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2019年7月

2019/07/29

VxRail - 4.7.xxx時代 -

Hello World!! 皆様こんにちは。
梅雨明け、、、はまだですが、いよいよ本格的な夏という感じになってきましたね。
夏い暑は、HCIでシステム構築をパパっと乗り切って、夏休みをエンジョイしましょう!


というわけで、久しぶりにネットワールド 究極ストレージ担当より今回から何回かにわたってDell EMCのHCI製品であるVxRailについて最新バージョンである4.7.x での記事を書いていきたいと思います。
内容としては、5月にラスベガスで行われたDell Technologies Worldの弊社フィードバックセミナーである、Dell EMC Edgeの技術セッションでもお伝えしたものとなりますが、改めてより詳細なものをこちらで広くご紹介できればなと思います。また、ざっくりな内容は★こちらにも記載があります。VxRailに興味がある方は、弊社で運営するVxRailのパートナーコミュニティ「チャンピオンクラブ」なんかについても是非チェックしてみてくださいまし。

さて、では本題に入っていきます。VxRail 4.7.100以降のバージョンですが、注目したい新機能は以下3つ...です!

VxRail ManagerのvCenter統合
  ☆ 以下で解説 ☆

2-node Cluster

これまでVxRailは、障害時のHA用リソースを持たない場合で3ノード、推奨は4ノード以上構成する必要がありましたが、それが2ノードからクラスタが構成できるようになりました。 ただし、当然というところかと思いますが、vCenterを外部に持つ必要があったり、vSANを機能させるために外部にWitness VMを用意する必要があると言った、2-node構成ならではのお作法もあります。。
 ※ 対応モデルはE560/E560F のみです。


Smart Fabric

読んで字のごとく、スマートなファブリックです。はい、つまり、ネットワークスイッチを自動構成してくれます。 仮想環境を構築する場合、ハイパーバイザの物理ポートを介して管理系、vSAN, vMotion, 仮想マシンネットワークといった様々なトラフィックが流れるため、VxRailを接続するスイッチもそれに合わせた適切な設定をする必要があります。また、ノードを増設する場合なんかにも、増設するノードをつないだポートを既存の構成に合わせてコンフィグしてくれる、そんなスイッチを自動構成してくれるフレームワーク、便利機能であるSmart Fabricに対応しました!

以降では①についてもう少し詳しく見ていきます。(②と③については以降の投稿にて..!)


▼①.
HCI製品であるVxRailでは、HCIアプライアンスとしての管理ツール「VxRail Manager」なるものが用意されています。管理だけでなく、初期セットアップ時もこのVxRail Managerがセットアップを楽にしてくれるわけですが、これがvCenterのGUIに統合されちゃいました、というのが①のお話です。
これでvCenterからVxRailアプライアンスのソフトからハードまでを一元管理できるようになりましたね!

なお、初期セットアップ時はvCenterがいないので、これまで通りVxRail Managerから構築を行います。

(画像はクリックで拡大)

Ws000218_5

まずこれまでのVxRail Managerはこんな感じでした。

アプライアンスのハードウェア部分をまとめて見ることができ、またvCenterからノードのエラー情報なんかも拾ってきてくれていました。が、詳細は結局vCenterを見なければわからなかったり、インタフェースもスパッと直観的に操作できるまでには洗練されていないように感じます。例えば普段vCenterしか触らない運用管理者が久しぶりにこの画面を開くと、マニュアルを引っ張ってこないといけないくらいには戸惑うと思います。 ※個人的主観ですよ

Ws000219

そして、vCenterに統合されて、こんな形になりました。
上の画像では[ホストおよびクラスタ]のペインでクラスタを右クリックしています。表示されるメニューの一番下に「VxRail」というのがありますね!そしてサブメニューには「VxRailホストの追加」と「シャットダウン」が用意されています。

Ws000220

「シャットダウン」をクリックするとこんな感じです。ESXiホストと同じオペレーションでシャットダウンできるのは非常に直感的だと思います。そしてシャットダウンシーケンスの中では、これまで通りシャットダウン前の状態確認をちゃんと実施してくれます。

