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Stratoscale Cloud Platformが実現するオンプレミスで構成可能なハイブリッドクラウドとは?

 Stratoscale社の概要

 Stratoscale社は2013年に創業された本社はイスラエルにあるソフトウェアベンダーです。

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 Stratoscale社では「エンタープライズITに真のモダナイズを!」というメッセージの元、オンプレミスにAWS API互換のクラウドネイティブ向けのプライベートクラウドを構築するソフトウェア「Stratoscale Cloud Platform」を提供しています。弊社ネットワールドは2019年4月より日本国内で初めてのStratoscale代理店として販売を開始しています。

 

Stratoscale Cloud Platform はオンプレミスで動作するクラウドネイティブのプラットフォーム

 通常のx86サーバに「Stratoscale Cloud Platform」ソフトウェアを導入することにより、まるでAWSのサービスがオンプレミスで動いているかのように利用することができます。

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 そのため既存のオンプレミスのワークロードをパブリッククラウドに移行することなく、オンプレミスのデジタルトランスフォーメーションを進めることが可能です。

 

なぜオンプレミスにクラウドネイティブのプラットフォームが必要なのか?

 

 パブリッククラウドはIaaSだけでなく、多くの魅力的なマネージドサービスを提供しています。ところがすべてのワークロードをパブリッククラウドに移行することはできません。「インターネットに接続できない環境」「法規制やシステム構成の制約でオンプレミスに移行できない環境」などのオンプレミスに配置し続ける必要がある、それでもパブリッククラウドの恩恵を受けたいというような場面こそStratoscale Cloud Platformの最適な場面といえます。

 「パブリッククラウド上で稼働するアプリケーションを改修を最小限でオンプレミスで稼働させたい!」、「インターネット接続できない環境でもDevOpsの開発基盤を使いたい」こういった声をStratoscale Cloud Platformが問題を解消します。同様のソリューションとして、数年前からMicrosoftがx86サーバベンダーから提供している「Azure Stack」や、昨年発表された「AWS Outposts」があげられます。

 

Stratoscale Cloud PlatformはAWSとAPI互換のプライベートクラウドを実現

 

 Stratoscale Cloud Platformはオンプレミスにクラウドネイティブなワークロード向けのプライベートクラウドを構築するだけではありません。プラットフォームを管理するためのAPIに、AWSとの互換性を持たせることでよく使われているTerraformやAnsibleといったAWSの構成管理ツールをそのまま利用することができるといった特徴もあります。

 

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もちろんAWSとAPI互換性があるといっても、AWSが提供するすべてのサービスが対象ではありません。AWSが提供するサービスのうちオンプレミスでの需要が多いサービスからサポートを順次提供しています。Stratoscale Cloud Platformが提供しているサービスは以下のドキュメントで確認することができます。

Mapping Stratoscale Products to AWS Services

 

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互換APIが提供されるサービスであってもすべての機能(API)が互換性があるわけではありません。どのAPIがサポートされるかは以下のドキュメントで確認することができます。

Stratoscale-supported AWS APIs

 

 Terraformを使ったStratoscaleへのアプリケーション展開のデモ動画

 

Kubernetesクラスタ展開のデモ動画

これ以外にも様々なデモ動画がメーカサイトで公開されているため興味のある方は是非ご覧ください。

Youtube Stratoscaleチャネル

 

ネットワールドからのお知らせ

Stratoscale Cloud Platformの概要を紹介させていただきました。「AWSと比較してオンプレミスでこんなことができるのであれば検討したいな!」「とりあえずどんなことができるのか触ってみたい!」という方は是非こちらからお問合せください。