*Nutanix Feed

2017/08/16

クローンの攻撃 - AFS 2.1.1のWhat's new

記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社の社員であるdlink7氏によるものです。原文を参照したい方はAttack of the Clones – What's new in AFS 2.1.1をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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Fig267

NutanixのAFSチームは新しい様々なユースケースに対するお客様の要求に答えるためノンストップでファイルサーバーのクローンのサポートのために活動しています。AFSはもともと全てのAFS環境が単一のバックグラウンドのストレージコンテナを利用するという1対1の関係性を前提として設計されていました。この1対1の関係性は最初は多くの点で理にかなっていると思っていました。というのもPrismからは単一のストレージコンテナだけを見れば私がやりたいことの全ての統計情報を見ることができるからです。これは更にAFSのバックグラウンドのヴォリュームグループがストレージコンテナ/AFSサーバと同じ名前で済んでしまうということでもあります。ファイルサーバ全体の構成をクローンできるようにするということは開発チームはAFSとそれに対応するヴォリュームグループの間の密結合を解き放つ必要が出てきました。

AFS 2.1.1以降、AHVとESXiの両方でファイルサーバのクローンを行うことが完全にサポートされます。これはまた、同一のストレージコンテナ内に1つ以上のファイルサーバが初めて同居して動作することも意味しています。ファイルサーバをクローンする以外に、クローンをしなくてもファイルサーバのリネームするという機能もAFS 2.1.1から搭載されています。

 

この改善によって以下のユースケースをサポートできるようになっています:

 

  • 開発と検証のために全環境のクローンを作成する
  • オリジナルのファイルサーバの動作中に完全なDRの検証を行う
  • アンチウィルススキャンの完全なオフロードを実現する
  • 本稼働系サーバを稼働している最中に分析を回す
  • ROBOサイトのバックアップ 例) オフショアの石油掘削機、リモートオフィスは自身のファイルサーバを本社にレプリケーションし、バックアップを行うためにクローンを作成できます

Fig268_2

稼働中のAFSのクローンを作成することで実現する新たなユースケース

その他のAFS 2.1.1での改善点

AFSのサイジングワークフロー : PrismでAFSクラスタを作成時にワークロードベースのサイジングが利用できるようになりました。マニュアルでの設定のオプションも引き続き利用できます。

Fig269

MMC(Microsoft Management Console)のスナップインもAFSでサポートされています。これによってホームシェアのトップレベルディレクトリのリネーム、再帰的な削除、パーミッションの適用が可能になっています。これでpowershellのスクリプトを使う必要がなくなりました。Windowsエクスプローラーがホームディレクトリがうまく動かない理由は我々のDFSを利用してトップレベルフォルダの照会を行っているからで、他の製品ではこれが使われることはありません。こうした照会は多くのノードにまたがる数万のユーザーが利用する単一ネームスペースを提供することを実現しています。新たなMMCのスナップインはサポートポータルからダウンロードできます。

 

トップレベルディレクトリの管理

 

管理者とバックアップ管理者のサポート : 非ドメインのadminユーザーを管理者、そしてバックアップ管理者としてUIから追加できるようになり、cliを利用する必要はなくなりました。

短く言い換えるとAFS 2.1.1はマイナーリリースではあるものの、日々の運用に大きな影響を与えるものになるはずです。 

Fig270

トップレベルディレクトリの管理

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2017_2

画像だけ見て、絶対訳さねばと思っていましたが、他にも色々訳したいものがあって日が空いてしまいました。ファイルサーバをクローンする、この考え方はどちらかと言うとコピーデータマネージメントに似ている気がします。物理のファイルサーバでシェアをクローンするということは当然できていたと思いますが、AFSは分散実装されているファイルサーバです。分散実装されていることならではのこれまでにない面白いユースケースが様々登場してきそうです。

2017/08/09

NVMeについて従来からのストレージベンダーがあなたに知ってほしくない5つの秘密

記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr. Manager, Technical Marketing EngineeringであるPaul Updike氏、およびSr. Technical Marketing EngineerであるAndy Daniel氏、およびSr. Product Marketing ManagerであるMarc Trouard-Riolle氏によるものです。原文を参照したい方はFive secrets traditional storage array vendors don’t want you to know about NVMeをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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Fig266

Non-Volatile Memory Express(NVMe)は、従来からのストレージ装置が膨大なストレージデバイスを利用し、その駆動のために製品への巨大な投資が必要になるというやり方を破壊しつつあります。どうしてかって? それはNVMeは従来型のストレージアーキテクチャではないからです。実際、フラッシュストレージの最初の波(SSD)もそうではありませんでした。しかし、製品をより市場に早く送り出し、幅広く浸透させるため、ドライブのインターフェイスとプロトコルは変更されませんでした。最初のSSDはフラッシュを従来型のストレージアーキテクチャで利用するために設計されていました。この要件を満たすために、SSDは従来型の回転するハードドライブを模倣しています。データの入出力はハードドライブのインターフェイスを通り、その先に回転するお皿があるかのように振る舞っており、その模倣の持つ制限に縛られているのです。これを心に留めて考えると、以下はNVMeについて従来型のストレージベンダーがあなたに知ってほしくないことなのです:

 

1. NVMe は最初はサーバテクノロジーとして提供される

殆どの新しいテクノロジーと同様に最初のドライブは一般的なデスクトップそしてサーバシステムの内部に搭載されます。今日ではNVMeテクノロジーはほとんどのメジャーなベンダーのサーバー内に搭載して購入することができます。もちろん、Best Buyで個別のユニットを買うということもできます。ゲーマーならそれをデスクトップに搭載しますし、もしも昨年購入したノートパソコンであれば、NVMeはすでに搭載されているかもしれません。残念なことにNVMeと他の多くのマスマーケットを対象にしたテクノロジーはサーバー内で利用されるために設計されており、ストレージ装置で利用されるようになるまでに長い時間がかかります。(Nutanixのハイパーコンバージドインフラストラクチャはサーバーベースのテクノロジーです)

 

2. 新しいアーキテクチャでは高可用性が必要とされる

従来型の装置はSASとSATAインターフェイスを利用するために設計されています。SASは元から1つ以上のコントローラーと同時に接続するためにデュアルポート構成で、装置ベンダーは特殊なトランスポーター(転送機)を利用してSATAでも同じことができるようにしています。NVMeのアーキテクチャはSASまたはSATAのコンポーネントを利用しません。そして、全く新しい設計が必要になります。最初のNVMe 1.1のスペックでは、U.2 デュアルポートのNVMeドライブが2016年の初期にアナウンスされました、しかし、このデュアルポートの能力を持つドライブを出荷しているメジャーなベンダーはありません。デュアルポートのU.2は複数のPCIeレーン(各コントローラーに2つ)が必要だということを覚えておいて下さい。これはスループットを制限する可能性があります。(Nutanix ハイパーコンバージドインフラストラクチャは高可用性のために複数箇所でドライブをマウントする必要はありません)

 

3. NVMe はホットスワップが難しい

NVMeはPCIe上でダイレクトに動作し、PCIeホットスワップがプラットフォームで完全にサポートされていなくてはなりません。ホットプラグ可能として販売されているNVMeドライブはありますが、それは特定の物理プラットフォーム、CPU、オペレーティングシステム、そしてドライバーが揃っている場合だけです。現在のドライバーはサーバープラットフォームとOSのために書かれたものです。繰り返しとなりますが、このサポートにはベンダーの専門性が必要とされます。(Nutanixではワークロードを移行させ、ノードレベルで停止無く修理を行うことができます)

 

4. リモートのNVMeデバイスを完全活用するためにはRDMAが必要となる

複雑怪奇なPCIeのスイッチの設計の他に、リモートのNVMeへ従来型のファブリック(イーサーネットやファイバーチャネル)経由でアクセスするためには遠隔ダイレクトメモリアクセス(remote direct memory access ー RDMA)とNVMe over Fabric(NVMeF)のような新しいプロトコルが必要になります。RDMAでスタックをバイパスせずに、単純なTCP/IPスタックを利用していてはNVMeによるレイテンシーの削減を台無しにしてしまいます。多くの業界のスタンダードと同じように、NVMeFの開発は遅く、現在殆どのストレージベンダーがこれを出荷していません。(NutanixはRDMAを活用する際にNVMeFを利用する必要はありません)

