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2018/04/18

24/365のハードウェア保守契約 と オンサイトサポートが必要でない理由

本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001

そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90として活動しているJosh Odger氏によるものです。

原文を参照したい方はHardware support contracts & why 24×7 4 hour onsite should no longer be required.をご確認ください。

情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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最近、"24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約" が必要とされる見積依頼が増えています。

これは珍しいことではありませんが、なぜこのようなケースが増えているのでしょうか。

 

私の15年以上にわたるIT業界でのキャリアにおいて、多くのケースではサーバー、ストレージアレイ、SAN、ネットワーク機器については

"24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約" を購入することを推奨してきました。

 

ストレージコントローラーなど、データセンター内における重要なコンポーネントが故障した場合、

それがお客様のビジネスに大きな影響を与え、数十万ドルあるいは数百万ドルのコストが発生する可能性があるため、

上述の推奨事項が正しいものだということは難しくありませんでした。

 

ストレージコントローラーに障害が発生するということは一般的に影響が大きく、環境に対しての冗長性が維持できないということを意味します。

そして、その後さらなる障害が発生した場合はシステムの完全停止につながる可能性があり、リスクが高いと言えます。

一般的なストレージソリューションではコントローラーの障害によりパフォーマンスが低下すると、大きなビジネスへの影響リスクが発生するため、

お客様には "24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約" は適切であるということになります。

 

ここで問題提起したいことは「あるコンポーネントに障害が発生した場合に高いリスクが発生してしまうハードウェアやソリューションを選定する理由」です。

 

テクノロジーが急速に進歩している過去数年に渡って、私はハードウェア保守契約の観点からどのようなものが推奨されるかについて

多くのお客様とのミーティングに参加し、私はさまざまな障害シナリオやNutanixクラスターの柔軟性についての説明をしてきました。

 

その中での私の推奨事項は、可用性をN+2としてソリューションを設計する場合、 "24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約"

購入する必要はなく、デフォルトである翌営業日対応で十分であるということです。

 

[推奨事項の正当性]

  1. ノード全体に障害が発生した場合でも、SEによる2時間オンサイトサポート契約に基づいた問題の診断とハードウェアの交換をすることと同じように

NutanixクラスターはRF2または3に基づき自動的に自己修復を行うことができます。

  1. もしハードウェアが2時間以内に交換され(経験上典型的ではありませんが)、さらにNutanixがディスク/ノード交換の前に自動的に自己修復されないと

仮定した場合、ディスク/ノードの自己修復はそれから開始されることになります。

そのため、実際の修復所要時間は2時間を超えてしまいます。しかしNutanixの場合は、自己修復をすぐに始めることができます。

  1. クラスターがN+2のようにお客様のビジネス要件に基づいてサイジングされている場合、

Nutanixは自動的に自己修復を始め、設定されたRF2または3に基づき再び次の障害を許容できるように回復します。

  1. クラスターがN+1でサイジングされている場合、1台のノード障害まで許容されますが、Nutanixは自動的かつ完全に自己修復します。

その後、次の故障が発生するまで、Nutanixのクラスターは動作を継続します。

(翌営業日までに2代目の障害が発生することはほとんどありません。)

  1. Nutanix環境におけるノード障害のパフォーマンスへの影響はN-1であるため、影響が50%になる2つのコントローラーSAN/NASと比較して、

最悪のシナリオ(3ノードクラスターの場合)でも33%であり、4ノードクラスターであればわずか25%、さらに8ノードクラスターであれば12.5%にすぎません。

クラスターが大きければ大きいほど障害から受ける影響は小さくなります。

NutanixN+1~16ノード、そしてN+2~32ノードを推奨しています。

32ノードを超える場合、お客様によってはより高いレベルの可用性を求められるケースがあります。

障害によるリスクおよび影響を考慮することは重要ですが、Nutanixの場合はクラスター内のすべてのCVMSSD/HDDが自己修復の役割を担っているため、

非常に迅速に障害の影響を最低限に抑えることができます。

 

障害からの回復は迅速に行われ、影響を小さく抑えることができることから、ビジネスへのリスクは低いと言えます。

このことから、Nutanixのお客様に対して "24時間x7 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約" を求めることを大幅に削減することができると言えます。

 

[要約すると]

  1. ハードウェア保守契約が適切であるかどうかの判断は導入されるすべてのテクノロジーに精通した経験豊富でアーキテクトによる

総合的なリスク評価に基づいた「ビジネスレベルの判断」です。

  1. ハードウェア障害がビジネスに大きな影響を与えるリスクが非常に高く、2時間/4時間駆け付けでのハードウェア保守を購入する必要がある」と

提案されている場合は、そのシステムがビジネス要件を満たしているかどうかを再検討することをお勧めします。

そのシステムがどうしても必須であるという場合に限り "24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約" を購入してください。

  1. 「システムの回復力やパフォーマンスの復旧」をハードウェア交換に依存させることは、それ自体がビジネスにとって大きなリスクです。

 

そして

 

  1. 私の経験上、サポート契約/ SLAに関係なくオンサイトサポートやハードウェア交換に問題があることは珍しいことではありません

場合によってはこれはベンダーの管轄外にあることもありますが、ほとんどのベンダーは私が以前に何度も経験した以下の問題があります。

a)オンサイトサポートに対するSLAを満たしていないベンダー

b)SLA内に必要な部品を用意できないベンダー

c)パーツが改装されていたり、欠陥があったりする

d)プロプライエタリなハードウェアであるほど、必要なときに入手できなくなる可能性が高い

 

: サポート契約は2時間または4時間以内の解決を約束するものではなく、単にオンサイト訪問をすることを約束するだけで、

場合によってはベンダーとの電話でトラブルシューティングを行ったり、分析のためのログを送付したりするだけということもあります。

そのため、現実的には2時間または4時間の部分には価値がないものとも言えます。

 

あなたがエンタープライズグレードで高い自己回復能力を備えたシステムの購入を検討している場合、

あるいはあなたがアーキテクトであればそれを提案する場合高い可用性レベル(つまり、N+1/N+2など)でシステムが設計されているのであれば

"24時間x7日 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約"本当に必要とする理由を検討してください。

 

したがって、次期システム購入には、投資するシステムを十分に検討し、"24時間x7 2時間/4時間駆け付けのハードウェア保守契約"が必要と思われる場合は、

ビジネス要件を満たすのに十分な柔軟性がないものの購入を検討している(または提案している)可能性があるので、要件を見直すことをお勧め致します。

 


この記事は2014年のものですが、基本的な考え方は2018年現在でももちろん変わっていません。

ここからは個人的な考えになりますが、Nutanixの最小構成である3ノードを希望されるお客様は多くいらっしゃいます。

しかしながら、実際の運用を考慮しますと、4時間駆け付けであるミッションクリティカルサポートを契約するよりも、

プロダクションサポートをご選定いただき、N+2で冗長性を確保した方が適切であるお客様もいらっしゃるかもしれません。

当然のことながら実際の費用感の違いもご確認いただく必要がありますので、Nutanixの構成・案件はお気軽にネットワールドまでご相談ください。

 

記事担当者 : SI技術本部 海野 (うんの わたる) @Nutanix_NTNX

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