株式会社ネットワールドのエンジニアがお届けする技術情報ブログです。
各製品のエキスパートたちが旬なトピックをご紹介します。

Netsil ~お試し編~

.NEXT 2018で発表のあったFlow + Netsil ですが今後どのような形でリリースされるのか非常に楽しみです。

現在NetsilAOCは14日間のトライアルをお試しいただけますので入れてみました。

本ブログは今後組み込まれてくる本製品のコンポーネントと概念を理解し製品がリリースされた際に理解を早めるためのものとして理解いただければと思います。

【概要】

Netsil AOCとはCollectorと呼ばれるエージェントとAOSと呼ばれる製品が連携し

自動的にアプリケーションマップを作成、可視化する事が簡単にできる製品であり次の特徴があげられます。

  • 監視-トラフィックを監視し全ての内部サービスや外部サービス間のアプリケーション間通信方法やプロトコルを見直し
  • 検索と検知-コードを変更することなくサービスとその依存関係を広範囲に検索して発見
  • 作成と共有-インフラストラクチャータグと通信の属性でホストをフィルタリングし、論理的にグループ化してマップを作成、それを共有
  • 差分比較-新しい(アプリケーションや通信方式)デプロイの前後と過去の挙動を比較する差分比較機能
  • 指標-レイテンシ、スループット、エラーなどのKPIは、すべてのAPI呼び出し、DBクエリ、DNSクエリなどのサービスとそのリンクで利用可能

【用語】

AOC :APPLICATION OPERATIONS CENTER の事で各マシンはAOCに対してデータを送り、AOCの画面で実際にマップが確認できます。

AOCの画面】

Aoc

Collector:監視、トラフィック監視対象となるマシン(エージェントのインストールが必要)

CollectorからはHTTP,DNS,MySQLなどのメトリックをAOCへ送ります

AOCからはGoogleMapを彷彿させるアプリケーションの地図を自動で作成してくれます。

Collectorのアーキテクチャは次のようになっていますので、Kubernetes, DC/OSで連携させるといろいろと面白いかもしれません

Collector

AOCはどこにあるのか?】

 

AOCは現在 Netsil Cloudにあり、評価版を依頼すると14日間の評価期間で様々な確認ができるようになります。

また、AOCは現在セルフホストという形で別のクラウドにもインストールが出来きます。

【2018年6月現在、Netsil AOC展開可能先のクラウド

AWSでは東京もあるようです!

Aoccloud

評価をするには?

評価版の申し込みはこちらから申し込みいただくと評価可能になります。

簡単なセットアップの流れはつぎのようになります。

Setup_2

評価版の申し込みが完了するとログインが可能となります。

Photo_3

ログインした後は対象のマシンへCollectorのセットアップを行うだけです。

インストール方法はAOCのドキュメントに記載されており、簡単にセットアップが出来ます。

今回はLinuxマシン3台にCollectorをインストールして可視化の確認をしてみました。

 Collectorのイントール

AOCのDocumentからcollectors installation をクリックします

Collector1

次に対象を選択します

今回はRPM / RHELです

Collector2

あとはクイックセットアップの行をコピー&ペーストしておわりです

Install_guide

実際に実行するコマンド

wget --no-check-certificate --header="userport: 443" \

     -O /usr/bin/install-netsil-collectors.sh https://xxxxx.netsil.com/install_netsil_collectors \

     && chmod +x /usr/bin/install-netsil-collectors.sh \

     && NETSIL_SP_HOST=xxxxxx.netsil.com NETSIL_ORGANIZATION_ID=xxxxxxxxxxxxxxxxx SAMPLINGRATE=100 /usr/bin/install-netsil-collectors.sh \

     && /etc/init.d/netsil-collectors restart

簡単ですよね??

 さてMapを選択してみると・・・・・

【あれ?マップが表示されない?】

本来はこの設定で/etc/init.d/netsil-collectorsが起動していれば

マップが自動作成されると思っていたのですが・・なぜか表示されません。

 なぜならドキュメントに次の用に記載があるからです。

Doc

まりNetsil Cloud を利用する場合は利用ポートに443を利用する必要があるとあります。

 

One More Advice

CollectorをインストールしたLinuxマシンで次のおまじないをして、Netsil Collectorを再起動してあげてください。

実行するコマンドは次の通りです

#NETSIL_SP_LOAD_BALANCER_PORT=443 /opt/netsil/collectors/configure.sh

なんということでしょう

ちゃんと地図が作成されているではありませんか!?

Map1

Map2

現在正式にGAしているNutanix のマイセグとこのNetsil L7アプリケーションベースの監視機能がどのような形でリリースされるのか非常に期待が膨らみますね

全てはOne Click で Simple そしてメーカーサポートを一貫して受けれらるという事も大きな魅力ではないでしょうか?

本製品は期間が短いですので評価をさせる際は計画的にしましょう!

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記事担当者 : SI技術本部 カッシー @Nutanix_NTNX