図しており、Nutanixが提供するあらゆる情報、コード、機能に対してコミット、お約束、法的な義務が生じるものではありません。この情報を用いて、購入を決めるべきではありません。また、Nutanixは将来の製品改善、機能が最終的に利用できるようになった際に追加での課金を行うことや、最終的に改善された製品や機能のために別途の課金を行うことを現時点では決定していません。

機能や時間軸についてのオフィシャルな情報についてはNutanixのオフィシャルなプレスリリースをご参照ください。(こちら)

さて、法的な免責事項に目を通したら、さぁ、初めましょう!

プラットフォーム

Cisco UCS B-シリーズ ブレード サーバ サポート

本日、 .NEXT EMEAの中でNutanixは今後のCisco UCS B-シリーズ ブレード サーバのサポートについてアナウンス致しました、以前にアナウンスしたC-シリーズのラックマウントサーバのサポートに加えてのサポートです。

Fig092

現在、UCS B200-M4ブレードは物理容量3.2TBのオールフラッシュストレージに限定されています。フラッシュの制限によってストレージ容量の要件に見合わないという事が多くの場合でいえます。Ciscoや他のハイパーコンバージド製造メーカーは結果としてそのソリューションをラックマウントサーバに限定してきました。

NutanixはB-シリーズブレードのストレージ容量の不足の問題をストレージ専用ノードをB-シリーズのブレードのクラスタに追加することで解決させました。リリース後はオールフラッシュのC240-M4SXのストレージ専用ノードをクラスタに追加することが出来、最大でノードあたり24本まで1.6TBのSSDを追加することが出来ます。Nutanix固有のコンピューティングとストレージを異なった割合で自由自在に組み合わせられるという能力がこれを実現しました。

ストレージ専用ノードはUCSのお客様のブレードとC240間でのバランスのチューニングも実現することになります。更にはコンピューティングとは独立したストレージの拡張も実現します。古い筐体が容量が一杯になる度に新しいストレージ装置に巨大な投資を行うのではなく、お客様は必要に応じて順次環境を拡張して行けるようになるのです。

ストレージ専用ノードはNutanix AHVを利用して動作しています、ですから、追加で仮想化ソフトウェアのライセンスのためのお金が必要になるということはありません。AHVのストレージ専用ノードはESXiのノードと同じクラスタ内に混在させることが可能です。

Fig093

AMF(Application Mobility Fabric - アプリケーション モビリティ ファブリック)

Acropolis アフィニティとアンチ-アフィニティ

仮想マシン-ホストの固定アフィニティ

管理者が特定のワークロードが同一ホスト内で動作する事を保証したいという場合。例えば、多くの会社では、アプリケーションを仮想マシン内で動作させていますが、特定のアプリケーションはライセンシングの規約から、特定のホストに紐付いているということが有ります。管理者は仮想マシンに対してホストアフィニティルールを設定し、これらの仮想マシンを特定のホストで動作させ、他のホストへと移行しないようにすることが出来ます。

  • Acropolisは以下のHAやメンテナンスモードの最中の仮想マシンをサポートすることが可能です。
    • 予約モードのHAでは、仮想マシンの再起動のためのリソースが別のアフィニティホスト上に予約されます。Acropolisはこの予約が保証されない場合には仮想マシンの電源が入ることを許可しません。
    • ベストエフォートのHAの場合、Acropolisは別のアフィニティホスト上で再起動が出来ない場合、仮想マシンの電源をオフにします。
    • メンテナンスモードの場合、Acropolisは仮想マシンが別のアフィニティホストへと退避できない場合には仮想マシンの退避を行いません。

仮想マシン-仮想マシン 優先的アンチ-アフィニティ

特定の仮想マシン同士が同じホストで動作するべきではないと言う場合です。例えば、殆どの組織ではドメインコントローラーはいかなる場合においても最低一つは残って稼働し続けて欲しいという要件があります。このために組織はパフォーマンスの観点からは同じホストで仮想マシンが動作するほうが良い結果になる場合であっても、仮想マシン同士にアンチ-アフィニティルールを設定し、仮想マシン同士が別々のホストで稼働するようにというルールを設定します。