Ws000221

つづいて、「VxRailホストの追加」画面をクリックするとこんな感じです。ネットワーク上に追加用のノードが用意されている場合には、このように検出されてきます。

Ws000223

この他にも、クラスタを選択した状態の右ペインの[監視]、[設定]タブに「VxRail」というメニューが追加されており、ここから、例えばログバンドルのダウンロードなどの、これまでのVxRail Managerで行っていた他の操作が可能になっています。


Ws000224

ちょっとおまけ的なところですが、こちらはアップデート画面です。。です!
なにやらvCenterらしからぬ画面ですよね...。そうです。vCenterクラスタを選択 -> [設定] -> [VxRail] -> [システム] -> [更新] と、vCenterからたどれるものの、なんと別Windowで開かれます。
他にも一部こういう部分がありますが、基本的にはvCenterにログインすれば、これまでVxRail Managerでできた操作がすべてできるようになっています。画面自体も統合するのは、さほど難しいことではないと思うので、そこは今後に期待ですね!!

それでは、今回はこの辺で。Ciao Ciao!

2019/07/24

Arcserve UDP 7.0 で Nutanix AHV 環境での仮想スタンバイをやってみた

こんにちは、ネットワールドの海野です。

2019年5月7日にArcserve UDP 7.0がリリースされ、Nutanix AHVにエージェントレスでバックアップできるとのことでしたので、早速試してみたのが前回の記事です。

https://blogs.networld.co.jp/main/2019/05/arcserve-udp-70-f467.html

今回は「Arcserveを導入したAHV環境ならではの機能」ということで仮想スタンバイの検証を実施してみました。

この投稿ではAHV環境での仮想スタンバイの動作確認を目的として、

  • Arcserve UDPが提供する仮想スタンバイとは
  • AHV環境での仮想スタンバイのシステム要件
  • 仮想スタンバイの設定手順
  • 実際に仮想スタンバイを運用するには…

といった内容で進めていきます。


  • Arcserve UDPが提供する仮想スタンバイとは

 仮想スタンバイを一言で表現しますと「仮想マシンを迅速に復旧するための機能」であると言えます。類似する機能として「インスタントVM」というものもありますが、AHV環境ではWindowsはサポートされておらず、Linuxをご利用いただく必要があります。

参考URL

https://support.arcserve.com/s/article/Arcserve-UDP-7-0-Software-Compatibility-Matrix?language=ja#Base8
https://support.arcserve.com/s/article/Arcserve-UDP-7-0-Software-Compatibility-Matrix?language=ja#nwin3

 この2つの機能の違いについては弊社のブログに投稿がありますので、ぜひご覧いただければと思います。

Arcserve UDP|仮想マシンを急いで復活させるには?

  • AHV環境における仮想スタンバイのシステム要件

 詳細はArcserve UDPのマニュアルをご確認いただきたいのですが、要注意ポイントとして以下の3点が挙げられます。

① Nutanix AHV 環境への仮想スタンバイをする場合、仮想スタンバイ先の AHV 上の仮想マシンとして、NGT (Nutanix Guest Tools) および Arcserve UDP Agent がインストールされた Windows Server 2016以降のモニターサーバーが動作している必要があります。
② Nutanix AHV 環境への仮想スタンバイは、対象の仮想マシンが UEFI ブート環境であるかダイナミックディスク形式を利用している場合、サポートされません。
③ 仮想スタンバイ先のハイパーバイザーが Nutanix AHV の場合は、Virtual Standby Monitor は Windows Server 2016 以降のバージョンにする必要があります。

参考URL

https://support.arcserve.com/s/article/2019042201?language=ja#a01
https://support.arcserve.com/s/article/Arcserve-UDP-7-0-Software-Compatibility-Matrix?language=ja#browserB

  • 仮想スタンバイの設定手順

     注 : 今回は検証の単純化のために同一クラスター内でのテストとしています。予めご了承ください。
    そのため、今回の検証では実際に稼働させる場合に制限があります。

