DataProtect Feed

2016/08/10

HyperFlexのバックアップはVeeamにお任せ!

先月、弊社ではCisco HyperFlexとVeeamの共同セミナーを全国4拠点で開催し、ニュースサイトでも紹介されました!
http://biz.bcnranking.jp/article/news/1607/160711_142672.html

そこで、セミナーにご参加いただいた方には重複する内容になりますが、今回はVeeam Backup & Replicationを使用したHyperFlex環境のバックアップについてご紹介させていただきます。


①  HyperFlexとは?

こちらでご存じの方もいるかもしれませんが、今年3月に発表されたCiscoのハイパーコンバージドインフラ製品で、Fabric Interconnect + UCSサーバのハードウェアで構成され、SDS(Software Defined Storage)+管理ツールが含まれます。SDSはSpringpathのものを使用しており、重複排除と圧縮が標準機能になっています。

Hxveeam1

②  何故、HyperFlex+Veeam?

HyperFlexはVMwareの仮想環境に特化したハイパーコンバージドインフラ製品であり、Veeamも仮想環境に特化したバックアップ製品で相性ピッタリの組み合わせです。また、HyperFlexはUCSのノードを追加することでスケールアウトに対応できますが、Veeamもバックアップ処理を行うプロキシサーバやバックアップ保存先となるリポジトリを追加することでHyperFlexにあわせてスケールアウトに対応できます。

Hxveeam2_2これは弊社の勝手な思いつきの組み合わせではなく、Cisco社とVeeam社はアライアンスが組まれており、既に海外ではHyperFlexとVeeamがセットになったアプライアンス製品も販売されています。

https://www.cisco.com/c/dam/en/us/products/collateral/servers-unified-computing/ucs-c-series-rack-servers/whitepaper-CiscoVeeam.pdf

Hxveeam3_2

③  VeeamでHyperFlexをバックアップしてみよう!

物理のVeeamサーバを用意して、NBDモード(10Gネットワーク経由)で、1つのバックアップジョブで仮想マシン(Windows 2012 R2/100GBのVMDK)を1台/2台/3台/6台/9台/12台と台数を変えて、HyperFlex上の仮想マシンをバックアップしてみました。

【検証構成】

Hxveeam4_6

Hxveeam4a_5 

その結果が下の表です。

Hxveeam5

注:

※バックアップ時間は3回実行しての平均値になります。

※仮想マシンはHyperFlexのクローン機能を使用して用意しました。

※仮想マシンは起動した状態であるため、バックアップ容量はログなどにより差異があります。

※仮想マシンは各ESXiホストに均等に配置しております。(例)12VMの場合は、1ESXiホストに4VM配置

※プロキシサーバの同時タスク数(デフォルト:2)、リポジトリの同時タスク数(デフォルト:4)、データストア毎のスナップショット数(デフォルト:4)の制限は解除しております。

※弊社の検証環境での値であり、全ての環境で同等の数値が出ることを保証するものではありません。

 

1台だけでバックアップした時間(4分弱)も十分早いですが、台数を増やしていくことで、1VMあたりの時間が一層短くなっていきました。6台以上の場合は、なんと!1VMあたり、1分を切る高速バックアップです!!Thin DiskとThick Diskも数秒程度の違いしかありません。

SpringpathのSDSが重複排除・圧縮が標準機能ということで、バックアップ(読み取り)に時間がかかるのでは?と心配した方もいるかもしれませんが、安心してください。こんなに高速にバックアップすることができます!! 

あまりのバックアップの速さに信じられない方は、下記の無償の製品評価版で試して、第3者の厳しい目で判断してください。

Veeam Backup & Replication製品

Veeam製品評価版入手手順

評価ガイド(日本語版)

HyperFlex+Veeamは安心・確実な組み合わせです。日本でHyperFlexとVeeamの両方を販売できるのはネットワールドだけですので、HyperFlexのバックアップを検討している方は、お気軽に弊社までご相談ください。HyperFlexに限らず、ハイパーコンバージドインフラ環境のバックアップにお悩みの方からのご相談もお待ちしております。

担当:臼井

2016/07/29

【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました!

こんにちは。

今回は、CommVault 最新バージョン V11 の国内提供が開始されましたので、ご紹介します。

最新バージョン V11 のリリース以降、製品名が CommVault Simpana から会社名と同じ "CommVault" に変わりました。Simpana (シンパナ) という製品の名称に慣れていましたので、CommVault社の CommVault と呼ぶにはまだ時間がかかりそうです(苦笑)。

 

2014年 4月 1日の初回のブログでもご紹介しましたが、今年のガートナー社「データセンター バックアップ/リカバリ ソフトウェア」のマジック・クアドラントで、バックアップ/リカバリ分野で6年連続「リーダー」に選ばれており、ワールドワイドで変わらず高く評価されています。

 

Commvault、ガートナー社「データセンター バックアップ/リカバリ ソフトウェア」のマジック・クアドラントで、「ビジョンの完全性」と「実行能力」においてリーダーとして最高評価の位置付け

※「データセンター バックアップ/リカバリ ソフトウェアのマジック・クアドラント」の完全版および詳細は、こちら (英文) をご覧ください。

 