 

5. NVMe をストレージ装置上で利用する場合にはより多くのリスクが集中します

ストレージ装置ベンダーはデータをデータセンタ内で成長、統合させたいため、実際のところ多くのストレージベンダーがこれを推奨しています。多くのベンダーの目的は古い世代のハードウェアの定期的な交換です。これをより早くするため、大きなキャパシティを持つストレージでは同一システム内にデータを固めなくてはなりません。それは「バスケットの中の卵」のようなリスクで、より膨らんでいくのです。(Nutanix エンタープライズクラウドはノードの単位で成長していきます。リスクは集中するのではなく、より分散していきます)

 

NVMEを今すぐに活用するにはどうしたら…

Nutanixは新しいオールフラッシュノードを追加します。NX-9030シリーズプラットフォームはSATA SSDとNVMeを搭載しています。まとめにその方法を記載します: 

1. 我々のクラスターノードはサーバーの標準的なアーキテクチャです

2. 我々の障害と交換の対応はノードレベルで非常に簡単です。NVMeが障害を起こすことも想定済みです。

3. 我々はソフトウェアをNVMeを思慮深く利用するようにカスタマイズし、パフォーマンスを向上させています。

4. 我々は迅速に既存のRDMAテクノロジーを活用する方法を開発しました。これは新たな業界標準には依存しません。

5. 我々のエンタープライズクラウドはリスクを集中させるのではなく分散します。

 

究極的に、Nutanix製品は革新的なソフトウェアです。我々のハイパーコンバージドインフラストラクチャの哲学をベースとした障害前提ウェブスケール設計は迅速な革新的なハードウェアベンダーからの新しいハードウェアテクノロジーの適応を実現します。サーバの革新の波にのることで、我々はお客様がより早くポジティブなビジネス成果をあげることのお手伝いをすることができるのです。

 

© 2017 Nutanix, Inc.  All rights reserved. Nutanix and the Nutanix logo are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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さて、抽象度の高い記事で、訳しにくいAndy Danielさんも共著のブログですが、割りと今回訳しやすかったです。

ストレージベンダーがNVMeについて知ってほしくない5つの秘密・・・ですが、以前翻訳した「フラッシュにとってネットワークは遅すぎる、どうしたら?」もその一つであると思います。今回はネットワークスピードではなく新たなNX-9030プラットフォームが登場しますので(Readはローカリティで回避、でもWriteでは不可避であった)ネットワークスピードの問題もRDMAで低減してきています。NVMeFを使うとどれぐらい良いのかはこちらなどでも結果が紹介されていますが、リモートへのWriteもローカルとほとんど変わらないようなスピードが実現されています。(これはNutanixを対象とした検証ではありませんし、単にネイティブとイーサーネット、インフィニバンドの比較を行うため、ファイルシステムなども加味されておりません、あくまでどれぐらいのレイテンシなのかということのご参考です)。

2017/08/02

Nutanix on HPE® ProLiant® is NOW AVAILABLE

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSenior Product Marketing ManagerであるEJ Bodnar氏によるものです。原文を参照したい方はNutanix on HPE® ProLiant® is NOW AVAILABLEをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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Fig265

Nutanixは業界をリードするエンタープライズクラウドソフトウェアが最も幅広く展開されているエンタープライズサーバープラットフォーム上で利用可能になったということをアナウンスでき興奮を禁じえません。

HPE® ProLiant® サーバはNutanixによってNutanixエンタープライズクラウドソフトウェアの動作のための完全な検証そして認証を得ています。HPE® のお客様はNutanixソリューションを活用してエンタープライズクラウドを構築し、パブリッククラウドサービスのシンプルさ、俊敏さをプライベートクラウド環境に必要とされる統制、セキュリティとともに享受することができます。ProLiant®を利用しているお客様はNutanixを業界で最も利用されているハイパーコンバージドソリューションとしたのと同じ、Nutanixのコンピューティング、ストレージ、仮想化、そしてネットワークの機能 ー 更に加えて直感的なコンシューマーグレードの管理機能を手にすることができるのです。

Nutanix エンタープライズクラウドソフトウェアをHPE® ProLiant® ハードウェア上で動作させることでお客様は以下を実現できます:

  • HPE® ProLiant® サーバとNutanixエンタープライズクラウドソフトウェアで完全なインフラストラクチャのスタックを構築
  • 高価で複雑なSANを排除し、データセンタをProLiant® サーバのストレージリソースでシンプル化
  • ワンクリックでのソフトウェアアップグレード、インフラストラクチャの拡張、トラブルシューティングによって、インフラストラクチャの管理を劇的にシンプル化ー ITスタッフを開放し、インフラストラクチャではなく、ビジネスアプリケーションにフォーカスができるように
  • スモールスタートし、ProLiant®を一台ずつ追加することで制限のない拡張を実現
  • Nutanixがネイティブで提供するAHVハイパーバイザーによって仮想化についてのコストを削減、仮想化の管理を統合
  • アーキテクチャや運用を変更すること無くProLiant®サーバに簡単にNutanixのエンタープライズクラウドソフトウェアを追加

 

強い顧客、そしてパートナーからの要求:

NutanixのHPE® ProLiant® のサポートは強い顧客そしてチャネルパートナーからの要求に答えたものです。HPE®認定ディストリビューターそしてリセラーとNutanixはHPE®ハードウェアとNutanixソフトウェアを自身のファシリティまたはお客様先で統合します。IT専門家は他のすべてのNutanixがサポートするハードウェアプラットフォームと同様の素晴らしいエクスペリエンスを享受することができます。

 

サポートされるHPE® ProLiant® サーバには以下が含まれます:

  • ProLiant® DL360-G9  ー 1Uのラックマウントサーバで最大8つのスモールフォームファクタ(SFF ー small form factor)ドライブベイを保持します。これによってオールフラッシュ構成または2x SSD と 最大 6x HDDを組み合わせたハイブリッド構成を実現することができます。DL360はVDI、ミドルウェア、Webサーバそして一般的な仮想化のユースケースに最適です。
  • ProLiant® DL380-G9 12LFF ー 2Uのラックマウントサーバーで最大12のラージフォームファクタ(LFF - large form factor)のドライブベイを保持します。オールフラッシュまたは2x SSDと最大10x HDDでのハイブリッド構成を実現することが可能です。主としてストレージヘビーまたはサーバー仮想化ワークロードをターゲットとしています。
  • ProLiant® DL380-G9 24SFF ー 2Uのラックマウントサーバーでこちらは最大で24のSSFドライブベイを保持します。オールフラッシュ構成および4x SSDと最大20x HDDでのハイブリッド構成を実現することが可能です。MS Exchange、SQL Serverそして、大規模なデータベースユースケースに向いています。

 

どのようにサポートが行われるか:

  • Nutanixはエンタープライズクラウドソリューションが展開された認定済みHPE® ProLiant®システムすべてにおいて、最初のコールを受け付けます。これによってシンプルな、サポートの単一のコンタクトポイントをご提供します。お客様はもちろん、明らかにハードウェアの問題である場合にはもちろん、お客様がHPE® に最初にコールするという選択肢もあります。
  • 初期の切り分けの段階において、もし問題がハードウェア上にあるかもしれないという状況においても、Nutanixのサポートはお客様がHPE® へコンタクトをとることをアシストします。これは必要不可欠な情報をご提供するというための手段ということになります。NutanixはHPE® にお客様の代わりに直接TSANet (TSANet.org)経由でコンタクトをとるという手段もご用意しています。
  • もしも問題がソフトウェアに起因するものであれば、Nutanix サポートはその問題の解決のために稼働します。いずれに場合においても、Nutanixサポートは顧客との合意の元、受け入れ可能な解決がなされるまでケースをクローズしません。