    • モニターサーバーの準備
       仮想スタンバイは「障害が発生してしまった仮想マシンを迅速に復旧させるための機能」ですので、対象となる仮想マシンの死活監視をします。そのためのハートビートを監視するための仮想マシンをモニターサーバーと言いますが、仮想スタンバイ先のAHV上に配置されている必要があります。
       なお、このモニターサーバーにはNutanix Guest ToolsおよびArcserve UDP Agentをインストールしておきます。
       また、モニターサーバーからRPS (Recovery Point Server = 復旧ポイントサーバー) へのFQDN名前解決もできるようにしておく必要があります。(今回の検証では仮想スタンバイ対象がドメイン非参加かつDNSも外部のものを参照しているため、hostsで解決させています。ここの名前解決をさせずにIPアドレスで試してハマりました…!)

      41001_2

    • 仮想スタンバイ対象の準備
       仮想スタンバイの対象とするAHV上の仮想マシンにはAHV標準の仮想ドライバーとなるVirtIOのほか、Nutanix環境での管理モジュールとなる”Nutanix Guest Tools”のインストールが必要です。
       Arcserve側のモジュールやエージェントなどは特に必要ありません。

      42001

    • バックアップサーバーの設定
       UDPの管理コンソールにログインし、[リソース]タブから[プラン]を選択し、
      [プランの追加]を実行します。

      43001

       ここではプランの名前を[Nutanix AHV VSB]としました。
       また、タスクの種類は[バックアップ: ホストベース エージェントレス]を選択し、バックアップ プロキシは既存のものを設定しています。

      44001

       そして、AHVクラスターに存在する仮想マシンをバックアップ対象として登録するために、[Nutanix AHV からのノードの追加]をクリックします。

      44002


       AHVクラスターの情報を入力する画面が表示されますので、各項目を埋めて、[接続]をクリックします。

      44003

      ※このとき、保存先の設定(デスティネーション)やスケジュールなども必要に応じた設定を実施してください。

       さらに、左側のメニューから[タスクの追加]をクリックし、タスクの種類から[仮想スタンバイ]を選択します。

      44005

       仮想スタンバイ ソースは、既に設定済みとなっているホストベースエージェントレスのデスティネーションを選択します。

      44006

       仮想化サーバの項目において、モニタはAHV環境に準備済みのモニターサーバーを指定します。

      44007

       また、Nutanix ドライバファイルフォルダでVirtIOのドライバーを指定しますが、このときVirtIOのISOの中身をすべてコピーし、そのコピーしたルートフォルダーを指定することが必須です。
       (私はWindows Server 2016を使っていたので、対象となる2016だけコピー&指定してハマりました…!)

      44008

       仮想マシンの項目では、スタンバイ先VM名のプレフィックスやスペックを指定します。ここでは2vCPU、4GBのメモリを設定しました。また、仮想マシンの配置先となるストレージコンテナやネットワークも任意のものが設定可能です。
       (AHVから設定情報がロードされます。)

      44009

       設定が完了したら[保存]をクリックして、展開の完了を待ちます。

       データが転送されるまで待ちます。

      44014

       Nutanix Prism側に新しい仮想マシン[UDPVM_unnow-bktest02(10.12.50.62)]が作成されていることが確認できます。

      44015
      以上で仮想スタンバイの準備が完了しました。

  • 実際に仮想スタンバイを運用するには…

     この記事でご紹介している仮想スタンバイを運用するには、Arcserve UDPのコンポーネント配置が重要なポイントになってきます。
     現時点で、Nutanix AHV環境での仮想スタンバイには冒頭に紹介した以外の制限事項があります。それはソースVMのハートビートの監視ができないというものです。
     実際のハートビート監視はバックアッププロキシを対象に行われており、DR環境用のクラスターを考慮して図示すると以下のようなイメージです。

    01

     モニタサーバによるハートビートはバックアッププロキシを対象としていますので、本番環境のAHVクラスターが何らかの理由で利用できなくなってしまった場合、バックアッププロキシのハートビートが止まり、スタンバイVMを起動する状況に遷移します。

    02

     なお、Arcserveのバックアップ プロキシについては以下のURLが参考になるかと思います。
    https://www.arcserve.com/wp-content/jp/uploads/2017/12/udp-v65-faq.pdf
    ※ 資料は 6.5 のものですが、 7.0 でも参考情報としてご利用いただけます。