V11 の新機能、V10 からの強化機能など、今後のブログで順次ご紹介していきたいと思いますが、V11では、インストーラー(CommServe インストール手順例:CS_Installtion.pdfをダウンロード )が変更されました。基本的なインスール手順は変わりませんが、インストール先のデフォルトのパスなど変更がありますので、V11 の製品評価の際にご確認ください。

 

CommVault V11 - 新機能
http://documentation.commvault.com/commvault/v11/article?p=new_features/new_features1.htm

 

また、これまでご紹介しておりませんでしたが、"Early Release Features" という将来のバージョンで搭載予定の機能が試験的に搭載され提供されています。V11 の Early Release Features の機能一覧は、こちらのサイトでご覧いただけますが、CommVault 社に Early Release Features の機能の利用を事前に申請して承認を取れば、正式リリース前でもサポートを受けることができます。

 

V10 の Early Release Features (機能一覧はこちら) の中で "Live Sync Replicaiton of Virtual Machines (VMware) (以下、Live Sync)"という災害対策用の機能が正式にサポートされました。

 

Live Sync は、仮想マシン(Source VM) のバックアップから同期先の仮想マシン(Destination VM) に対して、変更ブロック(増分)のデータ転送を可能にします。また、Live Sync は、ベストプラクティスとして、DASH Copy のブロックベースのバックアップ機能と併用する構成になりますが、同期先の仮想マシンに対して最後の同期点以降のソースからの変更ブロックのバックアップを適用します。

 

[Live Sync 機能の利点]

  • 本番環境の仮想マシンへの負荷が最小限(バックアップデータから仮想マシンを複製)
  • リモートサイトへのデータ転送は、重複排除と圧縮機能により最小限
  • ハードウェアに依存しない(災対環境での元のハードウェア環境と同一構成は不要)
  • リストア操作が不要(基本、災対環境上の仮想マシンのパワーオンのみ)
    ※災対環境での新たなネットワーク設定(IPアドレス)を事前に設定しておく機能(設定画面:LiveSync_Settings1.JPGをダウンロード)が提供されています。

  

続きを読む »

2016/07/04

CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ インストール(MacOS)編

バイナリを集め、カスタムのパッケージを作り、いよいよインストールです。

MacユーザならおなじみのDMGファイルをクリックすることで、スムーズにアプリケーションがインストールされていきます。


それでは、始めます。


①カスタマイズ編で作成したSimpana.dmgファイルを対象のMacintosh端末にコピーして、クリックします。

Installmac01


②表示された画面のSimpanaのアイコンをダブルクリックします。

Installmac02red


③インストールを許可する為に、ログインアカウントのパスワードを入力します。

Installmac03red


④パッケージのインストール状況が表示されます。

Installmac04


⑤パッケージのインストールが完了します。

Installmac05_2


⑥次に、Process Managerが起動されます。[Countinue]ボタンを押して続けます。

Installmac06red


⑦次の設定画面で、対象PCのComputer Name、CommServe、UserName、Passwordを確認、入力します。

Installmac07red


⑧次の画面で、[Register]ボタンを押します。

Installmac08red


⑨設定を許可する為に、ログインアカウントのパスワードを入力し、「OK」ボタンを押します。

Installmac09red


⑩設定が進みます。

Installmac10


⑪以下の画面表示で完了となります。[Close]ボタンを押して終了です。

Installmac11red


⑫アプリケーションフォルダ内に、Process Manager.appとLaunchBackupMonitor.appが存在することを確認します。

Installmac12


以上で、アプリケーションのインストールとSimpanaへの登録が完了です。
後は、サーバ系のバックアップと同様に操作できます。

クライアントPCのバックアップの番外編はこれで終了です。

Edit by :バックアップ製品担当 松村・安田

CommVault Simpana:番外
クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編
パッケージカスタマイズ(Mac OS)編
インストール(Mac OS)

【過去の記事】

メーカのサイト:
Simpana早わかり講座

導入編:
【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編
【連載】第2回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール後の作業とバックアップ編
【連載】第3回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ編
【連載】第4回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(1)
【連載】第5回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(2)とリストア
【連載】第6回 始めてみよう!CommVault Simpana データアーカイブ機能を活用してみませんか?

製品紹介編:
第一回、最新!データ統合管理ソリューション CommVault Simpana のご紹介!
第二回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana 基本構成
第三回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Backup
第四回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Deduplication
第五回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana SnapShot Management
第六回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Virtualization

Tips編:
【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました! 
【CommVault】管理コンソールの言語表示の切り替えってできるの?

