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Veeam ONE v13 の監視強化ポイントとインストールのポイントまとめ

皆様こんにちは、ネットワールドのバックアップ担当岡田です。

 

バックアップ運用の現場では、ジョブ失敗の調査、容量逼迫の把握、月次レポートの作成など、日々の監視業務に多くの時間が割かれています。こうした「バックアップ担当が本当に時間を取られている部分」をどれだけ整理・効率化できるかが、運用品質を左右する重要なポイントになります。

Veeam ONE


Veeam ONE
は、
Veeam Backup & Replication をはじめとするバックアップ環境や、VMware vSphere/Microsoft Hyper‑V 環境を対象に、監視・レポート作成・キャパシティプランニングを提供する監視ツールです。バックアップ、仮想、物理といった複数の環境を横断的に可視化することで、日々の運用負荷を抑えつつ、トラブルの早期発見に役立ちます。

 

バックアップは『失敗したときだけ確認する』運用になりがちですが、実際にはリポジトリ容量の逼迫や性能低下など、事前に把握しておきたい兆候が数多く存在します。Veeam ONE は、プロアクティブなアラートやダッシュボード、各種レポートを通じて、そうしたリスクを見える形で把握できる点が特長です。

 

Veeam Backup & Replicationの情報は、ネットワールド公式URLからも確認できます。

https://www.networld.co.jp/product/veeam/

 

今回は、Veeam Backup & Replication v13 に対応した Veeam ONE v13 を実際に導入し、まずはインストールから確認していきます。

「Veeam ONE v13 のインストール画面。セットアップ開始 → コンポーネント選択 → レポートDB(Reporting Database:PostgreSQL) の指定 → Data Collection 設定の流れ。オールインワン構成は特に簡潔に導入可能。」

展開シナリオ

Veeam ONE は、次の 2 つの展開シナリオをサポートしています。

●オールインワン(単一サーバー)構成 / 一括インストール

  • すべての Veeam ONE コンポーネントを単一サーバーに集約
  • 小規模~中規模環境を想定
  • セットアップウィザードに従って一括で導入可能

●カスタムインストール(分割導入)

  • Veeam ONE Server とVeeam ONE Web Services(Webクライアント提供コンポーネント) を別サーバーに配置可能
  • 環境規模や運用要件に応じた柔軟な構成が可能
  • 商用ライセンスまたは評価版ライセンスで利用可能

 

Veeam ONE 初期画面とアクセス方法の整理

Veeam ONE では、利用目的や利用者の役割に応じて操作できるよう、Veeam ONE Client(Windowsリッチクライアント)、Veeam ONE Web Client(Webクライアント)、REST API といった複数のアクセス方法が用意されています。

これらは単に「入口が複数ある」というだけではありません。参照・分析・運用といった用途ごとに、最適なユーザーインターフェースを選択できる設計となっています。

 

その中で、日常的に利用する中心的な UI が、
Veeam ONE Web Client(Webクライアント)と Veeam ONE Client(Windowsリッチクライアント)の 2 つです。

 ● Veeam ONE Web Client(Webクライアント)の操作

  • Web ブラウザから利用し、ダッシュボードやレポートを中心に情報を確認します。
  • 環境全体の可視化、傾向分析、レポート閲覧が主な用途
  • 日常の状況把握や報告資料作成など、閲覧・分析寄りの操作 を担う



● Veeam ONE Client(Windowsリッチクライアント)の操作

  • Windows にインストールして使用する リッチクライアントです。
  • アラーム、パフォーマンスチャート、インフラツリーを用いた詳細監視が可能
  • 障害対応や日常運用など、管理者向けの実践的な操作 が中心

 

まとめ

今回は、Veeam ONE v13 のインストールと基本的な画面構成の確認 までを紹介しました。
Veeam ONE は、導入しただけではまだ最小限の状態であり、実際の価値は 管理対象を登録してから 発揮されます。

Veeam ONE では、インストール後に以下のような管理・可視化が可能になります。

  • Veeam Backup & Replication 環境の状態をダッシュボードやレポートで可視化
  • VMware vSphere や Microsoft Hyper‑V などの 仮想環境を登録し、横断的に管理
  • アラームや通知によるバックアップ/仮想環境の状態把握
  • レポートカタログを利用した、事前定義レポートおよびカスタムレポートの活用
  • 将来のリソース使用量を見据えたキャパシティプランニングの実施 

このように、Veeam ONE は
バックアップ環境と仮想基盤を一元的に可視化・管理できる監視プラットフォーム となっています。

今回はインストールまでの紹介となりましたが、

次回は 仮想環境やバックアップ環境を登録すると何が変わるのか に焦点を当て、
画面の変化や実際の運用イメージを交えながら確認していきたいと思います。