*IBM Feed

2018/10/30

IBM Cloud Private 3.1 インストール方法(RHEL編)

ICP3.1インストール_RHEL編.md

今回はIBM Cloud Private 3.1(以下、ICPを記載します)のインストール方法をご紹介します。 ICPはいくつかのエディションがあります。

  • Community Edition
  • Cloud Native Edition
  • Enterprise Edition

今回はCloud Native Editionを使ってインストールをしていきます。 Community Editionは無償ですが本番用途では使用できないなど制約があります。


ICPの情報リソース

現段階ではあまり情報が公開されていません。IBMのKnowledge Centerがさくっとみられる情報です。
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/en/SSBS6K/product_welcome_cloud_private.html

今回はここにあるインストール手順を参考にインストールを行います。
※記載の手順と順番が異なる部分があります。あらかじめご了承ください。


構築する環境

2台のサーバーを使いICPをインストールします。

1台目:Master node (master,management,etcd,Proxy)
2台目:Worker node (Worker)
※インストール手順では、1台目を「Master」、2台目を「Worker」を表記します。

サーバーはどちらも同一スペックを用意しています。

OS RedHat Endterprise Linux 7.4
物理/仮想 仮想
CPU(Core) 8
Memory 24GB
Disk 300GB
NIC 1つ

FirewallとSELinuxについては無効にしています。


利用するファイル類の準備

今回はライセンス品になりますので、IBM社のサイトからダウンロードしてきます。
ICP用のDockerについてもIBM社から提供されますので、ICP本体とDockerファイルをダウンロードします。

  • IBM Cloud Private 3.1.0 for Linux (x86_64) Docker (CNW6SEN )
    Size : 8,839MB
  • IBM Cloud Private 3.1.0 Docker for Linux (x86_64) (CNVP4EN )
    Size : 141MB

今回これらのファイルは「/root/」に配置しています。

[root@tokyo-master01 ~]# ls -l /root total 9640628 -rw-------. 1 root root 1992 Oct 18 11:17 anaconda-ks.cfg -rw-r--r--. 1 root root 9268925381 Oct 2 10:19 ibm-cloud-private-x86_64-3.1.0.tar.gz -rwxr-xr-x. 1 root root 148057785 Oct 2 09:50 icp-docker-18.03.1_x86_64.bin -rw-r--r--. 1 root root 455008787 Sep 12 22:52 mcm-3.1.0_x86.tgz

※ ファイル名:mcm-3.1.0_x86.tgz は今回使用しません。


OSインストールで気を付けること

OSインストールではDiskパーティションの構成に気を付ける必要があります。 具体的には、「/」を250GB以上割り当てておかないとインストール時にWarningがでます。テスト用のインストールであれば、150GB程度でも動作しております。
今回の環境では下記のようにパーティションを設定しています。

[root@tokyo-master01 ~]# fdisk -l Disk /dev/sda: 322.1 GB, 322122547200 bytes, 629145600 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk label type: dos Disk identifier: 0x000c5d5b Device Boot Start End Blocks Id System /dev/sda1 * 2048 2099199 1048576 83 Linux /dev/sda2 2099200 629137407 313519104 8e Linux LVM Disk /dev/mapper/rhel_tokyo--master01-root: 268.4 GB, 268435456000 bytes, 524288000 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk /dev/mapper/rhel_tokyo--master01-swap: 23.4 GB, 23416799232 bytes, 45735936 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes Disk /dev/mapper/rhel_tokyo--master01-home: 29.2 GB, 29183967232 bytes, 56999936 sectors Units = sectors of 1 * 512 = 512 bytes Sector size (logical/physical): 512 bytes / 512 bytes I/O size (minimum/optimal): 512 bytes / 512 bytes

インストール(Master/Worker共通)

すべてrootでログインして作業しています。


共通でやること

  • Pythonのインストール
  • Dockerのインストール
  • SSH鍵の交換
  • /etc/hostsを書く
  • SElinuxをとめる
  • Firewallをとめる
  • 再起動

Pythonのインストール

Pythonがインストールされていない場合はPythonを先にインストールします。
Pythonは3系にも対応しています。3系を利用する場合は「Python」コマンドでPython3が呼び出されるようにリンクを作成しておく必要があります。


Dockerのインストール


Dockerインストーラへの実行権限付与

ダウンロードしてきたDockerのインストーラには実行権限がないので実行権限を付与します(上記のファイルリスト上ではすでに権限を付与しています)

cd ~/ chmod +x icp-docker-18.03.1_x86_64.bin

Dockerのインストール

./icp-docker-18.03.1_x86_64.bin --install systemctl start docker systemctl enable docker

SSH鍵の交換


SSH鍵の作成

ssh-keygen -b 4096 -f ~/.ssh/id_rsa -N ""

許可された鍵のリストに追加

cat ~/.ssh/id_rsa.pub | sudo tee -a ~/.ssh/authorized_keys

各ノード間でSSH公開鍵をコピー

##サンプル ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub <user>@<node_ip_address> ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub root@xxx.xxx.xxx.xxx ssh-copy-id -i ~/.ssh/id_rsa.pub root@xxx.xxx.xxx.xxx

SSHの再起動

systemctl restart sshd

パスワードなしでお互いにログインできるか確認

ssh (Master or Worker IP)

SSH接続後、抜けるのを忘れずに行う

exit

/etc/hostsを指定する

/etc/hostsでMasterとWorkerが名前解決できるように設定します。

vi /etc/hosts ############# 127.0.0.1 localhost localhost.localdomain localhost4 localhost4.localdomain4 # ::1 localhost localhost.localdomain localhost6 localhost6.localdomain6 # コメントアウト ## 追加する MasterIP MasterHostname WorkerIP WorkerHostName #############

SELinuxを止める

今回はざっくりと止めます。

vi /etc/selinux/config ########### # This file controls the state of SELinux on the system. # SELINUX= can take one of these three values: # enforcing - SELinux security policy is enforced. # permissive - SELinux prints warnings instead of enforcing. # disabled - No SELinux policy is loaded. SELINUX=disabled # enforcingからdisabledに変更する # SELINUXTYPE= can take one of three two values: # targeted - Targeted processes are protected, # minimum - Modification of targeted policy. Only selected processes are protected. # mls - Multi Level Security protection. SELINUXTYPE=targeted ###########

Firewallも止める

Firewallも止めてしまいます。

systemctl stop firewalld systemctl disable firewalld

再起動

OSを再起動します。

reboot

インストール(Master編)

ここから先はWorkerで作業をすることはありません。Masterのみで実行していきます。


DokcerコンテナのイメージをMasterに取り込む

cd ~/ tar xf ibm-cloud-private-x86_64-3.1.0.tar.gz -O | sudo docker load

※ 環境にもよりますが10~20分かかります。


取り込んだイメージの確認

docker images

※重要※イメージ名を確認

イメージ名に ibmcom/icp-inception- が含まれるイメージを確認してメモします。

docker images | grep ibmcom/icp-inception-
ibmcom/icp-inception-amd64 3.1.0-ee 481dbd525a28 4 weeks ago 744MB

ディレクトリを作成して移動

mkdir /opt/ibm-cloud-private-3.1.0 cd /opt/ibm-cloud-private-3.1.0/

イメージから構成ファイルを抽出

docker run -v $(pwd):/data -e LICENSE=accept ibmcom/icp-inception-amd64:3.1.0-ee cp -r cluster /data