2016/06/03

なぜなに Data Domain - 第十回 - Data Domain システムのアップグレード

こんにちは。

Data Domainも今回で第十回目となりました。
第九回目ではDD Boost over FC の最速バックアップについて見てきました。
今回は機能のご紹介ではなく、Data DomainOSのアップグレード手順について紹介します。

flair DDOSのアップグレード手順を見て行きましょう。

1. 事前準備
DDOSのアップグレード前に以下が準備されていることを確認します。


◆ 作業端末
   アップグレード対象のData Domain システムのWeb管理コンソール
  (Data Domain System Manager)に接続可能なPC

◆ 
DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)

   EMC Onliene Support より入手しましたDDOSパッケージファイル
   ・ EMC Onliene Supprt: https://support.emc.com
   
・ Download: EMC Data Domain DDOS5.X.X.X.X Software


2. DDOSアップグレード手順
以下の手順にてアップグレードを実行します。


<DDOSパッケージファイルのアップロード>
1) ダウンロードしたDDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)を作業端末の

   任意のディレクトリに配置します。
2) 作業端末からアップグレード対象のData Domainシステム(System Manager)に接続します。
   http://Data Domain IP Address /ddem
3) 「Maintenance」-「System」-「Uprade Package」をクリックし、アップグレードする

   DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)をアップロードします。
4) 「File Name」配下にアップロードされた DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)
   表示されます。

1_5


<Replication Pairの稼働状態を確認>

5) 「Replication」-「Summary」をクリックし、レプリケーションペアの稼働状況を確認し、
   データ転送が発生していない事を確認します。
    ・ State: Normal
     Pre-Commp Replication: 0.00Gb

<Data Domain システムの再起動>
6) DDOSアップグレード前にCLIよりData Domain システムを再起動します。
   # system reboot

flair DDOSアップグレード前にシステム再起動は必要になります。


<DDOSパッケージファイルからアップグレード>
7) システム再起動後、作業端末からアップグレード対象のData Domainシステム

  (System Manager)に接続します。
   http://Data Domain IP Address /ddem
8) 「Maintennance」-「System」をクリックし、アップロードされたDDOSパッケージファイル
  (X.X.X.X.rpm)を選択します。

2_2
9) 「Perform System Upgrade」をクリックします。
10) System Upgradeの確認メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
11) System Upgrade処理が開始されますので、完了するまで待機します。

5_2

12) System Uppgrade後、自動的にData Domainシステムを再起動します。

6

13) Data Domainシステム再起動後、作業端末からData Domainコンソール(CLI)
    接続します。
14) "alert"コマンドにてエラーを示すアラートが出力されていない事を確認します。
    # alerts show current
    # No actrive alerts
15) "filesys"コマンドでファイルシステムが起動されている事を確認します。

    # filesys status
    # the filesystem is enabled and running

※ 起動していない場合、起動するまで待機します。

  # The filesystem hasecourdtered aproblem
  ↓
  # The filesystem is enabled adn starting up. Please wait
   ******** The filesysten is not responding ********
  ↓
  # The filesystem is enabled and running

16) Data Domainファイルシステム起動後、Data Domainシステムに接続します。
    http://Data Domain IP Address/ddem
17) レプリケーションのステータスを確認し、データ転送がないことを確認します。
     ・ State: Normal
     ・ Pre-Commp Replication: 0.00Gb

 
flair Data Domain システムをアップグレードする際、該当Data Domainシステムを
   アップグレードする前にシステムの再起動をする必要がある点はご注意ください。


次回は別の機能、技術的な部分についてご紹介したいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。

担当:斉藤・吉田
   
 




2016/05/09

CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ パッケージカスタマイズ(Mac OS)編

前回、クライアントPCのバックアップのバイナリ収集のところまで実施しました。
今回は、そのバイナリのカスタマイズの実施です。
共通のインストール・バイナリを作成して簡易なインストールを目指します。

WindowsPCは、サーバ系と大きく変わらないので、本編ではMac OSを対象としたカスタマイズを行います。


①バイナリ:CVDownloads.tarをMac OS環境にコピーして、tarファイルを展開します。

Simapanacustom01


②展開したフォルダ:CVDownloads内に、Simpana.appが存在するので、こちらをダブルクリックします。 赤枠内を選択してクリックしていきます。

Simapanacustom02red


③次に、Licenseに関する同意に応じ、パッケージを選択します。

Simapanacustom03red


④次に、クライアントOSで、Firewallを使用している環境があればチェックを入れます。 CommServeのサーバ名を入力します。

Simapanacustom04red


⑤先に進めて、Configuration画面で、予め設定しておいた、Client Group、SubClient Policy、StoragePolicyを入力して、Createボタンを押します。

Simapanacustom05red


⑥カスタムパッケージを生成している画面が続き、MacOS用のDMGファイルが作成されます。

Simapanacustom06


⑦その後、インストーラ画面が表示されるのでクローズして、完了を待ちます。 [Done]ボタンを押して終了です。

Simapanacustom07red

"Welcome to Simpana"の左の画面は、作成したパッケージのインストール画面で、この場ではインストールしないのでクローズします。


⑧デスクトップ上に、以下のSimapana.dmgファイルが存在するのを確認します。

Macoscustom13_2


これでクライアントPCへ配布できるパッケージが完成しました。

今回はここまで、次回いよいよインストール編です。


Edit by :バックアップ製品担当 松村・安田

CommVault Simpana:番外
クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編
パッケージカスタマイズ(Mac OS)編
インストール(Mac OS)編



【過去の記事】

メーカのサイト:
Simpana早わかり講座

導入編:
【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編
【連載】第2回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール後の作業とバックアップ編
【連載】第3回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ編
【連載】第4回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(1)
【連載】第5回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(2)とリストア
【連載】第6回 始めてみよう!CommVault Simpana データアーカイブ機能を活用してみませんか?

