はじめに
皆さんこんにちは、ネットワールドSEの遠山です。
株式会社ネットワールドは本年、Menlo Security社とディストリビューター契約を締結し、「エンタープライズブラウザ」ソリューションの国内販売の開始を発表いたしました。
前回の記事では、
Menlo Security のソリューション、「エンタープライズブラウザ」の概要と導入形態についてご紹介させていただきました。
今回は、実際にクライアントPCへMenlo Securityを導入する方法についてご紹介していきたいと思います!
Menlo Security 導入
早速、Menlo Securityの導入を行ってみようと思います。
今回はMenlo Securityのクラウド基盤をプロキシとして設定する方法(エージェントレス)の方法で実施してみます。

管理ポータルへのログイン
Menlo Security へ申請し払い出された管理ポータルへ登録されたアカウントでログインします。

ユーザ名とパスワードを入力します。


PAC設定、プロキシモードについて
管理ポータルへのログインに成功すると、ダッシュボードが表示されます。
Menlo Securityの管理ポータルは英語表記となっているので必要に応じて翻訳機能付きのブラウザで開くと良いです。
右上の
マークをクリックすると、ログや設定などの各設定項目が表示されます。
Settingsをクリックします。

PAC Settings項目が表示されました。
Menlo Securityをプロキシとして経由させるための設定を行うことができます。

設定値の中身を見てみます。
いくつかオプション設定(IP除外や、ドメイン除外)などありますが、
必須設定は、設定値の名称、PACファイル名、プロキシモードの3つです。
プロキシモードには
①No SSL Inspection + Menlo Authentication
②SSL Inspection + Menlo Authentication
③No SSL Inspection + Single Sign-On
④SSL Inspection + Single Sign-On
の4種類があります。
SSL インスペクションの有効or無効
Menlo Securityの認証or シングルサインオン
それぞれの組み合わせになっています。
SSL/TLSプロトコルによって暗号化されたインターネット通信を解読して内容を検査する技術
シングルサインオンって?
一度のユーザ認証で複数のシステムやサービスにアクセスできる仕組み
今回の導入では、SSLインスペクション有効&Menlo 認証を利用するプロキシモードを選択します。

ブラウザ証明書のインポート
SSLインスペクションを有効にすると、Menlo Securityが提供しているブラウザ証明書のインポートがクライアント端末にて必要になるのでダウンロードします。
Menlo Security - Download Certificates

ダウンロードしたブラウザ証明書をクライアントPCに配置後、右クリック→証明書のインストールをクリックします。

適切な保存場所を選択して次へをクリックします。

信頼されたルート証明書機関を参照して、次へをクリックします。

完了をクリックすると、証明書が正しくインポートされました。


PAC設定の適用
次に
クライアントPCの設定→ネットワークとインターネット→プロキシ→自動プロキシセットアップ→編集
にて、Menlo Security 管理ポータルで作成したPACファイルURLを入力し、保存します。

「エンタープライズブラウザ」の利用開始
クライアントPCのMicrosoft Edgeを使ってインターネットへアクセスしてみます。
すると管理ポータルにログインするときと同様に認証画面が表示されました。
PACファイル設定のプロキシモードにてシングルサインオンを有効にしている場合、Menlo認証ではなく、シングルサインオンにて認証を行います。

ログインに成功するとインターネット上のWebサイトを見ることができました。

見えづらいですが、Webページにログインしているアカウント名と、タイムスタンプ、右下にインジケータが表示されています。
実はこれらは「エンタープライズブラウザ」が提供しているDLP機能の一つであるウォーターマーク機能です。
つまり、既にクライアントPCにて利用したMicrosoft Edgeで、Menlo Securityの「エンタープライズブラウザ」ソリューションを導入することに成功したことを意味します。

機密情報などの重要データの紛失や、外部への流出を防ぎ、セキュリティを強化するシステム
同じページをMenlo Security 経由で開いた時のソースコードと、経由せずに開いた時のソースコードはこちらです。


なぜ、ソースコードの中身が違うのか?
Webアクセスを行った際に、Menlo Security のクラウド基盤上でWebコンテンツを一度レンダリングし、安全なレンダリング情報を転送してくれているので、Webページのソースコードの中身も変わっています。

ウォーターマーク機能はオフにすることもできるので、ユーザ側からするとソースコードの中身を見る以外にはMenlo Security 経由でアクセスすることを意識せずに操作できるという点もMenlo Security の強みの一つとなっています。
まとめ
今回は、Menlo Security の導入方法についてご紹介しました!
管理ポータルでPAC設定を作成
↓
クライアントPCへブラウザ証明書をインポート
↓
クライアントPCへPAC設定を反映させる
この3ステップで容易に導入することができました。
ウォーターマーク機能について軽くご紹介しましたが、次回以降では
Menlo Securityを導入することでご利用いただける機能をどんどんご紹介していきたいと思います!
ご拝読いただきありがとうございました!