*EMC Feed

2016/02/25

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!? ④

いよいよ、最終回です!

最後にウィザードを利用せずに設定していき、CloudArrayを極めていきたいと思います。

引き続き、EMC担当の片山です。

前回は初期セットアップウィザードを利用してCIFS設定をしてきましたが、今回は各設定を理解した上で個別に今までの設定を実施していきたいと思います。この操作が一通りできれば、あなたも今日からCloudArrayマスターを名乗れます! 

簡単な設定の流れとしては、下記を項目の様になります。

N_3



では、上記の流れで項目の順を追って説明していきたいと思います。

(1)Cloudプロバイダの設定

まず第一に、利用したいCloudプロバイダを設定していきます。

左側メニュから【CLOUD PROVIDERS】をクリックします。【Configure New Cloud Provider】をクリックします。

C

【Select Cloud Provider】のメニュから、今回も検証で利用している【Amazon S3】を選択して、【Continue】をクリックします。

D

Amazon S3に接続に必要な情報を入力します。入力後【Save Cloud Provider】をクリックします。これでCloudプロバイダ設定は完了です。

E

(2)CACHE設定

次に、PoolからCacheを切り出す設定をしていきます。GUIの左側メニュから【CACHE MANAGEMENT】⇒【Caches】をクリックします。そして【Configure New Cache】をクリックします。

A_4

まずはCacheの名前を入力します。次にここでは、【Pool_1】から10GBを利用する形でCacheを作成しています。値に間違いがなければ【Configure New Cache】をクリックします。

B_2

【Create One Big Cache Using All Available Capacity】は複数Poolから大容量のCacheを作る際にチェックをします。

(2)POLICY設定

次に、Cache⇒Cloudプロバイダの紐づき設定であるポリシーを作成しておきます。 左側のメニュから【PROVISONING POLICYS】をクリックし、【Configure New Provisioning Policy】をクリックします。

F

まず、ポリシー名を入力します。またここでさきほど設定したCloudプロバイダ設定とCache設定を選択して紐づけます。紐づきが正しければ、「Configure Provisionig Policy」をクリックします。

G

(2)接続プロトコルの有効化(CIFS)

左側メニュより、【SHARES】⇒【Settings】をクリックして、CIFS機能を有効にします。

※ デフォルトは無効になっています。

I

CIFS機能を有効にすると表示される【CIFS】メニュをクリックします。ここではサーバ名やWorkgroup環境、ActiveDirectory等のCIFSサーバの基本設定をしますが、今回は検証ですぐにアクセスして利用するためWorkgroup、【Allow Guest Access For CIFS Shares】にチェックを入れゲストアクセスを許可しています。

※AD連携、Workgroup環境でローカルユーザーを作成することも可能です。

※AD環境でダイナミックDNS機能連携はないためホストをDNSに登録する必要があります。

J_2

次に、Volumeと共有を作成するため、【New Share】をクリックします。

K

(2)Volume、Shareの作成とPolicyの紐づけ設定

【New CIFS Share】ウィンドウが開きますので、【Share Name】を入力します。次に、さきほど作成したCache(10GB)⇒Amazon S3への【Policy】を選択します。【Capacity】には50GiBを入力します。最後に【Save】をクリックします。

M_5

以上でCloudArryaへの設定は完了です。CloudArrayのIPアドレスへアクセスすると普通にアクセスできるかと思います。これであなたもCloudArrayマスターです!

最後に設定完了のついでに、構築したCloudArrayのCIFSサーバに、600MBと3,000MB程度のファイルを共有に対して同時に書込んで見たいと思います。そして、ダッシュボードで監視してみます。

データ自体はCacheに書込まれるため、書込み遅延が発生するような事はありませんが、Cloudに書込まれていないデータはDirty Pageとして【Current Cache Activity】に表示されています。また、FIFOデータ処理方式により、圧縮、暗号化処理が完了次第、順次Cloudに転送していることがわかるかと思います。

※ 圧縮、暗号化を設定しない場合でも分割と最適化をしているのか同様の動きをします。

1_3

 

 少し待って再度確認してみると、右上の【Cache Usage】のUsedのグラフが約3.6GBぐらいになっているのがわかります。Dirty Pageはほぼ横ばいの"0"となり、定期的にCloudプロバイダへReplicationが一定の間隔で継続していることがわかります。

2_3

この結果からも、仮にCloudプロバイダへのReplicationが書込みに追いつかず、Dirty Pageが90%以上に達っしてしまうと、そのCacheを利用している対象領域へのアクセスが一時停止してしまうため、CloudArrayのCache容量をどう設定するかが非常に大事だという事が見て取れるかと思います。やはりCache設計には注意が必要になります。

これで4回目となった今回の記事【クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?】ですが、EMCクラウドゲートウェイ製品はどうでしたか?まだ発展途上の製品ではありますが、思ったより設定がシンプルで、VE版であればすぐに検証及び導入できそうに思えるかと。もし興味がある方は是非お試しを!

 

記事:片山

 

今回の記事一覧はこちら

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?①

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?②

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?③

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?④

 

 

2016/02/22

いよいよリリース! VSAN 6.2 すべてはErasure Coding!! 細かな機能も抑えておこう

この記事は前々回、前回につづき新しいVSAN 6.2についての記事です。是非こちらの記事もお読みください。

いよいよVSAN 6.2がリリースされています。詳しくはこちらの桂島様の記事でカバーされていますので、是非ご覧になってください。

ご紹介している「Erasure Coding」、大注目の「インライン重複排除&圧縮」についてはAll flash構成のみでサポートされます。桂島様の記事によると重複排除&圧縮で2~7倍の容量効率、Erasure Codingを併用する10倍までの容量効率を実現できるとのことです!

