はじめに
皆さんこんにちは、ネットワールドSEの遠山です。
前回、Menlo Security の「エンタープライズブラウザ」がどのようなソリューションであるのか、どのように導入するのか、どのような強みがあるのかという点についてご紹介させていただきました。
しかし、肝心のMenlo Securityで提供している具体的な機能についてはあまりご紹介することができませんでした。
Menlo Securityでは、
ZTNA、DLP、CASB、BPM、SWG、RBIなど様々な機能を提供しています。
今回はその中でもRBI(Remote Browser Isolation)機能と
SWG(Secure Web Gateway)機能、またポリシーを用いてどのような制御を行うことができるか見ていきたいと思います。
RBIとはRemote Browser Isolation、日本語にするとリモートブラウザ分離です。
Menlo Securityの提供しているRBI機能では、Menlo Securityのクラウド基盤上で生成された仮想コンテナ上でWebコンテンツを実行し、安全なレンダリング情報のみをクライアントに転送してくれます。生成された仮想コンテナは、セッション終了時に破棄されます。
SWGとは、Secure Web Gatewayの略で、ユーザがインターネットへアクセスする際に、安全なアクセスを提供するクラウド型プロキシです。
Menlo Securityでは、Menlo Securityのクラウドを経由してユーザがWebアクセスするよう設定し、セキュリティポリシーを適用させることができます。
導入方法について
クライアントのブラウザを「エンタープライズブラウザ」とし、Menlo Security経由の安全なWebアクセスとして導入する方法については、前回の記事にてご紹介しました。
【前回記事アップロード後に貼り付け】
今回は導入後ユーザに対してどのような制御を行うことができるかご紹介していきます
管理ポータルへのアクセス
Menlo Securityの管理ポータルへユーザ名とパスワードを入力し、ログインします。

ログインするとダッシュボードが表示されます。
右上の
マークをクリックすると、各設定項目や、ログ、設定など他の項目が表示されるので。Policyをクリックします。

管理ポータル左側のペインを見ると様々な設定項目があることがわかります。
本日はその中からWeb項目についてご紹介していきます。
ポリシー機能のご紹介
Categories制御機能
ポリシー項目categories をクリックするとMenlo Securityが定めた70近いカテゴリが表示されます。
Web アクセスの際にWebページをカテゴリごとに判定し、定められたACTIONにより、アクセスの種類を選択することができます。
設定項目
NAME : カテゴリ名
ACTION : どのような制御を行うか定めることができる。

また、ACTIONは4種類あります。
Allow : Menlo Security を経由しないでWebアクセスを実施する
Isolate : Menlo Security経由でWebアクセスを実施する
Isolate / Read-Only : Isolateに加え読み込みのみとなる。
Block : Webアクセスをブロックする

Isolate/Read-Only ACTIONが適用されたWebページを開くと、文字の入力やコピー&ペーストも制限されます。
IsolateされているページにWebアクセスを実施すると
ウォーターマーク、インジケータが表示されます。
ウォーターマーク・インジケータの表示有無は設定により変更できます。
ウォーターマークとインジケータを共に非表示にしてしまうと、ユーザ目線ではIsolateとAllowに関しては違いを意識することはできないように感じます。
ユーザ目線で操作感に影響がない点はMenlo Securityの強みの一つです。

Alcohol and Tobacco カテゴリをBlockに設定してみます。

クライアントPCのブラウザでお酒と検索、適当なページを開いてみると、Menlo Securityのロゴと一緒にブロックメッセージが表示されました。


File Downloads制御機能
次にFile Downloads項目を紹介します。
ファイルタイプという名称で分類されたファイル形式ごとにファイルのダウンロードを制御することができます。
設定画面は、
管理ポータル→Policy→File Downloadsをクリックします。
設定項目
FILE TYPE : Menlo Securityが分類したファイルタイプ
EXTENSIONS : ファイルタイプに合致するファイル拡張子
ACTION : ファイルダウンロードに関しての制御

ACTIONはAllowとBlockの2通りとなっています。
Allow : ファイルのダウンロードを許可
Block : ファイルのダウンロードをブロック
また、ACTIONはISOLATED SITES、NON ISOLATED SITESで制御を変えることもできます。
ISOLATED SITES:Menlo Security経由でアクセスしているWebサイト
NON ISOLATED SITES:Menlo Security非経由でアクセスしているWebサイト

ファイルタイプ:Audio files をブロックしてダウンロードを実施してみます。

サンプルファイルダウンロードサイトにてMP3 ファイルをダウンロードします。

Web アクセス時のブロック画面と同様にブロックページが表示され、ファイルダウンロードが制御されました。

ファイルタイプに存在しないファイル拡張子に対しての処理もOther File Typsとして設定することができます。
また、制御したいファイル拡張子を選択した上でファイルタイプを作成することもできます。
File Uploads制御機能
次にFile Uploads の制御項目を見ていきます。
管理ポータル→Policy→File Uploadsをクリックします。
ファイルダウンロードと異なり、すべてのファイルタイプに適用されます。
ACTIONはISOLATED SITES、NON ISOLATED SITESで制御を変えることもできます。
File Uploads ではデフォルトでISOLATED SITESとNON ISOLATED SITES のACTIONを設定することができる点が微妙に異なる点です。
ISOLATED SITES:Menlo Security経由でアクセスしているWebサイト
NON ISOLATED SITES:Menlo Security非経由でアクセスしているWebサイト
今回はどちらのACTIONもBlockに設定してみました。それではアップロードを行うことができるサイトでファイルアップロードを試してみます。