  • 結果として
    • 仮想マシンは優先的アンチ-アフィニティポリシーを持つ。
    • スケジューラーによる配置の最中はポリシーに違反することもある。
    • もしDRSが違反を解消できない場合、警告が発報される。

アフィニティの説明はこちらも参照ください。http://www.virtualizationadmin.com/blogs/lowe/news/affinity-and-anti-affinity-explained.html

Acropolis ダイナミック スケジューリング(DRS++)

システム管理者はDRSのコンセプトは既にご理解いただいていると思います。DRSはコンピューティングワークロードを利用可能な仮想化環境内のリソースでバランスします。- 今日DRSはほとんどの仮想化スタックの一部といえるようになっています。

DRSはキャパシティプランニングと密接に関係しています - キャパシティプランニングはより長い時間軸を対象としたものであるという例外はありますが、DRSによる最適化はキャパシティの制約がある環境で、もっと短い間隔で実行されます。

AHVのダイナミックスケジューリングは最初は既存のDRSの実装とさほど大きく変わるものでは無いかもしれませんが、Nutanixは要素としてコンピューティング、メモリ、そしてストレージのパフォーマンスをも配置決定の考慮に加えます。Nutanixの管理者はAHVのDRSがリソース(CPU、メモリ、そしてストレージIO)の競合やその後の一時的なリソースCPU、メモリ、ストレージIOの競合を事前に回避(または、回避のための推奨事項の生成)して、仮想マシンの電源を入れてくれるので「心の平穏」をもって管理に当たることが出来ます。

REST API 2.0 と 3.0

NutanixのREST APIについての大きな変更が今回のヴァージョンに含まれており、これにはAPIのヴァージョン、後方互換性、APIの衛生化、そして標準化が含まれています。さらに、新しいREST 3.0もプラットフォームの一部として含まれています。

REST 3.0はスケールアウトを意図して作られているAPIであり、組み込みのロードバランサのゲートウェイとして動作します。実装の実際のスキーマ(これは変わる可能性があります)詳細を実現するのではなく、REST 3.0は高いレベルでのユーザーの意図する実際のユースケースのコンセプトを規定するものです。

ユーザーの意図をマッピングすることで ー つまりユーザーが実現したいことをマッピングすることで、NutanixはAPIをパラメーターをセットするだけで与えられた操作を実行できるようにする機会を得ることが出来るのです。Nutanixがここで実現したことは大変なNutanixに固有のビジネスロジックをその呼出元から削除し、Nutanix内部(あるべき場所)へ配置したということです。

新しいNutanix APIポータルは既に利用できるようになっており、開発者は古いものや新しいREST 3.0の意図する仕様を直ぐに見ることが可能です。ポータルではPython、Java、Go言語、PowerShellのサンプルが提供されており、http://developer.nutanix.comまたはhttps://nuapi.github.io/docsでアクセスできます。

Fig094

XenServerのサポート TechPreview

Fig095

これはアナウンスの再掲載となりますが、NutanixはXenServer上で動作しているXenApp、XenDesktop、NetScaler VPXそして、NetScalerを含むCitrixのアプリケーションに対するサポートをNutanixプラットフォームに上で提供することになります。AOS 5.0からXenServerのお客様はXenServer 7をテクニカルプレビューとしてNutanixプラットフォーム上で動作させることができるようになるのです。

プレスリリースについてはこちらをご参照ください。

Prism

ネットワーク可視化

もしもネットワークが誤って構成されたら、アプリケーションの仮想マシンは動作を止めるか、パフォーマンスの低下が起こります。例えばVLANが誤って構成された場合、アプリケーションはそれぞれお互いに通信ができなくなります。ネットワーク構成の不整合、例えばMTUの不整合やリンクスピードの不整合などが起こると、大量のパケットのドロップによってパフォーマンスの劣化が起こります。

ネットワークの問題のトラブルシューティングを難しくしているのは単一のネットワークのパス上にあるすべてのスイッチの構成のミスが原因を作り出す可能性があるからで、管理者はトラブルシューティングを行う際にネットワーク全体の構成を見なくてはならなくなるからです。