ここで指定している ibmcom/icp-inception-amd64:3.1.0-ee が手順「※重要※イメージ名を確認」で確認したイメージ名になります。


作成されたフォルダ内のファイルリストを確認

ls -la /opt/ibm-cloud-private-3.1.0/cluster ### total 28 drwxr-xr-x 3 root root 4096 Sep 27 15:03 . drwxr-xr-x 3 root root 4096 Sep 27 15:03 .. -rw-r--r-- 1 root root 7452 Sep 27 15:03 config.yaml -rw-r--r-- 1 root root 104 Sep 27 15:03 hosts drwxr-xr-x 3 root root 4096 Sep 27 15:03 misc -r-------- 1 root root 1 Sep 27 15:03 ssh_key ###

クラスター内の各ノードのIPアドレスをすべて指定 /<installation_directory>/cluster/hosts ファイルに追加します。

ナレッジ︓ https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSBS6K_3.1.0/installing/hosts.html

vi /opt/ibm-cloud-private-3.1.0/cluster/hosts
[master] xxx.xxx.xxx.xxx # MasterのIPを入力 [worker] xxx.xxx.xxx.xxx # WorkerのIPを入力 [proxy] xxx.xxx.xxx.xxx # MasterのIPを入力 #[management] #4.4.4.4 #[va] #5.5.5.5

※今回はProxyをMasterにインストールしています。


ICP ClusterにSSH秘密鍵をコピー

cp /root/.ssh/id_rsa /opt/ibm-cloud-private-3.1.0/cluster/ssh_key

インストールディレクトリに移動し、Imageフォルダを作成

cd /opt/ibm-cloud-private-3.1.0 mkdir -p cluster/images

作成したフォルダにインストールイメージファイルをコピー

mv ~/ibm-cloud-private-x86_64-3.1.0.tar.gz cluster/images/

コピーされていることを確認

ls cluster/images/

環境のデプロイ

cd ./cluster sudo docker run --net=host -t -e LICENSE=accept -v "$(pwd)":/installer/cluster ibmcom/icp-inception-amd64:3.1.0-ee install

ここで指定している ibmcom/icp-inception-amd64:3.1.0-ee が手順「※重要※イメージ名を確認」で確認したイメージ名になります。

インストールが完了すると下記のメッセージが表示されます。

PLAY RECAP ********************************************************************************************* xxx.xxx.xxx.xx0 : ok=164 changed=82 unreachable=0 failed=0 xxx.xxx.xxx.xx1 : ok=130 changed=62 unreachable=0 failed=0 localhost : ok=267 changed=163 unreachable=0 failed=0 POST DEPLOY MESSAGE ************************************************************************************ The Dashboard URL: https://xxx.xxx.xxx.xx0:8443, default username/password is admin/admin Playbook run took 0 days, 0 hours, 31 minutes, 27 seconds

管理コンソールログイン

インストール完了時に表示されたURLにWebブラウザでアクセスしてログインします。

  • ログインユーザー: admin
  • パスワード: admin

20181030_21h52_57




注意事項


docker loadするDockerイメージ名について

今回、Docker loadで下記のイメージ名を指定しています。 ibmcom/icp-inception-amd64:3.1.0-ee
[:]以下の値がバージョンになるのですが、このバージョンの指定が間違っていると latest のイメージをDocker Hubからダウンロードしてきてしまいます。
Docker Hubのイメージではインストールができないため、インストール時にエラーが発生してしまいます。 必ず、イメージをロード後、docker images | grep ibmcom/icp-inception- で保持しているイメージを確認してください。
※ IBM Knowledge Centerで指定しているイメージが今回利用したイメージ名と異なっているのでご注意ください。


Dockerのインストールに失敗したとき

Dockerのインストールに失敗することがあります。失敗の原因はパッケージが不足しているためですが、通常、yumが使える環境であれば自動的にパッケージをインストールします。
yumが利用できるように設定していただくか、インストールイメージもしくはDVDをマウントしていただいてDiskをyumのリポジトリとして利用できるようにしていただければと思います。



今回の内容は以上になります。次回はMulti Cloud Managerという製品を今回作成した環境にインストールしていきたいと思います。(すずきけ)

2018/10/05

導入事例に学ぶ Kubernetes を活用した次世代システム基盤

こんにちは。今回は、先日実施させていただいたセミナー 「導入事例に学ぶ Kubernetes を活用した次世代システム基盤」について セミナーの内容をご紹介したいと思います。

・・・ただ、申し訳ないのです事例については公開ができない部分があるので製品面を主体に書いていきます。

最近の動向

セミナーの題名からお気づきの方もいるかと思いますが、コンテナー基盤であるKubernetesに紐づくお話でした。

Kubernetesを利用したコンテナーの基盤は、アメリカ、ヨーロッパ、中国の順に導入が進んでおり、導入規模としてはアメリカは大規模基盤での導入が進んでいるが、日本では小規模の環境への導入にとどまっているとのことでした。

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Googleでは一般提供しているすべてのサービスや社内サービスをすべてコンテナーで動作させており、週に20億のコンテナを起動しているようです。

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なぜ、世界中でコンテナー活用が始まっているか?

牛丼的に書くと
- 軽い!
- 早い!
- 持ち運びが簡単!
です。
どれもコンテナー環境だけ(例えばDockerだけ)でもできそうですが、オーケストレーションツールであるKubernetesがあることで短時間でのスケーラビリティに対応できます。

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Why IBM? Why Kubernetes?

Kubernetes自体はGoogleの開発でオープンソース化されているのに、なぜIBMなのか?
また、オーケストレーションツールは複数あるのになぜKubernetesなのか?

- Why IBM?
IBMはCloud Native Computing Foundation(CNCF)に設立時から参画しており、DockerやKubernetesに対してコミットしており、IBM Middlewareもコンテナー化が進んでいます。
このセミナーでは詳細の話はありませんが、IBM Cloud上にもKubernetesベースのコンテナーサービスを展開しています。
今後もオープンソースに継続して投資を行っていくと話が出ていました。

- Why Kubernetes?
スライドで「Kubernetesがコンテナ時代のソフトウェア産業を全面的に支配、大企業もCloud Native Computing Foundationに参集する」を紹介していました。
CNCFのサポートやKubernetesはもはやデファクトスタンダードになっているので、Kubernetesを使いつつ、新しい価値を生み出していく方向のようです。


IBM Cloud Privateのご紹介

動向としてコンテナー環境やKubernetesの話がされていましたが、実際にはこれら以外にも必要になるものがいくつもあります。

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これらを一つ一つ集めていれるのは大変ですよね。。。そんなときに必要なものをまとめて提供する製品がIBM Cloud Privateになります。

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IBM Cloud Private (ICP)はオープンテクノロジーをベースに企業の次世代システム基盤に必要となる技術を統合、All–in–oneで提供します。
ポイントは3つ

1. オープンテクノロジー
2. 充実したコンテンツ(カタログ)
3. マルチクラウド対応


オープンテクノロジー

最新の動向に記載したようにIBMとしてオープンソースに継続して投資を行っていく方針であり、投資を行いつつ、製品として昇華したものがIBM Cloud Privateに搭載されています。
具体的には、44ものOSSコンポーネントをIBM Cloud Privateに搭載し、且つOSSに対してIBMによる商用サポートを受けることができます。
コンポーネントはそろっているのですぐに利用が可能です。

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充実したコンテンツ(カタログ)

IBM Cloud PrivateにはHelmというコンポーネントが含まれており、このHelmのカタログからコンテナーをデプロイすることができます。
このカタログも通常であれば、Googleなどが公開しているレポジトリを利用してデプロイするか、レポジトリを自分で用意してコンテナーイメージも作成する必要がありますが、IBM Cloud Privateでは最初からIBM社製品のミドルウェアについてはコンテナーイメージが用意されており、すぐにデプロイし利用することができます。

