皆様こんにちは!ネットワールド NetScaler 担当です。
Citrix Licenseの仕組みが変更され、License Activation Service(以下LAS)への移行を2026年4月15日までに行うようアナウンスされています。※2026年2月現在の情報
これはNetScaler(旧Citrix ADC)も影響を受ける内容のため流れおよび手順を説明していきます。
概要
NetScaler(旧Citrix ADC)はこれまで永続ライセンス(Perpetual License)でご利用いたただくことが大多数だと思います。これは買い切りライセンスとも表現され、製品を購入すると、保守を更新するしないに限らず、製品を利用することができました。時代の流れと共に期間で更新が必要となるTermライセンスなど少しずつ仕組みはできていたのですが、ついにCitrix Cloudで管理するLASへのライセンス管理のしくみがアナウンスされました。既存でご利用いただいているユーザーは製品のバージョンアップを行わない限りはこの影響を受けません。ただし、新機能利用、脆弱性対応等でバージョンアップを行う場合は必須となりますので、移行をご検討ください。本記事ではハードウェアであるMPXを例としていますが、仮想アプライアンスである VPXも移行の流れとしては同様です。
流れ
- Citrix Cloud アカウントの確認
- (必要に応じて)Citrix Cloudアカウントの作成
- NetScalerライセンス確認
- NetScalerバージョンアップ
- LAS対応ライセンスのリクエストファイル作成(NetScaler)
- LAS対応ライセンスのアクティベーション発行(Citrix Cloud)
- LAS対応ライセンスの適用(NetScaler)
手順
1.Citrix Cloud アカウントの確認
LASはCitrix Cloudによるライセンス管理のため、これまでに利用していた MyCitrixのほかに、Citrix Cloudアカウントを持っているかどうか次のCitrix社公開ドキュメントを参考に確認します。
Citrix Cloudアカウントを作成する | Citrix Cloud
2.(必要に応じて)Citrix Cloudアカウントの作成
My Citrix Account のみおもちの方は、Citrix Cloud Account を作成する必要があります
Citrix Cloudアカウントを作成する | Citrix Cloud
アカウント作成は下記手順にそってご対応ください。
※不明な点がございましたら製品を購入した代理店にお問い合わせください
3.NetScalerライセンス確認
NetScalerの管理画面でライセンスを確認します。
System > License >ADC License で現在のライセンスを確認
この例はハードウェアの永続ライセンス利用です
License Type :Standard (このライセンスは現在販売終息)
Model ID : 5901 (5900シリーズの 1Gbpsスループット)
Licensing Mode : Local (永続ライセンスは Local と表記)
Days To Expiration : 3650000 (実質無制限)

4.NetScalerバージョンアップ
LAS対応のファームウェアにアップグレードを行います。バージョンアップ先は記載のビルドに限定されます。最新バージョンは永続ライセンスご利用の場合ライセンスに記載されている日付がチェックされアップグレードできないため、LAS対応後に再度アップグレードしてください。
NS13.1-60.32
記事には13.1-60.29とありますが 13.1-60.32にリプレースされています
https://www.citrix.com/downloads/citrix-adc/earlier-versions/release-13-1-build-60-32.html
NS14.1-51.80
https://www.citrix.com/downloads/citrix-adc/earlier-versions/release-14-1-build-51-80.html
参考) LAS対応ビルド
NetScaler ADCs: 14.1-51.80, 13.1-60.29
https://docs.netscaler.com/en-us/netscaler-console-service/manage-licenses/license-activation-service.html
バージョンアップ手順自体はサポート窓口などにお問い合わせの上、実施してください
5.LAS対応ライセンスのリクエストファイル作成(NetScaler)
バージョンアップ後のライセンス確認
System > License >ADC License で現在のライセンスを確認
この例はハードウェアの永続ライセンス利用です
License Type :Standard (このライセンスは現在販売終息)
Model ID : 5901 (5900シリーズの 1Gbpsスループット)
Licensing Mode : Local (永続ライセンスは Local と表記)
Days To Expiration : 3650000 (実質無制限) ←この表記が空欄に

System > License >ADC License LAS Offline Activation をクリック

Generate をクリック

右側に[ Download ]が表示されますので、クリックしてNetScaler Activation Fileをダウンロードします。名称はデフォルトで hostname_activation_request.tgz となります。

6.LAS対応ライセンスのアクティベーション発行(Citrix Cloud)
・NetScaler ライセンスの確認
MyCitrixにログイン、Managed License > All LicensesにCitrix社より無償提供される「Fixed Bandwidth Subscription」が表示され、お持ちのライセンスの合計数と合致していることを確認します。
※無償提供のFixed Term Licenseは、パーペチャル(永続ライセンス)として購入したものと同一エディション同一スループットではありません。エディションは全てPremium Editionライセンスとして提供されます。スループットは 5901、5905は5910(1Gbps 、5Gbpsは10Gbp)8905、8910、8920は8930(5Gbps 、10Gbpsは30Gbps)での発行となります。
例)Netscaler MPX Fixed Term Softwate Premium 5910 Quantity 2

・Citrix Cloud へログイン
Citrix Cloudにアクセスし組織IDに紐づくCitrix Cloudを選択します。MyCitrix > Manage Licenses > Cloud licenses > Go To My Organizationをクリック
確認メッセージで「許可する(Allow)」 クリック

表示された画面の右上のログイン名とOrgIDのあたりをクリックしてリストを表示し、該当するCitrix Cloudをクリック、または「Citrix Cloudへ移動」があればそれをクリック

Citrix Cloudにアクセスし組織IDに紐づくCitrix Cloudを選択します。
・オフラインライセンスの発行
左上の
メニューをクリックし、Licensing (ライセンス)>NetScaler (ADC、SVM) を開く

「オフラインでアクティブ化する」をクリック

NetScaler(ADC,SVM)のオフラインのアクティブ化パネルが開きます
「1.オフラインのアクティブ化要求をアップロードする」の「参照」ボタンより作成したファイルをアップロード

「2.ライセンスの種類を選択する」よりインスタンスと種類を選択
※種類はMyCitrix AccountでCitrix社より付与されているFixed Term Licenseと同等のものとなります。

「3.NetScalerのアクティブ化ファイルを生成する」をクリックし、ダウンロードボタンでアクティブ化ファイルを取得

7.LAS対応ライセンスの適用(NetScaler)
NetScalerの画面に戻ります。「UploadFile」ボタンをクリックし、取得したアクティブ化ファイルをアップロードします。アクティブ化ファイルは IPアドレス_hostname_activation.blob.tgz となります。Confirm画面で Yesををクリックしアップロードします。

「Reboot」ボタンをクリックし、確認メッセージで「Yes」をクリックします。
再起動することでライセンスを機器に読み込ませます。

System > License >ADC License で現在のライセンスを確認
License Modeが LAS(Fixed Bandwidth)と表示されれば完了です
License Type :Platinum
Model ID : 5910 (5900シリーズの 10Gbpsスループット)
Licensing Mode : LAS(Fixed Bandwidth)

まとめ
いかがでしたでしょうか。
ライセンスの仕組みを永続ライセンスからLASに変更する場合はライセンスの読み込みに機器の再起動が必要になります。機器の再起動を意識した作業スケジュールをご検討ください。
それではまた!
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