これがまさにネットワーク可視化が解決しようとしていることです。各々の仮想マシンから仮想スイッチ、物理ホストのネットワークカード、TOR(トップオブラック)スイッチなどに至るまでのネットワーク全体の表示を提供します。VLAN構成などのネットワーク構成の要素情報も直感的で使いやすいインターフェイスに表示します。管理者は例えば、ユーザーやプロジェクトやホストにグルーピングしながらネットワークを簡単に探索できます。

NutanixはLLDPと/もしくはSNMPを利用してネットワークトポロジを検証します。構成情報をスイッチから取得するためにSNMPを利用します。例えば、ネットワーク状態に加え、それぞれのポートのVLAN情報を収集するためにはSNMPを利用します。一旦仮想と物理のネットワーク要素から構成や統計とともにトポロジの情報を収集し終わると、Nutanixは利用しやすいインターフェイス上にその情報を表示します。(最初のリリースではAHVのみで動作します。)

Fig096

Fig097

新しいワークロードのためのWhat-if分析と割当ベースのフォーキャスティング(予測)

Pay as you go(必要なだけ支払う)

  • クラスタ内であとどれだけの仮想マシンが動作するか?
  • もし1ヶ月後に新しくSQLサーバを追加するとしたら、クラスタは大丈夫か?
  • もし、現在のペースでワークロードが増え続けたらクラスタはいつまで大丈夫か?
  • 一定のワークロードがあり、新しくクラスタを作りたいがどのようなクラスタが必要か?

What-if分析は新しく将来に追加されるワークロードをその追加の時期とともに指定するものです。既存の仮想マシンを例えば、既存の仮想マシンと同じインスタンスが10個追加されたとしたら、という具合に指定することも出来ます。または、既存のワークロードとの差異を%で指定することも可能です。そして、ワークロードの拡張と縮退の両方を指定することが出来ます。そして、ついに、事前定義されたよくあるワークロードをその一つとして指定することが出来るようになりました。

たとえば、ビジネスクリティカルな中規模サイズのOLTPのSQLサーバのワークロードを指定したりすることが出来、what-ifツールはそのワークロードのサイズを見積もることが出来ます。what-if分析ツールは正確なサイジングの見積もりを行うことが出来る理由は、このツールが我々が最初の導入時に推奨構成を割り出すためのNutanixのSizerと統合されているからです。つまり、what-if分析ツールは様々な事前定義されたSQLサーバやVDI、Splunk、XenAppなどのワークロードを利用することができるのです。

Nutanixは既にランウェイ(将来予測)コンポーネント表示を提供していますが、これはキャパシティプランニングのアルゴリズムで異なる様々なリソースのランウェイ(将来予測)を予測し、クラスタ全体のランウェイ(将来予測)を予測しているのです。これを下に、what-if分析は管理者にどうしたノードを追加するべきだという推奨事項を、いつまでに追加するべきだという情報とともに提示することが出来、ランウェイ(将来予測)が本来のランウェイ(あるべき姿)にまで拡張されるようにすることが出来るのです。

一度ワークロードとハードウェアを追加すれば、システムは推奨事項を提示します。what-ifのUIに表示されるものを皮切りに変更やチューニングを行うことも可能です。例えば、様々なハードウェアの推奨構成の追加のタイミングを予算上の制限と調整を行い、ランウェイがどのように変化するのかを見たり、同様にワークロードの追加のタイミングを調整したりすることが出来ます。プライオリティの低いワークロードであれば後からということも有りますよね。あなたにとって最適なワークロードとハードウェアのプランが出来るまで好きなだけチューニングを行うことが出来ます。

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ネイティブのセルフサービスポータル

AOS 4.6ではAHVへのNova、Cinder、Glance、そしてNeutronのドライバーの提供によってOpenStackのサポートが導入されました。OpenStackはマーケットに広く受け入れられつつ有り、Nutanixと完璧に協調動作しますが、OpenStackはネイティブなNutanixソリューションではなく、OpenStackはそれを支えるあらゆるインフラストラクチャとともに動くように作られているため、多くのNutanixの先進的な機能を活用できるようにはなっていません。

NutanixのネイティブなセルフサービスポータルはPrismに統合されており、ITリソースへのアクセス、ポリシー、セキュアなテナントベースのアクセスを実現します。ポータルによってテナントはIT(情報システム部)の介在なくアプリケーションを展開でき、組織は開発者やテナントへAWSのセルフサービスに似たエクスペリエンスを提供することが出来るようになります。