アップロードを試したところ、File Downloads やCategories制御とは異なり、アップロード禁止のポップアップが表示されました。

デフォルトでの最大アップロードファイルサイズは5GBですが、ポリシー例外項目を追加作成することで5GB以上のファイルのアップロードも可能になります。
Documents制御機能
Menlo Securityでは、ファイルのダウンロード、アップロードを制御できるだけでなく、ドキュメントやアーカイブをダウンロードする際にセキュリティ解析の実施をする機能や、ダウンロードを制御する機能も提供しています。
様々なファイル形式がサポート対象となっており、以下がDocuments制御機能においてサポートされるファイルの一覧です。(2026年7月16日現在)

管理ポータル→Policy→Documents / Archives をクリックします。
Add Ruleによってファイルタイプごとの制御設定を加えることもできますが、
デフォルトでは、すべてのドキュメントタイプに対してACTIONを設定します。

ドキュメントやアーカイブの制御を行う機能では、
①Menlo Securityでレンダリング
②HTML形式に変換
③Menlo Secure Document and Archibveビューアで表示
という機能を提供しています。
そのため、File Downloads制御機能にもあったAllowとBlockに加えて、
ACTIONの種類はAllow、Isolate、Blockの3つです。
Allow : ドキュメントファイルのダウンロードを許可します。
Isolate : ドキュメントファイルのダウンロード時にMenlo Security の仮想コンテナで実行し、セキュリティ解析を実施します。HTML形式に変換した上でMenloのビューアーで表示することができます。
Block : ドキュメントファイルの閲覧およびダウンロードをブロックします。
制御機能の挙動を確認するために
All Document Types のACTIONをIsolate
EXCEL ファイルタイプのACTIONはBlockと設定しました。

クライアントPCのブラウザでPDFファイルをダウンロードしてみます。

するとファイルダウンロード中というポップアップと共にセキュリティ解析を実行しはじめました。
この時Menlo Securityの仮想コンテナ上でドキュメントファイルがレンダリングされ、リスクのあるコンテンツが含まれていないか解析してくれています。

解析が終了するとPDF ファイルが表示されました。

この時、右上の
をクリックすることで、ローカルにドキュメントをダウンロードすることができます。
安全なファイルへ置き換えられたセーフダウンロードと、オリジナルダウンロードの2つの選択肢があります。
このとき、オリジナルのダウンロードを管理者側から制限することもでき、制限した場合グレーアウトした上でオリジナルダウンロード禁止と表示されます。
セーフダウンロードを行いローカルにダウンロードするドキュメントにウォーターマークをいれることもできます。

Block設定を適用したEXCELタイプのドキュメントをダウンロードしてみます。
Xlsxファイルをサンプルサイトからダウンロードすると、

Webアクセスや、ファイルダウンロードがBlockされたときと同様にブロック画面が表示されました。
このようにDocuments制御機能では、ドキュメント内のセキュリティ解析の実施、ファイルタイプによるダウンロードの制御などを行うことができます。

Archive制御機能
アーカイブファイル、また圧縮ファイルの制御を行うことができます。
Archive制御機能でサポートされているファイル形式は以下のファイル形式です。(2026年7月16日現在)

Documents制御機能と同様に
管理ポータル→Policy→Documents / Archivesで設定することができます。
Archives もDocumentsと同じような設定項目となっており、すべてのファイルに対しての制御、ファイルタイプごとのルール追加が可能となっています。
ACTION もDocumentsと同様にAllow、Isolate、Blockの3種類があります。
ここでは、制御設定を見るためにAll ArchivesをIsolate、TARファイルのBlockと設定しました。

クライアントPCのブラウザでZIPファイルのダウンロードを実施してみます。

ファイルのダウンロードを実施するとセキュリティ解析が実施されます。

解析が終了すると展開された状態でZIPファイルの中身が表示されます。

セキュリティ解析を実施した上でオリジナルのダウンロードを行うことも可能です。

また、Block設定をいれたTARファイルをダウンロードしてみます。

Block画面が表示されました。

パスワード付きアーカイブファイル
また、Archives制御においてパスワード付きのアーカイブファイルについてもセキュリティ解析を実施することができます。
パスワード付きファイルをダウンロードしようとするとセキュリティ解析を実施するためにパスワードの入力が求められます。


パスワードを入力して送信をクリックします。


パスワードがついていないアーカイブファイルをダウンロードしたときと同様に
セキュリティ解析が実施され展開された状態でアーカイブファイルの中身を見ることができました。
ポリシーで制御していなければオリジナルファイルのダウンロードも行うことができます。

まとめ
本日はMenlo Securityが提供しているSWG機能とRBI機能によって制御することができるポリシー制御機能について
Categories
File Downloads
File Uploads
Documents
Archives
の5つをご紹介しました。
Menlo Securityでは、まだまだご紹介し切れていない他のポリシー項目や、利用用途やユーザごとに設定を変えるためのポリシー例外設定、
その他にもZTNAやDLP、CASBといった様々な機能を提供しておりますので随時各機能について紹介していこうと思います。
ご拝読ありがとうございました。
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