こんにちは、VMware 製品担当です。
VMware Cloud Foundation 9.1 (VCF 9) の紹介です。

前回までの記事は、こちらを参照してください。
前回は、VCF 9.1 の必要リソースを紹介しました。新しく追加された VCF 管理サービスのリソースが大きいことに、なんでだろうと疑問を持たれている方は多いと思います。今回は、みなさんが疑問に思っているであろう、 VCF 管理サービスについて紹介します。
VCF 管理サービスは、ライフサイクル管理、運用管理、ログ管理、ID 管理、などのサービスの集合体です。VCF 管理サービスは、仮想マシンがデプロイされ Kubernetes が実装されます。VCF 管理サービスのコンポーネントは Kubernetes のポッドとしてサービスが提供されます。
VCF 管理サービスは、VCF Operations のGUI に統合されており、コンポーネントを意識することなく、今までと変わらず VCF Operations の機能として操作することができます。
コンポーネント、リソース、可用性、バックアップ/リストアについて整理しましたので参考にしてみてください。
●コンポーネント
VCF 管理サービスのコンポーネントは、初期デプロイ(必須)と、必要に応じてデプロイ(オプション)するコンポーネントに分かれています。
オプションの「ログの管理」は、VCF Operations for Logs の後継になります。VCF Operations for Logs は仮想マシンでしたが、VCF 9.1 では VCF 管理サービスのコンポーネントとして実装されています。「ログの管理」は改めて紹介したいと思います。
| コンポーネント | 説明 | デプロイ |
| VCF サービス ランタイム | VCF 管理サービスをホストおよび調整します。 | 必須 |
| SDDC ライフサイクル | フリート ライフサイクル コンポーネントから受信したローカルのライフサイクル タスク(インストール、更新、パッチ)を実行します。 | 必須 |
| テレメトリ | 診断データと使用量データを集約して送信します。 | 必須 |
| Salt マスター | ローカル インフラストラクチャ リソースに構成状態を適用します。 | 必須 |
| Identity Broker | ID とアクセスの一元管理サービスを提供し、VCF コンポーネントの認証とトークン交換を処理します。 | 必須 |
| ソフトウェア デポ | フリート全体のライフサイクル操作に必要なインストール バイナリ、アップグレード バンドル、メタデータをホストおよび提供します。 | 必須 |
| フリート ライフサイクル | 複数の VCF インスタンスにわたるアップグレードとパッチの計画や順序付けなど、フリート全体のライフサイクル操作を調整します。 | 必須 |
| Salt RaaS | Desired State 構成とポリシー (Recipe as a Service) を定義および管理します。 | 必須 |
| ログの管理 | すべてのフリート コンポーネントからログを収集します。 | オプション |
| リアルタイム メトリック | 監視用の高頻度パフォーマンス データを収集およびストリーミングします。 | オプション |
参照:
●リソース
VCF インストーラを使った VCF 初期デプロイでは、3つのモデルから選択が可能です。デプロイ後にスケールアップ/スケールアウトが可能です。なお、ワーカーノードは、オートスケールしますので、参考値になります。
※本書のサイジングは準備ワークブックを使っています。
【VCF】
| モデル | ノード | 規模 | 台数 |
vCPU/合計 |
MEM(GB)/合計 |
DISK(GB)/合計 |
|
シンプル - 小 |
制御 | 小規模 | 1 | 4 | 10 | 100 |
| ワーカー | 大規模 | 3 | 36 | 72 | 2900 | |
| 高可用性 - 中 | 制御 | 中規模 | 3 | 12 | 30 | 300 |
| ワーカー | 特大 | 3 | 72 | 144 | 3300 | |
| 高可用性 - 大 | 制御 | 大規模 | 3 | 24 | 42 | 300 |
| ワーカー | 特大 | 4 | 96 | 192 | 4102 |
参考:
【VVF】
| ノード | 規模 | 台数 | vCPU/合計 | MEM(GB)/合計 | DISK(GB)/合計 | |
|
シンプル - 小 |
制御 | - | 1 | 4 | 10 | 100 |
| ワーカー | - | 3 | 36 | 72 | 2900 |
●可用性
可用性については、VCF 管理サービスの仮想マシンは vSphere HAにより保護されます。VCF 管理サービスのコンポーネントは、Kubernetes のセルフヒーリングにより保護されます。
参照:
●バックアップ/リストア
VCF 管理サービスのコンポーネントは、SFTP で取得が可能です。ファイルベースのバックアップで保管されます。
参照:
以上が、VCF 管理サービスの紹介です。参考になれば幸いです。