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マルチクラウド対応

「Private」と製品名にあるようにオンプレ製品のように思えますが、クラウド(IaaS)にも対応しています。


コンテナ環境におけるストレージ選択のポイント

まずは、コンテナー環境と仮想環境でのデータの扱い方の違いです。

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  • 仮想環境
    共有DISKなどにデータを置いているので、仮想マシンが停止した場合は別ホストで仮想マシンが起動しデータを引きつぐ

  • コンテナー環境
    通常はコンテナー上でデータを保持。コンテナーの数を保てるが不足した場合、新しくコンテナーを起動。データは引き継がれない

こういった特徴から、データベースなどデータを保管した場合は永続的ボリュームを検討する必要があります。

Kubernetesで使えるストレージの種類は2つあります。

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Volumeではインフラを把握している必要があります。 Persistent Volumeは特にインフラを知らなくても簡単にボリュームを利用できます。

Persisten Volumeのアクセスモードとプロビジョニング方法

前項で話がでていたようにPersistent Volumeはユーザーが簡単にボリュームを利用できます。その際、Persistent Volumeにはどんな設定や動作が存在するかの説明がありました。

  • 3種類のアクセスモード

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  • 静的プロビジョニングと動的プロビジョニング

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二つの大きな違いとしてはボリュームの切り出しを管理者が自動で行うか、もしくはコンテナーをデプロイするときに自動で行うかです。


注意事項

Kubernetesに対応した外部ストレージを利⽤すると、ユーザーの利便性を⾼めつつ、管理者の負担を抑えることが可能です。
Persistent Volumeの動的プロビジョニングを使うことで永続的ストレージを必要な分だけ払いだしたり、データは外部ストレージにあるので、外部ストレージのもつ便利な機能(QoSやスナップショットなど)も使うことができます。

注意事項ももちろんあります。

  • ベンダーによる対応の違い
    サポート状況(OSSでの提供でベストエフォートな場合も)
    使える機能の違い
    Kubernetesは⾼度なストレージ管理のオプションを提供していないベンダー独自の実装でオプションが追加されていたり、Kubernetesの外部からストレージ機能を呼び出せることもある

  • Kubernetesのアップデートが早い
    ストレージ対応状況や新機能など刻々と変化
    正式リリース前の機能も追加されているContainerStorageInterface(CSI)v1.9からアルファ版が含まれる

    IBMならどうなのか?

IBMのSpectrum Connectというコンテナとストレージをつなぐソフトウェアを利用してFlashSystemを使うことができます。

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ICP on VersaStackによるプライベートクラウドの構築

VersaStackを利用したICP環境の紹介と実際にICP環境上にコンテナーをデプロイし、データを外部ストレージに保存し、コンテナーが一度削除されてもデータが残っていることを確認するデモを行っていました。

VersaStackとは?

サーバーハードウェアはCisco UCS、ストレージシステムはIBM Storwizeストレージ・システムを組み合わせたソリューションです。

IBM Cloud Privateとしては、IBM Cloud Private用のOSとしてRedhat Enterprise LinuxをUCS上に構成し、Storwize ストレージシステムをIBM Cloud Private上のPersistent Volumeとして利用することを想定しています。

Persistent Volumeを実現させるためのSpectrum Connect

前項の最後にあったSpectrum Connectについて説明がありました。

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IBM Cloud Private ⇔ Spectrum Connect ⇔ Storwize StorageSystem
となり、IBM Cloud Private とStorwize の橋渡しをしてくれます。

検証デモ

検証では、本当にPersistent Volumeにデータは保存されているのか?ちゃんとコンテナーが再作成されてもデータは保持されるのか?という観点で行いました。

デモ時のシナリオと動画をこっそりもっているのでここで公開してみます。


YouTube: IBM Cloud Private検証動画


デモ動画が行っている内容はこちら。

なにをするか?

  • この記事を作成、保存し、Wordpress上で閲覧できる状態にします。
  • Wordpressが稼働している状況でのICPコンソール上のステータスを確認
    • ワークロード→デプロイメントのステータス確認
    • プラットホーム→ノードのステータス確認
  • 閲覧できる状態からWordpressコンテナ+MySQLコンテナが動くWorkerノードを停止
    • 停止はVMwareのRemote ConsoleからHaltコマンドを実行
  • Wordpressに接続できない状況の確認とICPコンソール上でのステータスを確認
    • ワークロード→デプロイメントのステータス確認
    • プラットホーム→ノードのステータス確認
  • 停止したWorker Nodeを起動
    • VMwareのRemote Consoleから起動
    • OSにログインできることとHostnameを確認。(Worker3)
  • ICPコンソール上でWorkerとコンテナのステータスを確認
    • プラットホーム→ノードのステータス確認
    • ワークロード→デプロイメントのステータス確認
      注意事項 Persistent Volumeを使っている場合はUbiquity(デプロイメントの名前空間”Ubiquity")が動作している必要があります。
  • Wordpressに接続し、この記事が表示されることを確認



最後に

次世代基盤としてのコンテナーの最新の状況から、IBMの提供コンテナー基盤環境とそれに紐づくソフトウェア、ハードウェア、ユースケースのご紹介と、本当に動くのか?というところを含めたデモを実施したセミナーとなっておりました。

最低限システムをご理解いただくための内容としていますので、詳細を聞きたい!などご要望がございましたら、ぜひぜひご連絡ください。
versastack-info@networld.co.jp


最後まで読んで頂き有難うございました!
すずき(け)

2017/12/28

IBMでコンテナ化されたクラウドに力を~IBM ITインフラブログより引用~

本記事のIBM社のPower Systems Cloud Offering ManagerのAlise Spence氏によってIBM IT Infrastructure Blogに投稿されたものからの引用です。

原文を参照したい方はPower your containerized cloud with IBMをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

Fig348

先月、IBMは新たなオンプレミス用のIBM Cloud Privateを発表しています。

このIBM Cloud Privateについては以下のように表現されています。

An innovative and revolutionary platform-as-a-service (PaaS) offering, IBM Cloud Private incorporates the best of open source tools, including Kubernetes container orchestration, with the unique IBM values that enterprises need to be confident in a secure, compliant and performant private cloud platform.

革新的かつ革命的なプラットフォーム-アズ-ア-サービス(PaaS)製品で、IBM Cloud PrivateはKubernetesのコンテナオーケストレーションを含む最高のオープンソースツールをIBMの付加価値である企業に求められるセキュアでコンプライアンスを満たし、パフォーマンスについても確信を持って利用できるプライベートクラウドプラットフォーム上で動作させることができるようになっています。

IBM Power Systemsをネイティブにサポートしており、競合との差別化は以下のような点があげられます:

  • Developers can create blazing-fast apps by deploying cognitive services on hardware optimized for the work at hand, for higher container density and better throughput.
  • Apps that integrate new cloud-native apps and services with core business data on enterprise systems can be co-located with near-zero latency.
  • Data center administrators can deploy Cloud Private on their choice of Power servers including the IBM Hyperconverged Systems powered by Nutanix, LC servers and enterprise servers with PowerVM.
  • 開発者は高いコンテナの統合率と優れたスループットのためのハードウェアに最適化されたコグニティブサービスを展開することで、非常に高速なアプリケーションを作成することができる
  • 新しいクラウドネイティブなアプリやサービスを統合するアプリケーションとエンタープライズシステムのコアビジネスデータをほとんど遅延のない場所に共存させることができる
  • データセンタ管理者はCloud PrivateをIBM Hyperconverged Systems powered by Nutanix、LCサーバ、そしてPowerVMを搭載したエンタープライズサーバを含むPowerサーバの中から選んで展開することができる

それぞれを詳しく見ていきましょう。。

Want to accelerate the speed of your apps? Our optimized hardware puts you in the driver’s seat with higher container density and better throughput.(アプリのスピードを高速化したい? 最適化されたハードウェアがより高い統合率のコンテナ、より良いスループットへと皆様をお連れいたします。)

A properly configured cloud environment delivers efficiency–a huge benefit to any business, especially when delivered by platform performance. Optimized for cognitive services, Power Systems can deliver insights faster. How? Because of fewer systems and improved horizontal and vertical scalability. The IBM POWER9-based AC922 delivers 3.8 times the reduction in AI model training times[1]. Other Power System servers deliver similar performance gains, all leading to faster and more accurate results for next generation deep learning workloads.