また、EMC/VCE社からはVSPEX BLUEの後継に当たるVxRailも発表されています。VSAN Ready Node程細かく指定はできませんが、選べる構成の幅が大きく広がり、さらに「4ノード縛りにこだわらない」という発言も飛び出しているようです(ネタ元)ので、EVO:Railの画一的な構成ではなく、今後幅広く利用していくことが可能になっています。

リリースされたErasure Codingの実装について(前回の記事の訂正を含む)

先日の記事ではリリース前の情報から推測しての記載でしたのであたかもパリティデータを専門で担当するノードがあるような図になっていましたが、実際の実装ではパリティも各ノードに分散して保持されます。

Paritydistribution※ 図については桂島様の記事よりお借りしてきました。

また、サポートされるのはRAID-5およびRAID-6のみで、それぞれの最小要件はRAID-5は4ノード(3+1)から、RAID-6は6ノード(4+2)からとなります。つまり、VxRailのような4ノードのアプライアンスでもRAID-5が利用できるため、VDIなどのある程度キャパシティの必要な構成も対応が可能です。(クドいかもしれませんが、RAID-5を含むErasure Codingはオールフラッシュ構成のみでサポートされます)

QoS

ストレージポリシー内で各VMDKあたりのIOPSの上限値を設定できるようになりました。ストレージポリシー内で設定できるということはオンデマンドで(VMの再起動などなく)これを変更出来るということです。過度にオーバープロビジョニングするような構成は想定されていない(コスト高になりますから・・・)ので最低値の設定はありませんが、業務に不必要なVMがノードのI/Oを食い潰すようなことを防ぐことができますので、ビジネスクリティカルアプリケーションの動作について、より安心が出来るようになっています。IOPSでの指定ですので、ブロックサイズも見なくてはなりませんが、非常に強力な機能です。(今回の記事内で唯一Erasure Codingと直接関係しません。)

Qos

※ 上の画像はVMwareのCTOオフィスのDuncan Epping氏のブログからお借りしました。

インメモリ・リードキャッシュ

容量効率やQoSの影に隠れていますが、個人的には非常に重要と思う機能がこちらです。VSANはノード間でデータを分散します。VMのReadリクエストに対する応答は「データを持っているもっとも遅いノードを待たなければならない」ことになります。

前回の記事はWriteのトラフィックだけを解説しましたが、Readのトラフィックも同様にネットワークを何度も流れることになります。特にRAID5/6の構成の場合、「たまたまローカルのノードにデータが有った」ということもありえませんので、ローカルのノードにリードキャッシュを保持するということはパフォーマンスの観点からもネットワークの観点からも非常に重要な機能です。

Traffic_for_read_request_2※ 図の統一のためにErasure Codingもハイブリッド構成のようにしてありますが、All Flashのみで対応です

Duncanさんの記事によるとこのリードキャッシュは非常に小さいもので、各ホストの物理メモリの0.4%または最大でも1GBとのことですが、上で解説したとおり、Readのためのネットワークトラフィックを削減するため、およびネットワークトラフィックによるレイテンシの低下を防ぐためには非常に重要な機能です。

気がついている方も入るかもしれませんが、このインメモリキャッシュはPernixData社の無償製品FVP Freedomエディションに相当する機能です。アプリケーションにとっては小さなキャッシュサイズでも非常に大きな効果が得られる場合がありますので、是非心に留めておいてください。

CheckSum

VSANはネットワークを通じてデータを書き込むため、ネットワーク転送によってデータが変化していないことを保証する必要があります。近年のネットワーク品質を考えればほとんどありえないことですが、そこまで保証するのがVSANです。金融機関などで万が一が起こったとしたら、大混乱です。これも一種のErasure Codingと言えるかもしれませんが、RAID5/6が横方向にパリティを発行するものだとすると、CheckSum機能は縦方向に対してはチェックサムを発行し、VMから出たデータが正しくキャパシティ層に着地したことを保証するものです(データが変更されていることを検知するのが目的で、復元することが目的ではないのでパリティではなく、チェックサムが利用されています)。

まとめ

他にも管理系の機能なども充実していますが、今回のシリーズはあくまで「Erasure Coding」のシリーズでしたので、関連する部分に留め、別の機会にしたいと思います。

とにかく、新しいVSANは良く出来ている! 注目されている容量効率の面からだけでなく、ネットワークトラフィック、そしてパフォーマンスの観点からも理にかなっているのです。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)

2016/02/15

困難な時代だからこそ、スマートに最適化 ~不景気とその時に売れたプロダクト~

本ブログエントリーはPernixData社のVP MarketingであるJeff Aaron氏のブログ記事を翻訳しています。 

本記事の原文はWhen the Going Gets Tough, the Smart Optimizeで閲覧可能です。

ネットワールドのPernixDataに関する情報はこちら。本ブログのPernixDataの記事のまとめはこちら

情報システム部門はいつも、少ない投資で多くの成果を上げるようにと言われ続けます。景気が上よい際には、当然悪い時よりも輝かしい新しいオモチャを買うのは簡単なことです。これが近年AFAの市場が非常に活発である(訳注:リンク先はIDC.comの英文リリース)と言われている理由の一つです。

しかし、2016年、誰かが予想し始めているように(リンク先はCNN.comの景気後退についてのビデオ)経済が停滞したら、投資の様相は変わっていくのでしょうか?

過去の歴史に目を向けてみましょう・・・

2001年、VMwareはESXの最初の出荷を開始しました。それはドットコムバブル後の経済低迷の最中のことでした。この製品はVMwareのその後の成功の推進力となります。なぜ、そんなにも上手く行ったのでしょうか? その当時、情報システム部門はその労力を付加価値へフォーカスさせて(リンク先はGartnerの2001年の記事)いました。例えば、基盤の改善のためのプロジェクトに投資を集中させるという具合にです。ESXはそれを素晴らしいやり方で、導入するだけで実現させてくれるものでした。もっと具体的に言うと、仮想化によってサーバインフラストラクチャを最適化し、サーバハードウェアを大量に買うということをしなくて済むようになったのです。ROIは現実のもので、簡単に定量化することができました。

同じように2010年、IT産業はGartnerによると「緊縮の年(Age of Austerity)」を迎えます。しかし、多くの企業がサブプライムローンとヨーロッパの金融危機のために、もがいていたにもかかわらず、Isilonはこの時、(EMCに$2.25Bドルで買収される前を除くと)4四半期全てにおいて、素晴らしい業績を残しています。なぜでしょうか? 彼らは会社組織がインテリジェントにストレージを成長させ、高くつく余裕を見過ぎた構成を取らなくて済む、新しいスケールアウトアーキテクチャをもたらしたのです。

ここから学ぶべきことは?