 

ハイパーコンバージドインフラストラクチャを超え、エンタープライズクラウドへ:

ハイパーコンバージドインフラストラクチャはプライベートクラウドに劇的なシンプルさをもたらしました。しかし、エンタープライズのデータセンタがパブリッククラウドのちからを持つにはまだ多くのものが必要です。HPE® ProLiant® 上で動作するNutanix エンタープライズクラウドプラットフォームはパブリッククラウドインフラストラクチャの俊敏性とワンクリックのシンプルさとセキュリティ、統制、想定通りの経済性、そしてプライベートクラウドに必要とされるパフォーマンスも融合されています。ハイパーコンバージドインフラストラクチャををNutanixエンタープライズクラウドで超えていきましょう…

 

Nutanix on HPE® ProLiant® について更に詳しく知りたい場合は こちら: https://www.nutanix.com/dlserver/ そしてNutanixエンタープライズクラウドについて更に知りたい場合には こちら:https://www.nutanix.com/

 

 

© 2017 Nutanix, Inc.  All rights reserved. Nutanix, the Enterprise Cloud Platform, and the Nutanix logo are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries.

HPE® and ProLiant® are registered trademarks of Hewlett-Packard Development LP and/or its affiliates.  Nutanix is not associated with, sponsored or endorsed by Hewlett-Packard.

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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5.1.1.1のリリースにひっそりと記載されておりましたが、なんとNutanix on HPE ProLiant、すでに正式にリリースされています!Nutanix Washinton D.C.でもひときわ拍手の大きかった発表ですし、本当にこれを待ち望んでいたパートナー、お客様が多くいらっしゃったのですね。年内に動けばいいと思っていましたが、大きく前倒しされてのリリースです。

当社もウェブセミナーのやってみたシリーズなどで取り上げていきたいと思っていますが、ProLiantはGen10もリリースされていますので、そちらがサポートされてからの検証になるかもしれません。

いずれにしてもNutanixは100%ソフトウェアカンパニーであるというその本来の姿を顕しつつありますね。

面白いのが冒頭のイメージです。HPE社のロゴはRectangle(四角)ですが、その外で考えよう!なかなかシャレが聞いています。

2017/07/26

X-Rayの内部 (Nutanix純正ベンチマークツール)

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr. Manager, Technical Marketing EngineeringであるPaul Updike氏とManager, Performance EngineeringであるChris Wilson氏によるものです。原文を参照したい方はX-Ray Internalsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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.NEXT 2017で、我々は新しいX-Rayと呼ばれるツールの公開をアナウンスしました。このツールはハイパーコンバージドインフラ上の検証シナリオの解析を自動化するためのものです。X-Rayを利用することでシステムをより現実的に、そしてシステマチックに評価することができるようになります。我々は検証はより再現性が高く、包括的で、システムが一貫しており、信頼性があり、想定通りに動くことを本稼働環境で利用する前に確認できるべきタイミングに来ていると考えています。それが故に、X-Rayは主にハイパーコンバージドクラスタがしばしば出くわす、現実の状況からのシナリオにフォーカスを当てています。

この記事ではX-Rayの内部をある程度ご紹介し、我々がテストシナリオを実装する際にどのようなことを念頭に置いていたのか、より良く理解していただこうと考えています。ですから、X-Rayが示す結果に確信を持って利用していただくことができます。

コアにおけるシナリオ

X-Rayのシナリオはワークロードワークフローというコアコンセプトにもとづいています。ワークロードとワークフローを結合させることで、単にシステムに負荷をかけるだけではなく、システムのライフサイクル内で出くわす現実のイベントをも盛り込むことができ、シナリオを繰り返して実行することができるようになっています。イベントは仮想マシンのスナップショットのリクエスト、単一ノードの障害発生時のモデル、ノードの電源OFFそして新しいワークロードや仮想マシンの追加などに広がっています。

ワークロードの実装に、我々はオープンソースツールであるFIOをShelfのバックグラウンドで利用しています。 多くのオプションを持つため、このツールは非常に柔軟です。X-Rayのもっとも重要な特徴の一つはワークロードを単に他のツールと同様に一定の並列性で動作させるのではなく、固定のレートで動作させるということです。これによって、より現実的な負荷を発生させることができ、単にピーク時のパフォーマンスを見るのではなく、その負荷による影響を見ることにフォーカスすることができます。X-Rayは標準のFIOの構成ファイルを利用して直接FIOを呼び出します。これによってFIOのほぼすべての構成オプションを柔軟に利用することができるようになっています。

シナリオのワークフローの実装について、我々はYAMLで記述を行うようにしました。YAMLには必要十分で自己完結的な繰り返し可能な検証シークエンスを記述できるようになっています。

ノード障害シナリオにおけるYAML記載の例は下記のとおりです :

Fig249

シナリオの記述については内部的にVM Groupと呼ばれるコンセプトを利用します。VM Groupは仮想マシンの数、配置、そしてその検証に利用する内部のゴールドイメージの場所が記載されたものです。この例ではX-Rayに2つのゴールドイメージが格納されています:

 

Fig250

仮想マシンにアサインされたワークロードの詳細は指定するワークロードとしてFIOの構成ファイルとして記述されます。こうすることですべてのグループの仮想マシンが同じFIOのワークロードで動作するようにすることができます。FIOの構成は特定の仮想化ディスクの構成を想定しているため、とあるワークロードでは特定のゴールドイメージを使う必要があり、そのためのVM Groupをワークロードに紐付ける必要があります。

シナリオのステップはワークフローで実装します : ワークロードの実行、スナップショットの取得、仮想マシンの移行、ノード障害などです。シナリオのステップは2つのフェーズに分解されます。Setuprunです。Setupはシナリオのステップのみに利用し、検証の計測の一部とは考えないで下さい。Setupステップでは大抵、最初の仮想マシンのクローンや仮想マシンの電源On、動作中のワークロードのウォーミングアップなどが実施されます。Runステップでは典型的には障害やその他のイベントを実行しながらの実際のワークロードのスタートと計測が行われます。それそれのステップはコード内に特別な関数として設定されており、これによってどのAPIやAPIセットがステップの完了のために呼び出されるか判断されています。

ユーザーがご自身でシナリオをYAMLで記載することができなかったとしても、そのシナリオが何をしており、YAMLに何が記載されており、どのような検証に利用できるのかをそのデータとともに共有します。

X-Rayのアーキテクチャ

X-Rayは単一の仮想マシンとしてパッケージされており、X-Rayソフトウェアと共に必要なゴールドイメージが含まれています。X-Rayのアーキテクチャは3つの主要コンポーネントに分解することができます : 1) UI(インターフェイス)、2) X-Ray サーバ 、 3) Charon です。

Fig251

下から順を追って説明しましょう。CharonはX-Rayの検証を実行するコンポーネントです。CharonはYAMLの記述を翻訳し、シナリオを表すクラスを作成します。検証のインスタンスは検証ターゲット構成とシナリオの組み合わせで構成されます。インスタンスが作成されるとCharonはシナリオを始めから終わりまですべて検証ターゲット、インフラストラクチャ管理サービス(例: vSphereの場合はvCenter)、そしてシナリオの一部として展開された仮想マシンと通信しながらすべてハンドリングします。インフラストラクチャとのすべての通信にはパブリックなAPIを利用しており、それによってシステムにユーザーや環境とのやり取りをシミュレーションできるようになっています。Charonはpythonで記述されており、vSphere SDKのpython実装であるpyvmomiを利用してvSphereのターゲットと通信を行います。AHVのターゲットとはNutanixのREST APIを利用しており、電源管理機能についてはIPMIを利用します。X-Rayに同梱されているゴールドイメージにはCharonのエージェントが埋め込まれています。このエージェントはワークロードを実行する仮想マシンとインフラストラクチャに依存しないインターフェイスで通信を行えるようになっています。