And with multi-architecture support for Docker containers, developers can easily control and automate which platform to deploy specific containers to for best results.

適切に構成されたクラウド環境が効率性を提供します ー あらゆるビジネスにとって巨大なメリットです、特にプラットフォームにパフォーマンスがもたらされた場合には。コグニティブサービスに最適化されたPowerシステムは知見をより高速に提示します。どうやって? 選りすぐったシステムと改善された水平、垂直の拡張性によって、です。IBMのPOWER9ベースのAC922はAIモデルの教育時間を3.8倍も削減することに成功しました(*)。他のPowerシステムサーバも同様のパフォーマンス向上を示しており、全ての次世代のディープラーニングのワークロードをより早く、正確な結果へと導いています。

Dockerコンテナをマルチアーキテクチャでサポートすることで、開発者は最良の結果のためにどのプラットフォームへどのタイプのコンテナを展開するかということを制御、自動化することができます。

Integrate modernized cloud-native apps and services with core business data(コアビジネスデータを最新のクラウドネイティブアプリと統合)

Top enterprises use Power Systems for their most critical business data. Frequently, industry or government regulations are forcing them to find ways to make data more accessible while maintaining their required data security and availability. IBM Cloud Private on IBM Power Systems enables enterprises to create or modernize applications while providing tight integration with the critical data that applications require. By co-locating apps and data, clients will see near-zero latency when integrating with data stores managed in Linux, AIX, or IBM i environments.

トップ企業がそのもっとも重要なビジネスデータのためにPowerシステムを利用しています。よくあることとして業界や当局が標準仕様としてデータに必要なセキュリティと可用性を維持しながら、一方でデータへのアクセス性をより高めるような方法を探すべし、としていることがあります。IBM Powerシステム上のIBM Cloud Privateは企業がアプリケーションが求める重要なビジネスデータの緊密な統合を実現しながら、企業がアプリケーションを作成、もしくは近代化することができるようにします。アプリケーションとデータを同一の場所に格納することで、クライアントからはLinux、AIXもしくはIBM iの環境に管理保管されているデータと連携する際もほぼ遅延のないアクセスを実現することができるのです。

Deploy new cloud native apps on choice of infrastructure, including IBM Hyperconverged Systems powered by Nutanix(IBM Hyperconverged Systems powered by Nutanixを含むインフラストラクチャから新たなクラウドネイティブアプリを展開先を選択できる)

IBM Cloud Private runs across the entire IBM Power Systems portfolio, POWER8 or above, requiring a little endian partition running any flavor of Linux. Clients wishing to leverage existing systems or skills can deploy Cloud Private into PowerVM LPARs. Clients looking to maximize performance for AI or data scientist workloads can opt for bare metal support on OpenPOWER systems. And clients looking to build out new infrastructure in support of new services can get the fastest time-to-value with minimal effort using IBM Hyperconverged Systems powered by Nutanix.

IBM Cloud Private for Power Systems Starter Kits makes it quick and easy to get started. These kits offer implementation guidance that helps organizations to get up and running quickly on their choice of Power Systems infrastructure: OpenPOWER scale-out, enterprise servers, or hyperconverged. When ready, clients can leverage a choice of service-optimized Power Packs, which are Reference Architectures to expand compute capacity and deploy production-ready HA clusters.

Click here to learn more about IBM Cloud Private and try the software, or click here to learn more about cloud solutions like IBM Cloud Private on IBM Power Systems and download a solution brief.

IBM Cloud PrivateはIBM Power システムのPOWER8以降のリトルエンディアンのパーティショニングを稼働させているあらゆるLinuxのすべてのポートフォリオで動作します。既存のシステムを活用する事もできますし、もしくはスキルさえあればCloud PrivateをPowerVM LPARS内に展開することもできます。AIやデータサイエンティストのワークロードの性能を最大化したい場合にはOpenPOWERシステムのサポートの元ベアメタルを利用することもできます。そしてもっとも価値創出までの時間の短い、新しいインフラを最小の労力で作成したいという場合にはIBM Hyperconverged Systems powered by Nutanixをつかうとよいでしょう。

IBM Cloud Private for Power Systems Starter Kitsを利用すれば、素早く、簡単に始めることができます。こうしたキットは実装のガイダンスが記載されており、ご自身の選択したPower システムインフラストラクチャ(OpenPOWERのスケールアウト、エンタープライズサーバ、またはハイパーコンバージド)の稼働開始、稼働の手助けとなります。準備ができたら、サービスに最適化されたPower Packを選び活用することもできます。これにはコンピューティングキャパシティの拡張や本稼働系を展開する際の高可用性クラスタのためのリファレンスアーキテクチャが含まれています。

IBM Cloud Privateについてより詳しく学ぶ、もしくはソフトウェアの試用については こちら をクリック。または こちら をクリックして、IBM Cloud Private on IBM Power Systemsなどのソリューションについて詳しく調べたり、ソリューションブリーフをダウンロードして下さい。

もしもアプリケーションの近代化でどれほどスピードが上がるのかを知りたいのであれば、以下のライブウェブキャストにもご参加下さい :

Bring the Changes Your Customers Want: application modernization and agility with IBM Cloud Private on Power Systems(お客様の要求に変化をもたらす : IBM Cloud Private on Power Systemsでアプリケーションの近代化と俊敏性を)

Time and Date:  11:00 AM EST, January 11, 2018 (日本時間 :2018年11月12日1:00 AM)

Register here. https://event.on24.com/wcc/r/1560084/CF1B4670D48B2BAD72B54C8CD25C8A83

(*) •Results are based IBM Internal Measurements running 1000 iterations of Enlarged GoogleNet model (mini-batch size=5) on Enlarged Imagenet Dataset (2240×2240) .

  • Power AC922; 40 cores (2 x 20c chips), POWER9 with NVLink 2.0; 2.25 GHz, 1024 GB memory, 4xTesla V100 GPU ; Red Hat Enterprise Linux 7.4 for Power Little Endian (POWER9) with CUDA 9.1/ CUDNN 7;. Competitive stack: 2x Xeon E5-2640 v4; 20 cores (2 x 10c chips) /  40 threads; Intel Xeon E5-2640 v4;  2.4 GHz; 1024 GB memory, 4xTesla V100 GPU, Ubuntu 16.04. with CUDA .9.0/ CUDNN 7 .