困難な時代だからこそ、人々は最適化を行います。VMwareはサーバのパフォーマンスを最適化するソフトウェアとして名を成し、Isilonはストレージハードウェアをスケールアウト成長とともに最適化することによって、数億ドル規模の会社へと成長したのです。どちらの場合も、ソリューションはハードウェアの投資を最小化しながら、しっかりとした付加価値を提供しています。

では、2016年はどうなるのでしょうか? 経済の不安定さによって、今年、CIOたちは情報システム部門にかける予算を非常に厳格に管理し始めるでしょう。これは盲目的に問題に対してハードウェアを投げつけるということが難しくなって行くということを意味します。例えば、ストレージ装置のパフォーマンスを得るために、キャパシティを購入するということは効率的ではなく、高価で、顧客がそれを受け入れなくなっていくにつれ、難しくなってくるでしょう。これは非常にコスト効率のよいクラウドベースのサービスによって、実際の機材に対して投資をすることが大きく疑問視されていることとよく似ています。

加えて、いわゆる「キャデラック(高級乗用車)」への投資も疑問視されています。例えば、すでにデータベース環境のそれぞれのインスタンスがOracleが必要なのか、もっと安価な、SQLサーバやMySQLですんでしまうのか、よく吟味している顧客は多くあります。これによって高価なインメモリコンピューティングやExadataのような専用ハードウェアへの投資を、代替の同等のパフォーマンスをもっと安価に提供できるソリューションへと切り替えつつ有ります。

私は、特にストレージの領域において、こうした要素(投資の最適化)がAFA(オールフラッシュストレージ)とハイパーコンバージドのマーケットをやわらかく、それぞれがより近い意味あいのものにしているように感じます。会社組織は既存のストレージを最適化しようとしているのであって、高価な新しいハードウェアで置き換えようとしているのではありません。しかも、本当にストレージのキャパシティがもっと必要とされているのでないのであれば、新しいストレージを購入しようとは思いません。次の世代のソリューションが更に優れたスケールアウトの能力(もしくはもっとコスト削減が可能など)を搭載してくるからです。

時が流れるにつれ、人々は基本を忘れていきます。好き勝手なことをやり始めますし、実際のニーズではなく、周りのトレンドで購入の決断をしてしまう時もあります。(Apple Watchを持っている人はいますか?) しかし、困難な時代を迎えると、基本が全てを支配します。この調達のビジネス上の意味は? これは最もコスト効率が良いソリューションなのか? 今でなくてはならない投資なのか?もっとあとでも良いのか? 前回の投資の高価は最大化できたのだろうか? 非常に慎重で、しっかりとした、効率のよい決断が必要で、新しい輝かしいオモチャを購入することに比べると楽しいものではないかもしれません。しかし、これがビジネスをより強くするのです。

引用

経済が良い時に輝かしい新しいオモチャを買うのは、悪い時に買うよりも簡単である。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)

2016/02/05

★IsilonSD Edgeリリース★

★IsilonSD Edgeリリース★

皆さんこんにちは!

とりあえず検証してみた!シリーズ」のニュータイプ 渡会です。

今回はついにリリースされたIsilonSD Edgeをインストールしてみます!

※注:本検証はとりあえず動かしてみるということが目的のため運用・障害等に関しては考慮せず検証を行っていることあらかじめご了承ください。

IsilonSD Edgeはリリースされたばかりのため、詳細なインストール手順に関しては別の機会に記載するとして、今回はIsilonSD Edgeの構築概要&ポイントを記載していきます!

001

おっとその前にIsilonSD Edgeとはどういうものかを説明させていただきます。

IsilonSD Edgeとは!

Isilon OneFSのVirtual EditionのことでIsilonSD Edgeという製品名でリリースされました!

Virtual Editionということでこの製品はESXサーバ上で稼動するIsilonとなります。

まさしく昨今はやり!?のSoftware-Defined-Storage(SDS)となります。

 

IsilonSDファミリーとして登場したIsilonSD Edgeは、リモートオフィスやブランチオフィス向けの製品として位置づけられたIsilonSDファミリー最初の製品となっています。

 

IsilonSD Edgeの登場により、お客様は更に容易でお手軽に、有名なIsilonを使用することが出来るようになります!

 これで拠点にIsilonはちょっとと二の足を踏んでいたあなたも、各拠点にIsilonSD Edgeを設置することにより夢のIsilon統合を容易に実施頂けます!

002

この製品は無償版と有償版の2種類があります。

無償版と有償版の差は以下表を参考にしてください。

003

※有償版は物理Isilonと同等の機能が使用可能!!

次にIsilonSD Edgeを構築するための環境要件を以下に記載します。

004

要件は以上となります。

今回は詳細な手順は投稿しませんが、ざっくりとしたIsilonSD Edge構築の流れとポイントを記載したいと思います!

(詳細な手順に関してメーカドキュメントを参考にしていただければと思います。)

 

IsilonSD Edgeを構築する前に各種コンポーネントの説明をしたいと思います。

IsilonSD Edgeを構築するためには、以下2つのバーチャルアプライアンスの構築が必須となります。

  • IsilonSD Edge Management Server:VMware ESXi上に展開されるサーバのことで、vCenterと連携しOneFS Virtual Machineを、ESXi上に展開するためのゲートウェイサーバとなります。IsilonSD Manegement Serverは、OVAファイルとして提供され、WebClientから展開することによりインストール可能となります。
  • IsilonSD Management Plug-in:VMware vCenterプラグインとなり、vCenter ServerからOneFS Virtual Machineを展開・管理するためのプラグインとなります。  このプラグインはIsilonSD Management Serverに、VMware vCenterを登録することにより自動でインストールされます。
  • OneFS virtual machine:OneFSを提供する仮想マシンとなります。OVAファイルで提供されるがインストールは、IsilonSD Edge Management Serverからのインストールとなります。

 

IsilonSD Edgeをインストールした場合の全体構成例を以下に記載します。

ポイント:OneFS Virtual Machineに設定するディスク1つに対して物理ディスク1つを割り当てる必要があります。

005

ここからインストールの流れに入って行きたいと思います。

1.IsilonSD Edgeのダウンロード

以下URLよりダウンロードが可能となります。

https://www.emc.com/products-solutions/trial-software-download/isilonsd-edge.htm

※IsilonSD Management ServerとOneFS Virtual Machieは1つのファイルでダウンロードされます。

2.IsilonSD Management Serverの展開を行います。

Web Clientの「OVFテンプレートのデプロイ」から展開します。

※特に難しいことは無くウィザードに沿って設定を入れれば問題なくインストール可能。

3.IsilonSD Management Serverの設定(ネットワーク/パスワード等)