製品紹介編:
第一回、最新!データ統合管理ソリューション CommVault Simpana のご紹介!
第二回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana 基本構成
第三回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Backup
第四回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Deduplication
第五回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana SnapShot Management
第六回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Virtualization 

Tips編:
【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました! 
【CommVault】管理コンソールの言語表示の切り替えってできるの?

2016/05/02

VMware VDPの実測値。。。

Q:VMware VDPの重複排除率はいかほどのものか?

A:環境によって異なるので試してみてください。

このようなやりとりは頻繁にありますよね。

まあ、そうなんですがバックアップ対象がOSをインストールしただけの状態であれば"環境によっ

て異なる"ということも最小限の誤差の範囲に収まると思いますので試してみました。

VDPのバージョンはvSphereDataProtection-6.1.1です。

バックアップ対象は以下の通りです。

下記のプロビジョニングポリシーで作成したWindows2012R2 と CentOS6

Thick Lazy Zeroed

Thick Eager Zeroed

Thin Provision

各OSのディスクサイズと使用容量は下記のとおりです。

各プロビジョニングポリシー共にOSが認識する使用領域は同じです。

Win2012r2

Centos6

バックアップ前のVDPの使用容量は下記のとおりです。536GBですね。 

Vdp_2

バックアップ後に536GBから減った容量がバックアップに使用された容量ということになります。

各種2回ずつバックアップを実施しますが、1回目と2回目の間にデータ更新は一切行いません。

1)Windows2012R2 Thick Lazy Zeroed を2回バックアップしてみました。

Photo_9

1回目のバックアップ後の容量

1a

2回目のバックアップ後の容量

2b_4

OSの使用容量が8.96GBに対して1回目のバックアップに使用されたストレージの容量は

4.9GBでした。2回目のバックアップに必要な容量はゼロでした。

VDPの容量は2回目のバックアップのあと1バイトも変化しませんでした。

2)Windows2012R2 Thick Eager Zeroed を2回バックアップしてみました。

Photo_6

1回目のバックアップ後の容量

2b_52回目のバックアップ後の容量

2b_6Thick Lasy Zeroedと同じ結果でした。

3)Windows2012R2 Thin Provisionを2回バックアップしてみました。

Photo_11

1回目のバックアップ後の容量

W3_22回目のバックアップ後の容量

W32

Thick Lazy Zeroed,Thick Eager Zeroedと同じ結果でした。

4)CentOS6  Thick Lazy Zeroed を2回バックアップしてみました。

Photo_121回目のバックアップ後の容量

1_2

2回目のバックアップ後の容量

2b_7

OSの使用容量が4.2GBに対してバックアップに使用されたストレージの容量は2.4GBでした。

1回目と2回目では1バイトも変化しませんでした。

5)CentOS6  Thick Eager Zeroed を2回バックアップしてみました。

1回目のバックアップ後の容量

Photo_14

2回目のバックアップ後の容量

2b_8

Thick Lasy Zeroedと同じ結果でした。

6)CentOS6  Thin Provision を2回バックアップしてみました。

Photo_16

1回目のバックアップ後の容量

B

2回目のバックアップ後の容量

2Thick Lazy Zeroed,Thick Eager Zeroedと同じ結果でした。

最後に3種のWindowsとCentOSを同時にバックアップしてみます。

Window 8.96GB×3台

CentOS 4.2GB×3台

合計39.48GB です。

All_3

E

1回目のバックアップ後の容量

C_2

2回目のバックアップ後の容量

F

合計39.48GBのバックアップに要したVDPの容量は1回目は14GB、2回目はゼロでした。

VDPに必要なバックアップ容量の算出にお役に立てれば幸いです。

唐突に話は変わりますが、現行のVDPはVDPAの機能が統合されましたので、従来のVDPAの機能(DataDomainとの連携等)を利用可能です。

担当:磯前

2016/04/27

ネットワールド、Veeam 始めるってよ

 弊社では色々なメーカーのバックアップソフトを扱っておりますが、この度、新たなメーカーのバックアップソフトが加わることになりました。そのメーカーとは Veeam Software です!下記のプレスリリースで発表されています。

https://www.veeam.com/news/veeam-expands-into-japan-to-deliver-availability-for-the-always-on-enterprise.html

そこで、今回はVeeam Softwareとバックアップソフトをご紹介しましょう。

 

①  Veeam Softwareとは

Veeam社の本社はスイスのバールにあり、仮想環境向けデータ保護と監視ツールを提供するソフトウェアベンダーです。2006年の設立から約10年が経ちますが、売り上げと顧客数を急速に伸ばしています。

Veeam01

②  主力製品について

主力製品はデータ保護製品のVeeam Backup & Replicationと監視ツールのVeeam ONEです。また、この2つがセットになったVeeam Availability Suite もあります。

Veeam03

Veeam Backup & Replicationはバージョンアップを重ね、ユーザーが望む多くの機能を実装してきました。そして、今年1月には新バージョンとなる v9 をリリースしています。

Veeam04_3

 