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

Ntc2017_2

本当は年明けに・・・と思っていたのですが、1月12日の深夜1時からのIBMさんのウェブセミナーの告知も含まれていたので、こんな日にも記事を出しております、ゴメンナサイ。

Nutanix担当の目線でいくと、Nutanix on Powerの上で、IBM Cloud Privateを動作させれば、「Googleのようなウェブスケールなインフラ上でIBMのクラウドが動く」という事になります。重要なデータをAIやコグニティブサービスを使ってビジネスに活用していく、こうした世の中だからこそのプラットフォームだと思います。

2017/12/13

ADSでAHVの仮想マシンをスケジュールすることが何故、他と違うのか? ちょっと解説してみる

本記事はNutanix Advent Calendar 2017への寄稿も兼ねております。是非アドベントカレンダーの他の記事もお楽しみください。

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のSr Product Marketing ManagerのMike Wronski氏によるものです。原文を参照したい方はA Quick Explanation of What Makes AHV Virtual Machine Scheduling with ADS So Uniqueをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

Fig298

エンタープライズの仮想化についてよく知っている人であれば誰でも一定の効果を期待しています。その効果の中には仮想化プラットフォームがリソースの利用を最適化し、優れたパフォーマンスを保証する機能を提供するということも含まれています。VMwareにとってはこれはvCenter内の分散リソーススケジューラー(もしくは一般的にDRS)と呼ばれるコンポーネントです。MicrosoftではSystem Center Operations Manager(SCOM)のリソース監視とSystem Center Virtual Machine Monitor(SCVMM)を組み合わせて活用するパフォーマンスリソース最適化(PRO)ということになります。

多くの人がリソース最適化はハイパーバイザーの機能であると誤解しています。が、実際にはこれは管理プレーンからイベントドリブンで発生する自動化機能なのです。必要となる唯一のハイパーバイザーの機能は仮想マシンを別のサーバーへ停止なしに移行させる機能だけです。データの収集し、「悪い状況」の検知、それから何らかのアクションを行うとうことは外部の管理機構が行うもので、ハイパーバイザー自体が行うものではないのです。

Nutanix AcropolisソフトウェアとAcropolis Hypervisor(AHV)を組み合わせたソリューションは他の仮想化ソリューションとは異なります。これは特にAcropolis Dynamic Scheduler(ADS)を利用する場合に顕著です。その理由は:

ロードバランサーではない

なによりも声を大にしてお伝えしなければいけない1つめはADSはリソースの競合を回避するためのエンジンであって、ロードバランサーではないということです。ロードバランサー単体は大した効果を提供してくれるものではありません。仮想マシンをクラスタ内のサーバ間で移動させるという作業はパフォーマンスへの影響が出るほとにリソース競合が発生しているときのみに限定すべきです。これは移動自体がリソースを多く消費するからです。ADSは仮想マシンをその移動がその移行に見合うだけの充分な効果を得られると判断した場合にのみ移動させます。

構成不要

ADSの他にはない差別化要素としての1つは管理者が構成すべきものは何一つないというところです。ADSは標準で有効となっており、機械知識ベースの実装によって一切の人的なチューニングを必要としません。Nutanixはこの機械知識の機能をXfitと名付けてグループ化しており、Prism管理ソフトウェア内で複数の機能に渡って利用しています。ADSはConstraint Satisfaction Problem(CSP ー 制約充足問題) ソルバー(解決器)と呼ばれる人工知能アルゴリズムのクラスを利用しています。CSPソルバーは幾つかの変数をベースにモデルを作成し、最終状態の許容範囲を定義してから、変数を繰り返し変更しながら、回答を探し出します。実装の洗練具合によっても違いますが、総当り的なものや、経験則に基づいて特定の部分だけを探す場合や、妥当な回答を導き出しやすくするためにフィードバックループを利用する場合もあります。一般的なCSPのプログラムの例としてあげられるのはパズル数独を解くというものでしょう。AHVの世界では回答とは仮想マシンの移行を計画するということで、クラスタからリソースの競合またはホットスポットを取り除くという事になります。

これまでに無い可視性

我々はスタック全体を提供しています。HCIインフラストラクチャから我々が開発するAHV、管理、そして自動化に至るまで。これによってNutanixは従来型の仮想化のインフラでは持ち得なかった、他にはない知見を得る事ができます。例えば、ADSはAHVから仮想マシンのリソースの利用状況を得るだけではなく、ストレージリソースをCVMコントローラーから得ることができます。従来型の3階層のアーキテクチャのストレージコントローラーを考えてみて下さい。将来的にはネットワークからアプリケーションレベルの知見に至るまで、他の入力についても考慮するようになります。

Fig299

仮想マシンの「アドバイザー」

ADSはリソースの競合の解決に利用されるだけではありません。ADSは新しい仮想マシンの配置自体がリソースの競合を発生させないということを保証し、理想的な配置はどこであるかということを提示します。ADSサービスは定期的に時系列データをチェックし、リソースの競合を見つけ出します。競合を見つけるとCSPソルバーが問題を解消するための回答となる仮想マシンの移行ソリューションを提示します。ソルバーはリソースの競合を入力として考慮する他、守らなければならないすべての仮想マシン、またはホストのアフィニティルールも加えて考慮して、移行に際して消費するリソースを最小に保ちながら最適な回答を導き出すのです。仮想マシンの移行自体がリソースを消費するということを思い出して下さい。消費されるリソースの殆どはアクティブなRAMの以降です。ソルバーは割り当てられているメモリの大きな仮想マシンよりも小さな仮想マシンの移行をオススメしてきます。

回答が見つかったら、仮想マシンが移行され、イベントとしてログに保存されます。最適な回答がない場合には、管理者がそれ以上の対応を行えるようにアラートとアラームがPrismへ発報されます。Prism Proはこれに加えて仮想マシンの移行だけでは解消できない競合を解決するためにリソースの回収とノードの拡張についてのレポートと分析を提示てくれます。ですが、これについては別の記事にしましょう。

ADSの他にはない実装は唯一つの目的だけのために設計されています : 管理者とアプリケーションオーナーの人生をより生きやすい人生に ー 複雑性を取り除くだけでなく、自動化と機械学習を活用することで継続的に最適なアプリケーションパフォーマンスを保証します。Nutanixは今後Software Defined Networking(SDN)やパブリッククラウドの管理へも拡張していきます。他にどんなデータをADSのエンジンに考慮させるべきでしょうか? ぜひフォーラムの我々の会話として継続議論しましょう。

What other metrics could be fed into the ADS engine as Nutanix expands into software defined networking (SDN) and public cloud management? We encourage you to continue that discussion on our forum. 

© 2017 Nutanix, Inc.  All rights reserved. Nutanix, AHV, and the Nutanix logo are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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ADSの中身をちょっと見てみよう・・・イキナリ出てくるのが制約充足問題です。この制約充足問題というのは実は厄介な問題でして、「一定の条件をクリアできる組み合わせを探しなさい」というたぐいのものです。つまり組み合わせは何種類もあって、もっと良い形もあるかもしれない・・・という問題なわけです。計算もややこしいもの(下手をすれば総当たり的なもの)になりますので、そのリソースも馬鹿になりません。つまり、現実的には「現実的なリソース消費の中で」「現実的な時間内で」「(最高ではないにしろ)なかなかのレベルで」答えを見つけると、こういう話になります。NutanixのCSPソルバーではおそらく様々なヒューリスティック(経験則)をもとにこれを実現しているのだと思います。

しかし、機械学習、人工知能盛り上がっていますね。当社も何らかのアクションをということで、現在IBM Watson Application Developerの資格保有者を増やしています。IBMといえばNutanix on Powerも有りますので(Nutanixの機能としてではなく、お客様の業務の効率化のための)人工知能がNutanixの上に今後どんどん乗ってくると思います。

↓ せっかく取れたし、今回AIっぽい内容なので、載せておきます。

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2017/05/31

データセンタにさらなる自由を(NutanixがIBMをOEMパートナーへ)

本記事はNutanix社のオフィシャルブログの翻訳版です。原文を参照したい方はFurther Liberation of the Data Centerをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

1980年代のオープンシステムの夜明けとともに、IBMはデータセンタコンピューティングに新しい自由をもたらしました。前世代に当たるミニコンピューターとメインフレームのプロプライエタリのサイロを超え、IBMはPOSIX準拠のソフトウェアスタックとの相互互換性を備えるUNIXオープンシステムを先駆けたのです。これによって異なるベンダーのUNIX OS感を乗り換えることは非常に簡単なものとなりました。2001年、IBMはSystem pや他のプラットフォーム上でのLinuxを発表し、RISCベースのPowerアーキテクチャの先進性によって更にその自由を推し進めました。今日我々はIBMとともにNutanixエンタープライズクラウドプラットフォームソフトウェアをIBM Powerシステム上で動作させ、その自由をさらに拡張する計画を発表しました。設計計画によると、IBMをご利用のお客様はご自身のデータセンタ内でパブリッククラウドのような簡単さを利用することができるようになります。

