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「ミントウェーブ×Accops」で作る最強のVDI環境

皆様、こんにちは!

 

ネットワールド西日本技術部九州SEの濱崎申嘉です。

 

VDIやSBCの導入・提案にあたっては、VDIソリューションの選定が注目されがちですが、実は「どのシンクライアント端末を選ぶか」も同じくらい重要な検討ポイントです。


本記事では、「端末管理の簡素化」と「セキュアなリモートアクセス」を両立する手段として、ミントウェーブ社のシンクライアントとAccopsのVDIソリューションを取り上げ、両者の接続方法を詳しく解説します。

VDI導入の盲点と端末選定の重要性

VDI(仮想デスクトップインフラ)やSBC(サーバベースコンピューティング)の導入を検討する際、多くの企業や教育機関では「どのVDIソリューションを選ぶか」に注目が集まりがちです。
Citrix、VMware、Microsoft Azure Virtual Desktop、そしてAccopsなど、選択肢は多岐にわたります。

しかし、実際の運用フェーズで大きな差が出るのは「どの端末を使うか」という点です。

端末選定が後回しになる理由

  • VDIは「クラウドで動くから端末は何でもいい」と
    思われがち
  • 既存PCの流用やBYODで済ませようとするケースが
    多い
  • 端末選定が「情シスの裁量」に任され、戦略的に検
    討されない

このような背景から、端末の管理負荷やセキュリティリスクが後から顕在化することが少なくありません。このため、VDI導入と同時に「端末の標準化・統一化」を戦略的に進める必要があります。

シンクライアントという選択肢

解決策のひとつが、シンクライアント端末の導入です。
特に、ミントウェーブ社のように国内開発・サポート体制が整ったベンダの製品は、教育機関や自治体などでも高い評価を得ています。

 

ミントウェーブ社のシンクライアント端末の特徴と、Accopsとの連携によるVDI環境構築について詳しく解説していきます。

*私もCitrix時代から多くの自治体案件、教育委員会案件で導入してきています

ミントウェーブ社のシンクライアント端末の特徴

国内開発・国内サポートの安心感

ミントウェーブ社は、30年以上にわたりシンクライアント端末の開発・製造を行ってきた国内企業です。
製品はすべて国内で設計・製造されており、サポート体制も日本語で迅速に対応可能。教育機関や自治体など、セキュリティと信頼性を重視する現場での導入実績が豊富です。

端末タイプの選択肢:USB型と端末型

  • USB型シンクライアント(ゆびくら with)

    既存PCにUSBを挿すだけで、ローカル環境を介さずVDIに接続可能。

    BYOD環境や持ち出し制限のある現場に最適。

  • 端末型シンクライアント(MiNT-ACC Note G83Mなど)

    軽量・堅牢なノート型。すべての機種でバッテリー交換可能で長期運用に向いており、教育現場や医療機関や公共案件など様々な環境での利用に適しています。

セキュリティ機能と運用性

  • OSにLinuxベースのBasilware(自社開発のOS)を採用や
    書き込み禁止設定により、情報漏洩リスクを最小化

  • 起動時にVDI環境へ自動接続するため、ユーザー操作を簡素化

  • ローカル保存不可、USB制限などのポリシー設定が可能

ミントウェーブ社の端末は、様々なVDIソリューションとの接続実績が豊富で、
特に専用OSであるBasilware64(Linuxベースの独自OS)を利用することでよりセキュア環境での利用が可能です。

ミントウェーブ社の端末からAccopsへの接続方法

ミントウェーブ社のシンクライアント端末は、AccopsのWorkSpaceAppがDefaultでインストールされており、AccopsのVDI環境との親和性が高く、シンプルかつセキュアな接続構成を実現できます。
ここでは、代表的な接続パターンとBasilware64からの設定方法を紹介します。

ミントウェーブ社のシンクライアント端末の設定方法

今回の接続環境

  1. AccopsHyworks
    • OS:WindowsServer2025
    • Hyworks:v3.6-SP1 Hotfix1.2
  2. シンクライアント端末
    • OS:Basilware64
    • 利用端末:Mint-ACC Note G83M

事前準備

  1. MiNT-ACC端末の初期設定
    • ネットワーク設定
  2. Accops側の設定
    • HyWorksにVDI/SBCを展開しポリシーを設定
    • 必要に応じてHySecureの構築

シンクライアント設定手順

  1. MiNT-ACC端末を起動すると「接続マネージャ」が起動します
  2. F2キーをクリック事で管理者パスワード入力画面が表示されますので、パスワードを入力し、「管理者モード」へ移行します。
    管理者モードに移行することで編集が可能となります。
  3. 「登録」ボタンをクリックします
  4. 「Accops」をクリックします。
  5. HyWorksのアドレスを登録します。
    *ユーザを起動する場合には事前にユーザ名を入力します
  6. 起動時に自動起動する場合にはアイコンを右クリックし、
    「自動起動」の設定を行います。
  7. 「F2」をクリックし、「管理者モード」を終了します。

    設定としてはここまでとなります

シンクライアント起動からAccopsへ接続

  1. MiNT-ACC端末を起動するとAccopsWorkSpaceが起動します

  2. 認証成功後、アプリケーションの一覧が表示されます。

  3. 仮想デスクトップが自動で起動します

    如何でしょうか、ミントウェーブ社のシンクライアント端末を利用することでシンプルかつセキュアな接続構成を実現可能です。

     

シンクライアントの管理

ミントウェーブ社製のシンクライアントOS「Basilware64(v2以降)」を搭載した端末を、直感的なGUIでリモート制御・集中管理できるMintWave Device Manager -Oregano-というツールも準備されており、導入・運用にかかる手間やコストを削減し、TCOの最適化を実現します。

 

 

主な特徴と機能

  • 端末の状態監視・制御

    • 起動/シャットダウン/再起動

    • 利用状況の表示、VNCによる画面監視

    • メッセージ送信、起動禁止設定

  • 接続情報・設定の一括管理

    • 接続先情報の編集・配布(テンプレート対応)

    • 証明書や設定ファイルの配布

    • グループ・フィルターによる端末管理

  • ファームウェアアップデート

    • 即時/日時指定でのアップデートが可能

 

ここまでご紹介した通り、ミントウェーブ社の様々なVDIソリューションと連携するだけではなく、シンクライアントの統合管理も無償で提供可能です。

Accopsとミントウェーブ社端末のについてのご質問についてはお気軽に弊社及びミントウェーブ様にご依頼ください。

 

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