細かい内容は今後記載するがここでの注意点はアカウントが2つあることです。

①     Administrator:Management Serverに関連するバックエンドタスクを管理するユーザで主に以下を管理する。

    • Management Server DBのバックアップ/リストア
    • ログの収集
    • 管理サーバへのシリアルアクセス
    • Management Serverのアップグレード

②     Admin:Management Serverに関連するフロントエンドタスクを管理するユーザで主に以下を管理する。

    • ライセンス管理(追加/削除)
    • vCenter Serverの登録
    • ユーザのパスワード変更
    • OVAテンプレートの管理

ポイント:私はドキュメントをちゃんと読まずにセットアップしてしまったためユーザが2つあること、パスワードがデフォルト設定になっていることがわからずつまずいてしまいました。ドキュメントを読みながら構築することをお勧めします。

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4.vCenter Serverの登録

Management ServerにWebアクセスを行い対象のvCenterを登録します。

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IsilonSD Management ServerにvCenterを登録すると下記のようにPlug-inが自動で登録されます。

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5.IsilonSD Edge OVAファイルをManagement Serverにアップロードします。

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6.VMware Web ClientよりIsilonSD management plug-inを使用してIsilonSD Edge OVAファイルをESXiサーバに展開します。

ポイント:IsilonSD Management ServerではなくPlug-inを用いてVMware Web Client上から展開します

ポイント:IsilonSD Management ServervCenterを登録した後ブラウザを一度すべて閉じて再度VMware Web ClientにアクセスしないとPlug-inが有効にならないので注意!また、Web ClientIEで開いているとうまく動作しない場合があるので要注意!

私はここでハマリました・・・

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7.OneFS Virtual Machineの設定

OVAファイルを展開する際にウィザードによりOneFS Virtual Machineの各種設定を行います。

ポイント:クラスター容量を1152GB以上にしないと設定が先に進めない

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ポイント:NASでマウントしているディスクは表示されなかったためSANディスクまたは内蔵HDDが必要になります

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8.デプロイ完了後OneFS Virtual MachineにWebアクセスを行うとIsilon管理GUIにアクセスされるので完了となります。

GUIOneFS 8.0GUIとなっていました!

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またOneFS8.0から搭載されたCloudPoolsもGUI上に表示されています!

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以上がインストールの簡単流れとはなりますが、非常に簡単IsilonSD Edgeを導入することが出来ました!

シミュレータと違いディスクがあれば容量もかなり使えるのでこのIsilonSD Edgeの用途に関してはかなり幅が広がりIsilonがよりいっそう便利になると私は確信しています!

今回は詳細な手順は省きましたが今後はインストール手順や機能検証・障害検証を行いたいと思っているので検証が完了した際にはまたこのネットワールドらぼに投稿したいと思います。

Isilonに関しては以下HPまで!

http://www.emc.com/ja-jp/storage/isilon/index.htm

では、また次回!

2016/02/02

クラウドにバックアップするには?(クラウドゲートウェイ編)

 前回、NetBackupを使用したクラウド(Amazon S3)へのバックアップ方法をご紹介させていただきました。この方法も良いのですが、いくつか課題もあります。

課題①NetBackupはAmazonやGoogleのクラウドには対応しているが、Microsoft Azure等の他のクラウドにはバックアップできない。

課題②NetBackupからクラウドへのバックアップではバックアップデータの重複排除ができないため、クラウドストレージの使用量を削減できない。

課題③NetBackupがアクセラレーター機能で永久増分バックアップができるのは、ファイル・VMware・NDMP(NetAppのみ)だけで、SQL ServerやOracle、Exchange等のアプリケーションやHyper-Vの仮想環境などのバックアップではアクセラレーター機能が使えないので、クラウドへのバックアップ時間を短縮できない。

課題④バックアップはNetBackupのアクセラレーター機能の永久増分により転送量を少なくできても、リストアは対象データが丸ごと転送されるので復旧に時間がかかる。

上記の課題に悩んでいる方、安心してください!解決できますよ!
では、どうやって解決するのかと言うと、クラウドストレージゲートウェイ製品を使用します。

クラウドストレージゲートウェイは、オンプレミスのバックアップサーバとクラウドストレージを仲介する役割を持つアプライアンス(物理or仮想)です。オンプレミスのネットワーク上に配置して、バックアップサーバからは、NAS(Network Attached Storage)やVTL(Virtual Tape Library)の様に見えます。バックアップソフトはオンプレミスのNASやVTLに対して、従来のバックアップと変わらない方法でクラウドストレージゲートウェイにバックアップするだけで、後はクラウドストレージゲートウェイが裏でクラウドストレージにデータを転送してくれます。

クラウドストレージゲートウェイとしては、AmazonのAWS Storage Gatewayが有名ですが、S3やGlacierなどのAmazonのクラウドストレージにしかバックアップできませんし、重複排除ができませんので、上記の課題を解決することはできません。

Nbugw1


そこで、全ての課題を解決するのが、EMC社のCloudArrayNetApp社のAltaVaultといったサードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品です。この2つのストレージゲートウェイ製品は、バックアップサーバからはCIFSやNFSを提供するNASのように見えます。各製品の説明は各製品担当の方のブログにお任せするとして、ここではバックアップソフトの観点でサードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品がどのように前述のバックアップの課題を解決するのか見ていきましょう。


課題①
NetBackupはAmazonやGoogleのクラウドには対応しているが、Microsoft Azure等の他のクラウドにはバックアップできない。

解決①:サードパーティのクラウドストレージゲートウェイ製品はAmazon やGoogleは勿論のこと、下図の通り、Azure等の様々なクラウドに対応しています。きっと、お客様が使用したいクラウドストレージも含まれていることでしょう。 Nbugw5     <AltaVault 4.1>          <CloudArray 6.0>

  

課題②NetBackupからクラウドへのバックアップではバックアップデータの重複排除ができないため、クラウドストレージの使用量を削減できない。

解決②: AltaVaultやCloudArrayは重複排除機能があるため、クラウドストレージゲートウェイ上にバックアップした後、バックアップデータを重複排除し、ユニークなデータのみをクラウドストレージにデータを転送しますので、クラウドストレージへの転送量を抑えることができます。また、ストレージ容量を削減することにより、クラウドストレージのランニングコストも抑えることが可能です。重複排除処理もクラウドストレージゲートウェイ上で行われますので、バックアップサーバに負荷を掛けることもありません。