X-Rayサーバはスタックの中央部で、ユーザーインターフェイスと自身が作り出したCharonインスタンスとの通信を含む他の通信対象との通信のためのAPIを提供します。検証のターゲット構成を維持すること以外に検証の結果や分析についての機能も保持しています。検証ターゲットのセンシティブな情報、例えばパスワードなどは暗号化で保護されディスクへ書き込まれます。検証ターゲットを管理する機能として、同時に1つの検証のみが実行されることを保証します。これはサーバに組み込まれた検証の順番待ち機能を実現しています。サーバはUIに表示されているのと同じデータでレポートを作成する機能も備えています。

X-Rayは最終的にはこれまでになかった現実的なシステムのパフォーマンスの評価を行うためにパブリックなAPIによる自動化とオープンソースのワークロード生成器を足し合わせて実装されています。我々はその結果に確信を持っていただくためにもX-Rayに含まれているものがオープンであるということが重要だと考えています。

X-Rayを初めたいのであれば、https://www.nutanix.com/xray/ へ移動して登録してダウンロードを行って下さい。助けが必要、助言を述べたい、他のユーザーや開発者と会話がしたいなどあれば、X-RayのNEXT Forumに参加して下さい。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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前回はなぜX-Rayを使うのか?という内容でしたが、今回はその中身のご紹介です。なんとFIOを使っています。しかし、FIOで単純にピークパフォーマンスを図るのではなく、FIOで一定の負荷をかけている際にノードが障害を起こしたら、ファームウェアのアップグレードが行われたら、仮想マシンの数が増えたら・・・と現実的に起こるシナリオをシミュレーションしながらそのパフォーマンスへの影響を観察できるツールになっています。

なんともいいますが、車のアクセルをいっぱいに踏んだら何Km/h(MPH)でるのか?にもはや意味はありません。渋滞や工事の状況を見極めながら最適なドライブルートを描き出すカーナビのようなものでしょうか。

アクセルいっぱい(当然高い!)ではなくできるだけ目的地に早く着く(または安く着く)などの本来の重要な目的に目を当ててほんとうに必要な検証、ひいてはNutanixの購入をご検討下さい。以前のブログにも出てきていますが、Nutanixはたくさん買ってはイケナイ!です。

2017/07/20

Nutanix AFS 2.1.1 リリース

記事の原文はDerek Seaman氏の個人ブログの記事の翻訳ヴァージョンです。著者は記事翻訳時点ではNutanix社のStaff Solutions Architectとして活動中です。原文を参照したい方はNutanix AFS 2.1.1 Releasedをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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Nutanix AFS 2.1.1 (Nutanix ファイルサービス) のリリースを熱いままお伝えします。ご存知でない方のためにお伝えすると、AFSはNutanixクラスタ上で動作するウェブスケールの高可用性構成の「NAS」です。今回のリリースは重要な様々な機能に加え、多くの問題を解決しています。新しい機能にはいかが含まれます:

  • 展開時のAFSのサイジングワークフロー
  • AFSクラスタの名前の変更機能
  • AHV上のAFSのクローン機能(バックアップ、DR検証、復元などに利用できます)
  • AFSの管理にMicrosoft管理コンソールを利用可能に
  • ファイルサーバ管理者権限でのAFSのパーミッションの管理 (この機能はADユーザー、グループと紐付いています)

完全なリリースノートは こちら。新しいパッケージのダウンロードはこちら

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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5.1.1.1のリリースと合わせてAFSも2.1.1となりました。不定期更新シリーズですが、AOSリリースのときはAFSとのセットでの連投になりそうです、後々の事も考えて、一日開けて投稿します。

2017/07/19

Nutanix AOS 5.1.1.1リリース

記事の原文はDerek Seaman氏の個人ブログの記事の翻訳ヴァージョンです。著者は記事翻訳時点ではNutanix社のStaff Solutions Architectとして活動中です。原文を参照したい方はNutanix AOS 5.1.1.1 Releasedをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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本日、Nutanix AOS 5.1.1.1の一般公開をアナウンスできることを大変喜ばしく思います。今回はパッチリリースですが、幾つかの新しい機能も含まれています。期待のとおり、セキュリティパッチ(合計11)と多くの解決済み問題のリストが含まれています。完全なAOS 5.1.1.1のリリースノートはこちら そしてパッケージのダウンロードはこちらです。あらゆるアップグレード際には事前に必ずリリースノートに目を通し、すべての前提条件に合致していることをご確認下さい。よくできたインストールとアップグレードのドキュメントがこちらにあります。こちらも是非アップグレード前に目を通して下さい。

新しい機能としては以下のものが含まれます:

  • Nutanix API v3 テックプレビュー
  • Cisco UCS-B シリーズサーバに対する ソフトウェア Only でのサポート 一般公開
  • vSphere 6.5に対する拡張サポート (例 Dell XC)
  • ESXi 6.5a および vCenter 6.5の完全サポート

いつものように、このAOSのアップグレードはPRISMから1-クリックアップグレードの手順として実行可能です。ダウンタイムはなく、vMotionも必要ありません。多くのお客様はAOSのアップグレードを日中に実施することもあります。このリリースは現時点では自動ダウンロードが有効になっていません(数週間以内にそうなるでしょう)、ですから自動ダウンロードが有効になる前に必要な場合にはNutanixのポータルからgz パッケージをダウンロードして下さい。もしNutanixを触るのが初めてで、これまでにAOSのアップグレードをしたことがないのであれば遠慮なくサポートへお電話下さい。死ぬほど簡単で、100%GUIでの操作ですが、もしも助けが必要であればです。

もし未だに5.1のリリース列車にアップグレードしていないということであれば、今回はまたとない機会でしょう。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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新シリーズ、と呼ぶべきか迷いますが、こうした情報が日本語化されていると便利だと思いますので、Derek Seaman氏のブログの更新に合わあせて不定期に翻訳していきたいと思います。もちろん多少のタイムラグはご容赦下さい。

5.1.1.1・・・確かに5.1のリリースは列車のようですね・・・。

なぜX-Rayなのか?(Nutanix純正ベンチマークツール)

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr. Manager, Technical Marketing EngineeringであるPaul Updike氏によるものです。原文を参照したい方はWhy X-Ray?をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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我々はX-Rayをシンプルに作り上げました、理由はそうあるべきだからです。X-Rayはハイパーコンバージドインフラストラクチャの効率的なパフォーマンスの検証における問題を解決するものです。

この問題を解決せねばならなかった理由は従来型のiometerやvdbench、そしてfioなどのワークロード生成器は従来型の共有ストレージ装置に対する総攻撃的なスピード検証のために設計されているからです。これに付随する様々な問題があるのです:

  • 単にデータのReadとWriteを行うだけ
  • ストレージのパフォーマンスの上限値が本当に重要なときのために作られている
  • 回転するディスクを検証する時代に取り残されている

根本的にストレージのパフォーマンスが最初の導入時に問題となる場合のために作られており、その次代にはストレージへのアクセスの能力がアプリケーションのパフォーマンスを制限していたのでした。

しかし、SSDがこれを変えてしまいました。

フラッシュはストレージのパフォーマンスについての会話を変えました。ほんの僅かなSSDでアプリケーションの要件を簡単に超えてしまいます。もしSSDの能力を活用したければハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)はその方法の一つです。殆どのアプリケーションのボトルネックはCPUの待ち時間であり、ストレージではなくなります。これによってシステムの拡張の方法が変わることになります。

HCIは同じシステム上にストレージも同居しているため、ワークロードの拡張に合わせて段階的に拡張させることが可能となります。これによってストレージ装置がどれだけのワークロードをさばくことができるのかを予測する必要はなくなります。大きな単独のストレージを買う代わりに、ワークロードを何度も追加してゆき、ストレージの規模を拡張しなくてはならないときにだけストレージを拡張すればよいのです。もちろん、システムのパフォーマンスについて理解をしておく必要はありますが、それは意味としては大きく変わります。洗練されていないドラッグレース(ストリートレース)のようなワークロード生成器を使うのではなく、ほんとうの意味でデータセンタ運用に必要なだけの物があるかどうか、ということです。