管理者ポータル

  • プロジェクトの作成/管理
  • ユーザーとグループの作成/追加
  • リソースのアサイン
  • アクションのアサイン
  • ショーバックレポートの実行

テナントポータル

  • カタログ(仮想マシンテンプレート、vDisk、Docker Hubのイメージ、アプリケーションテンプレート)からのアプリケーションの展開
  • アプリケーションの監視
  • アプリケーションのリソース利用率の監視

Fig109

スナップショット - セルフサービスリストアのUI

Nutanix AOS 5.0はついに仮想マシンのユーザーがファイルレベルでリストアを行うためのユーザーベースのPrism UIを追加しました。この機能によってユーザーは自身の仮想マシンのファイルやフォルダの復元をセキュアにまた、管理者の手をわずらわせることなく行うことが出来ます。

Fig110

Fig111

Fig112

本日、ウィーンで実施された.NEXTカンファレンスでNutanixはネットワーク接続サービスとネットワークパケット処理サービスを統合、拡張された新しいネットワークのフレームワークについてもアナウンスを行いました。

ネットワーキング、セキュリティパートナーの製品を活用することが出来るサービスの挿入、チェイニングそしてウェブフックの組み合わせによって提供される壮大な可能性を秘めた機能です。

パートナーと共に現在開発中の幾つかのユースケースは:

  • ネットワーク展開のワークフローと対応するNutanix上のワークロード展開のワークフローの自動化
  • パートナースイッチへのオンデマンドでのVLAN展開の自動化
    • アプリケーション(幾つかの仮想マシンの組)がNutanix上で起動する際に、対応する物理ネットワークスイッチが自動的にそのワークロードのための適切なネットワーキングポリシーのもとに構成される
    • Nutanix上からアプリケーションが削除される際に、対応したネットワークポリシーが自動的に物理ネットワークスイッチから削除される
    • Nutanix上の仮想マシンがNutanixクラスタ内の別のホストにライブマイグレーションされる際(同じTORの別のポートや別のスイッチへ接続されている可能性がある)に、対応する以前利用していたスイッチとこれから利用するスイッチの両方に変更を適切にネットワーク構成を行う
  • ネットワークの「仮想マシンからみた表示」をNutanixに収集しパートナースイッチベンダーの情報を元に表示、つまりネットワーク管理者がパートナーのスイッチを管理できるように
  • 「仮想マシン中心」のネットワークの運用表示を提供し、ネットワーク管理者による物理ネットワークのトラブルシューティングをより迅速、より正確なものにする。ネットワーク管理者はパス、フローの追跡、仮想マシン名、タグ、ラベルに対応する統計情報によって根本原因の解析を迅速に行えるようになる。このインテリジェンスはNutanixによって、物理ネットワークデータベースへ仮想マシンの特徴(仮想マシン名と紐付けられたラベル、そして仮想マシンのIPアドレスとMACアドレス情報)として提供されます。
  • LLDPによるトポロジのディスカバリのサポート(Nutanixのノードと対応するTORスイッチノードとのマッピング)

Fig113

単一ネットワークパケット処理(Network Packet Processing - NPP)サービス挿入

NPPはクラスタ全体にサービス挿入し、ネット枠サービスがAHVクラスタ上で動作することを実現するネットワークのフレームワークの一つです。NPPは以下をサポートします:

  • パートナーサービスのイメージとプラグインの登録ワークフロー
  • サービスの展開 - クラスタ全体またはクラスタ内のサブセットに対して
  • ネットワークレベル挿入 - 通信内への割り込みとタップモードでの挿入モード
  • ゲストOSのライフサイクルイベントのプラグイン起動によるパートナーサービスへの通知
  • 対象となる仮想マシンのプロパティの通知 - ネイティブなプロパティ(IPとMACアドレス)とメタデータプロパティ(ラベル、カテゴリ、名前)の両方をサポート
  • サービスへの選択的なトラフィックのリダイレクト(ゲストOSの仮想NICの一部を指定)