③  特徴的な機能

この製品が他のバックアップソフトと何が違うのかが気になると思います。細かな違いは多々ありますが、特徴的な機能をいくつかご紹介します。

 (1)ストレージ・スナップショットとの統合
vSphereの仮想マシンのバックアップでは、vStorage API for Dada Protection(以下、VADP)を使用しますが、VADPによるスナップショットではバックアップ中の変更量に応じてログファイルのサイズが大きくなっていくため、バックアップ時間が長くなった場合や変更量が多い場合はスナッショット領域が肥大化してしまいます。

また、スナップショットを削除する際にはマージ(結合)処理が伴いますが、ログファイルが大きくなると、マージ処理に時間がかかったり、不安定になることもあります。

Veeam Backup & Replicationでは、この問題を解決するためにストレージ(NetApp,HP StoreVirtual/StoreServ,EMC VNX/VNXe)とのスナップショット連携機能を提供しています。vSphere上でスナップショットを作成した後、ストレージのスナップショットを作成し、すぐにvSphere上のスナップショットを削除することでスナップショットを保持する時間を短くすることができます。

Veeam05

更に、NetAppのストレージの場合、SnapMirror/SnapVaultと連携することが可能で、SnapMirrorのレプリケーション先・SnapVaultのバックアップ先からバックアップすることでプライマリストレージに影響を与えることなくバックアップできます。vSphere のデータストアとしてNetAppを利用している方には最適です。

Veeam06

ちなみに、次期バージョン(9.5)では、Nimble Storageとのストレージ連携ができるようになる予定ですので、ご期待ください。
https://www.veeam.com/blog/integration-nimble-storage-veeam-availability-suite.html

 (2)アプリケーション対応
VADPでのバックアップはエージェントレスでのバックアップになりますが、VeeamBackup & Replicationはアプリケーション(Active Directory,MSSQL,SharePoint,Exchange,Oracle)を意識したバックアップが可能です。他社のバックアップ製品でも同様の機能を提供しているものはありますが、VMware ToolsのVSSに依存していたり、仮想マシンへエージェントのインストールが必要になります。

それに対して、VeeamBackup & Replication VMware ToolsのVSSインテグレーションコンポーネントは使用せず、Veeamが独自実装したMicrosoftのVSSインテグレーションを使用し、エージェントレスでのアプリケーションを意識したバックアップが可能です。 

Veeam07 

また、VADPのバックアップからのアプリケーションのオブジェクト単位のリストアに対応しているバックアップソフトはいくつかありますが、MS SQL Serverについては、テーブル単位のリストアのリストアも可能で、更に他社ではまだ実現できていない?Oracleのリストアにも対応しています。

 (3)重複排除ストレージとの連携
Veeam Backup & Replicationのバックアップデータ先(リポジトリ)としては、Windows・Linux・NAS(CIFS)・テープなど多くの種類に対応していますが、その中でもバックアップのパフォーマンスが良いのが、EMC DataDomainやHP StoreOnceの重複排除ストレージと組み合わせた場合です。

EMC DataDomainやHP StoreOnceをCIFSとして利用しても良いのですが、Data DomainのDD BoostやStoreOnceのCatalystといったソースサイド重複排除機能を利用すれば、プロキシサーバ上で重複排除を行い、重複排除された(最適化された)データのみをバックアップストレージに送信することで、低速リンク経由でもバックアップデバイスへ高速にデータを送信できます。

Veeam09

通常、DD BoostやStoreOnce Catalystを使う場合は専用のPluginを各メーカーのサイトからダウンロードしてインスト-ルする必要がありますが、Veeam Backup & ReplicationはPluginが予めインストールされていますので、すぐに利用することができます。

尚、Data DomainはDDOS 5.4~5.7まで、StoreOnceはOS 3.13.1以降が対応しております。
https://helpcenter.veeam.com/backup/vsphere/system_requirements.html#target

 (4)セルフサービス機能

日々のバックアップは管理者がスケジュールでバックアップしていても、仮想マシンやその中のファイルをリストアすることになった場合、ユーザーが管理者に連絡してリストアしてもらうのは、管理者・ユーザーのどちらにとっても手間のかかる作業です。

Veeam Backup & ReplicationはEnterprise Managerでのセルフサービスによるリストア機能を提供しています。セルフサービスによりユーザーは専用のリストアポータルサイトにアクセスすることで、仮想マシン単位・ファイル単位・アプリケーション単位のリストアが可能になり、管理者・ユーザー両者の負荷を軽減させることができます。

Veeam10

 

④  価格体系

ライセンスはCPUソケット単位の課金でStandard/Enterprise/Enterprise Plusの3つのエディションと小規模環境向け(6ソケットまで)のEssentialsがあります。エディションによって使える機能が異なり、例えば、前述のストレージ連携をする場合は、Enterprise Plusが必要になります。

※エディション比較表

https://www.veeam.com/jp/backup-version-standard-enterprise-editions-comparison.html


以上、今回は簡単にご紹介させていただきましたが、他にも色々な魅力的な機能がありますので、仮想環境のバックアップにお悩みの方やVeeam製品が気になって夜も眠れない方は、下記までお気軽にお問合せください。

Email :veeam-info@networld.co.jpPropartner_logo_distr_img

担当:臼井

2016/04/01

CommVault Simpana:番外 クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編

エンタープライズ向けであるバックアップ製品のSimpanaは、サーバ系OSのバックアップを得意としていますが、表題にあるようなクライアントPC、例えばWindows10や7、8、MacintoshといったPC向けのバックアップも管理できます。