Nbugw4_9

 

課題③NetBackupがアクセラレーター機能で永久増分バックアップができるのは、ファイル・VMware・NDMPだけで、SQL ServerやOracle、Exchange等のアプリケーションやHyper-Vの仮想環境などのバックアップではアクセラレーター機能が使え

ないので、クラウドへのバックアップ時間を短縮できない。

解決③:クラウドストレージゲートウェイはオンプレミス環境にあるため、インターネット経由でクラウドストレージに直接バックアップする場合と比べて、短時間で確実にバックアップすることができます。また、バックアップ方法も従来のNASに対しての手法と変わりませんので、特定のアプリケーションのみがサポートということもありません。


課題④
バックアップはアクセラレーター機能の永久増分により転送量を少なくできても、リストアは対象データが丸ごと転送されるので復旧には時間がかかる。

解決④:リストアの際もオンプレのクラウドストレージゲートウェイからリストアするため、高速です。リストア対象のデータがクラウドストレージゲートウェイのキャシュ上にない場合でも、クラウドストレージから重複排除されたデータのみをクラウドストレージゲートウェイ転送するため、データ取得(リクエスト)にかかる料金も抑えることが可能です。



バックアップソフトの機能でクラウドストレージにバックアップする場合と比べて、クラウドストレージゲートウェイ製品の費用が追加で必要にはなりますが、重複排除によるクラウドストレージ容量の削減やリストア発生時のデータ転送量の削減によるランニングコストのメリットとバックアップ・リストアのパフォーマンス向上による運用のメリットを考えると、決して高くはないかもしれません。

まずは、クラウドストレージゲートウェイ製品をちょっと触ってみたいけど、環境を作るのが面倒という方は、下記のTest DriveでNetBackup7.7を使用してのAltaVaultへのバックアップを無料で試すことができます。

Test Drive AltaVault backup to AWS S3 (日本語版利用ガイド)

このTest DriveのAltaVaultのCIFS設定では、Everyoneにアクセス許可が設定されていますが、実際の運用ではアクセス許可を設定するものと思います。その際には、NetBackupのサービスのアカウントをCIFSにアクセスできるユーザーに変更する必要がありますので、ご注意ください。

参考:Configuring credentials for CIFS and disk storage units

クラウドストレージゲートウェイを使用したクラウドバックアップ方法はNetBackupだけでなく、CIFS/NFSにバックアップが可能なバックアップソフトであれば、どのソフトでも技術的には適用可能です。お客様の環境や要件に合わせて、最適なクラウドバックアップ方法・製品を選択していただければ幸いです。

担当:臼井

2016/02/01

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!? ③

いよいよ、第3回目のVA版のCloudArrayインストールになります!

EMC担当の片山です。早くも第3回のアップになります。

CloudArrayのPool(物理アプライアンスであればディスク、VM版であればvmdk)からCacheを作成して、Cloudプロバイダの登録、CIFSと共有の作成までが今回の内容になります。そのためにまずは、評価版のダウンロードから始まります。

下記、URLへアクセスして新規アカウントを作成する必要があります。

https://cloudarray.com

アカウント作成はすぐできますので、ここで諦めないでください!

下図の様な、簡単な入力項目をチョチョッと入力したらすぐに完了です!

33_2

登録完了後、ログインするとすぐにバイナリをダウンロードするウィンドウが開きますが、Webサイト内の【Download & Documents】でも同じように、ESXi版やHyper-v版をダウンロードできます。

※初回ログインの際は、下図の様なウィンドウが表示され、そのままダウンロードできます。

36_2

この際にMD5SUMも忘れずにダウンロードしてください。OVAファイルは600MB程度あるため、ファイル破損がないかどうか、念のためチェックサム値も合わせて確認するのがお勧めです。

また、バージョンによってInternet Explorerでは、バイナリのダウンロードが始まらない事象があったので、CloudArray操作用のブラウザはChrome、Firefoxを使うのが良いと思います。

1_2

また、CloudArrayインストールに関するセットアップガイド等はこのサイトから一式ダウンロードすることができますので、こちらで合わせてダウンロードすると後々が非常に便利です!

※EMCサポートサイトには情報があまりなく、CloudArrayポータルに最新情報があります。

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◆  今回、ESXi側の操作に関しては割愛しますが、CloudArrayのOVAファイルのESXiへのデプロイが完了したら。CloudArrayの仮想アプライアンスをパワーオンします。特に触ってみたいだけであれば、何も変更せずに利用できます。OS部分が仮想ディスクが50GBPool部分(Cache用)が25GBがデフォルトで組み込まれています。

(実際の性能評価等の場合、vCPU、仮想メモリ要件の最新ドキュメントを確認してください。)

※  Virtual Machine Installation Guideにスペック等の詳細要件は記載されています。

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◆  新規セットアップ時のユーザ名とパスワードは【admin】【password】になっていて、変更が必要なため、ここで新しいパスワードを設定します。

※  このユーザ設定はCloudArrayコンソールにログインするためのユーザ設定です。

※ CloudArrayではポータル、コンソール、WebGUI、3つのユーザアカウントがあります。

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◆  CloudArrayにネットワーク経由でアクセスするためのホスト名、IPアドレスを設定する必要がありますので、最初に【Network Configuration】を選択します。

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◆  CloudArrayのHOST名、DNS、Default Gateway等を設定します。

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◆  次にインターフェース(ens160、ens192)を選択し、IPアドレス、ネットマスクを設定します。インターフェース設定が終わったら【Save】を選択すると、Network Serviceが再起動して完了すると設定値が反映されます。そして、メインメニュに一度戻ります。

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◆  メインメニュに戻ったら、【Diagnostics】を選択します。

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◆  【Diagnostics】を選択して、【Ping Tool】を選択します。

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上図の様に、Default Gatewayなどping応答がある既存ホストなどに対して、ネットワーク設定をしたCloudArrayと問題なく通信ができるかを確認してください。

 

◆ IPの疎通に問題なければCloudArrayのアプライアンスのIP、ホスト名など初期設定は、これにて完了になります。一度コンソールから【Logout】してください。

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◆  続けて、Webインターフェースへ接続して初期ウィザードを実行していきます。

