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【Nutanix初心者と学ぶ】データ保護機能(Async DR)

こんにちは!

 

ネットワールド Nutanix担当です。

今回はPrism Elementのデータ保護機能にスポットをあてます。

後半では、Async DRの操作も行っていますのでぜひご覧ください。

 

 

Nutanixにより提供されるデータ保護機能

データ保護(Data Protection)

データ保護とは、重要な情報を破損・漏洩・消失から守る仕組みです。
Nutanixでは、自己修復やスナップショットなどの回復機能に加え、「321ルール」に基づいた多重バックアップ(3つのコピー、2種類のメディア、1つは遠隔地保管)で高い安全性を確保します。

 

Prism Element,Prism Centralそれぞれにデータ保護機能がありますが、それぞれ別個の機能となっております。

今回はPrism Elementのデータ保護機能を取り扱っていきます。

PD-Based DR 7.5 - Prism Element を使用した保護ドメインベースのディザスタリカバリ

同期設定

レプリケーション間隔が長い順に以下の3種類が存在します。

Async DR

1時間以上の RPO でエンティティを保護できます。定期的にスナップショットを取得し、リモートサイトへ非同期で転送するため、ネットワーク負荷が比較的軽く、遠隔地へのバックアップや災害対策に適しています。
Nutanixにより提供されるデータ保護の中で最もシンプルな機能であり、
NCIライセンスの全エディションで利用することができます。

https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Element-Data-Protection-Guide-v7_5-ja-JP:wc-protection-domain-wc-c.html

NearSync

1 分~15分の RPO でエンティティを保護できます。高頻度でスナップショットを取得することで、ほぼリアルタイムに近いデータ保護が可能となり、障害発生時のデータ損失を最小限に抑えることができます。

NCI Proライセンス+Advanced Replication SKU(アドオンライセンス)、NCI Ultimateライセンスで利用することができます。

https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Prism-Element-Data-Protection-Guide-v7_5-ja-JP:wc-dr-near-sync-c.html

Metro Availability

オンタイムでのRPOでエンティティを保護できます。同期レプリケーションにより、2つのサイト間で常に同一のデータ状態を維持し、障害発生時にはWitness VMを用いた自動フェイルオーバーが可能です。ミッションクリティカルな業務や、ダウンタイムを許容できないシステムに適しています。

NCI Proライセンス+Advanced Replication SKU(アドオンライセンス)、NCI Ultimateライセンスで利用することができます。

※Prism Centralにて実装可能

https://portal.nutanix.com/page/documents/details?targetId=Disaster-Recovery-DRaaS-Guide-vpc_7_5-ja-JP:ecd-ecdr-metroavailability-pc-c.html

 

 

実践

それでは実際に手を動かしてみます。

今回はメインサイトとリモートサイト間の接続と、

保護ドメインを作成し、最もスタンダードなAsync DRを用いたスナップショットの取得、リモートサイトからスナップショットを用いてのVMの復旧を行います。

 

リモートサイトの登録

まずはメインサイト側のPrism Elementにログインし、リモートサイトの登録を行っていきます。

[データ保護]→[リモートサイト]→[Physical Cluster]から

リモートサイトの情報を登録します。

登録が完了するとテーブルの[Remote Site]一覧に表示されます。

同様にDRサイト側の登録も実施します。

DR設定

[データ保護]→[保護ドメイン]→[Async DR]から

DRの設定を実施します。


[Entities]にて任意のDR設定を実施したい仮想マシンを選択し

[Protect Selected Entities]を押下し[Protected Entities]に仮想マシンが表示されたことを確認して[Next]を押下します。

今回はDRVMという名前の仮想マシンを選択しています。

※複数VM選択可

 


定期的にバックアップを取得したい場合は次画面の[Schedule]で設定します。

例として2026/4/1 00:00:00から1日ごとにスナップショットを取得するスケジュール設定を行いました。

 

 

設定が完了すると↓のように一覧に表示されます。

スナップショットの取得

準備は完了したので実際にスナップショットを取得してみましょう。

手動では[Take Snapshot]から取得が可能です。

[REMOTE SITES]にチェックをいれることで、リモートサイトにもスナップショットを保存することができます。

 

[Local Snapshots]に取得したスナップショットを確認できます。

リモートサイトでのVMリストア

リモートサイトでも先ほど取得したスナップショットを確認できました。
DR側ではMAIN:1092と命名されています。

 

[Restore]からリストアすることが可能です。

[VM Name Prefix]に入っている値が元VM名の先頭に付与されます。

 

OKを押下するとリストアが実行され、完了すると下記のように仮想マシン一覧にて確認できます。

 

まとめ

今回は、データ保護機能の1つであるAsync DRを実践していきました。

流れとしては

①リモートサイトの登録

②DRの設定

③スナップショットの取得

④取得したスナップショットを用いて、リモートサイトにてリストア

と、最も簡易的な流れで実施しました。

 

その他、定期的なバックアップの設定やリストア、双方向でのバックアップ取得などの操作を実際に手を動かして体験したい!といった方は

ネットワールドにて定期的にNutanixハンズオンセミナーを開催しておりますので、弊社セミナーサイトからスケジュールをご確認ください。

www.networld.co.jp