こんにちは、Nutanix 製品担当です。
NCI 7.5 から、VM(仮想マシン)のクローンやテンプレートからのデプロイ(展開)時にSysprepとの連携がより分かりやすく、扱いやすくなりました。 特にWindows VMを大量展開する環境では、作業効率が大きく向上します。
VMwareでは、VMのクローン作成時にコンピュータ名やIPアドレス、SIDなどを自動で変更するカスタマイズ仕様という機能があります。Nutanixでも同様の機能が利用できるようになりました。Nutanixにおけるこの機能は、Guest Customization Profileと呼ばれます。
VDI の運用において、Nutanix で作成したクローン VMをHorizonに手動登録して利用したいというニーズがあるため、Guest Customization Profileを試してみました。今回は、実際にテンプレートからVMをデプロイ(展開)する手順を紹介しながら、Guest Customization Profileの使い勝手を確認していきます。
事前にVMにNutanix Guest Toolsのインストールを行い、テンプレートを作成します。
1.Guest Customization Profileを作成する
まずは、テンプレートからデプロイ(展開)する時に利用するGuest Customization Profileを作成します。
Prism Central にログインし、[Infrastructure] → [仮想インフラ] →
[Guest Customization Profiles]を開きます。
[Create Guest Customization Profile]をクリックします。

OS Profileは、Windowsのみ選択可能です。
今回は、[Guided Setup]を選択し、[次へ]をクリックします。

■Guest Customization Profile設定項目
画面に沿って必要な項目を入力していきます。
① Define Profile
・Name:プロファイル名を入力
② General Settings
・Computer Name:[VM 名と同じ]、または[デプロイ(展開)時に指定]から選択
・Administrator Password:管理者パスワードを設定
・Automatically log on as Admin:必要に応じてAdministratorで自動ログオンを
有効化
・Windows ライセンスキー:必要に応じて入力
・Registered Owner / Organization:所有者/組織名を入力
・Timezone:UTC+09:00 Tokyo Standard Timeを選択
③ Language & Locale
・System Locale:Japanese (Japan)(ja-JP)を選択
・User Locale / UI Language:System Localeと同じ設定が自動的に適用される
④ First Log On Commands
・初回ログオン時に実行したいコマンドがあれば指定
⑤ Workgroup / Domain
・ワークグループまたはドメインを設定
・ドメインの場合は、ドメイン名・ユーザー名・パスワードを入力
⑥ Network Settings
・DHCP またはカスタム設定
・複数 VM を展開する場合は、DHCPでデプロイ(展開)される
設定が完了したら、[Create Profile]をクリックします。

これで、Guest Customization Profileの準備が整いました。

2.テンプレートから VM をデプロイする
次に、作成済みのテンプレートを選択し、[Deploy VMs]をクリックします。

■ Deploy VM from Templateの設定
① General
・Name:VM 名のプレフィックス
② Number of VMs
・展開する VM 数
③ Starting Index Number
・連番の開始番号(通常は 1から)
補足: Guest Customization Profileでコンピュータ名をVM名と同じで設定している場合、 ① Name+③ Index Numberがコンピュータ名およびVM名として使用される
例:①を test、③を1とした場合 、test1、test2、test3 のようにデプロイ(展開)される
④ Guest Customization
・Guest OS Type:Sysprep(Windows)
・Guest Profile Name:作成済みのGuest Customization Profileを選択
・Computer Name:Guest Customization Profile側で設定済みのためそのままで問題なし
設定内容を確認し、[Deploy]をクリックするとVMが作成されます。


作成直後は、パワーオフ状態のため、手動でパワーオンします。



3.展開されたVMを確認する
VMを起動すると、Sysprepによる初期設定が自動で進みます。
Sysprepが完了すると、ゲストのカスタマイズが完了します。
PrismのVM 詳細画面では、DNS Nameがドメイン参加後のFQDNとして表示されていることを確認できます。
また、Sysprep の機能ではありませんが、NGT Statusが[Up to date]と表示され、Nutanix Guest Toolsが正常に起動していることを確認できます。以前のバージョンではクローンVMに対応していなかったNutanix Guest Toolsが今回のバージョンからクローンに対応したことが確認できました。

■ まとめ:Sysprep連携で運用がさらに楽に
NCI 7.5で強化された Sysprep連携により、
・デプロイ(展開)後の手作業が大幅に削減できます
・ドメイン参加やロケール設定を自動化できます
・大量展開時の作業ミス防止にも効果があります
このように、運用効率が大きく向上させることができます。
Windows VMを多く扱う環境では特に便利な機能ですので、 ぜひ活用してみてください。