本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001、
そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90として活動しているJosh Odger氏によるものです。
原文を参照したい方はPredictable & Scalable MS Exchange 2016 Performance on Nutanix with AHVをご確認ください。
情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。
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私は最近 Nutanix AOS(5.8)を利用していくつかのテストを実施したので、いくつかのMS Exchange Jetstressのパフォーマンステストを試すことを
決めました。
つまり、私はどのようにExchangeのストレージパフォーマンスをうまくスケール出来るかチェックしたかったので、3つのテストを実施しました。
4スレッド、8スレッドで最後に12スレッドをJetstress With Exchange 2016 ESE データベースモジュールを利用して開始しました。
テストにあたり、キャシュからのパフォーマンスを意図的に向上しないようにするため、Nutanixのメモリーリードキャッシュを無効にし全てのリードは物理SSDから行われるようにしています。
そして、また圧縮、EC-X、重複排除も無効にしています、これらはまた意図的にパフォーマンスを向上するためです。
今回のハードウェアはNX-8150 でSSDが6本搭載、IntelのBroadwell CPUを搭載したものでした。
それがデーターサイズが下に示している合計の利用可能容量で1.7TBしかない理由です。
ここに示されているように望ましいワーキングセットサイズの為にCVM内のメーターデータキャシュが設定されている時はより大きなデーターベースでもパフォーマンスは同じです。
HypervisorはMS SVVP programme と同様 MS ESRP certified for MS Exchangeのもので完全に認定がされているAHVを使っています
こちらが4スレッドでの結果になります。
4スレッドで5580 IOPSはとても良いパフォーマンスで、少なくとも数百のメッセージが一日にある5,000でも効率的と言えるでしょう。
では次の質問は:データーベースのリードとログの書き込みのレイテンシはどうか?(これらは2つのJetstress Pass /Failの結果のパフォーマンスの重要なメトリックです)
ここでは私たちはログ書き込みの4つの全てのでのディスクにまたがるものが1ms以下(0.99ms)そしてリードの平均は1.16msです。
次は8スレッドの結果です
8スレッドで10147 IOPSは素晴らしいパフォーマンスで、Nutanixが簡単にExchange MSR サーバー毎の最大アクティブユーザーの推奨の要求事項である数百のメールがある1万以上のメールボックスに対応するパフォーマンスが出たのです。
再度、レイテンシを見てみましょう。4つのドライブにまたがるログの書き込み平均は未だに1ms以下(0.99ms)であり、データーベースのリードレイテンシは1.29msです。
IOPSが倍になっている間、リードではたったの0.13ms、リードのレイテンシが上がり、書込みのレイテンシは4スレッドと同じレイテンシなのです
最後にこちらが12スレッドの結果です
12スレッドで14351 IOPSとなり、IOPSをリニアに増やすことで、Nutanixプラットフォームがどんなにスケーラブルに優れているかを証明しています。
レイテンシを見てみると、ログの書き込みは1ms以下(0.98ms) , リードのデータベースは1.42ms となります。
リニアにIOPSのパフォーマンスを上げている一方でたったの0.14msの平均リードが高くなり、ほんの少しではあるものの書込みのレイテンシが低くなっています。
概要:
Nutanix provides extremely high, predictable performance for even the most demanding MS Exchange environments.
記事担当者 : SI技術本部 カッシー @Nutanix_NTNX