まとめ

 というように、今回はArcserve UDP 7.0ならではの機能としてWindows OSでの「仮想スタンバイ」の設定方法をご紹介しました。
Nutanix単体では難しい仮想マシンのダウンタイムがほぼゼロの運用を実現できるArcserve UDP 7.0との組み合わせをぜひお試しください。

記事担当者 : SI技術本部 海野 航 (うんの わたる)

2019/07/18

Stratoscale Cloud Platformが実現するオンプレミスで構成可能なハイブリッドクラウドとは?

 Stratoscale社の概要

 Stratoscale社は2013年に創業された本社はイスラエルにあるソフトウェアベンダーです。

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 Stratoscale社では「エンタープライズITに真のモダナイズを!」というメッセージの元、オンプレミスにAWS API互換のクラウドネイティブ向けのプライベートクラウドを構築するソフトウェア「Stratoscale Cloud Platform」を提供しています。弊社ネットワールドは2019年4月より日本国内で初めてのStratoscale代理店として販売を開始しています。

Stratoscale Cloud Platform はオンプレミスで動作するクラウドネイティブのプラットフォーム

 通常のx86サーバに「Stratoscale Cloud Platform」ソフトウェアを導入することにより、まるでAWSのサービスがオンプレミスで動いているかのように利用することができます。

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 そのため既存のオンプレミスのワークロードをパブリッククラウドに移行することなく、オンプレミスのデジタルトランスフォーメーションを進めることが可能です。

なぜオンプレミスにクラウドネイティブのプラットフォームが必要なのか?

 パブリッククラウドはIaaSだけでなく、多くの魅力的なマネージドサービスを提供しています。ところがすべてのワークロードをパブリッククラウドに移行することはできません。「インターネットに接続できない環境」「法規制やシステム構成の制約でオンプレミスに移行できない環境」などのオンプレミスに配置し続ける必要がある、それでもパブリッククラウドの恩恵を受けたいというような場面こそStratoscale Cloud Platformの最適な場面といえます。

 「パブリッククラウド上で稼働するアプリケーションを改修を最小限でオンプレミスで稼働させたい!」、「インターネット接続できない環境でもDevOpsの開発基盤を使いたい」こういった声をStratoscale Cloud Platformが問題を解消します。同様のソリューションとして、数年前からMicrosoftがx86サーバベンダーから提供している「Azure Stack」や、昨年発表された「AWS Outposts」があげられます。

Stratoscale Cloud PlatformはAWSとAPI互換のプライベートクラウドを実現

 Stratoscale Cloud Platformはオンプレミスにクラウドネイティブなワークロード向けのプライベートクラウドを構築するだけではありません。プラットフォームを管理するためのAPIに、AWSとの互換性を持たせることでよく使われているTerraformやAnsibleといったAWSの構成管理ツールをそのまま利用することができるといった特徴もあります。

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もちろんAWSとAPI互換性があるといっても、AWSが提供するすべてのサービスが対象ではありません。AWSが提供するサービスのうちオンプレミスでの需要が多いサービスからサポートを順次提供しています。Stratoscale Cloud Platformが提供しているサービスは以下のドキュメントで確認することができます。

Mapping Stratoscale Products to AWS Services

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Blog4

互換APIが提供されるサービスであってもすべての機能(API)が互換性があるわけではありません。どのAPIがサポートされるかは以下のドキュメントで確認することができます。

Stratoscale-supported AWS APIs

 

 Terraformを使ったStratoscaleへのアプリケーション展開のデモ動画

Kubernetesクラスタ展開のデモ動画

これ以外にも様々なデモ動画がメーカサイトで公開されているため興味のある方は是非ご覧ください。

Youtube Stratoscaleチャネル

ネットワールドからのお知らせ

Stratoscale Cloud Platformの概要を紹介させていただきました。「AWSと比較してオンプレミスでこんなことができるのであれば検討したいな!」「とりあえずどんなことができるのか触ってみたい!」という方は是非こちらからお問合せください。