株式会社ネットワールドのエンジニアがお届けする技術情報ブログです。
各製品のエキスパートたちが旬なトピックをご紹介します。

NetApp Active IQ Unified Managerの紹介

皆様、こんにちは。ネットワールドストレージ担当です。
今回は「NetApp Active IQ Unified Manager」を紹介します。

 

 

Active IQ Unified Managerとは?

Active IQ Unified Manager(以下、AIQUM)は、NetApp社が提供するONTAPクラスタの統合管理ツールです。
環境全体の運用ステータスやパフォーマンスを可視化し、日常的な運用管理をサポートすることを目的としています。

利用開始にあたっては、導入後に監視対象クラスタの登録や通知設定などの初期設定が必要です。 また、登録可能なONTAPクラスタ構成にも制約があるため、事前にNetApp公式ドキュメントにて対応状況を確認することを推奨いたします。

ONTAPの一般的な管理画面としては、クラスタ単位の管理を行うSystem Managerがあります。
System Managerだけでも運用管理はできますが、AIQUMは ONTAP環境全体の状況を俯瞰して把握するためのツールとして位置付けられます。

導入メリット

複数クラスタの一元管理

1つの管理画面から複数の ONTAP クラスタの状況を一目で確認できます。
例えば、
「東京と大阪に設置している NetApp をまとめて確認したい」
「2台の設定を見るためだけに何度もログインし直すのが面倒」
と感じているお客様におすすめです。

追加ライセンス不要

AIQUMの利用にあたって必要となるのは、ツールを導入するためのインストール先リソースのみです。Windows Serverもしくは対応するRed Hat Enterprise Linuxサーバにアプリケーションとして導入できます。加えてVMware vSphere環境向けの仮想アプライアンス(OVA)版も利用可能なので、お客様の要件に合わせて導入先を選択することができます。
なお、サーバ用のインストーラとvSphere環境用の仮想アプライアンス(OVA)をダウンロードするには、NetAppサポートサイトへのログインとEULAに同意することが必要です。AIQUM自体のダウンロードに別途ライセンス費用は発生しません。

機能紹介

ダッシュボード画面による全体ステータス確認

この画面では、ONTAP クラスタの健全性やアラート通知などを集約し、ONTAP環境全体の状況を一目で俯瞰的に確認することが可能です。また、任意のクラスタを選択して個別に確認することもできます。
環境全体の確認と個別クラスタの確認を1つの画面上で行えることが特長です。

ダッシュボード画面


ユーザークォータ超過通知(メール)

AIQUMでは、ユーザークォータが超過した際にメール通知を行うことが可能です。
以下のメールのサンプル画像のとおり、メール本文から対象のボリュームとユーザーを一目で把握できます。
この通知はソフトリミット超過の段階で送信されるため、ユーザーから問い合わせが来る前にフォルダ整理を依頼したり、必要に応じて制限値の緩和やボリュームを拡張したりといった事前の対策をとることもできます。

ユーザークォータ通知メールサンプル(ソフトリミット)

ユーザークォータ通知メールサンプル(ハードリミット)

スケジュールレポートによる定期的なステータス確認

AIQUMでは、ONTAPクラスタのリソース利用状況を定期的なレポートとしてメールで受け取ることが可能です。下記のレポートサンプル画像では、ボリュームの健全性ステータスとして、IOPSや容量の状況を確認しています。
レポートの出力項目は設定から変更可能で、出力形式もPDF、CSV、Excelから選択できるので、お客様のニーズに合わせてカスタマイズすることもできます。

全てのボリュームの健全性ステータス確認(PDF出力)のイメージ

まとめ

AIQUMは1つの管理画面を通してONTAPクラスタの日常的な運用管理をサポートします。System Managerとは補完的な関係にあり、お客様の運用工数削減に寄与します。
本記事を通してAIQUMに興味を持っていただけたり、導入後の活用イメージをつかんでいただけていれば幸いです。

 

※免責事項
本書は、株式会社ネットワールド(以下 弊社)が作成・管理します。
本書の記載内容の一部または全部を弊社に無断で改変・転載することを禁じます。
本書の記載内容は、一部または全部が将来予告無く変更されることがあります。
本書の利用は、利用者様の責任において行われるものとします。
本書の記載内容には、最善の注意を払っておりますが、正確性・完全性を保証するものではありません。従いまして、本書の利用によって生じたあらゆる損害に関して、弊社は一切の責任を負いません。