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FortiManagerのポリシーパッケージ機能について

こんにちは。ネットワールドSEの林です。

 

FortiManagerでは、ADOM(Administrative Domain)作成時に 標準モード(Normal Mode)または バックアップモード(Backup Mode)を選択することができます。

本ブログでは、標準モードで利用できるポリシーパッケージ機能についてご紹介していきたいと思います。

標準モード(Normal Mode)とは

標準モードはFortiManagerのデフォルトモードとなり、FortiManagerがFortiGateの設定を管理するトップダウン型の管理モードです。

このモードは、FortiManager上からFortiGateに関するポリシーやオブジェクト、システム設定を定義し、 複数のFortiGateへ一括配信することができます。

ポリシーパッケージとは

FortiGate用のFWポリシー設定をパッケージ化したものです。
作成したポリシーパッケージは、管理しているFortiGateのポリシー設定に適用することが可能です。

ポリシーパッケージは複数作成することが可能ですが、一つのFGTに複数のパッケージを適用することは想定されていません。

※ポリシーパッケージ適用時、ローカルにパッケージ内容と差分となるポリシー設定がある場合は削除されます。

ポリシーパッケージ内の設定変更は、パッケージが適用されたFortiGateのローカル設定にも反映されるようになります。利用例として、複数のFortiGateを同一のポリシーパッケージで管理することで、1台ずつFortiGateにログインして設定変更を行う手間を省き、複数のFortiGateに対し、一括で同一の設定変更を適用することが可能です。

ポリシーパッケージ画面

ポリシーパッケージ - 正規化インターフェース

ポリシーパッケージで利用できるインターフェースで、デバイスマッピング機能を行うことが可能です。

【デバイスマッピング】

管理するFortiGate毎にインターフェースのマッピング設定を行うことが出来ます。

デバイスマッピング機能を活用することでモデルの差や拠点毎の環境差分を緩和することが出来ます。

<インターフェースにおけるデバイスマッピングの例>

以下のように管理デバイス毎に物理ポートが変化するインターフェースを作ることが出来ます。
正規化インターフェース名:LAN_INT
FG01の場合:port2
FG02の場合:port3

正規化インターフェース

ポリシーパッケージ - アドレスオブジェクト

ポリシーパッケージで利用するアドレスオブジェクトで、デバイスマッピングを行うことが可能です。

<アドレスオブジェクトにおけるデバイスマッピングの例>

以下のようにデバイス毎にアドレスオブジェクトの内容が変化するオブジェクト定義を作ることが出来ます。
オブジェクト名:Port2_segment
FG01の場合:20.20.20.0/24
FG02の場合:30.30.30.0/24

※その他、サービス、スケジュール、VIP、IPプールなども、同様にデバイスマッピングを使ったオブジェクトの定義が可能です。

アドレスオブジェクト

 

ポリシーパッケージ - セキュリティプロファイル

ポリシーパッケージで利用するセキュリティプロファイルを作成、編集することが可能です。
※プロファイルにおいて、デバイスマッピングには対応していません。そのため、同一のポリシーパッケージを参照する環境においては、同内容のセキュリティプロファイルが反映されます。

 

ポリシーパッケージの注意点

同一のポリシーパッケージで管理されたFortiGateは、ポリシーパッケージの内容でポリシー設定が統一されます。デバイスマッピング機能によりある程度環境の差分を埋めることが出来ますが、製品コンセプトとして、FortiGateごとの固有のポリシー(個別の通信要件)に柔軟に対応することは難しいです。

同一のポリシーパッケージで複数のFortiGateを管理する場合、対象のFortiGate間では通信要件やポリシー運用方法を統一する設計が必要になります。

締め

今回はFortiManagerのポリシーパッケージ機能についてご紹介させて頂きました。

通信要件やポリシー運用方法を統一する必要がある点に注意が必要ですが、

FortiGateの台数が多すぎてポリシー設定を管理しきれない、複数台のFortiGateで同一のポリシー設定変更の業務が頻繁に求められる等の課題を抱えるユーザー様にとって、本製品は有効な選択肢になるのではないかと思います。

 

それでは、今回はこの辺で失礼します。

ありがとうございました。

 
※本ブログの内容は投稿時点の情報に基づいています。今後の仕様変更やアップデート等により、内容が最新の状況と異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。
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