今回は、クライアントPCのバックアップについて、取り上げてみます。

サーバ系と大きく違うのは、クライアントPCの動作しているのは人が使っている時間、日昼にしか電源が入っていないことが異なる点です、その点に考慮する必要が出てきます。

サーバ系は、夜間に処理が少ない時間帯を見計らってバックアップを取るのが常ですが、クライアントPCは夜間に電源が入っていないことが常となり、サーバ系と同じようなバックアップを仕掛けることが出来ません。 つまり、人が使っている時間帯を使って取ることになります。

これがなかなか厄介な話しになります。


CommVault社のサイトでも同じことを言っています。
第6回 サーバーのバックアップは完璧! なのに、なぜエンドポイント データのバックアップは難しい?
※クライアントPCへの対応をエンドポイントとか、エッジ(Edge)と言いますが、同じものです。


クライアントPCバックアップを利用するにはインストールからですが、サーバ系のように数GBもあるバイナリををコピーしてというのは無駄が多いので、Simpanaの便利な機能を使ってカスタムパッケージを作り、共有のバックアップ環境として統一感のあるインストール操作を提供します。


まずは、インストールバイナリをダウンロードするところから始めます。


①サーバ系のバイナリをダウンロードする際に使用したbootstrapを使います。

SP7以降から2段階の方式になっていて、まずOS毎に容量の少ないインストールバイナリ:bootstrapを入手し、その後必要なインストールバイナリを入手する方式です。

Simpanapackage01


※バイナリのダウンロードに関しては、下記を参考にしてください。
【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編


②SetupAllをクリックして、表示されるGUIに合わせて、[次へ >(N)]ボタンを押していきます。

Simpanapackage02_5


③パッケージのダウンロードを選択し、ダウンロード場所を指定して、[次へ >(N)]ボタンを押していきます。

Simpanapackage03_3


④Windows(32ビットのWin32/64ビットのWinX64)とUnix/Liunxが選択できます。 今回は、Unix/Liunxを選択し、Mac OSXを選択して、[次へ >(N)]ボタンを押していきます。

Simpanapackage05


⑤パッケージを選択を選び、”ダウンロード・・・”にチェックを入れ、パッケージリストから必要なパッケージを選択して、[次へ >(N)]ボタンを押していきます。 クライアントPCのファイルバックアップだけであれば、File System Coreのみの選択で対応可能です。

Simpanapackage06


⑥選択したパッケージの確認後、ダウンロードが始まります。

Simpanapackage07


⑦以下の表示で終了です。

Simpanapackage08_2


指定したフォルダに、CVDownloads.tarが存在することを確認します。


今回は、バイナリを集めたところで終了です。

次回は、そのバイナリからインストールするパッケージのカスタマイズを行います。

お楽しみに!!


Edit by :バックアップ製品担当 松村・安田

CommVault Simpana:番外

クライアントPCのバックアップ バイナリ作成編
パッケージカスタマイズ(Mac OS)編
インストール(Mac OS)編



【過去の記事】

メーカのサイト:
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導入編:
【連載】第1回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール編
【連載】第2回 始めてみよう!CommVault Simpana インストール後の作業とバックアップ編
【連載】第3回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ編
【連載】第4回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(1)
【連載】第5回 始めてみよう!CommVault Simpana VMwareバックアップ応用編(2)とリストア
【連載】第6回 始めてみよう!CommVault Simpana データアーカイブ機能を活用してみませんか?

製品紹介編:
第一回、最新!データ統合管理ソリューション CommVault Simpana のご紹介!
第二回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana 基本構成
第三回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Backup
第四回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Deduplication
第五回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana SnapShot Management
第六回、データ統合管理ソリューションCommVault Simpana Virtualization

Tips編:
【CommVault】次期バージョン v11の国内提供が始まりました! 
【CommVault】管理コンソールの言語表示の切り替えってできるの?

2016/03/31

なぜなに Data Domain 第九回 - DD Boost over FC で最速バックアップを体感してみませんか?

皆さんこんにちは。

Data Domain のお時間です。

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Data Domain とバックアップサーバの接続方法は色々ありますが、今回はその中でも一番スループットの出る DD Boost over FC について、前後編でお届けします。

 

DD Boost って何?という方はまず 第四回 Data Domain DD Boostでバックアップ性能を向上! をご確認ください。前回の記事の 第八回 Data Domain と Backup Exec バックアップパフォーマンス動作検証レポート では、DD Boost のパフォーマンスにも触れています。

 

Data Domain の接続方法は色々あるといいましたが、実際はこんなにあります。

 

・CIFS

・NFS

・VTL(FC)

・DD Boost(over Ethernet)

・DD Boost(over FC)

・DD Boost(Enterprise Applications)

 

これらの中で、最大のスループットを出せるテクノロジーが DD Boost です。DD Boost for Enterprise Application は少し特殊なので置いておいて、DD Boost over Ethernet と DD Boost over FC の違いはバックアップサーバとの結線が LAN か SAN か、というところになります。 

LAN はデータ転送時にデータ以外のオーバーヘッド情報が SAN より大きいため一般的には SAN の方が高速と言われています。DD Boost over FC は DD Boost over Ethernet よりも対応製品が少なく、情報も出回っていないことから今回社内の DD2200 を使用してやってみました!

