こんにちは。
Data Domainも今回で第十回目となりました。
第九回目ではDD Boost over FC の最速バックアップについて見てきました。
今回は機能のご紹介ではなく、Data DomainOSのアップグレード手順について紹介します。
[E:flair] DDOSのアップグレード手順を見て行きましょう。
1. 事前準備
DDOSのアップグレード前に以下が準備されていることを確認します。
◆ 作業端末
アップグレード対象のData Domain システムのWeb管理コンソール
(Data Domain System Manager)に接続可能なPC
◆ DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)
EMC Onliene Support より入手しましたDDOSパッケージファイル
・ EMC Onliene Supprt: https://support.emc.com
・ Download: EMC Data Domain DDOS5.X.X.X.X Software
2. DDOSアップグレード手順
以下の手順にてアップグレードを実行します。
<DDOSパッケージファイルのアップロード>
1) ダウンロードしたDDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)を作業端末の
任意のディレクトリに配置します。
2) 作業端末からアップグレード対象のData Domainシステム(System Manager)に接続します。
http://Data Domain IP Address /ddem
3) 「Maintenance」-「System」-「Uprade Package」をクリックし、アップグレードする
DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)をアップロードします。
4) 「File Name」配下にアップロードされた DDOSパッケージファイル(X.X.X.X.rpm)が
表示されます。
<Replication Pairの稼働状態を確認>
5) 「Replication」-「Summary」をクリックし、レプリケーションペアの稼働状況を確認し、
データ転送が発生していない事を確認します。
・ State: Normal
・ Pre-Commp Replication: 0.00Gb
<Data Domain システムの再起動>
6) DDOSアップグレード前にCLIよりData Domain システムを再起動します。
# system reboot
[E:flair] DDOSアップグレード前にシステム再起動は必要になります。
<DDOSパッケージファイルからアップグレード>
7) システム再起動後、作業端末からアップグレード対象のData Domainシステム
(System Manager)に接続します。
http://Data Domain IP Address /ddem
8) 「Maintennance」-「System」をクリックし、アップロードされたDDOSパッケージファイル
(X.X.X.X.rpm)を選択します。
9) 「Perform System Upgrade」をクリックします。
10) System Upgradeの確認メッセージが表示されます。「OK」をクリックします。
11) System Upgrade処理が開始されますので、完了するまで待機します。
12) System Uppgrade後、自動的にData Domainシステムを再起動します。
13) Data Domainシステム再起動後、作業端末からData Domainコンソール(CLI)に
接続します。
14) "alert"コマンドにてエラーを示すアラートが出力されていない事を確認します。
# alerts show current
# No actrive alerts
15) "filesys"コマンドでファイルシステムが起動されている事を確認します。
# filesys status
# the filesystem is enabled and running
※ 起動していない場合、起動するまで待機します。
# The filesystem hasecourdtered aproblem
↓
# The filesystem is enabled adn starting up. Please wait
******** The filesysten is not responding ********
↓
# The filesystem is enabled and running
16) Data Domainファイルシステム起動後、Data Domainシステムに接続します。
http://Data Domain IP Address/ddem
17) レプリケーションのステータスを確認し、データ転送がないことを確認します。
・ State: Normal
・ Pre-Commp Replication: 0.00Gb
[E:flair] Data Domain システムをアップグレードする際、該当Data Domainシステムを
アップグレードする前にシステムの再起動をする必要がある点はご注意ください。
次回は別の機能、技術的な部分についてご紹介したいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
担当:斉藤・吉田