さきほどCloudArrayで設定したCloudArrayのIPアドレスにブラウザで接続します。

【 https://<CloudArray IP> 】

※ブラウザはIE以外のChrome、Firefoxがお勧めです。

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◆ CloudArrayポータルサイトで作成したアカウント情報を入力します。インターネット接続されていれば自動的に認証が進みますので、【Next】をクリックして進みます。

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※CloudArray License Tagに入力する値は、下図のようにCloudArrayポータルサイトの【My License】の下の【License Tag】に記載されているシリアル番号を入力します。

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◆ 続けて、CloudArrayのWebインターフェースに接続するためのユーザを作成します。ここでは【root】ユーザを作成しています。ここで作成したユーザ名、パスワードを忘れると以後セットアップができなくなります・・・。

15_2

 

◆ EULA(使用許諾契約書)が表示されますので、【Accept EULA】をクリックして、【Finish】をクリックします。

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◆ 【CONFIGURATION WIZARD】もしくは、【USER INTERFACE】を選択します。

初回起動のウィザードでは一連の設定をウィザードで設定することができます。ここでは【CONFIGURATION WIZARD】を選択します。

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◆ CloudArrayからReplication対象となるCloudプロバイダを選択して登録します。

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現バージョンでは22個のCloudプロバイダが選択できます。(検証用途のNFS含む)

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今回の検証ではAWS S3を利用しましたので、ここではAmazon S3を選択して【Continue】をクリックします。

20_2
◆ アクセスID、シークレットアクセスキーを事前に作成しておいて登録する必要があります。入力が完了するとCloudArrayよりアクセスできるようになり、S3上に自動的にCloudArray用のバケットが作成されます。

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※下記はAWS S3での場合ですが、実際にCloudプロバイダ設定をすると以下の様に自動的にS3上にバケットが作成された多数のオブジェクトファイルが確認できます。

※バケットとはS3上のデータの保存先フォルダの様なイメージ

22

 

◆ Cloudプロバイダに接続するためのインターネット帯域に対する最適化のための設定値を選択します。最低要件としては5Mbps以上のインターネット回線速度が必要となります。

23

 

◆ Poolから切り出す形でCacheを作成します。

※PoolとはESXi VA版ではデフォルト25GBのVMDKファイルになります。

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◆ Cacheの名前、Page Sizeはデフォルトが推奨、Cacheサイズを入力していきます。

25

 

◆ この画面ではCloudプロバイダとの通信が問題なければ、【successfully connected】と表示されます。次にそのままの流れで接続プロトコルの設定をしていきます。

26

 

◆ 利用プロトコルの設定は、ここではCIFSにチェックを入れて【Next】をクリックします。

27

 

◆ 実際にサービス提供するCIFSサーバの共有Volumeの容量を指定します。

※当初設定したCacheと同容量もしくはそれ以上のVolumeのオーバーコミットが可能です。

28

◆ 一通りの設定は終了です。ここから利用することができます。

非常に簡単に初期設定が終わってしまいました!

29

◆ CloudArrayにWindowsからアクセスすると、もう既に共有フォルダが作成されています。

Volume容量をWindows側から確認をするため、Windowsサーバにドライブ割り当てでマウントして確認してみます。

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◆ WindowsにZ:ドライブとしてマウントしてみました!約50GBと表示されています。

31

 

 今回は【CONFIGURATION WIZAERD】を使って設定していきましたが、設定ウィザードを使うだけでも、下図の様な構成がすぐ完了します!かな~り簡単にセットアップが終わってしまいますね!

1_8

そろそろ記事も終盤が迫ってきました。

次回以降では、CloudArrayの挙動を確認したり、CloudArrayの設定値を確認したり、設定部分を説明したいと思います。

それでは、また!

記事:片山

今回の記事一覧はこちら

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?①

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?②

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?③

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?④

2016/01/27

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!? ②

前回に引き続き、CloudArray第二回です!

 ※ CloudArray Ver6.0.3~6.0.4での検証結果を基にしています。

EMC担当の片山です。今回はCloudArrayのよく使いそうな機能に絞って解説していきたいと思います。

Read/Writeの動作フローや、インクラウドスナップショット、自動バックアップ、帯域制御、クラウドマイグレーション機能などについて順を追って説明していきます。

まずはCloudArrayの基本的Read/Write処理についてです。
 

 ◆  Write処理フロー

ホストからのWrite処理はCache領域に書込まれ、ACK応答がホストに返されたタイミングでホストへの書込み動作が完了します。1

Cache領域へのWriteが完了するとCloudプロバイダへのデータ送信のために準備が自動的に開始されて圧縮と暗号化(オプション設定)に応じて、CloudArray側の任意のタイミングでCloudプロバイダにデータがReplicationされます。CloudへのReplicationのデータ処理アルゴリズムとしては圧縮と暗号化が完了次第に順次転送するというFIFO(先読み先出)方になります。

3_2

※ Dirty Page=CacheからCloudへReplicationが完了していないデータの事

また、検証時の動作確認ではCloudへのReplicationが終了していないデータ(Dirty Page)がCache容量の90%に達すると、Dirty Page値が70%程度になるまでCloudArrayへの書込みが一時的に停止することが確認できました。

また、CloudArray自体のCache制御アルゴリズムですが、LRU(Least Recently Used)方式を採用しているとの事です。LRUとは「最も参照頻度が低いものを削除」する方式です。

◆  Cacheヒット時のRead処理フロー

 Read要求がホストから送られてきた時、CloudArrayはCache領域からホストに対して、Read対象のデータを送信して処理が完了します。

※ CacheヒットとはCache上にデータが存在した場合

2_3

 

◆  Cacheミス時のRead処理フロー

 Read要求がホストから送られてきた時、データがCache領域になかった場合はCloudプロバイダへデータを要求します。CloudプロバイダからCloudArrayにデータが受信され、CloudArrayで復号化して処理が完了します。Cloudより受信したデータはCache領域に配置されて、次回のRead要求の際に利用されます。

※ CacheミスとはCache上にデータが存在しなかった場合

2_5

 そのため、Read要求があったデータがCache領域にない場合、Cloudプロバイダからデータ送信が必要となる為にRead要求の待ち時間のためのアクセスがCloud経由で遅延する可能性があります。

 

インクラウドスナップショット

スケジュールもしくは手動にてVolume毎にスナップショットを作成できる機能で、スナップショットの実データはCloudArrayのCacheとCloudプロバイダ上に存在します。