エンタープライズクラウドプラットフォームによって、IBMを利用されているお客様は容易な拡張性、インフラストラクチャ展開の簡便性、そしてGoogleやMicrosoft AzureそしてAmazon Web Servicesにインスパイアされた管理を利用でき、しかもそれをオンプレミスに置くことができるのです。Nutanixが5000社以上、100カ国に渡って提供しているシンプルさと柔軟性と同じものがIBMのグローバルIT顧客において利用できるようになるのです。

IBM-NutanixのハイパーコンバージドシステムはIBM WebSphereアプリケーションサーバ(WAS)や数々のオープンソースデータベース(OSDBMS)はもちろんのこと、IBMがコグニティブコンピューティングと称している高いパフォーマンスが必要となる予測的な分析を行うワークロード向けにフォーカスされたものです。

WASはハイブリッドクラウドの能力とともにアプリケーションインフラストラクチャを最適化し、コスト削減をもたらします。開発フレームワークとしてもWASはクラウドーネイティブ、ウェブベース、そしてマイクロサービスの開発に利用されており、アプリケーションをあらゆるクラウド、あらゆるコンテナサービスをまたいで管理するのに利用されています。

それだけではありません、IBMによると「2018年までに70%以上の自社開発アプリケーションはOSDBMS上で開発されるようになり、50%の商用RDMBSインスタンスは置き換わってしまう」(https://www-03.ibm.com/systems/power/hardware/upgrade/)とのことです。リレーショナルRDMSによるエンタープライズデータベースの話を聞く一方でMongoDB、Neo4J、Redis Labsなどの名前をNoSQLとして耳にすることもよくあると思います。

急成長するワークロード、コグニティブコンピューティングは「・・・人間の思考のプロセスをコンピュータ化されたモデルでシミュレーションする。コグニティブコンピューティングはデータマイニング、パターン認識を利用する自己学習システム、人間の脳の働きを模倣する方法での自然言語処理を含みます。コグニティブコンピューティングの目的は、人間の手助けなしに問題を解決する能力を持った自動化されたITシステムを生み出すことです。コグニティブコンピューティングはエキスパートシステム、自然言語プログラミング、ニューラルネットワーク、ロボット工学、そして仮想現実などの膨大な数の人工知能(AI)アプリケーションで利用されています。」(http://whatis.techtarget.com/definition/cognitive-computing)

これはコンピューターができる最大限のことを更に拡張しようー 大きな規模においてもタスクをシンプル化しよう ー というNutanixのアプローチと全く方向性が同じです。IBMを利用しているお客様が膨大な量のばらばらのデータを捕まえて収集し、分析を施すことで人間が一人もしくはチームで考えるだけでは常識的な時間の範囲内では到底及びもつかないパターンを見つけ出したり、他の推薦事項を導き出したりしています。基本的に自動化のプロセスは人間を退屈なタスクから開放し、もっと付加価値の高い業務へと集中させてくれます。コンピューティングが継続的に進化しつづければ、たとえデータが不完全であったとしてもコンピューターはもっと人間らしい思考(これがコグニティブコンピューティング)をすることができるようになります。同様にNutanixもこうしたコンピューティングの不条理さを押さえ込む努力を続けています。NutanixのChief ArchitectであるBinny Gill氏はこれをIntentful Machines(訳注: 気の利く機械)と呼んでいます。(https://www.linkedin.com/pulse/towards-intentful-machines-building-next-generation-binny-gill)

IBMはNutanixのエンタープライズクラウドプラットフォームを活用はハイパーコンバージドインフラストラクチャや今やITアーキテクチャの主流となったハイブリッドクラウドを確認だけにとどまりません。Enterprise Strategy Groupの新しい調査結果は以下のとおりです:

  • 87%のHCIユーザーはHCIを利用することでITの俊敏性が増したと感じています(25%は劇的に俊敏性が増したと回答)
  • 73%の回答者はHCIがクラウドライクな、またはIT-as-a-serviceをより広く展開するための重要な役割を担うと回答しています(44%はHCIがクラウドライクな、またはIT-as-a-serviceを提供するのに最高の環境だと回答しています)

(ESG Research, Converged & Hyperconverged Infrastructure Trends Survey, May 2017)

コグニティブコンピューティングがシンプル化そしてエンタープライズクラウドの拡張性と結合することでお客様はEnterprise Strategy GroupのSenior AnalystであるTerri McClureが「コグニティブクラウド」と呼ぶものを実現できるようになります。言い方を変えるとIBMとNutanixのコラボレーションによって予測的な分析のパワーをハイパーコンバージェンスによるモジューラー型の拡張性とインフラストラクチャ管理の一元化とともに提供し、コグニティブコンピューティングを現実的に実現できる環境を展開できるということです。

IBMをご利用のお客様はOSDBMS、WAS、そしてコグニティブコンピューティングの能力をNutanixが地球上の数千にも及ぶ環境で実証してきたよく利用されているERP、CRM、VDI、ユニファイド・コミュニケーションなどで利用される商用アプリケーションと組み合わせることができるのです。

こうしたNutanixのお客様はAcropolisの共通データ、AHVハイパーバイザーを含むコンピューティングファブリックを活用することができます。そしてNutanixのPrism Centralを利用すれば多くのクラスタをーそれがPowerであれx86アーキテクチャであれー単一の中央コンソールからすべて管理することができます。

この共通性と利用の簡単さはNutanixがその裏でインフラストラクチャをインビジブルにし、お客様はビジネスの競争力の源泉となるアプリケーションやサービスにフォーカスできるようにしているからこそです。Nutanixとのコラボレーションによって、IBMは再度データセンタに自由をもたらそうとしているのです。

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Forward-Looking Statements
This blog includes forward-looking statements concerning our plans and expectations relating to our relationship with IBM and the deployment of our software on, and interoperability of our software with, IBM Power Systems. These forward-looking statements are not historical facts, and instead are based on our current expectations, estimates, opinions and beliefs. The accuracy of such forward-looking statements depends upon future events, and involves risks, uncertainties and other factors beyond our control that may cause these statements to be inaccurate and cause our actual results, performance or achievements to differ materially and adversely from those anticipated or implied by such statements, including, among others: failure to develop, or unexpected difficulties or delays in developing, new product features or technology on a timely or cost-effective basis; the introduction, or acceleration of adoption of, competing solutions, including public cloud infrastructure; a shift in industry or competitive dynamics or customer demand; and other risks detailed in our quarterly report on Form 10-Q for the fiscal quarter ended January 31, 2017, filed with the Securities and Exchange Commission. These forward-looking statements speak only as of the date of this blog and, except as required by law, we assume no obligation to update forward-looking statements to reflect actual results or subsequent events or circumstances.

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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さて、今回はNutanix社とIBM社がコラボレーションするという記事です。まさかの展開、この展開を予想されていた方はいなかったのではないかと思います。さすがNutanixさん。AHVをPowerプロセッサでも動作できるようにすることでPowerプロセッサに最適化されたOSDBMS、WASはもちろん、IBM社のもつ巨大なコグニティブコンピューティングの資産をベストな組み合わせで利用することができるだけでなく、上に述べられているようにx86アーキテクチャ上で動作しているワークロードとデータ連携も可能ですし、Prism Centralで全体を一元管理することも可能です。

RICSとCISCの話・・・ビッグエンディアンやリトルエンディアンをどう変換する?など色々と気になることもたくさんですが、もっと詳細がでてくるのは6月の.NEXTでしょうか?最新情報を掴みましたらまたご報告いたします。

え? なぜIBMのOEMなのにネットワールドが翻訳ブログを書いているのかって!? ネットワールドはIBMのディストリビュータとしてパートナー様へ今回登場したコグニティブコンピューティングを含むソフトウェアはもちろん、IBMハードウェア(Nutanixソフトウェア搭載)の販売も可能(になるはず)です。すべてのNutanixの国内ビジネスはネットワールドにおまかせください!

