皆様こんにちは。SEの小池と申します。
2025年5月に、GitLab Premium もしくは GitLab Ultimate をご利用中の方は、追加料金なし で Duo の一部が使えるようになりました!!!
今回は GitLab Duo Coreの概要説明と、Duo Coreの機能の一つであるコード説明を試行 してみます。
GitLab Premium もしくは Ultimate をご利用中の方で、Duo Coreの存在をご存じない方は、是非お試しいただければと存じます。

- 本記事の対象の方
- 今回のブログのゴール
- 事前ご連絡事項
- GitLab Duoとは?
- GitLab Duo Coreとは?
- GitLab Duoのアドオン Core / Pro/ Enterprise の概要
- GitLab Duo Coreの利用に関する制限
- VSCodeでGitLab Duo Coreのコード説明を使ってみよう!
- 【備考】ライセンスファイルで有効化しているSelf-managed環境について
- 最後に
本記事の対象の方
- Self-managed版 (オンプレミス版) v18.0以降 または GitLab.com (SaaS版) で、GitLab Premium または Ultimate をご利用中の方。
- GitLab Duo Coreに関する情報を収集なさっている方。
- GitLabの社内導入や顧客提案を検討なさっている方。
今回のブログのゴール
このブログのゴールはこちらです。
- GitLab Duo Coreの概要を理解する。
- VSCodeでDuo Coreを使ったコード説明 (Code Explanation in IDEs) を試してみる。
事前ご連絡事項
- 本記事は 2025年7月1日時点の情報をもとに記載しております。この日より後に発生した機能の更新や利用可能なプランの変更については言及しておりません。ご了承ください。
- 本記事の操作説明と画面ショットはGitLabのローカライズを日本語にした状態で説明しております。それ以外の言語をご利用の方は適宜読み替えてください。
- 本記事で述べているDuo Coreの試行に関する操作説明と画面ショットは、2025年7月1日時点のGitLab.com (18.2.0-pre) および Visual Studio Code 1.101.2で取得いたしました。
- 本記事に掲載されている情報は正確性・安全性を保証するものではありません。本記事の情報を利用することによって発生した損失や損害については、一切の責任を負いかねます。
GitLab Duoとは?
まずはじめに、GitLab Duo とは、GitLabでの作業を支援するAI機能群の総称です。
これらの機能は、ソフトウェア開発ライフサイクル全体にAIを活用した支援機能を実装し、ライフサイクル全体を加速させ、またその過程における問題を解決することを目的としています。
参考 : GitLab Duo | GitLab
GitLab Duo Coreとは?
今回のブログの本題であるGitLab Duo Coreは、18.0以降のSelf-managed版 (オンプレミス版) または GitLab.com (SaaS版) で、GitLab Premium または GitLab Ultimateを利用している場合に、無料で利用できるDuo機能です。
GitLab Duo Coreが利用できる状態になっていることに気づいていないお客様もいらっしゃるかと存じますので、もしそういった方はGitLab Docs (こちら) をご参照いただき、詳細をご確認いただければと存じます。
参考 : GitLab Duo add-ons | GitLab Docs
GitLab Duoのアドオン Core / Pro/ Enterprise の概要
2025年7月1現時点で、GitLab Duoには Core, Pro, Enterpriseの3種のアドオン があります。
機能の違い
GitLab DuoのアドオンであるCore / Pro / Enterpriseは、利用可能な機能の範囲が異なります。
なんとなく名称から推測はできるかと存じますが、機能の多さでは Enterprise > Pro > Core となります。
2025年7月1日時点におけるこれらのアドオンの機能の違いは以下の通りです。
| Duoの機能名 | GitLab Duo Core |
GitLab Duo Pro |
GitLab Duo Enterprise |
|---|---|---|---|
| コード提案 | |||
| IDEにおけるGitLab Duoチャット | |||
| IDEにおけるコードの説明 | |||
| IDEにおけるコードのリファクタリング | |||
| IDEにおけるコードの修正 | |||
| IDEにおけるテストコード生成 | |||
| GitLab UIでのGitLab Duoチャット | ー |
||
| GitLab UIにおけるコードの説明 | ー |
||
| コードレビュー | ー |
ー |
|
| Issueディスカッションの要約 | ー |
ー |
|
| CI/CDジョブの根本原因分析 | ー |
ー |
|
| 脆弱性の説明 | ー |
ー |
|
| 脆弱性の解決 | ー |
ー |
|
| CLI用のGitLab Duo | ー |
ー |
|
| マージコミットメッセージの生成 | ー |
ー |
|
| AI影響分析ダッシュボード | ー |
ー |
参考 : Summary of GitLab Duo features | GitLab Docs
これを見ると、Duo Coreは主にコーディング周りのAI支援機能をご利用いただける状況となっております。
一方、開発ライフサイクル全体でAI支援を使うためには、Duo Enterpriseなどが望ましいことが分かります。
次の章では、GitLab Duo Core / Pro / Enterpriseの利用条件 及び 有償か無償かについて述べます。
利用条件と有償 or 無償の違い
GitLab Duoの各アドオンを利用できる条件と、有償か無償かといった観点で概要を表にまとめました。
| アドオン名 | 利用条件 | 有償 or 無償 |
|---|---|---|
| Duo Core | GitLab Slef-managed版 (オンプレ版) 18.0以上 または GitLab.com (SaaS版) で、有償ライセンスのPremium または Ultimaterが適用された環境 (GitLab.comの場合はグループ) のユーザー。 | 無償。 |
| Duo Pro | GitLab Slef-managed版 (オンプレ版) 18.0以上 または GitLab.com (SaaS版) で、且つ、有償ライセンスのPremium または Ultimate が適用された環境 (GitLab.comの場合はグループ) で、有償アドオンライセンスのDuo Proが割り当たっているユーザー。 | 有償アドオンライセンスGitLab Duo Proが必要。 |
| Duo Enterprise | GitLab Slef-managed版 (オンプレ版) 18.0以上 または GitLab.com (SaaS版) で、且つ、有償ライセンスのPremium または Ultimateが適用された環境 (GitLab.comの場合はグループ) で、有償アドオンライセンスのDuo Enterpriseが割り当たっているユーザー。 | 有償アドオンライセンスGitLab Duo Enterpriseが必要。 |
GitLab Duo Coreは、GitLab PremiumかGitLab Ultimateをご利用中の方が無償 (追加料金なし) で使える機能であることご認識いただければと存じます。
GitLab Duo Coreの利用に関する制限
2025年7月1日現在、GitLab Duo Coreの利用に制限は設けられていません。
ただし、今後制限が設けられる可能性がございます。
今後発生し得る制限について、具体的にGitLab Docs (こちら) で言及されています。以下は2025年7月1日時点のDocsの画面ショットとなります。