1_5
インクラウドスナップショットはEXPOSEボタンを押すだけでアクセス可能になり、またWritable(書き込み可能)スナップショットなので、スナップショットに書込まれたユーザデータの差分はメインVolumeと同一のCacheを共有して保持され、そのままCloudプロバイダ上にもReplicationされる動作を行います。


◆  Replicationの帯域制御機能

Bandwidth設定はCloudArrayからCloudプロバイダへのReplication通信の帯域制御設定ができます。GUI操作で非常に簡単に曜日、時間でReplication帯域幅設定が可能です。

5_2

 

◆  CloudArray構成情報の自動バックアップ

前回の記事でも少し触れました。CloudArrayには自動バックアップ機能があります。CloudArrayの設定情報をCloudArrayポータルサイトに定期的に自動バックアップが行われています。

リストアする場合、災対側にOVFを展開した新たなCloudArrayをデプロイして、CloudArrayポータルサイトからダウンロードしたバックアップファイルを適用することで設定情報がリストアされます。CIFS共有設定はもちろんCloud上に保存された最新のデータも参照することができます。但し、複数箇所にリストアされてしまった場合は最新でリストアしたCloudArrayがCloudプロバイダに対して1対1でアクティブになるようです。

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上の画像、CloudArrayポータルサイトから最新版のCloudArrayバックアップデータがダウンロード可能です。

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もちろん、CloudArrayのGUIから直接、設定情報のバックアップを取得することもできます。

 

◆ クラウドマイグレーション機能

 こちらは名前の通りでCloudプロバイダを別に切り替えるときに利用する機能です。イメージとしてはCloudプロバイダAよりCloudプロバイダBに変更したい場合に利用します。

9
 今回、検証した例は以下の図の手順で行いました。S3のあるアカウントのバケットから、別のS3のアカウントのバケットにCloud上のデータを移行してみました。現バージョンでちょっと気になる点が、サービス提供しているCIFSボリュームが「10GB」であれば、Cacheも10GB必要になります。(Volume=Cache)また、移行対象の旧Cloudプロバイダからの全コピーが実行され、新Cloudプロバイダに対して、フルレプリケーションが動く仕組みになります。

10_2


 他にもまだ機能はありますが、次回よりセットアップを始めていきたいと思います。

まずは触ってみるのが一番です!それではまた第三回でお会いしましょう~。

記事:片山

今回の記事一覧はこちら

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?①

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?②

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?③

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?④

2015/12/29

クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?①

こんにちは、長らくご無沙汰していました。NetworldのEMC製品担当の片山です。

EMC社が1年ほど前に買収したTwinStrata社の製品で、2015年新製品として発表したCloud Arrayについて、今回は物理アプライアンス版ではなく、無償で評価できるVirtual Edition(以後VE)についての動作検証をしてみました。CloudArrayは特に操作が難しい製品ではないので、2~3回程度で説明していければと思います。

しかも!?このCloudArrayはEMCハイパーコンバージド製品であるVSPEX BLUEを購入すると、VE版のCache 1TBの利用ライセンスが付属していますので、VSPEX BLUEユーザはまさに必見です!!

VSPEX BLUEについてのブログ記事はこちらです↓

http://blogs.networld.co.jp/main/2015/04/vspex-blue-e63a.html

 

1

 

さて、話は戻ります。CloudArrayって一体どういう製品??かと言うと、インターネット上のクラウドストレージ(AWS S3、Microsoft Azureその等…)にデータ保存するためのハードウェア/ソフトウェアでクラウドゲートウェイといわれるカテゴリ製品になります。 

CloudArrayの製品ラインナップは、VE版以外にも物理アプライアンス版VSPEX BLUEバンドル版があります。今回、検証にも利用しているVE版の評価ライセンスは容量無制限で14日間利用することができます。

3

※  14日間以降の評価の継続には評価ライセンスの再申請が必要
※ 最新の対応バージョンやスペックについてはメーカーのWebサイトをご確認ください。

 

2015/12現在の対応仮想化ホストは、vSphereHyper-vです。しかし、何故か6.xバージョンのHyper-v用のバイナリファイルについてはまだ公開されていない様です。vSphere用はOVF形式ファイルでの提供がされています。

<詳細は下記コンパチビリティ参照>

4 

次にCloudArrayの概要について説明していきます!

では、実際にクラウドゲートウェイ製品ってどう使うの?という疑問がわくと思いますが、CloudArrayの動作の概要としては以下イメージになります。

2_2

 

  上図で例えると、ユーザからはCloudArray上のCIFS共有サーバーにVolume(10GB)の共有があるように見え、ユーザが共有に対してデータを書き込むとCache(5GB)に蓄えられ、Cache上から設定した各CloudプロバイダへデータがReplicationされます。簡単に言うとこれだけです。

  その他にもCloudへのReplication帯域制御DRテスト機能インクラウドスナップショットなど色々ありますが、単純に考えるとこれだけで十分です。要はCloudにデータを保存するだけでなくローカルディスクをCacheとして扱うことにより、ユーザアクセスを高速化しています。もし仮にクラウド上ですべてのRead/Write処理をすると、Cloudプロバイダへの重課金の問題や、ダウンロードなどにすごく時間がかかってしまいますよね。

  つまりユーザはデータをCache(ローカルディスク)に書き込みをすると、CloudArrayはバックグラウンド処理でデータを圧縮、暗号化(AES256bit)、最適化をしてCloudへReplicationを行います。ちなみに今回テストで利用したCloudプロバイダはAmazon Web ServiceのS3を利用しました。

最初の説明は少し簡単すぎたので、もう少し細い図で説明していきたいと思います。

5

  VE版では個々のvmdkファイルがPoolになります。このPoolから容量を切り出す形でCacheを作成します。Cacheを作成すると同時に、転送先のCloudプロバイダも選択していきます。最初にも説明しましたが、Cacheはユーザが利用する容量よりも小さくすることができます。例えばCacheが5GBしかない場合でも、ユーザに見せる領域としては10TBに見せたりする設定も可能です。

  CloudArrayで提供できるプロトコルはCIFS、NFS、iSCSIで利用することができます。特に簡単に試せるWindows環境については、本当に簡単にボリュームを作成して共有することができます。Windows環境ではStandalone構成、Active Directory構成が可能です。

  以下は、CloudArrayの実際の画面ですが、簡単にCloudプロバイダを選択して設定することができます。

6

 