2016/12/12

最新鋭、IBM FlashSystem A9000を大解剖!

IBMの最新鋭の超高速フラッシュストレージ FlashSystem A9000をお借りしちゃいましたっ。


驚きのデータ削減!あらゆる電力喪失に対応する究極の電源機構!
何処をとってもワンランク上のA9000ですが性能も機能も一味違います!!
その噂の真相を確かめるべく、検証も次のステージへっ。

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ここからはお待ちかねのA9000の持つ機能や性能について
さらに切り込んでいこうと思うっ♪


で、今回はズバリ QoS ですっ♪

クラウド基盤好きには、ハズせないマストアイテムがこのQoS
このA9000!、次のスケジュールもパンパンで、お借りできる期間もあとわずかっ!
限られた時間内(いろいろな検証の合間を縫ってこっそり決行っ!)に出来る限りの検証をおこなってみたよっ♪

ちなみにQoSってなにっ?って人もいると思うので簡単に説明しようっ。
QoSとは Quality of Service(クオリティ・オブ・サービス) の略でザックリ言うと
その名の通り、「サービスの品質!」 要は「ユーザーを満足させられる度」みたいな意味になりますっ。

したがって、ここで言うQoSは「ストレージアクセスの品質」ですねっ♪
例えば、「社内で野放しのワークロードが蔓延りクリティカルアプリケーションに影響がでてる!」のような
他の利用者の大きなI/Oに影響を受けるいわゆる“ノイジーネイバー”問題っ。
QoS 機能はこういった問題を解消するために無くてはならない機能っ!。

A9000/A9000Rの
QoS機能は、接続先ごとのプライオリティーに応じて
柔軟できめ細やかな設定が可能ですっ。
例えばこの図ように「帯域」または「IOPS」を設定したり、また「その両方」を設定することもできます。
もちろん単一ボリューム単位だけでなく、複数のボリュームでシェアしたり
ストレージプール単位での設定だって出来ちゃいますっ♪

A9000qostest001


更にA9000/A9000Rは管理アカウントまで独立したマルチテナンシー機能も搭載され
クラウド基盤、クラウドサービス、そして流行のVDI環境にも最適な一台です!!

それでは、A9000の QoS機能の検証結果をご覧くださいっ♪

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検証が進むにつれ

筆者はこの「グリッドコントローラー」の完成度の高さに驚いているっ。
特にパフォーマンスに関しては、驚きの結果(本当に想定外です。)を次々とたたき出してますので

そのへん、次回にでもお見せできればと思いますっ。


                        by:まいけル
        

2016/10/26

IBM FlashSystem 900の実力

IBM FlashSystem 900!それはまさに異次元の低遅延を誇る超高速マシン!!

Fs900

★ 実はこっそりこんな検証もやってたんですぜっ!! 

(遅延の原因になる機能を可能な限り取っ払って辿りついた「速さ!」の最終形態っ!)
速い!って謳ってる「FlashSystem900」は本当に速いのっ?

 
その真相を確かめるべく、「一般的なSSD」を使用したオールフラッシュストレージと呼ばれるものと何が違うのか比べてみましたっ♪
 
あのね、言っておくけど、HDDハイブリッド・ストレージとの比較じゃなくて、オールフラッシュストレージとの比較だからねっ!!
相手も相当の高速マシンだからねっ!!
そこんとこよろしくねっ♪



超高速・低遅延  Flash Module の実力とその傾向
IBM Flash System 900編

 

速い!と謳われる超低遅延の高速フラッシュストレージ!

では、いったいどのくらい速いのか?
一般的なSSDタイプのオールフラッシュストレージと比較することでその違いと傾向を視てみましょう。
今回はフラッシュストレージということで「ランダムアクセス」に焦点を絞り検証を行いました。

1:特定のワークロード(ランダム読み込み、ランダム書き込み、OLTP)実行時の性能比較
2:データベースのワークロード(TPC-C)実行時の比較

本検証は、超高速、低遅延のフラッシュストレージの特徴を確認し
使用方法、及びその用途のベスト・プラクティスを確立することを目的として、
一般的なベンチマークアプリケーションにて負荷を発生させ、これを計測したものです。

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1:特定のワークロード(読み込み、書き込み、OLTP/4KB)実行時の性能比較

 

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2:データベースのワークロード実行時の性能比較

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ここでちょっと言い訳タイム!!

 
All Flash(SSD) Storageって遅いじゃん・・・って思ったそこのあなたっ!
次の検証結果を視て、よ~く考えてみてくださいっ。
ここで比較されているALL HDD(SAS-HDD)Storageも64GB(1コントローラーあたり) のWrite Cacheを搭載した
ミッドレンジに相当するの高速ストレージですっ。
次のグラフを見てのとおりAll Flash(SSD) Storageは、間違いなく爆速ですっ!!

Flash System 900が速すぎるだけなのですっ。


*参考データ*

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2016/09/09

[最新鋭、IBM FlashSystem A9000を大解剖!]

最近発表されたIBMの最新鋭の超高速フラッシュストレージ FlashSystem A9000をお借りしちゃいましたっ。

筆者もびっくり!ここまでやるか!何があってもデータは守る!究極の機能っ!


以前のお話で、グリッドコントローラーのワンランク上の堅牢性をお話しましたが
今回少しだけその中身をお見せしましょうっ!

このグリッドコントローラー、冗長電源を搭載してるが、それだけじゃなかった!
フロントのベイにディスク以外の見慣れない謎のモジュールが・・・
1モジュールが2.5インチベイで4スロット分に相当するコンパクトなものだが、き、気になる!!。

Batt

日本アイ・ビー・エムの担当エンジニアさんの “どうぞどうぞっ♪” の一言で、て恐る恐る引き抜いてみると

むむっ、手のひらサイズ?バッテリー?? そう、バッテリーなのだ!!

Grictlbatt01

筆者の見たところ、おそらくハイドレインタイプの高信頼なセルで構成されたバッテリーモジュールではないかと推測しているっ!!

すげー分解してみたかったけどマジで高価な機器なので、お願いする勇気がでませんでした!!

Grictlbatt02*見るからに容量の大きそうなコネクタがっ!!

公開情報から紐解くと、ホットスワップ可能のバッテリーモジュールで
各バッテリーモジュールは電源障害が発生した場合、正常なシャットダウンの完了に十分な電力を供給できるとのことっ!
要は電源障害で冗長電源の両方がダウンという最悪の状況でも
この手のひらにのるバッテリーモジュールによりグリッドコントローラーはそのまま稼動し続け
安全にシャットダウンを完了してくれるっ。
まるで筐体内にUPS内蔵しているかのようだ!!
  

まさかグリッドコントローラーにまでこんな手の込んだ仕掛けがあるとは・・・

  

ちなみに、フラッシュエンクロージャーはストレージ機器なのでこの辺の機能は抜かりなく
フロントのベイに搭載される2個のホットスワップ可能のフラッシュエンクロージャーバッテリモジュールにより
これまた電源障害で冗長電源の両方がダウンしても
システムを正常にシャットダウン(完全にフラッシュされ、同期化されたキャッシュを書き込む)することが可能です。

Ffx408

 

更に~っ!!(これ、筆者もはじめて知りましたっ!!)

