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Nutanixのリモートオフィス・ブランチオフィスソリューションについて知っておくべき10の事

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr. Solutions Marketing Managerを務めるRachna Srivastava氏によるものです。原文を参照したい方は10 Things to Know About Nutanix Remote and Branch Office Solutionsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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次なるトップ10シリーズはリモートオフィスとブランチオフィス(ROBO : remote office / Branch office)についてのNutanixソリューションについてのものです。今回は我々のROBOソリューションの10の最も重要な機能、能力、そしてメリットについてご紹介いたします。

ROBO環境は変化し、成長していくビジネス要件にペースを合わせられるように柔軟でなければなりません。しかし、リモートとブランチオフィスは適切なスタッフ配置や投資が行われないことで脇役に追いやられていることもよくある話です。これがROBOでミッションクリティカルなアプリケーションを動作させている際の問題となりえます。例えば、倉庫や配送設備を世界規模で展開している会社が何千ものトランザクションを処理するデータベース上でアプリケーションを利用しているとしましょう。

こうしたアプリケーションはパフォーマンス上の理由からローカルで動作させなければなりません。そして情報システム部門としてはそれぞれの場所において、適切に高可用性と将来のための拡張性を確保する一方で、コストは常にチェックしておかねばなりません。殆どのIT組織は継続的に運用のためのコストを削減しながらROBOの数が増加していくのに合わせて成長のペースを合わせていかなくてはならないのです。

設計からシンプル、俊敏性、そして拡張性をROBOへ提供するため、Nutanixはエンタープライズクラウドプラットホームを提供し、コストや限られたITスタッフそして、バックアップソリューションの管理などの共通の課題を解決いたします。ROBOで必要なインフラストラクチャを劇的にシンプル化し、NutanixはROBOへ配置するインフラストラクチャの経済原理を完全に変えてしまうのです。更に詳しく見ていきましょう。

以下は皆様のお役に立つNutanixのROBOソリューションの最も有用な10の機能です:

1. NutanixエンタープライズクラウドプラットホームのNX-1000シリーズは設置スペースの限られたROBO環境のために作られたもので、2Uのフォームファクタ内にそれ以外のNutanixのポートフォリオで利用されるソフトウェア機能、例えば仮想化の自由な選択(VMwareHyper-V、AHV)、ネットワークの可視化、ファイルとブロックのストレージサービス、セキュリティ機能、そしてエンタープライズクラスのストレージ機能など、同等のものを備えています。我々のお客様はROBOであってもメインオフィスであっても関係なく、一貫したエクスペリエンスで利用することができるのです。

2. NutanixのROBOソリューションはエンタープライズクラウドプラットホームとしてインテリジェントな階層化、重複排除、イレイジャーコーディング、圧縮、分散自己修復などの優れたエンタープライズストレージを提供します。

3. NutanixのROBOソリューションは様々なハードウェアプラットフォーム上でサポートされています。お客様はNXシリーズ、Dell XCシリーズ、Lenovo HXシリーズ、そしてCisco UCSプラットフォームの中から柔軟に選択をすることができます。

4. すべてのポートフォリオで統合されたNutanix AHVハイパーバイザーがサポートされています。それだけにとどまらず、NX-1000シリーズは混在ハイパーバイザー環境をサポートしており、2ノードでVMware vSphereそして3番目のノードではAHVを動作させるということも可能です。最も大きなメリットは数十、数百にも及ぶROBOサイトでどんどんと追加されてしまうハイパーバイザーのライセンス費を抑えることができるということです。

5. お客様はバックアップに関する戦略を定型化したいという際に、選択肢の中から選ぶことが可能です。WAN越しにNutanix Cloud Connectを利用してセンターサイト経由でAWSまたはMicrosoft Azureに送ることができます。オンプレミスのプライマリクラスタ内でNutanix ROBOソリューションではソフトウェアの構成ミスやウィルスによる攻撃などの際にクラスタ上での復元を実現するTime Stream機能を統合されたバックアップとして利用することができます。ROBOのためにそれ専用のサードパーティのバックアップを買う必要はありません。

6. NX-1155-G5モデルはローカルのNutanixネイティブのスナップショットの1ノードレプリケーションターゲットです。これはお客様がもはやバックアップを管理するために3ノードの別のソリューションを選択する必要はないということになります。それだけではなく、1ノードレプリケーションターゲットはAHVで動作するため、ローカルのROBOソリューションの中で膨らんでゆくライセンス費を排除することができます。NX-1155-G5は2枚のSSDと複数のHDDでローキャパシティとして40TBちょっとの容量で利用することができます。1ノードだとはいえ、データの復元性はドライブのレベルで冗長化されており、堅持されています。

7. ストレージヘビー構成のNX-6000シリーズのキャパシティを利用するなど、異なるタイプのノードを自在に組み合わせて効率性とストレージ容量の適切なバランスを実現することが可能です。更にNutanix Acropolisファイルサービスもあります。この機能によって大きなキャパシティのファイルストレージのために別のファイルサービスを利用する必要はなくなります。

8. グローバル重複排除によって高価なWAN接続バックアップのためのWAN帯域を節約することができます。サイトが地理的に離れていたとしても、グローバル重複排除の機能によって同じデータブロックが異なるROBOサイト間を何度も飛び交うということはありません。

9. Nutanix Prismは数百にも及ぶROBOサイトのプライマリクラスタとデータ保護ポリシーの両方を単一管理画面から集中管理することができます。1-クリック運用やアクション可能な分析結果、キャパシティプランニングなどの機能はすべてセンターサイトで利用することができます。お客様はROBOの運用をITスタッフなし、またはほんの少数で管理することができるのです。

10. Nutanix Prismはこちらのビデオでもでもされているように検索機能も提供しており、これによってクラスタ仮想マシン、そして機能の特定に様々なメニューやスクリーンあちこち探し回ることなくシンプルに実施することができます。

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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10のシリーズが帰ってきました! 今回はROBOソリューションとして説明がされていますが、小さな環境でNutanixを利用する際のアイディアがいくつも詰め込まれています。例えばNX-1000シリーズでESXiを2台+AHVを1台としてクラスタを組む事もできるという記載がありますが、これを知っているか、知らないかでTCOが全く変わってきます。もちろんPrismのサーチ機能もリモートサイトが多くなってくればその能力を存分に活用できますね。