パケット処理サービスチェイニングフレームワーク

Nutanixのネットワーキングパートナーは今日ではパケットがAHVネットワークを流れていく際にそれを検査し、変更するか、または廃棄してしまう機能を利用できます。サービスチェインフレームワークはAHVの仮想スイッチを自動構成し、パケットをNutanixパートナーによって提供されてるパケット処理(パケットプロセッサ)仮想マシンイメージやサービスへとリダイレクトするようにします。それによって利用できるサービスは:

  • インライン処理 - プロセッサが仮想スイッチ経由で流れてくるパケットの変更又は廃棄
  • タップ処理 - プロセッサが仮想スイッチ経由で流れてくるパケットを検査する
  • プロセッサチェイン - 複数のプロセッサを利用、同一ベンダまたは複数ベンダで利用できる、別々のサービスを提供するそれぞれをつなげて(チェインして)利用できる

ウェブフックベースのイベント通知(ネットワークオーケストレーション)

Nutanixのネットワーキングパートナーはいつであれウェブフックのイベント経由でクラスタ、ホスト、仮想マシンで発生したイベントの通知を受けとり、すぐに対応することが出来るようになりました。例えば、あるネットワーキングパートナーは仮想マシンネットワークのVLANが変更されたり、仮想マシンがライブマイグレーションして別のホストへ移動した際にパケット検査のポリシールールを適応するようにという警告を上げたいとします。ウェブフックを利用することでパートナーは非常に先進的な問題解決方法を実装し、そのワークフローによって全データセンタを自動化することが出来るようになります。

Fig114

既に統合の終わっているパートナーのデモを幾つか御覧ください。

Brocade

Mellanox

分散ストレージファブリック(Distributed Storage Fabric - DSF)

メトロアベイラビリティウィットネス

Nutanixのメトロアベイラビリティはデータセンタ全体に及ぶ復旧に対してもシングルクリックで優れた仕事をしてくれます。しかしながら、いくらかのお客様はサイト障害なのか、もしくはネットワーク接続障害なのかが明言できない問題であるため、自動的な復旧についての機能を欠いていると感じておられました。ビジネスクリティカルアプリケーションを利用しており、DR手順を実行できるITスタッフがいない場合にはことさらです。

以前はNutanixは自動復旧の機能を備えていませんでした。これはサイトの障害とネットワークのそれの区別を行うことができなかったからです。AOS5.0はこの問題をウィットネス(証言者)仮想マシンを障害ドメインの外側に置くことで解決しました。このウィットネス仮想マシンはそれぞれのメトロサイトとメトロサイトの内部通信とは異なる通信を行い、メトロアベイラビリティにおける復旧の決断の自動化に役立てます。ウィットネス仮想マシンはメトロクラスタ間で自動的にリーダー選出を行うことで、スプリットブレーンシナリオの回避にも役立ちます。

Fig115

VMフラッシュモードの改善

VMフラッシュモードはPrism UIに戻って、更に改善されました! 仮想マシンフラッシュモードは管理者がハイブリッドシステムにおいて、レイテンシが重要となるミッションクリティカルなアプリケーションが動作している特定の仮想マシンをSSD層に置くことを実現します。改善点はハイブリッドシステムにおいて、重要な仮想マシンにオールフラッシュの一貫したレイテンシとIOPS、サービスプロバイダのためのQoSによる階層化やより高いIOPSを提供することです。以前VMフラッシュモードについて記事を書いていますので、興味があれば詳細はそちらへ。

Fig116

Acropolis ファイルサービス(AFS)

Acropolis ファイルサービスがいよいよ正式リリース (ESXi と AHV)

Acroplis ファイルサービス(またの名をAFS)はDSFにネイティブに統合されたコンポーネントであり、Windows ファイルサーバや外部のNetAppやEMC IsilonなどのNASストレージ装置を不要にするものです。AFSはAOS 4.6、4.7ではTech Preview扱いでしたが、AOS 5.0ではいよいよESXiとAHVハイパーバイザ上で正式リリースとなり、Nutanixのサポート対象として本稼働環境で利用できるようになります。

Acropolis ファイルサービス (非同期-DR)