A9000Rにいたっては、接続の要となるInfiniBandSwitchにまで同等の機能がっ!!
なんとバッテリーバックアップユニット付きの冗長電源が搭載されているのだ。
冗長電源の両方がダウンしてもバックアップバッテリーにより
システムのシャットダウン完了までオフラインになる事無く稼動を続けることができるっ。
もちろんこのバッテリーはホットスワップも可能だ!

Ib_batt

グリッドコントロ-ラー、フラッシュエンクロージャーのバッテリーと同じようにInfiniBandSwitchのバッテリーも
常時監視され定期的にキャリブレーションが行われているっ。

  

公開情報を読み進めていくと書いてありましたっ♪。

A9000/A9000Rを構成する各モジュールに搭載されるバッテリーバックアップユニットのおかげで
システム全体の主電源の供給が断たれた場合でも
自動的にシャットダウンを実行し、キャッシュ等の全てのデータを書き込むまでオンラインの状態を維持する事が可能との事です。

  

たとえデータセンター全体の電源がダウンするような事態でも守り抜く!
このシステムには大切なデータを守る究極の機能が搭載されているのですっ♪

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そうなんです!このA9000/A9000Rってここまで考えられているんですねっ♪

そこまでやるか!A9000/A9000R

  
次回は、「キミもエンタープライズを体感してみなイカっ♪」ですっ。 :)

By:まいけル

参考資料
IBM FlashSystem A9000 and IBM FlashSystem A9000R Architecture, Implementation, and Usage

2016/08/22

[最新鋭、IBM FlashSystem A9000大解剖!]

IBMの最新鋭の超高速フラッシュストレージ FlashSystem A9000をお借りしちゃいましたっ。

実際に動かしてみようっ♪


いきなりですが、「実際に動かした結果を速く視たいんだけどなぁ♪」 とボスから指令がっ!!
ということで簡単な環境をつくって少しだけ試してみましたっ♪

さっそく、サクッと図のような環境をセットアップ~っ♪

A9000test1

で、何をしようか・・・・・♪

とりあえず、代表的な機能のテストをやってみようかなっ。実機でっ♪


重複排除って本当に効くの!?

**A9000上、単一ボリューム内で複製をした場合**

1個のデータストア内でVMを複製してみましたっ♪

1:ESXiのデータストア用にA9000上に約1TBのボリュームを1個作成
2:このボリューム内に1台目の仮想マシンを作成
3:同じボリューム内に1台目の仮想マシンのクローンを作成して2台目を作成
4:同じボリューム内に、残りの仮想マシンのクローンを作成して合計10台を展開
*(仮想マシンには、WindowsServer2012R2をインストールしました。)

Ffx417

その結果がこちらっ♪

姐さんっ!重複排除、効いてますぜっ!!
(約98パーセントの排除率を確認できました。)

Clonevm


続いてぇ~っ♪

**A9000上、複数のボリューム上に同じデータを複製した場合**

10台のVMそれぞれにRDM(ローデバイスマッピング)の領域を追加してデータをコピーしてみたっ♪

1:A9000上に50GBのボリュームを10個追加作成する。
2:先ほど作成した10台のVMそれぞれに1個づつRDM領域としてDiskを追加する。
3:10台中1台目のVMのRDM領域にダミーデータを書き込む。
4:他のVMにもそのダミーデータをコピーする。
*(ダミーデータは合計約10GBの、pdfやpptなど単体では圧縮の利き辛いアトランダムなドキュメントファイル群です。)

Ffx418

兄貴っ、やはり重複排除、効いてますぜっ!!
(2台目以降の重複排除率が9個平均で約88.4パーセントという結果になりましたっ♪)
おやおや~っ、これってVDI用途なんかには超絶効果が期待できそうじゃなイカっ!!(マジで期待していいと思うっ♪)

Qq

★この「重複排除」はA9000/A9000R上の単一ボリューム内だけでなく複数のボリューム間であってもその効果を実感できるんですっ!



あっ!、そういえば!!圧縮はどうなのよっ?

ということで、実際にデータベースを動かして試してみましたっ♪。
1:今度はサーバーのローカルに3台のVMを作成するっ
2:A9000上に10TBのボリューム3個を作成するっ
3:3台のVMそれぞれに1個ずつRDMでディスクを追加っ
4:RDMの領域にサンプルDBをロードするっ♪
*(各DBの最終的なファイルサイズは平均約1.7TB)

Dbb

ボスっ!重複排除の効きにくいDBのようなファイルでも圧縮効いてますぜっ!!
ファイルサイズ平均1.7TBの状態
(圧縮率3台平均で約47パーセント)

Final01


今回は短時間で行ったほんの一例ですが、どおやらデータ削減の効果は大いに期待できそうであるっ♪

他にも「マルチテナンシーのQoSの効果っ♪」や、「超絶IO負荷地獄」、「帯域の鉄人」、「パターン排除の飽くなき削減」
など、やってみたい事はいっぱいあるので、今後少しづつでもご報告できればと思いますっ♪

次回は、「筆者もびっくり!何があってもデータは守りきるっ!究極の電源機構っ!!」


by:まいけル

2016/08/08

[最新鋭、IBM FlashSystem A9000を大解剖!]

最近発表されたIBMの最新鋭の超高速フラッシュストレージ FlashSystem A9000をお借りしちゃいましたっ。

グリッド・コントローラーってなあにっ??


分散する複数のコンピューティングリソースを並べて一つに見せる「グリッド」という技術があります。

A9000において、この「グリッド」を構成するのがこの「グリッドコントローラー」ですっ。

Grid_2*A9000は「フラッシュエンクロージャー x1台」+「グリッドコントローラー x3台」 で構成されています。

今をときめく超高速フラッシュストレージを、もっともっといろんな用途に使えないかなぁ・・・

沢山ある答えの一つがこのA9000で、その豊富なストレージ機能が詰め込まれているのが
何を隠そう、この「グリッドコントローラー」なのですっ!

観て通り、このグリッドコントローラーのハードウェア自体は
信頼性高いハイエンドサーバーがベースになっています。
ただでさえ複数のグリッドコントローラーによる冗長を提供しながら
このグリッドコントローラー単体もワンランク上の堅牢性を兼ね備えているんですっ♪。

Gridctl

*こちらがグリッドコントローラーですっ。

例えばグリッドコントローラー本体の冗長電源の、両方の電源供給が
同時に断たれてもシステムのシャットダウンを安全に完了できる機能を有します。

ハイエンドサーバーがベースでありながら、こういっためずらしい機能も搭載しています。
むろんストレージ機器であるフラッシュエンクロージャーにもこういった機能が実装されています。


また、自慢のインラインのデータ削減だって、グリッドコントローラーに搭載される余裕のリソースがあってこそっ!
これは「特定パターンの排除」に始まり、流行の「重複排除」、更にデータの「圧縮」で限りあるストレージのリソースを最大限に利用できるのですっ。

ちなみに圧縮には独自の専用ハードウェアアクセラレーターカードがグリッドコントローラー1機あたりなんと2枚も搭載されているんです!だから速いんです!!
高速な大容量メモリー、複数のマルチコアプロセッサーもそのために搭載されているのですっ♪
とにかく、ありとあらゆる手段でデータ量を削減しまくる!それも高速に!!

とまあ、これもA9000の数ある得意技の一部にすぎませんっ。
XIVで培った豊富なストレージ機能の数々が、このグリッドコントローラーに実装されているのですっ。

なかなかやるでしょ、グリッドコントローラーっ♪


次回は「実際に動かしてみようっ♪」へ続きます♪

*参考資料:英語*
IBM FlashSystem A9000 and IBM FlashSystem A9000R Architecture, Implementation, and Usage



by:まいけル

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