 

今回は対応製品のひとつ、Veritas(旧Symantec) NetBackup で検証してみました。

 

 

まずは Data Domain の設定をします。

  1. 忘れてはいけません、バックアップサーバと Data Domain を FC で接続しましょう。


  2. 何はともあれ DD Boost を有効にします。

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  3. ストレージユニットを作成します。こちらは特に over FC 用の設定はありません。普通にストレージユニットを作成します。

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  4. over FC 用の設定を行います。
    [Server Name] は バックアップサーバが over FC で接続する時に指定する名前を入れます。今回は「dd2200-lab1-1」にしました。
     [Server Name] は NetBackup の設定で使用しますので忘れないようにしましょう。
    [DD Boost Access Group] は over FC でデータを転送する Initiator を設定します。

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Data Domain の DD Boost over FC 設定が完了しました。
次はバックアップソフトである、NetBackup の設定です。
 

 

次は NetBackup 側の設定です。

  1.  NetBackup サーバが Data Domain のホスト名を名前解決できるように hosts もしくは DNS に Data Domain のホスト名を登録します。NetBackup の基本ですね。ここで登録するホスト名は、Data Domain 側で設定した [Server Name] です。

  2. NetBackup に DD Boost プラグインをインストールします。
    DD Boost プラグインは EMC サイトよりダウンロードします。バージョンの互換性がありますので、Data Domain の DD Boost 互換性リストから互換性の確認をしましょう。

    まずは NetBackup のサービスを停止しましょう。サービス稼働中はプラグインのインストールはできません。

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    次にダウンロードした DD Boost プラグイン tar.gz ファイルを展開します。

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    DD Boost プラグインをインストールします。

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    最後は忘れずに NetBackup のサービスを起動しましょう。

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  3.  NetBackup の管理画面から Data Domain を登録します。
    実際に NetBackup で DD Boost を使用する場合は、Storage Server, Disk Pool, Storage Unit の設定が必要ですが、「
    Coufiguration Disk Storage Server」 という項目からウィザードですべて設定が可能ですので、今回は「Coufiguration Disk Storage Server」から設定を行います。

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  4. NetBackup では DD Boost を使用する場合 Data Domain は Stoage Server として登録します。

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    Data Domain の情報を設定します。
    [Storage server type] は「DataDomain」を入力します。DD Boost を使用してData Domain へバックアップする時の決まり事ですね。間にスペースは入れません。
    [Storage Server name] は先ほど Data Domain 側で設定した [Server name] を入力します。が、 over FC でバックアップしますので [Server name] の前に「DFC-」を入れます。これは over FC の時の決まり事です。
    [Select media server] は Data Domain へデータを転送する(FC 接続している)NBUサーバを指定します。
    [User name], [Password] は 保存先の Data Domain ストレージユニットへのアクセス権のあるDD Boost ユーザ情報を入力します。

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    入力した情報に間違いがなければ以下のように Storage Server(Data Domain) の登録が完了します。

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    Data Domain の登録が完了しました。

  5. 続けて Disk Pool の設定を行います。
    [OpenStorage (DataDomain)] を選択します。NetBackup では DD Boost 等、サードパーティのストレージ機能と連携する場合は OpenStorage という機能を使用します。

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    先ほど登録した Storage Server を選択します。

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    Storage server の登録時に設定した DD Boost ユーザがアクセス可能な DD ストレージユニットが表示されるので、バックアップデータを保存する DD ストレージユニットを選択します。

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    Disk Pool の名前を入力します。名前は何でも良いです。

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    Disk Pool が作成されました。

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  6. 最後にNBU ストレージユニットを作成します。
    ここでの名前が NetBackup で保存先を指定する時の名前ですので、分かりやすい名前を付けましょう。
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    Finish です!

    NetBackup で DD Boost over FC を使用する準備が整いました。

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前編はここまでです。 

決まりごとは多いですが構築自体は比較的簡単にできますのでぜひお試しください。

後半は NetBackup のポリシー(バックアップジョブ)を作成して実際の動作を確認してみましょう。 

 

 

- 過去記事 -

 

 

 

担当 齋藤・吉田

 

2016/02/02

クラウドにバックアップするには?(クラウドゲートウェイ編)

 前回、NetBackupを使用したクラウド(Amazon S3)へのバックアップ方法をご紹介させていただきました。この方法も良いのですが、いくつか課題もあります。

課題①NetBackupはAmazonやGoogleのクラウドには対応しているが、Microsoft Azure等の他のクラウドにはバックアップできない。

課題②NetBackupからクラウドへのバックアップではバックアップデータの重複排除ができないため、クラウドストレージの使用量を削減できない。

課題③NetBackupがアクセラレーター機能で永久増分バックアップができるのは、ファイル・VMware・NDMP(NetAppのみ)だけで、SQL ServerやOracle、Exchange等のアプリケーションやHyper-Vの仮想環境などのバックアップではアクセラレーター機能が使えないので、クラウドへのバックアップ時間を短縮できない。

