アクセスランキング

フォトアルバム
お問い合わせ先
ネットワールド ブログ運営事務局
blog.doc-info@networld.co.jp

« 最新のVSANに搭載される「Erasure Coding」とネットワークのステキな関係 | メイン | クラウド統合ストレージAltaVaultをさわってみた-概要説明編- »

2016/02/15

困難な時代だからこそ、スマートに最適化 ~不景気とその時に売れたプロダクト~

本ブログエントリーはPernixData社のVP MarketingであるJeff Aaron氏のブログ記事を翻訳しています。 

本記事の原文はWhen the Going Gets Tough, the Smart Optimizeで閲覧可能です。

ネットワールドのPernixDataに関する情報はこちら。本ブログのPernixDataの記事のまとめはこちら

情報システム部門はいつも、少ない投資で多くの成果を上げるようにと言われ続けます。景気が上よい際には、当然悪い時よりも輝かしい新しいオモチャを買うのは簡単なことです。これが近年AFAの市場が非常に活発である(訳注:リンク先はIDC.comの英文リリース)と言われている理由の一つです。

しかし、2016年、誰かが予想し始めているように(リンク先はCNN.comの景気後退についてのビデオ)経済が停滞したら、投資の様相は変わっていくのでしょうか?

過去の歴史に目を向けてみましょう・・・

2001年、VMwareはESXの最初の出荷を開始しました。それはドットコムバブル後の経済低迷の最中のことでした。この製品はVMwareのその後の成功の推進力となります。なぜ、そんなにも上手く行ったのでしょうか? その当時、情報システム部門はその労力を付加価値へフォーカスさせて(リンク先はGartnerの2001年の記事)いました。例えば、基盤の改善のためのプロジェクトに投資を集中させるという具合にです。ESXはそれを素晴らしいやり方で、導入するだけで実現させてくれるものでした。もっと具体的に言うと、仮想化によってサーバインフラストラクチャを最適化し、サーバハードウェアを大量に買うということをしなくて済むようになったのです。ROIは現実のもので、簡単に定量化することができました。

同じように2010年、IT産業はGartnerによると「緊縮の年(Age of Austerity)」を迎えます。しかし、多くの企業がサブプライムローンとヨーロッパの金融危機のために、もがいていたにもかかわらず、Isilonはこの時、(EMCに$2.25Bドルで買収される前を除くと)4四半期全てにおいて、素晴らしい業績を残しています。なぜでしょうか? 彼らは会社組織がインテリジェントにストレージを成長させ、高くつく余裕を見過ぎた構成を取らなくて済む、新しいスケールアウトアーキテクチャをもたらしたのです。

ここから学ぶべきことは?

困難な時代だからこそ、人々は最適化を行います。VMwareはサーバのパフォーマンスを最適化するソフトウェアとして名を成し、Isilonはストレージハードウェアをスケールアウト成長とともに最適化することによって、数億ドル規模の会社へと成長したのです。どちらの場合も、ソリューションはハードウェアの投資を最小化しながら、しっかりとした付加価値を提供しています。

では、2016年はどうなるのでしょうか? 経済の不安定さによって、今年、CIOたちは情報システム部門にかける予算を非常に厳格に管理し始めるでしょう。これは盲目的に問題に対してハードウェアを投げつけるということが難しくなって行くということを意味します。例えば、ストレージ装置のパフォーマンスを得るために、キャパシティを購入するということは効率的ではなく、高価で、顧客がそれを受け入れなくなっていくにつれ、難しくなってくるでしょう。これは非常にコスト効率のよいクラウドベースのサービスによって、実際の機材に対して投資をすることが大きく疑問視されていることとよく似ています。

加えて、いわゆる「キャデラック(高級乗用車)」への投資も疑問視されています。例えば、すでにデータベース環境のそれぞれのインスタンスがOracleが必要なのか、もっと安価な、SQLサーバやMySQLですんでしまうのか、よく吟味している顧客は多くあります。これによって高価なインメモリコンピューティングやExadataのような専用ハードウェアへの投資を、代替の同等のパフォーマンスをもっと安価に提供できるソリューションへと切り替えつつ有ります。

私は、特にストレージの領域において、こうした要素(投資の最適化)がAFA(オールフラッシュストレージ)とハイパーコンバージドのマーケットをやわらかく、それぞれがより近い意味あいのものにしているように感じます。会社組織は既存のストレージを最適化しようとしているのであって、高価な新しいハードウェアで置き換えようとしているのではありません。しかも、本当にストレージのキャパシティがもっと必要とされているのでないのであれば、新しいストレージを購入しようとは思いません。次の世代のソリューションが更に優れたスケールアウトの能力(もしくはもっとコスト削減が可能など)を搭載してくるからです。

時が流れるにつれ、人々は基本を忘れていきます。好き勝手なことをやり始めますし、実際のニーズではなく、周りのトレンドで購入の決断をしてしまう時もあります。(Apple Watchを持っている人はいますか?) しかし、困難な時代を迎えると、基本が全てを支配します。この調達のビジネス上の意味は? これは最もコスト効率が良いソリューションなのか? 今でなくてはならない投資なのか?もっとあとでも良いのか? 前回の投資の高価は最大化できたのだろうか? 非常に慎重で、しっかりとした、効率のよい決断が必要で、新しい輝かしいオモチャを購入することに比べると楽しいものではないかもしれません。しかし、これがビジネスをより強くするのです。

引用

経済が良い時に輝かしい新しいオモチャを買うのは、悪い時に買うよりも簡単である。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)