引用 : GitLab Duo Core limits | GitLab Docs
上記の画像からわかる、今後発生し得る制限のポイントは以下の通りです。
- Duo Pro または Duo Enterpriseが適用されているユーザーは制限の対象外である。
- Code Suggestions や Duo Chat等、Duo Coreの一部の機能のみ制限がかかる可能性がある。
- Duo Coreの機能に制限が適用される場合は、30日前に通知される。
繰り返しになりますが、2025年7月1日現在、GitLab Duo Coreの利用に制限はありません。
今のところ制限の適用に関するアナウンスは無いので、リクエストの回数などを気にせずGitLab Duo Coreをお使いいただける状況です。
VSCodeでGitLab Duo Coreのコード説明を使ってみよう!
実際にVSCodeでDuo CoreのCode Explanation in IDEsを使ってみようと思います。
なお、筆者は開発経験がないため、本当に使ってみるだけとなることをご容赦ください。
今回の試行は主に以下の流れとなります。
- VSCodeにGitLabのアドオンを入れ、GitLab.comのユーザー情報を設定する。
- Duo関連機能を有効にする。
- 任意のリポジトリのファイルを使ってコード説明を試す。
なお、今回はGitLab.comのユーザー情報を用いますが、同じ手順でSelf-hosted版のGitLabのユーザー情報を用いることもできます。ご自身の環境にあわせてユーザー情報を設定していただければと存じます。
始める前に:筆者のGitLab.comユーザーの状態
最初に、筆者のGitLab.comユーザーはライセンスの観点からはGitLab Duo Coreが使えるはずです。
具体的には以下の状態です。
- ライセンス概要: GitLab Ultimate が適用された社用のルートプロジェクトに所属している。
- Duoの割り当て状況:Duoのシートは未割り当て。
Step1. VSCodeにGitLabのアドオンを入れ、ユーザー情報を設定する
このブログでは初心者の方向けに、GitLabのアドオンをVSCodeにインストールする手順も説明いたします。既にVSCodeにGitLabのアドオンをインストール済み 且つ GitLab.comのアカウントを登録済みであればStep1をスキップいただき、Step2から実施してください。
VSCodeのアドオンアイコンをクリックし、検索ボックスに gitlab などと入力すると、検索結果に GitLab Workflow が表示されます。これをインストールします。