AFSはNOSの非同期-DR由来のネイティブのデータ保護を提供します。仮想マシンとヴォリュームグループは保護ドメインを利用して保護され、他のすべてのDR関連の操作と同様にスナップショットのスケジュールやポリシーを保護ドメイン自身に適応することが可能です。

Acropolis ファイルサービス (AFSクオータ)

AFSはハード、およびソフトのクオータ制限が利用でき、メールによる警告の設定もできるようになりました。ハード制限を利用している場合、クオータを超えることは出来ず、もしもクオータ制限を超えるようなファイルの書き込みが発行された場合、その書き込みは失敗に終わります。ソフトクオータ制限を利用している場合、警告が利用者に送信されますが、データの書き込みは許可されます。

クオータのポリシーはクオータがユーザーか又はグループに対するものか、クオータの制限(GBでのサイズ指定)、クオータのタイプ(ハード または ソフト)、そしてクオータイベントをユーザーに通知するかどうかというルールの組み合わせて指定します。ポリシーの適応は1人のユーザーまたはADグループを含む特定のグループのすべてのユーザーで行うことが出来、標準ポリシーはユーザーもグループも指定されていない場合に適応されます。

Fig118

Fig119

Acropolis ファイルサービス (アクセスベースの一覧 - ABE)

AFSのアクセスベースの一覧では、ユーザーがアクセスの出来る権限を持つファイルとフォルダのみが表示されます。もし、ユーザーがRead(もしくはそれ相当)の権限をフォルダに対して持っていない場合、Windowsは自動的にそのフォルダをユーザーの表示から隠します。ABEはユーザーの共有フォルダの表示をREADアクセス権限によってコントロールします:

  • FIND(ディレクトリ一覧)を利用した場合の応答でユーザーがアクセスできるファイルシステムオブジェクトのみを表示
  • 機微なファイル、フォルダのタイトルをREADアクセス権のないユーザーから隠す
  • 共有レベルの構成パラメーター("hide unreadable(Read権がなければ隠す)")
  • トップレベルフォルダであるHOMEシェアの特別な取り回し

Acropolis ファイルサービス(パフォーマンスと拡張)

AFSは4CPU/16GBの仮想マシンのVMFSあたり500以上の接続が出来るように最適化されました。小さな3ノードで構成されるAFSクラスタでも最大6千万のファイル/ディレクトリまでのファイルサーバにまで拡張することができます。

Acropolis ファイルサービス(パフォーマンス最適化の推奨)

AFSは分散システムとして実装されているため、他のFSVMはアイドル状態にあったとしても幾つかのノード(FSVM)に負荷が偏る可能性があります。そのアクセス不可をノード間または追加のリソースで再分配することでAFSはクライアントにより良いパフォーマンスを提供できます。AFSは平均CPU利用率、SMB接続の数、メモリ割り当て構成、ヴォリュームグループのRead/Writeの利用帯域などを含むの多くの計測値を利用して利用状況を把握し、負荷のバランスを取って解決方法を決定します。

解決策には以下の可能性がありえます:

  • ヴォリュームグループの移動 : いくつかのヴォリュームグループを「ホットな」FSVMから対比し、負荷を下げる
  • スケールアウト : 既存のFSVMが忙しい場合には新しいFSVMを作成しヴォリュームグループを保持させます
  • スケールアップ : CPUとメモリリソースを全てのFSVMに追加します

推奨事項が生成された後に、「Load Balancing」というボタンがファイルサーバタブのRecommendationカラムに表示されますが、管理者はその推奨事項を選択することも、別のもので上書きすることも出来ます:

  • ヴォリュームグループの移動をスケールアップで上書き
  • スケールアウトをスケールアップで上書き
  • スケールアップの推奨事項は上書きができません

一度ユーザーがロードバランスアクションを選択するとタスクが生成されアクションが実行されます。

Fig120

Fig121

Acropolis ブロックサービス(スケールアウトSAN)

Acropolisブロックサービスは高い可用性、拡張性、そして高パフォーマンスのiSCSIブロックストレージをゲストへと提供します。ABSはAcropolisヴォリュームグループサービス上に構成され、AOS 4.5以降利用が可能です。ヴォリュームグループはブロックストレージを提供し、NFSデータストアではサポートされない、もしくはブロックストレージのインスタンス間での「共有」が要件となるようなエンタープライズアプリケーションにとってはとても重要な機能です。ユースケースとしてはESXi上のMicrosoft Exchange、Windows 2008ゲストクラスタリング、Microsoft SQL 2008 クラスタリング、Oracle RACなどがあります。