フラッシュによって殆どのアプリケーションの要件は簡単に満たされます、ストレージパフォーマンスはシステム全体を検証することでより完全にそしてコントロールできる値となります。X-Rayは特徴的なワークロードを動作させ、殆どのテストシナリオでスループット要件を一貫した値で維持します。ストレージパフォーマンスの限界値を検証するのではなく、我々はデータセンタ内で出くわす多くのシナリオにおけるパフォーマンスの一貫性と信頼性の維持の方へフォーカスを移したのです。

これらのよくあるシナリオは以下のカテゴリを含みます:

  • ノイジーネーバー(やかましいお隣さん) ー ワークロードを一つの仮想マシンで実行し、別の仮想マシンで新たなワークロードを実行します。最初の仮想マシン内のアプリケーションは影響を受けるべきではありません
  • ワークロードの追加 ー アプリケーションに合理的にワークロードを追加していきます、ワークロードが追加されてもパフォーマンスへの影響は最小に抑えられるべきです
  • ローリングアップグレード ー ハイパーバイザーや仮想化ストレージコントローラーのアップグレードが行われてもアプリケーションはその受ける影響が最小になるべきです
  • ノード障害 ー ノードが障害を起こした場合も僅かな停止(これはアプリケーションやユーザーが気づくことがないほど小さくあるべきです)と障害後のアプリケーションへの影響も最小となるべきです

フェアなシナリオを実行できるツールがあれば、様々な方法で便利に利用できます。わかり易い例がPOC(Proof of Concept=実証実験)です。X-Rayはシナリオのプロファイルとどんな検証を行っているかを公開しており、テストの選定とテストの実装でバイアスがかからないように作成しています。テスト内容はYAMLで定義して記述することができます。テスト内で実際に利用されるパラメーターは簡単に閲覧し、確認することができます。目的は信頼に足るツールを提供することで、そのためにそのツールが何をこなっているのかを公開しているのです。それ以上に、我々はX-Rayに大きな光を当てています。多くのITスタッフが新しいシステム、ハイパーバイザー、そしてストレージの更新などのために多くの時間を利用しています。この努力は障害を想定したものや運用管理までもを含めたものであるべきですが、それをご自身でやるのは大変で、時間もかかります。こうした努力はその完了までに何週間もの時間を費やすことになり、また問題に突き当たった際には初めからやり直しというリスクもはらんでいます。ここでX-Rayが光り輝くのです。

X-Rayの究極の存在意義はその内部のシステムに負荷をかけながら同時に実行されるイベントの自動化とオーケストレーションです。結果として分析されるのはシステムの安定性、一貫性、予測性(期待通りか否か)です。この機能によってIT組織は迅速に、そしてシステマチックにラボ環境を本稼働させる前に作り変えることができるのです。大抵の場合、X-Rayによる検証をすべて行ったとしても2日ほどしかかかりません。例えば、金曜日の朝にテストを開始させて、完全な結果を月曜日には手に入れられるのです。これによって自動化のない検証を何週間にもかけて行う必要がなくなるかもしれません。Dev/Opsのモデルをもっと取り入れたいというお客様はその導入を加速できるという意味になります。

最初の質問へ戻りましょう、「なぜX-Rayなのか?」

  • 従来型のワークロード生成器(ベンチマークソフト)は新しいニーズには合いません(例:SSD)
  • X-Rayは検証の目的を実際のデータセンタのシナリオに沿ったものにします(ピーク性能→安定性、一貫性、予測性)
  • X-RayはPOCやシステム、ハイパーバイザー、OSの品質/確認のための自動化エンジン
  • X-Rayは透明性があり、信頼に足る

X-Rayを試してみたい場合は : https://www.nutanix.com/xray/

 

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix is a trademark of Nutanix, Inc., registered in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s)

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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今回はNutanix純正のベンチマークツールについて、取り上げました。ベンチマークの話題についてはリクエストやアクセスも多く、本ブログでも定期的に取り上げています。ベンチマーク系の話題で常に付きまとうのはピーク性能にどれだけの意味があるのか?ということです。

上で挙げられている従来型のツールは4Kや16K、ランダム・シーケンシャル、Read/Writeの割合を設定して盲目的にI/Oを生成するものですが、これはストレージがケーブルの外側につながっているときには一定の成果をあげられるものですが、様々な記事でこれまた取り上げているようにI/OパスをVM単位でインテリジェントに管理しているHCI/SDSではもはや時代遅れなやり方です。

また、上にかかれているように、このベンチマークの結果は5年後も(もしくは6年、7年ということも・・・?)性能を保証しなければならないという従来型のパラダイムからの圧力があるからなのです。HCIは必要なときに必要なだけ、足りなくなったら足す、増設時はより早いハードウェアを安価に購入できるというパラダイムでうごいていますので、そもそものピークパフォーマンスに意味はないのです。(もちろん、一部のワークロードでは意味がありますが、SSD、そして今後のNVMe/3D XPointなどで、徐々に一部からほんの僅かの・・・殆どない・・・となっていくことでしょう。)

来週は今度はX-Rayの内部を取り上げる予定です。

2017/07/12

NutanixはGoogle Cloud社と提携しエンタープライズアプリケーションのためのクラウド環境を統合

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの翻訳版です。原文を参照したい方はNutanix Teams Up with Google Cloud to Fuse Cloud Environments for Enterprise Appsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

人類とコンピューターは同じような道のりを進化している・・・もちろん、一見今のところそうでないように見えているかもしれませんが。

Fig245

人類の頭脳は強力なコンピューティング能力を保持しており、また同時にすべての感覚を通して膨大なデータセットへとアクセスすることができるようになっています。しかしながら、これは帯域の狭く、レイテンシの高い意思決定システムです。これを補うために、人類はこのコンピューティングファブリックを脊髄と呼ばれるよりエッジに近い部分で拡張する用に進化してきました。これは頭脳から広帯域、低遅延の特別なコンピューティングをオフロードしているのです。こうすることで、中央の頭脳で創られたモデルがしばしば脊髄でより効率的にプログラミングされ、長期に渡っての種の生存に寄与しているのです。

子供が歩行を学ぶ際にその学習のモデルと手順は中央の頭脳から脊髄へと移行されていきます。自転車や自動車の運転を学ぶ際にも同じことが起こっているのです。

最後に、エッジでは多くの末梢神経が皮膚の下に幅広く埋め込まれています。ここがデータの帯域が太く、その意思の決定までの時間が非常に重要な場所です。背中に触れているそれは、シャツですか?それとも蜘蛛ですか? 主として実施しなくてはならないタスクとしては信頼に足るだけの熟練を持って可能な限りローカル(つまりエッジ)で処理を行うことと、それを抽象化して高いレイヤ(つまり頭脳)が情報の洪水で埋もれないようにすることです。

数十億年にも及ぶ進化は間違うことはない

これと同じ道を辿ってコンピューターも進化しています。我々は時間が重要な処理についてはエッジで処理を完了させ、処理の特殊なモデルについてはその中間層で処理し、複雑で知性が必要とされる処理は中央で行うようになっています。

Fig246

中央に頭脳が存在します。CPUは巨大なデータセットにアクセスすることが可能で、複雑なアルゴリズムを動作させることができます。システム内で最も強力なコンポーネントです。言うまでもなく平凡な処理(複雑なアルゴリズムを必要としない)についてはNICやRAIDコントローラーや特殊なグラフィックスアクセラレータなどのドーターボード(マザーボードの対義語)へとオフロードしています。最終的には、周辺機器はUSB経由で接続されて、高度に専門家したコンピューティングを行っています。

上の例からは2つの教訓があります :