インストール時に以下の画面が表示された場合は、[Trust Publisher & Install] をクリックします。

インストールが完了したら、GitLab.comの認証をします。
GitLabアイコンをクリックし、[Authenticate to GitLab instance] をクリックします。

画面上で接続先GitLabインスタンスのURLを指定します。今回はGitLab.comのユーザー認証をしたいので https://gitalb.com をクリックします。

続けて、[OAuth Authenticate using OAuth] をクリックします。

以下のメッセージが表示された場合は、[開く] をクリックします。

WebブラウザでGitLab.comのログイン画面が表示されるので、認証情報を入力して [サインインする] をクリックします。

[Authorize GitLab Workflow VS Code Extension] をクリックします。

以下のメッセージが表示された場合は、[開く] をクリックします。

VSCodeの画面に戻ると以下の画面が表示されているので、[開く] をクリックします。

左下のギアマークをクリックし、GitLabアカウントが表示されていることを確認します。

VSCodeにGitLabのアドオンをインストールし、GitLab.comのユーザーを連携する手順は以上です。
Step2. Duo関連機能を有効にする
先ほどVSCodeにインストールしたGitLabのアドオンの設定から、Duo関連機能を有効にします。
アドオンのアイコンをクリックし、先ほどインストールしたGitLab Workflowのギアマークをクリックし、[拡張機能の設定] を開きます。

以下2項目にチェックを入れます。なお、コード説明の検証だけをやるのであれば Duo Chat だけを有効化すればOKです。
- GitLab Duo Code Suggestions
- Enable GitLab Duo Chat assistant

VSCodeにインストールしたGitLabのアドオンで、Duo関連機能を有効にする手順は以上です。
Step3. 任意のリポジトリのファイルを使ってコード説明を試す
任意のリポジトリをVSCodeで開きます。今回はローカルにあるリポジトリを使いました。
説明してもらいたいコードが書かれたファイルを開きます。

画面左側にある、GitLab Duo Chatのアイコンをクリックします。

チャット画面が表示されます。この状態で、あらかじめ開いておいたファイルで説明してもらいたいコードを選択します。今回は対象ファイルの内容を全選択しております。

コード説明してもらいたい部分を選択した状態で、チャット画面で /explain と入力して、送信します。

応答がありました!(英語で。)

今回はついでに日本語にしてもらいます。先ほどの英語の回答の右下にあるコピーアイコンをクリックし、回答をコピーします。

チャットに日本語にしてほしい旨を入力し、先ほどコピーしたテキストを貼り付け、送信します。

日本語で回答が返ってきました!

Step3の手順を通して実施した私は開発未経験者ですが、このコード説明を見ることで、このファイルはバックエンドのAPIと通信して、商品検索/パラメーター付き商品取得/単一商品取得/商品更新機能があることが分かります。

【備考】ライセンスファイルで有効化しているSelf-managed環境について
2025年7月1日現在、ライセンスファイルでSelf-managed版を有効化している環境では、GitLab Premium または Ultimateをご購入いただいていてもDuo Coreはご利用いただけません。
最後に
この度は GitLab Duo Coreの概要説明と、Duo Coreの機能の一つであるコード説明を試行するだけの話 をお読みいただき、誠にありがとうございます。
このブログの目標は以下のとおりでしたが、皆さまはいかがでしたでしょうか。
- GitLab Duo Coreの概要を理解する。
- VSCodeでDuo Coreを使ったコード説明 (Code Explanation in IDEs) を試してみる。
GitLab Duoはもともとは有償アドオンライセンスを購入した方のみ利用できる機能でしたが、Duo CoreのリリースによりPremium または Ultimateをお使いの方は無償でGitLab Duoの一部機能をお使いいただけることとなりました。
GitLab Duoの進化は価格面だけでなく、機能面もすさまじい勢いで進化しています。
もし気になる方は、GitLab社のブログのGitLab Blog Category | AIと機械学習というカテゴリの記事をご確認いただければと存じます。
次回はDuoの機能の一つである、Agentic AIをご紹介いたします。
この記事がGitLabを触り始めた方の一助となれば幸いにございます。