皆さんこんにちは。そしてお久しぶりです(本連載二回目)、NetAppチームの和田です。
あまりにBlogを書くのをサボっていたので、ESX上のシミュレーターが動かなくなっていました。
クラスタを作り直してこの記事を書くに至りますが、作成したクラスタ名が前回の記事と異なっていますね。。
(前回の記事の終わりでは"cDOT83"というクラスタ名でした)
さて、どうしましょう・・・
こちらが今回の目次でございます。
目次(ほぼほぼ確定)
・ONTAPシミュレータの入手とVMデータストアへの展開編
・シミュレータ起動前の下ごしらえ編
・初期セットアップ編
・ディスク本数/容量を増やしてみましょう編
・ClusterSetup編←前回のテーマ
・SVMも作っちゃいます?編←今回のテーマ
・BroadcastDomain編
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前回の記事で作ったクラスタにログインしてみましょう。
sshでクラスタ管理IPに接続します。
User:"admin", password:"各自設定したパスワード" です。
どう見ても前回の記事とクラスタ名が違います。
せっかくですのでクラスタ名を変えてみましょう。
"cluster identtity modify"コマンドでクラスタ名を変更できました。
ではノード名も変えられるの?となるとは思いますが、、
一応可能です。
無秩序にノード名を変えることも可能ですが、シミュレーター上でのみにしておきましょう。
ノード名はアルファベット順で並ぶので、NOBUNAGAがこれまでのnode01に相当することになります。
どちらがどちらかわからなくなって非常にしんどくなります。
SVMを作成しましょう。
と、その前にデータ用Aggregateが必要なので、"aggr create"コマンドを使ってこんな感じで。
こんな感じでさくっと"aggr1_n2"をノード2に作成しました。
aggr1_n1を作るときのスクリーンショットを撮り忘れたので、ノード2がアクティブ側ということにしましょう。
Aggregateの詳細設計のコツ等々につきましては、ネットワールド開催の
「NetApp炎のトレーニング」に来ていただければと思います。
次回は関西で開催予定です。
さて、本題のSVM作成に入りましょう。
NFSサービス用SVMを作成するという想定ですと、
SVM作成→ボリューム作成→LIF作成→ExportPolicy作成→NFSサービス開始
というのが一連の流れになります。
スナップショットや重複排除の設定などになると長くなってしまいますので、この記事では割愛させていただきます。
LIF作成までをざっと流した時のコンソール画面が以下のようになります。
やはり長いですね、コマンド・・・
上のコマンドで作成したものをそれぞれshowコマンドで確認すると次のようになります。
すごく自然にsvm_nfsのデータ用ボリュームを作る先のAggregateの指定を間違えました。。
これではcluster interconnectを経由するインダイレクトアクセスになってしまうので、この機会にvol moveしてみましょう。
ExportPolicyについては、まずはNFSでクライアントからマウントできるまで!ということで、
どのクライアントからもrootアクセスできる非常に緩いポリシーで作成しましょう。
あとは"nfs create"コマンドを実行すれば・・・というところなのですが、
ライセンスを入れ忘れていると・・・
こうなります。"license add"コマンドでライセンスを入れてあげましょう。
ここまで設定すればLinuxからNFSマウントが可能なので、実際にマウントして確認しましょう。
とりあえずRW可能なことを確認できました。
以上、SVM作成編でした。
次回はとうとう最終話のBroadcast Domain編です。
どういう記事の構成にするか非常に悩みますが、来週も気合入れて行きます。