  1. データの源へ近づくにつれ、情報の帯域は太いものとなり、意思決定をおこなうための知性は低くなり、決定自体はより早く行われるようになります
  2. 単一のファブリックが重要(シリコンの場合もあれば、ニューロンの場合も)で高いレイヤで判断されたことを低いレイヤで動的に学習、もしくは進化によってプログラムできなくてはならない

そして、いよいよ神経システム的なクラウドコンピューティングの登場

さらに我々はクラウドコンピューティングにおいても同様の進化を推し進めつつあります。巨大なパブリッククラウドプロバイダーは中央の頭脳としての位置を占め、そこには多くのデータが収集されつつあります。こうしたクラウドはデータセットが豊富なことと、より優れた機械学習のアルゴリズムによって差別化されることになります。この中央のクラウドはデータを処理し続け、そしてエッジのローカルで分析、処理、まとめを行う新しい「分散クラウド」という可能性を作り出します。こうした分散されたクラウドは脊髄のような役割を行い、世の中に対して低遅延、広帯域の接続のための重要なハブとしての役割を務めることになります。「神経系のシステム」は遂に神経システムにまで進化することになったのです。

今日、中央クラウドで起こっている多くのことは間違いなく脊髄もしくはエッジまで下降してきます。これは中央クラウドのインテリジェンスのレベルがより高いものへ進化していくからです。これが我々が中央クラウドとエッジをまたがった共通のファブリックが必要とする理由です。急速に広がるIoTの世界はこの分散クラウド無くしては進化を加速することができません。

次の時代のコンピューティングの基盤を生み出す

私はこの素晴らしい2つのイノベーションのエンジン ー GoogleとNutanix ーが一つになるのを目にして震えを禁じえません。Nutanixは本社からエッジと同様にリモートオフィス/ブランチオフィスにまでに広がる次世代のウェブスケールアーキテクチャデータセンタを生み出し、その成功を証明する一方で、Googleは機械学習とデータそして分析について巨大な規模で広がる芸術とも呼べるコンピューティングインフラストラクチャでその成功を証明しています。

この両方のインフラストラクチャのファブリックは共通点を多く持ちます。これら両方は共通のソフトウェア定義のオープンソースコンポーネントからなっており、単一障害点を持たないがゆえのAlways-on、全てを分散しておくことでの障害が前提の設計、機械学習での運用の最適化、APIファーストそして、全てがソフトウェアによるインテリジェンスなど多くの近代での分散コンピューティングの理念のもとに構成されています。

Fig247

こうした共通のファブリックが組み合わさることで、以下のような特徴を持つ非常に強力なコンピューティングパラダイムを生み出すことになります :

管理の統一

エッジを含む分散されたクラウド内で動作するすべてのアプリケーションに対して統一された管理をもたらすことは非常に重要です。Nutanix Calmは意味のある表示とそのアプリケーションの運用を分散されたマルチクラウド環境全体に対して提供します。これにはプライベート、パブリッククラウドの両方の単一ウィンドウでの管理が含まれます。従来型アプリケーションとクラウドネイティブなアプリケーションの両方がGoogle Cloud Platform(GCP)またはオンプレミスのNutanixクラウド環境にシングルクリックで展開することができ、この2つのクラウド環境はNutanix Xi クラウドサービスを利用して相互に移行することができます。

共通ファブリック

アプリケーションが従来型のモード1からモダンなモード2へと進化するに従い、共通のファブリックがこの両方が同じインフラストラクチャ上に同居するハイブリッドの世界において大きな役割を果たす様になってきました。Googleと共にNutanixがアナウンスしたXiクラウドサービスはGCP上で近い将来利用できるようになります。このパートナーシップによって、アプリケーションは(GCP上での動作に)追加で様々な障壁が生じることも、そしてパブリッククラウドへの以降に際してリフト&シフト(何らかの下駄を履かせて/もしくは停止を伴っての置き換え)が必要になることもなく、その利用体験やAPI周りのツールなどもお客様からはインビジブル(意識する必要のないもの)となります。GCP内のNutanix Xiクラウドサービスはマルチテナントでのインスタンスであり、多くのオンプレミス環境で顧客に評価されているのと同じエンタープライズクラウドOSです。

それと同時に、NutanixはGoogleのKubernetesファブリックを1クリックでプライベートのNutanixベースのクラウドへも展開できるようにしました。Nutanix Calmで、ユーザーは近代的なモード2アプリケーションのためのKubernetesプラットフォームをNutanixインフラストラクチャ上で起動、更新、トラブルシュート、そして拡張することができるのです。このプラットフォーム上で、ユーザーはその下のインフラを支えるNutanix Acropolisの永続的なストレージ機能を活用して、KubernetesのPodやHelmチャートを単一コマンドで立ち上げることができます。これは1クリックでのライフサイクル、自動階層化、データローカリティ、QoS、暗号化、レプリケーション構成要素、スナップショット、バックアップ、DRなどをインビジブルにオンプレミスのモード2アプリケーションへももたらします。

インテリジェントエッジ

Fig248

中央のクラウドと分散されたクラウドはそれぞれ起源を同じくしていますので、中央クラウドは分散されたクラウドへ、その学習モデルやパッケージアプリケーションの一部を配信することができます。NutanixエンタープライズクラウドOSはその能力を数千からなるノードの環境から2ノードと1ノードからなる石油掘削機や非動力船(はしけ)、出先機関などのROBO環境に至るまでいかなる規模ででも動作させられるということで証明しました。実際にNutanixエンタープライズクラウドOSはドローン上に搭載されるIntel NUCにすら組み込むことが可能です。

単一のコンピューティングファブリックをエッジから中央のデータセンタまで同じように拡張していけるというユニークな機能はNutanixを業界において特異な存在としています。Googleと手を結ぶことで、TensorFlowのような機械学習、推論さらにはモデルの学習から、エッジ処理、分析に至るまでがシームレスにエッジでNutanixのエンタープライズクラウドOS上にプッシュ配信することができるようになるのです。NutanixのエンタープライズクラウドOS自身もその誕生以来データセンタの運用にMapReduceやデータ階層化、データライフサイクル管理、ヴァージョン管理などで挑んできました。こうしたトランザクショナルな能力は既存の財産ですが、Nutanix エンタープライズクラウドOSは機械学習や(X-Fitでの)解析にまで進化し、今後は巨大なデータセンタ内のコグニティブなニーズにTensorFlowをもたらそうとしています。

これまでに証明してきたようにクラウドコンピューティングの革命は興味深いもので、さらに過去どのようにモノが進歩してきたのかもっと多く学ぶべきことが残されています。Jean-Baptiste Alphonse Karr で1849年に以下のように記載されています。“plus ça change, plus c’est la même chose”— “the more things change, the more they stay the same”。(フランス語: 多くのものが変わっていくが、同様に多くのものは変わらない)

注意: Nutanix CalmとGoogle Cloud Platformの統合は2018年の最初の四半期に利用可能になる予定です。他の機能も開発中で価格詳細についてはリリース間近にアナウンスが予定されています。

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Forward-Looking Statements

This blog includes forward-looking statements, including but not limited to statements concerning our plans and expectations relating to product features and technology that are under development or in process and capabilities of such product features and technology, our plans to introduce product features in future releases, strategic partnerships that are in process, product performance, competitive position and potential market opportunities. These forward-looking statements are not historical facts, and instead are based on our current expectations, estimates, opinions and beliefs. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events, and involves risks, uncertainties and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause our actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new product features or technology on a timely or cost-effective basis; delays in or lack of customer or market acceptance of our new product features or technology; failure to form, or delays in the formation of, new strategic partnerships and the possibility that we may not receive anticipated results from forming such strategic partnerships; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions, including public cloud infrastructure; a shift in industry or competitive dynamics or customer demand; and other risks detailed in our Form 10-Q for the fiscal quarter ended April 30, 2017, filed with the Securities and Exchange Commission. These forward-looking statements speak only as of the date of this presentation and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix, the Enterprise Cloud Platform, the Nutanix logo, Xi and Nutanix Calm are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. Google and Google Cloud Platform are registered trademarks or trademarks of Google Inc. All other brand and product names mentioned herein are for identification purposes only and are the property of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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今回はNutanixオフィシャルブログから、GoogleとNutanixの提携の意義について取り上げました。もちろんGoogleは巨大なパブリッククラウド企業であるという意味での意義は大きいのですが、そこでNutanixが果たそうとしている役割、これは非常に興味深いものです。Googleでしか動かないもしくはGoogleだからこそできるというものは多くありますが、Googleはエッジ(そしてセンサー/デバイス)からは少し離れてしまっているため、頭脳としては優れているものの、脊髄反射のようなレイテンシの必要な処理を行えるプラットフォームが必要としています。