課題④バックアップはNetBackupのアクセラレーター機能の永久増分により転送量を少なくできても、リストアは対象データが丸ごと転送されるので復旧に時間がかかる。

上記の課題に悩んでいる方、安心してください!解決できますよ!
では、どうやって解決するのかと言うと、クラウドストレージゲートウェイ製品を使用します。

クラウドストレージゲートウェイは、オンプレミスのバックアップサーバとクラウドストレージを仲介する役割を持つアプライアンス(物理or仮想)です。オンプレミスのネットワーク上に配置して、バックアップサーバからは、NAS(Network Attached Storage)やVTL(Virtual Tape Library)の様に見えます。バックアップソフトはオンプレミスのNASやVTLに対して、従来のバックアップと変わらない方法でクラウドストレージゲートウェイにバックアップするだけで、後はクラウドストレージゲートウェイが裏でクラウドストレージにデータを転送してくれます。

クラウドストレージゲートウェイとしては、AmazonのAWS Storage Gatewayが有名ですが、S3やGlacierなどのAmazonのクラウドストレージにしかバックアップできませんし、重複排除ができませんので、上記の課題を解決することはできません。

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そこで、全ての課題を解決するのが、EMC社のCloudArrayNetApp社のAltaVaultといったサードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品です。この2つのストレージゲートウェイ製品は、バックアップサーバからはCIFSやNFSを提供するNASのように見えます。各製品の説明は各製品担当の方のブログにお任せするとして、ここではバックアップソフトの観点でサードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品がどのように前述のバックアップの課題を解決するのか見ていきましょう。


課題①
NetBackupはAmazonやGoogleのクラウドには対応しているが、Microsoft Azure等の他のクラウドにはバックアップできない。

解決①:サードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品はAmazon やGoogleは勿論のこと、下図の通り、Azure等の様々なクラウドに対応しています。きっと、お客様が使用したいクラウドストレージも含まれていることでしょう。 Nbugw5     <AltaVault 4.1>          <CloudArray 6.0>

  

課題②NetBackupからクラウドへのバックアップではバックアップデータの重複排除ができないため、クラウドストレージの使用量を削減できない。

解決②: AltaVaultやCloudArrayは重複排除機能があるため、クラウドストレージゲートウェイ上にバックアップした後、バックアップデータを重複排除し、ユニークなデータのみをクラウドストレージにデータを転送しますので、クラウドストレージへの転送量を抑えることができます。また、ストレージ容量を削減することにより、クラウドストレージのランニングコストも抑えることが可能です。重複排除処理もクラウドストレージゲートウェイ上で行われますので、バックアップサーバに負荷を掛けることもありません。

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課題③NetBackupがアクセラレーター機能で永久増分バックアップができるのは、ファイル・VMware・NDMPだけで、SQL ServerやOracle、Exchange等のアプリケーションやHyper-Vの仮想環境などのバックアップではアクセラレーター機能が使え

ないので、クラウドへのバックアップ時間を短縮できない。

解決③:クラウドストレージゲートウェイはオンプレミス環境にあるため、インターネット経由でクラウドストレージに直接バックアップする場合と比べて、短時間で確実にバックアップすることができます。また、バックアップ方法も従来のNASに対しての手法と変わりませんので、特定のアプリケーションのみがサポートということもありません。


課題④
バックアップはアクセラレーター機能の永久増分により転送量を少なくできても、リストアは対象データが丸ごと転送されるので復旧には時間がかかる。

解決④:リストアの際もオンプレのクラウドストレージゲートウェイからリストアするため、高速です。リストア対象のデータがクラウドストレージゲートウェイのキャシュ上にない場合でも、クラウドストレージから重複排除されたデータのみをクラウドストレージゲートウェイ転送するため、データ取得(リクエスト)にかかる料金も抑えることが可能です。



バックアップソフトの機能でクラウドストレージにバックアップする場合と比べて、クラウドストレージゲートウェイ製品の費用が追加で必要にはなりますが、重複排除によるクラウドストレージ容量の削減やリストア発生時のデータ転送量の削減によるランニングコストのメリットとバックアップ・リストアのパフォーマンス向上による運用のメリットを考えると、決して高くはないかもしれません。

まずは、クラウドストレージゲートウェイ製品をちょっと触ってみたいけど、環境を作るのが面倒という方は、下記のTest DriveでNetBackup7.7を使用してのAltaVaultへのバックアップを無料で試すことができます。

Test Drive AltaVault backup to AWS S3 (日本語版利用ガイド)

このTest DriveのAltaVaultのCIFS設定では、Everyoneにアクセス許可が設定されていますが、実際の運用ではアクセス許可を設定するものと思います。その際には、NetBackupのサービスのアカウントをCIFSにアクセスできるユーザーに変更する必要がありますので、ご注意ください。

参考:Configuring credentials for CIFS and disk storage units

クラウドストレージゲートウェイを使用したクラウドバックアップ方法はNetBackupだけでなく、CIFS/NFSにバックアップが可能なバックアップソフトであれば、どのソフトでも技術的には適用可能です。お客様の環境や要件に合わせて、最適なクラウドバックアップ方法・製品を選択していただければ幸いです。

担当:臼井