  現在、対応のCloudストレージプロバイダは、設定画面から確認するとAmazonS3 Amplidata Atmos Azure Cleversafe Cloudian ECS2 Google HP Cloud NFS OpenStack RackSpace SoftLayer S3 Compatible Seagate Cloud Seagate Storage Cloud Synaptic ThinkOn vCloudAir Verizon ViPR Windstream などと多くのCloudストレージプロバイダが選択可能でした。またCloudプロバイダを選択とありますが、必ずしもインターネット上のCloudプロバイダが対象ではなく、例えば既存で利用しているオンプレミス環境のOpenStack、ViPR、ECS等へもデータ連携が可能です。

 今後もCloudプロバイダの選択肢には他のBlog記事でも紹介があったEMCオブジェクトストレージがいくつかありますね。今後もIsilonも含めどんどん追加されていくと聞いています。

 

  最後にCloudArrayポータルサイトには面白い仕組みがあります。CloudArrayでは、このポータルサイトとインターネットを介して自動的に容量やAlertのReportなどの情報を自動で収集していて確認できたり、CloudArrayの設定情報が定期的に自動バックアップされていて、いつでもCloudArrayのバックアップファイルがダウンロードができるので、別サイトへのリストアが簡単にできたりします。こちらは今後また説明していきたいと思います。

ここまででCloudArrayがどんな製品かはある程度は理解いただけたかと思います。

それでは、次回以降はCloudArrayの機能や設定方法について説明していきたいと思います!

記事:片山

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クラウドを活用できる今話題のEMC CloudArrayとは!?③

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2015/12/01

なぜなに Data Domain - 第八回 - Data Domain と Backup Exec バックアップパフォーマンス動作検証レポート

こんにちは。

Data Domainも今回で第八回目となりました。
第四回目ではDD Boost機能について見てきました。

今回はEMCジャパン様、ベリタステクノロジーズ様のご協力のもと、
Data Domain DD BoostとBackup Execを利用したバックアップ
パフォーマンス動作検証の結果をご紹介します。

flair 検証環境の構成を見ていきましょう。

■バックアップ検証環境
1_7
・ バックアップサーバ(1台)
・ バックアップ対象クライアント(ノートPC×5台,サーバ×1台)

バックアップ検証環境(ネットワーク構成)2_3

flair 次は検証項目パターンを見ていきましょう


■ 検証項目パターン
各検証項目ごとにバックアップを3回実施し、バックアップの所要時間を測定しております。

4_10


<説明>
【検証1】【検証2】【検証3】【検証7】【検証8】【検証11】はバックアップ先を
CIFSとしたバックアップ検証になります。

【検証4】
DD Boostを利用し、Backup Execの重複排除処理をクライアント重複排除とした
バックアップ検証になります。(対象台数5)

【検証5】
DD Boostを利用し、Backup Exec側の重複排除処理を
メディアサーバ重複排除としたバックアップ検証になります。(対象台数5)

【検証6】
DD Boostを利用し、Backup Exec側の重複排除処理をクライアント重複排除とした
バックアップ検証になります。(対象台数1)


flair 
次は各検証項目のバックアップ時間の結果について見ていきましょう。

■ バックアップ時間の比較

5_9

 shine<全検証項目のバックアップ時間の結果>shine
全検証項目のバックアップ時間の比較をしますと、【検証4】のDD Boostを利用した
クライアント重複排除
によるバックアップはパフォーマンスが向上し、バックアップ時間が短縮
する結果となりました。


■ まとめ
flair 弊社の検証ではバックアップ対象台数が5台の場合、CIFSと比較して
  DD Boostを利用するクライアント重複排除によるバックアップでは
  スループットが1.5倍~2倍に向上する結果となりました

flair バックアップ対象が1台の場合、DD Boostによるスループットの効果は
  得られませんでした。

  
『DD Boost』は同時に実行するバックアップジョブ数シングルストリーム数
少ない場合、DD Boostによるパフォーマンス向上の効果を得られない場合が
ありますので、ご注意ください。

次回は別の機能についてご紹介したいと思います。

それでは次回もよろしくお願い致します。

担当:斉藤・吉田

 

 
 

 

 

 






 

 

 

 








      

2015/11/30

Virtual VNXマスターへの道:その③

朝夕冷え込む季節になりましたが、VNXファンの皆様いかがお過ごしでしょうか。こんにちは、銀のしゃちほこ細川です。

 

先日、vVNXに新たな機能拡張があったのですが、皆さんご存知でしょうか??追加された機能ですが、な、な、なっ、なんとFully Automated Storage Tiering for Virtual Pools(以下、FAST VP)なんです!!今回はその最新のvVNX(Version: 3.1.7.6448513)を簡単にさらっと紹介します。

 

皆さんご存知かと思いますが、FAST VPとは、256MBスライスと呼ばれる単位でアクセス頻度に応じて自動的にSSD/SAS/NL-SAS間での最適な階層のディスクへ再配置する機能となります。それではさっそく、今回新たに追加されたFAST VPの画面を見ていきたいと思います。

 

Unisphereに新たに「Data Efficiency Settings」が追加                    

1_2

 

FAST VP 再配置レートの設定画面

2_2

 

FAST VP再配置スケジュールの設定画面

3_2

 

階層化ポリシーの設定画面

4_2

 

ロードバランス状況の確認画面

5

 

今回、SASディスクとSSDディスクを組み合わせて2階層のプールを作成してみました。その中でスケジュール再配置が動作するのかを確認してみたのですが、きっちりとスケジュール通りに再配置を確認する事が出来ました。素晴らしい!!vVNX上でもきちんとFAST VPが動作しちゃうんです!!

 

FAST VPのPoolを作成する際の注意点としてvVNX自体は、自分に割り当てられている仮想ディスクがどのタイプのディスクであるか判別する事が出来ません。そのためPool作成の際には、明示的にこのディスクはExtreme Performance(SSD)、このディスクはPerformance(SAS)、このディスクはCapacity(NL-SAS)という形で指示する必要があります。

6

 

また、今回のバージョンは初期リリースからアップデートはできず、新規インストールする形となってしまう点にご注意下さい!!インストール手順は前回・前々回のブログを参照して下さい。

 

機能拡張もどんどん行われて楽しみですね~

物は試し、新バージョンもぜひともトライしてみて下さい!!

それではまた次回お会いしましょう!!

 

記事:銀のしゃちほこ(ほそかわ)