もちろん、そのエッジだけの処理ではなく、エッジからクラウドに至るまでの広範なプラットフォームこそがNutanixですが、これまでのROBOではなく、エッジとしてモード1のみならない展開に夢がありますね。

まだビジョン・・・という雰囲気ですが、元PernixData社のCTOであるSatyam氏がリーダーシップを発揮している分野とのことで、今後の展開から目が離せません。本ブログでもフォローしていきたいと思います。

2017/07/03

.NEXT 2017情報 / AHV ターボモード

本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001 そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90(2桁)として活動しているJosh Odger氏によるものです。

原文を参照したい方はWhat’s .NEXT 2017 – AHV Turbo Modeをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

2015年に遡ることになりますが、私は「なぜNutanixのAcropolis Hypervisor(AHV)は次世代のハイパーバイザーなのか」という名前のシリーズを描き下ろしました。この中ではなぜAHVが改めて検討に値するのかというその理由を多くカバーしています。(※訳注このシリーズについては今後翻訳する可能性はありますが、現時点では英語のままです。)

このシリーズをまとめると、AHVは唯一ハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)向けに作られたハイパーバイザーであり、機能面でも成熟面でも継続して進化しています。そしてその一方で多くのお客様で利用されるようになってきました。

どのぐらい使われているの?という疑問はもちろんです。Nutanixは我々が最近公開した会計年度2017年の第3四半期の会計レポートのハイライトでオフィシャルに出荷したノードのうち23%がAHVであるとしています。

この数年私は個人的に多くのAHVを利用するお客様、特にそれがMS SQLやMS Exchangeなどのビジネスクリティカルアプリケーションである場合にご一緒させていただいてきました。

その一つの例が流通大手の新世界がハイパーバイザーとしてAHVを利用するNutanix上で50,000にもおよぶMS Exchangeのメールボックスを稼働です。新世界は現在ではMS SQLのワークロードも同じプラットフォーム上で動作させており、すべてのワークロードの標準プラットフォームになりつつあります。

これはAHVが実際のフィールドで機能面でも、信頼性面からも、そしてパフォーマンス面からもビジネスクリティカルワークロードを稼働させるに足るだけの拡張性があるということの証明の一つにしか過ぎません。

ですが、Nutanixで我々はいつもお客様により多くの価値をご提供したいと奮闘しています。そのなかで多くの混乱と誤った情報が見られるエリアがNutanixのストレージI/Oパスの効率性の関連の分野です。

NutanixのコントローラーVM(CVM)は複数のハイパーバイザー上で動作し、優れたパフォーマンスを提供しています、ですが、常に改善の余地はあるものです。我々のインカーネルおよび仮想マシンベースのストレージソリューションに対する深い経験から、我々は最も大きなボトルネックはハイパーバイザー自身であるということに気が付きました。

Fig240

NVMeなどのテクノロジーがメインストリームとなり、3D XPointなども後に控えています。こうしたプレミアムなストレジテクノロジーの価値をお客様に最も良い形でご提供できる方法を模索しています。

この結果生まれたのがAHV ターボモードです。

Fig241

AHVターボモードはユーザーの仮想マシン(UVM)とNutanix スターゲート(I/Oエンジン)の間のI/Oパスを高度に最適化(短縮化、広帯域化)します。

これらの最適化はI/Oパスをインカーネルに移動させることで実現されたのです。

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うそでーす!! インカーネルがパフォーマンスに優れるというのは単なる幻想であり、NutanixはユーザースペースでのI/Oデータパスを徹底的に改善することで、大規模なパフォーマンスの改善を実現することに成功しました。これは「インカーネル」でくくられるアプローチとはほとんど真逆です。

以下のダイアグラムはUVMのI/Oパスが今回はユーザースペース(インカーネルではありません)で動作しているFrodo(別名 ターボモード)とコントローラVM内で動作するスターゲートへと送られていることを顕しています。

Fig242

AHVとターボモードのもう一つのメリットは複数のPVSCSIアダプターと仮想化ディスクをこうしたコントローラーを跨ぎながら構成するという管理者の手間を削減することができるということです。AHVの仮想マシンへ仮想ディスクを追加した際に、そのディスクは自動的にNutanixのSCSIとブロックのマルチキューの恩恵を受け、改善されたI/OパフォーマンスをReadでもWriteでも利用できるということが保証されます。

マルチキューのI/Oフローは複数のfrodoスレッド(ターボモードスレッド)によって取り扱われ、スターゲートへと渡されます。

Fig243

上のダイアグラムが顕しているようにターボモードのNutanixでは例えばVMFSデータストアのようにデータストア内の仮想マシン数が増えてきた時(例 25以上)のロック機構の影響を最小化するためにVAAI Atomic Test and Set(ATS)を利用するような、古くからあるハイパーバイザーに紐づくボトルネックを解消できます。AHVをターボモードで利用すれば、すべてのvDiskは常に(データストアやコンテナ単位で共有はなく)独自のキューを利用することになります。しかし、frodoはこれを仮想化コントローラーレベルでvCPUごとのキューを渡すことで実現します。

どのぐらいパフォーマンスが良くなるの?という疑問が出てくるでしょう。私の方でちょっとした検証を行ってみましたが、結果としては素晴らしいパフォーマンスの改善がもう4年歳以上となってしまう古いIvy Bridge の NX3460上で確認できました。このハードウェアはSATAのSSDを各ノードに2本搭載しており、メモリのReadキャッシュは向こうにしてあります(つまり、RAMからのReadは発生しません)。

今回の結果を簡単にまとめると:

  1. 同程度のシーケンシャルWriteパフォーマンスにおいてCPUの利用率は25%低減(2929MBps vs 2964MBps)
  2. シーケンシャル Read のパフォーマンスは27.5%向上 (9512MBps vs 7207MBps)
  3. ランダム Read の IOPSは62.52%改善 (510121 vs 261265)
  4. ランダム Write の IOPSは33.75%改善 (336326 vs 239193)

ですから、ターボモードを利用すればNutanixはより少ないCPUとRAMでより高いIOPSとスループットをユーザースペースでありながら実現できるということになります。

インテルが公開した“Code Sample: Hello World with Storage Performance Development Kit and NVMe Driver(コード例 : ストレージパフォーマンス開発キットとNVMeドライバーによるハローワールド)” には「SPDK(ストレージパフォーマンス開発キット)を利用したユーザースペースのNVMeドライバーのアプローチはLinuxカーネルを利用したものに比べオーバーヘッドが最高で10倍低かった。」と記載されています。

これは「インカーネル」が早いと主張したい様々な人々やベンダーが言うようにユーザースペースがボトルネックにはならないという明らかな、そして多くある例のうちの一つにしか過ぎません。このあたりの話は以前にも記事を書いています

ターボモードで、AHVは最も高いパフォーマンス(スループット / IOPS)ともっと低いレイテンシを備え、Nutanixによってサポートされるハイパーバイザーとなりました!

