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Netapp insight AIまとめ:AIトランスフォーメーションを支える、3つの現実解

こんにちは!
ネットワールドSEの永井です!

NetApp Insight 2025(Las Vegas)の全体の流れやメッセージについては、
 Day1・Day2 の記事でまとめていますので、ぜひこちらもご覧ください!

 Day1:NetApp Insight 2025 Day1をSE目線でご紹介! - ネットワールド らぼ   
 Day2:NetApp Insight 2025 Day2をSE目線でご紹介! - ネットワールド らぼ


さて、今回は NetApp insightのAI特集 です!
とはいえ、「AIすげぇ!」で終わる話ではなく、むしろ印象に残ったのは、その逆で。
AIを成立させるための現実的な道具立てが、ちゃんと揃ってきている、、、
そんな空気感でした。
AIというと、どうしてもモデルやプロンプト、生成結果といった表側に目が行きがちですが、企業で実際に効いてくるのは、もう少し地味なところだったりします。
例えば、

  • AIを動かし続けるための土台
  • 日々の運用にどう組み込むか
  • 企業内に眠るデータをどうやって知識に変えるか

今回はこの3つの視点を3つの柱 として整理してご紹介できたらなと思います!

AFX:AI基盤としてのNetApp

まずは、今回新たに紹介された NetApp AFX です。難しいことを抜きに言うと、AIのような重い処理を前提に、ストレージの設計そのものを最初から寄せてきた、そんな印象を受けました。
AIワークロードは、

  • 突然帯域が欲しくなったり
  • GPU側の都合で構成を変えたくなったり

とにかく「硬直した構成」が合いません。そこでAFXは、コンピュートと容量を別々に増やしやすい(Independent Scale / disaggregated)方向に振っています。
しかもONTAPの流れを汲んでいるので、世界観がガラッと変わる感じではなく、いつものONTAPの延長線で、AI側にちゃんと寄せていく。この距離感が、とてもNetAppらしいなと感じました。

MCP連携:運用とAIをつなぐNetApp

MCPは一言で言うと、AIからストレージ操作を呼び出せるようにするための「つなぎ口」。今回のInsightを通して見えてきたのは、NetAppのMCP連携は「AIがデータを賢く理解する」話というより、AIから運用操作に手を伸ばせるようにする
この側面がかなり強い、という点でした。
具体的には、

  • MCP経由で ボリュームの作成・確認・削除 ができる
  • Pythonベースの Data Ops Toolkit を、AIがツールとして呼び出す
  • 既存の運用手順を、そのまま AIから実行できる形 にする

といった内容が中心です。ここで大事なのは、運用の考え方そのものを変える、という話ではないこと。人がCLIやスクリプトでやってきた作業を、「入口だけAIに開放するような感覚に近く、AIが勝手に判断して暴走する世界観ではありません。あくまで、人が決めた手順を、AIが代わりに叩けるそのくらいの距離感です。

なお、このMCP連携については、実際にボリューム操作などを試した検証記事も書いていますので、「MCPって結局なにができるの?」という雰囲気を掴みたい方は、ぜひこちらもご覧ください。

↓ MCP検証記事はこちらから!

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Copilot Connector:企業データの「知識」を解放する(Project Neo)

企業のAI活用で、結局ぶつかる壁。だいたいこれじゃないでしょうか。
「データは山ほどあるのに、AIが使える形になってない」
特に、ファイルサーバや共有フォルダに眠る非構造化データは、宝の山なのに、しっかり鍵がかかっている状態になりがちです。Copilot Connector(Project Neo)は、
その鍵を無理やり壊すのではなく、鍵を壊さずに、図書館に目録と検索を用意する
そんなイメージが近いと感じました。

  • ファイルの中身やメタデータを抽出して、検索しやすくする
  • でも大事なところ(ACL=誰が見ていいか)は維持する
  • その結果、Copilot(Copilot Studio含む)から使える知識として扱えるようにする

現場感のある比喩で言うなら、表紙しか読めなかった本が、必要なページをちゃんと開けるようになる感じです。「AIに学習させる」よりも前に、企業の知識を、権限付きで引き出せる状態にする。ここを正面から扱っていたのが、とても印象的でした。

まとめ:AIを現場に落とし込んでいく話

NetApp Insight 2025のAI関連の話を、あえて雑に一言でまとめるなら、こうです。
AIは、モデルの話だけじゃ回らない。だから現場に直に落とせる形をちゃんと用意しに来た。

  • 動かすための土台(AFX)
  • 運用に溶け込ませる接点(MCP)
  • 企業データを知識として引き出す道(Copilot Connector)

この3つがセットで語られていたことが、今回いちばんの収穫でした。派手なデモや未来予想よりも、

「じゃあ、どう使い続ける?」

「どうやって現場に落とす?」

そんな問いに正面から答えに来ていた印象をうけました。
Day1・Day2の記事とあわせて読むと、NetAppがAIを流行り言葉ではなく、インフラの進化として捉えていることが、よりクリアに見えてくるのではないでしょうか。

弊社ではNetAppの構築作業も引き受けておりますので、構築作業等のご依頼がありましたら、是非お気軽にお問い合わせください。

技術本部データ基盤技術部1課 : 永井