Acropolis ブロックサービス (CHAP 認証)

  1. Challenge-Handshake Authentication Protocol(CHAP認証プロトコル)
  2. 共有の"秘密"の認証コードと接続元
  3. 相互のCHAP – クライアントがターゲットを認証
  • CHAPは識別子とその試行値を順次変更し、接続元が「録画再生」型の攻撃を仕掛けてくることに対する防御を提供します。CHAPを利用する場合、クライアントとサーバが平文の秘密鍵を知っている必要があり、もちろんこれはネットワーク経由で送っては絶対にいけません。
  • 相互のCHAP認証。ターゲットとイニシエータが相互に認証しあうというセキュリティのレベル。別々の秘密鍵を相互にターゲットとイニシエータにセットします。

その他のABSの改善点:

  • ダイナミックロードバランシング
  • ヴォリュームグループのフラッシュモード
  • IPベースのイニシエータのホワイトリスト
  • イニシエータの管理
  • 幅広いクライアントのサポート - RHEL 7, OL 7, ESXi 6
  • オンラインでのLUNのリサイズ

ワークロードの認定

NutanixはAHVがABS上でOracle VMとOracle Linuxの認定を得たこと、そしてSAP Netweaver stackの認定を得たこともアナウンス致しました。これはビジネスクリティカルアプリケーションをNutanixプラットフォーム上に移したいと考え、OracleとSAPのサポートを待っていたエンタープライズのお客様にとって恋い焦がれたニュースでした。

Fig122

また、本日NutanixはAHVの1-クリックでのネイティブなマイクロセグメンテーションをあなうんすしています。しかしながらこの機能は今後のリリースに含まれることになります。機能と公式な時間軸についての情報はNutanixの公式プレスリリースをご参照ください(こちら)。

Fig123

なんとまぁ、長い機能リストでしょうか、しかも、これで全部ではないのです・・・。直ぐに更に多くの機能で満載のこの記事の第2弾をリリースします。お楽しみに!

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

久しぶりのAndreさんの記事ですが、ようやく公開することが出来ました。先週までのPrismの記事ではとことんまで突き詰めるコダワリを感じさせるものでしたが、今回の内容は正に怒涛のようにリリースされる新機能の嵐。

記事の最初の方にも有りますが、これほどの機能追加はコンシューマー向けのアプリケーションやAmazon Web ServiceやSales Force.comなどのクラウドでしか見ることが出来ません。ストレージ機能はブロック、ファイルサービスと既存のストレージベンダーを置き換えるものになりつつありますし、新たに加わったネットワーキングについてもかゆいところに手が届いている感じ、これが一番必要だよね、というどストレートな機能を直球勝負です。エコシステムパートナーとの連携を見ているといよいよHCIというインフラを脱して完全に「プラットフォーム」になってきていると思います。

やっと訳し終えたのに、Andreさんはもう次の記事に取り掛かっているそうです。次はタイムリーに公開できるようにがんばります!

2016/07/07

Container-as-a-Service Platform9 Managed Kubernetes for Docker

本記事の原文の公開は2016年の6月20日です。現時点では機能が拡張されたり、改善されている場合がございますのでご注意ください。Platform9関連記事はOpenStack Days Tokyoの終了まで3日間連続で公開予定です。一昨日はKVM昨日はvSphere、本日はKubernetesについての翻訳記事を公開していきます。

Platform9製品詳細についてはこちら

我々がDocker、コンテナー、Kubernetesについて熱狂しているのには2つの理由があります。

完全にマルチクラウドの展開を実現する

過去10年間、(仮想化インフラストラクチャをりようして)完全にマルチクラウドでアプリケーション開発環境を作成することは非常に難しいものでした。これは仮想マシンやゲストOSが本質的にはポータブルとは呼べなかったからに他なりません。例を挙げると、VMware vSphere上の仮想マシンとしてもしくは、Linux/KVM上の仮想マシンとして作成、展開することは非常に簡単です。しかし、一つの仮想化環境から別の環境へとワークロードをシームレスに動かそうとすると? 不可能です。簡単な一回こっきりのプラットフォーム間のインポート作業や、プライベートクラウドからパブリッククラウドへの移行、その反対でさえ、難しいという状態です。

