こんにちは、ネットワールド西日本技術部 SE の山下大輔です。
前回は Dell Enterprise SONiCの初期セットアップについてご紹介しました。
今回はよくある質問の中から、パスワードリカバリと初期化についてご紹介します。
どちらもサポートや検証機を触る際などによく行われる操作ですので、是非ご活用ください。

- ■パスワードリカバリ
- 1.SONiCのGRUBエディタを開く
- 2.カーソルを「Linux/image」で始まる行へ移動する
- 3.コマンドを入力する
- 4.コマンドを反映する
- 5.パスワードを変更し、再起動する
- ■初期化
- 1.初期化コマンドを実行する
- まとめ
■パスワードリカバリ
1.SONiCのGRUBエディタを開く
機器を電源オン、もしくは再起動し、GRUBメニューが表示されるまで待ちます。
表示されたらSONiC OSが選択された状態で、”e”キーを入力します。

2.カーソルを「Linux/image」で始まる行へ移動する
矢印キーを入力し、「Linux/image」で始まる行へカーソルを移動します。
矢印キーで上手く操作できない場合は、以下操作でカーソルを移動します。
上: CTRL+p
下: CTRL+n
左: CTRL+b
右: CTRL+f
※当社の機器では矢印キーでの操作に失敗したため、全てCTRLキーで操作しました。

3.コマンドを入力する
以下コマンドを、「rw」と「console」の間に入力します。
init=/bin/bash
半角スペースの位置に注意し、”rw init=/bin/bash console”となるよう入力してください。
※この時の操作も矢印キーが使えない場合は、CTRLキーで位置を移動してください。
※コマンドを反映させない場合、”Esc”キーでGRUBメニューへ戻れます。
4.コマンドを反映する
”Ctrl+x”もしくは”F10”を入力し、コマンドを反映します。
正しく反映されると以下ようなログが出力されます。
プロンプトが表示され、コマンドが打てるようになれば成功です。

5.パスワードを変更し、再起動する
以下コマンドを実行し、パスワードを変更します。
passwd <username>
以下例ではadminユーザのパスワードを変更しています。
passwd admin
パスワードを変更後、以下コマンドを実行し、再起動します。
echo "b" > /proc/sysrq-trigger
もしくは
reboot -f

再起動後、変更したパスワードでログインできるかどうかご確認ください。
以上でパスワードリカバリは完了です。
■初期化
1.初期化コマンドを実行する
sonic-cliより"write erase"コマンドで初期化しますが、2つのオプションがあります。
sonic# write erase ?
boot Erase the configuration files including management interface configuration
→管理インターフェースの設定も含めて初期化する
install Restore SONiC switch content to default values
→全ての設定を初期化する
"write erase"や"write erase boot"では設定の一部を残して初期化されますので、
全ての設定を初期化するには"write erase install"を使用してください、
ログインIDやパスワードも含めて全て初期化されます。
sonic# write erase install
All SONiC switch content will be restored to default values, continue? [y/N]:y
Configuration erase command will take effect on the next reboot.
sonic#reboot
再起動後、初期化されていることをご確認ください。
まとめ
今回はDell Enterprise SONiCのパスワードリカバリと初期化ついて紹介しました。いかがでしたでしょうか。
パスワードリカバリの方法は知っておくといざというときに役に立つと思います。
また初期化のコマンドは検証中などはよく使うコマンドだと思いますので、お役に立てれば幸いです。
次回はMCLAGについてご紹介したいと思います。
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