ですが、まだこれだけではありません! AHVは今は最も高いパフォーマンスを提供できるハイパーバイザーであるというだけではなく、我々の最も大きなお客様で1750ノードを動作させているお客様はなんと100% AHVのみを利用しておられます。

Fig244

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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速報記事ではありませんが、.NEXTからの情報をお伝えします。最も皆様の期待の大きかったAHV Turbo mode(ターボモード)についての情報です。上のダイアグラムだけでは理解し難いと思いますので、こちらの通常のI/Oパスと比較して御覧ください。

と言ってもまだわかりにくいと思いますが、QEMUを通り抜けた後にiSCSI(およびTCP)でカプセル化されていたI/OパスがQEMU内から呼び出されるfrodoと呼ばれるプロセスに置き換わるということです。これによって多くのI/Oキューを利用できるようになり、さらにI/O処理にvCPUを多く割り当てることができるようです。ユーザースペースといえばユーザースペースですが、ハイパーバイザー内のプロセスをいじっているという意味ではハイパーバイザーを開発しているベンダーだからこそのチューニングと言えるでしょう。しかもVMwareやMicrosoftやCitrixとは異なり、HCIしかやっていないNutanixだからこその思い切ったチューニングだと思います。

PernixDataから来たメンバーが開発しているとのことですが、当然ながらPernixData社製品(vSphereカーネル内で動作する製品)とコードを共有しているということはなく、完全に新しい実装とのことです。

さて、来週からはまた来週水曜日9:00の更新に戻りたいと思います、引き続きよろしくお願い致します!

Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報 その4 ~One More Thing - Xi Cloud編~

情報は投稿時のままの情報ですので、閲覧時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら。ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

また、今回の記事の内容も踏まえて、.NEXT報告会セミナーを開催予定です。ぜひお申込みをお願い致します。

Nutanix .NEXT Washington D.C. 速報シリーズ

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さて、One OS、One Clickとレポートしてきましたが、続いてOne More Thing...です。Sunil氏、時間が押してきているにも関わらず、これは重要なので、しっかり時間オーバーしながらお話が続きます。

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企業で利用されるワークロードはクラウドに向いているもの、オンプレミスにおいているものとあって使い分けが重要というのはNutanixのこれまでのビジョンでも語られてきましたが、いよいよあの部分へアタックです。現在はツールも、経済原理も、SLAもそしてサポートスキームも全く異なるサービスを使い分け無くてはならない。

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もしも、そのクラウドも同じツール、経済原理、SLA、サポートで使い分けられるような世の中になったとしたら!?

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Xi クラウドサービスの発表です!! ハイブリッドクラウドをインビジブルに!!ハイブリッドクラウド環境ですら、今後はインビジブル(空気のように意識しないで利用できるよう)にします!

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同じツール・運用で、もはやLift and Shift(あえて訳すなら、一手間かけて移行)することなく、シームレスなハイブリッドクラウドが実現します。

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その特徴は「シームレスに拡張できること」、「今までと変わらない運用」、「ワンクリックでサービス利用可能」であること。

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同じOSで動作し、運用の構造も同じ、さらにオープンであることでオンプレミスからのシームレスな拡張を実現。

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同じツール、馴染みのあるフレームワーク、コンシューマーグレードの利用体験によって今までと変わらない運用を実現。

続いて1クリックでのサービス利用ですが、まずはDRから!

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もはやセカンダリのデータセンタは不要、フェイルオーバー、フェイルバックはサブスクリプションサービスとして提供、Nutanixのネイティブの機能を利用しており、1クリックでDRの検証も実施可能。

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iphoneにとってiCloudやApple Musicを使うのは自然なこと、それと同じく、NutanixのユーザーにとってXiクラウドを利用するのは自然なことであることが目的。

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ここからはデモも交えてとなりますが、新しいマルチクラウドを構成するのは「アベイラビリティゾーン」、「仮想化ネットワーク」、「保護ルール」そして「復元のためのランブック」。

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ワンクリックでアベイラビリティゾーンを追加(当初はUSのWest/Eastそれぞれ2箇所)、ここはmy.nutanix.comアカウントベースとのこと。課金もシームレス(おそらくサポート価格と)に統合。

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ログイン画面。ちょっとAppleに寄せ過ぎにも思いましたが、シンプルなログイン画面。my.nutanix.comのアカウントでログイン。

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仕様にあったようにシームレスに拡張可能、管理プレーン(Prism/Prism Central)は共通で、データプレーン(今回はDRのデモですが、どのリージョンにデータがあるのかひと目で分かるようなUI)そして、ネットワークもシームレスにL2でつながっていました。またセキュリティについても標準で担保されているそうです。

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ワンクリックでDRをセットアップして検証可能、アプリケーション(仮想マシン)単位で保護を設定、リカバリプランについては柔軟に設定可能、レプリケーションはリカバリプランに応じて自動的に設定され、開始されます。

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復旧のためのランブックについては仮想マシンやアプリ(コンテナなどは確認できませんでしたが、将来はもちろん対応するでしょう)を選択、軌道の順序を指定し、それぞれにカスタムスクリプトを指定することができます。

重要なのはサブネットがそのまま利用できるということ!!今まではVLANなどでゴニョゴニョしたり、DNSを切り替えたりなどこのあたりが大変でしたが、ネットワークがシームレスに繋がることで復元が非常にシンプルです。当然本番環境をいかしたままの検証も可能。しかもワンクリック!

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フェイルオーバーもワンクリックです。ネットワークはそのまま繋がるし、いつもの運用と同じ、モニタリングを継続的に実施し、オンプレミスが復元されると、自動的に逆向きのレプリケーションが開始されます。

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フェイルバック(切り戻し)もスムーズ、ネットワークがそのまま疎通するため、Partial(部分的)な切り戻しもシームレスな操作で実施が可能です。

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また、このXi CloudやオンプレミスのNutanixで動作しているEnterprise Cloud OSはGCPでも動作するようになるとのこと。

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つまり、Google Cloudのあるリージョン(もちろん、日本にもあります!)ではXi CloudはGCPから提供されるという日が近く実現されそうです。

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Enterprise Cloud OSはGCP/AWS/Azure/XiというクラウドからNutanix/Dell/Lenovo/Cisco/HPE/IBMというオンプレミスのプラットフォームまで幅広く対応!そろそろまとめに入っていきます。

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今回のキーノートで発表されたもの・・・このブログの記事もそうですが、膨大な量の新発表が行われました。

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ピンぼけ、申し訳ないです・・・。NutanixのリリースのVELOCITY(速度)について、こちらは4.xまで、

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こちらは5.x以降、すでに5.1はリリースされていますが、次のリリースはまた大きなリリースになりそうです!

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ただ、速度が早いだけではなく、クオリティ・品質についても同様に維持していく!これは重要です!その証明として

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Nutanixはお客様の発見する不具合を1.8%未満に維持しているということです。

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そして、私の大好きなNPS、お客様数が6500社を超えても90以上を維持!

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スピードとクオリティの両立を行っていきます!

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これはプリセールスSE、サポートのSRE(System Reliability Engineer)そして、ENGG(開発のエンジニア)のおかげということで、ここで感謝が! お客様向けのイベントでもあるにも関わらず、なんとこれが最後のスライドです。

Nutanix素晴らしいですね!

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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速報の第四弾です。One OS、One Clickに続いてOne More Thing...の内容はなんとNutanixがクラウドサービスであるXi Cloudを開始するという内容でした。途中にもありましたが、Xi Cloudの名前はAppleのiCloudと同じような利用体験を実現するためにということでつけられた名前とのことです。GCP上での展開以外に、国内のデータセンタパートナー様にも展開をお願いする可能性があるとのことでしたので、検討したいというデータセンタパートナー様からのお問合わせもお待ちしております。

さて、全部で第5回と大作になってしまいましたが、今回ご紹介できたのはわずかに60分、120分程度の2回のゼネラルセッションの内容だけとなります。ぜひ他にも詳しく聞きたいという方は7月14日(大阪)、7月21日(東京)の.NEXT報告会セミナーへ足をお運びください。表面的な内容だけではなく、技術にフォーカスを当てた詳しいセッションをお届予定です。