コンテナーは一方、仮想マシン上でも動作します。ベアメタルと同じようにシームレスです。そして、さらに、コンテナーはJVMのようなポータビリティを発揮し、後ろのインフラストラクチャを完全に抽象化する力を持っています。

コンテナーが人気を集めるにつれ、多くのパブリッククラウドプロバイダーは様々なContainer-as-a-Service(CaaS)をそれぞれで提供し始めています。プロバイダーが提供するクラウドプラットフォーム上で、コンテナ化されたアプリケーションをユーザーが利用できるようにするためです。

でも、ポータビリティとは何でしょうか? 本当のコンテナーを利用することのポータビリティのメリットは個々のクラウドプロバイダーがサポートするコンテナーオーケストレーションのフレームワークにロックインされることなく利用ができることです。そうでなければ、クラウドプロバイダーがサポートするフレームワークに縛られてしまうのです。

完全なContainer-as-a-serviceのモデルは、根本的にはマルチクラウド上に展開されるマルチーコンテナーアプリケーションを実現するということになります。そして、エンタープライズのお客さまにとっては、これはプライベートのインフラストラクチャでコンテナをオンプレミスで実行するということで、仮想化状ではなく、ベアメタルで動作させるということを意味します。

Kubernetesによって、このプライベートとパブリック、ベアメタルから仮想化、VMwareからKVMまでの完全な抽象化が実現されます。

優れたクラウドネイティブアプリケーションを簡単に作成できるようにする

我々のエンタープライズの顧客と密に動きながら、我々は彼らがOpenStackを近年のクラウドネイティブアプリケーションを作るための方法の一部として利用しようとしていることに気が付きました。Kubernetesは近年のクラウドネイティブアプリケーションの作成と動作を簡単に(ある意味では、シンプルに)してくれます。Kubernetesはそれ自身でディスカバリやロードバランス、アプリケーションのライフサイクル管理などの機能をネイティブでサポートしているからです。

Platform9 Managed Kubernetes(ベータ)発表

こうした可能性の全てを解決するため、我々はPlatform9 Managed Kubernetesをベータ版として発表致しました。マルチクラウドのビジョンを実現するSaaSで管理されたKubernetes実装です。「Managed」とある通り、Platform9が根本的な部分でKubernetesの展開、構成、そして同左開始後は監視、トラブルシュート、アップグレードなど全てを実施します。ですから、ソフトウェアの開発者はKubernetes APIを利用して、クラウドネイティブアプリケーションの開発にフォーカスすることが出来るのです。DevOps(運用のための開発者)は組織にマルチクラウドの戦略をもたらすことにフォーカスする事ができるようになります。それに加え、企業としては企業が利用するために必要な機能、例えば、ご自身の永続ストレージや、ネットワークテクノロジーとの統合、RBAC(役割ベースのアクセスコントロール)、SSO(シングルサインオン)統合、マルチテナントと隔離などを利用することも出来ます。

また、ついに、Platform9を利用して、仮想マシンの横にコンテナを配置し、全て一貫したユーザーインターフェイスとAPIで統合管理できるようになります。言葉を変えると以下の図のように、仮想マシンをOpenStackを使ってオーケストレーションし、コンテナはKubernetesを利用してオーケストレーション出来るようになったのです。両方がです!

Fig001

この先進的なビジョンと素晴らしいクラウド利用体験を我々のエンタープライズのお客様にお届けできることをこれまでに無く誇らしく思います。是非ベータにお申し込みください!(日本のお客様向けにはこちらのフォームで受け付けております。)

現在どのようにコンテナを利用していますか? 仮想マシンとコンテナをどのようにクラウドネイティブアプリケーションを展開していますか? 是非 @Platform9Sys 又は @madhuramaskasky までお知らせください! (訳注:日本語でのご意見は↓のTwitterでも受け付けております。)

記事責任者 マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_pf9)