*VMware Feed

2018/07/20

今日のVMware PowerCLI : インストール

こんにちは、ネットワールドの海野です。

今日はVMware PowerCLIについて記事を書きました。

PowerCLIを使うと、WindowsのPowerShellによってVMware製品の環境を操作することができます。

ネットワールドのプライベートイベントであるNetworld .next 2017にてご紹介した「HEY! GARAGE」も、この仕組みの上で動作しています。


ということで、早速インストールの方法です。

最新のPowerCLIのインストールはとってもカンタンです。

なお、ここでは説明の簡単化のために、既存でPowerCLIはインストールされていないクリーンな環境を前提とします。

互換性リストなどの詳細はこちらをご確認ください。

さて、実際の手順ですが、インターネットに接続している Windows 10 または Windows Server 2016 で、スタートメニューから[PowerShell (管理者)]を起動します。

Ps

PowerShellの中で以下のコマンドを実行します。

Install-Module VMware.PowerCLI

Ps2_2

インストールを確定、実行するために"A"を選択します。

Ps3

これでPowerCLIのインストールは完了です。


かつてのバージョンのPowerCLIはモジュールをダウンロードしてexeファイルからインストールをするタイプだったのですが、

現在は上記のようなPowerShellのリポジトリからインストールするような仕組みになっています。

慣れないとちょっと不安だと思いますが、2018年7月20日時点の最新バージョンである10.1.1はPowerShell Galleryからのみインストール可能ですので、勇気を出してがんばりましょう!

より詳細を知りたい方はオフィシャルのドキュメントも併せてご覧いただければと思います。

今日は準備までですが、どのようにPowerCLIを使って仮想マシンを制御するのかをご紹介していきます。

記事担当者 : SI技術本部 海野 航 (うんの わたる)

2018/04/27

コピーデータ活用~連載シリーズ CDM製品パイオニアActifio(アクティフィオ)のご紹介!

こんにちは。本ブログでは、従来のバックアップ製品と異なる視点で新しいソリューションを展開する Copy Data Management (CDM:コピーデータ管理)のパイオニア "Actifio(アクティフィオ)" をご紹介します。

 

Actifio 社は、2009年 米国マサチューセッツ州ボストン郊外で設立され、2012年に日本市場での活動を開始し、「Copy Data Management」の先駆者としてソフトウエアの開発・提供を続けており、既にグローバルで約3000社の企業に Actifio が採用されています。

 

現在、企業のIT環境において、多くの複製データ(コピーデータ)がさまざまな目的で利用されていますが、Actifio のソリューションは、企業内で目的別に利用されているデータコピーのツールやアプリケーションの管理を Actifio に集約し、コピーデータの効率的な管理とデータの利活用を提供します。

 

【これまでのデータ管理】

001_2

 

上記のように、これまでの運用では、多数のソフトウェア,多数のコピーデータによってサイロ化が進み、運用の複雑さの課題がありますが、Actifio に置き換えることにより、1つのプラットフォームでデータ統合管理を提供することができ、インフラからアプリケーション開発まで広範囲のITニーズをカバーします。

 

【Actifioで実現する “データ統合管理”】

002_2 

【Actifio の基本構成】

Actifio の主要な構成要素である、Actifioソフトウエアが動作するプラットフォーム(アプライアンス)とコピーデータを保存する ストレージ、および Actifio Connector (エージェント) について説明します。

 

Actifio は、2つのアプライアンスが提供されています。Actifio アプライアンスには、VMware vSphere や Microsoft Hyper-V のハイパーバイザやクラウドサービス上で動作可能な仮想アプライアンス  "Actifio SKY" と、Intel アーキテクチャ サーバハードウエアをベースとするハードウエアアプライアン ス "Actifio CDS" が用意されています。

両アプライアンスのソフトウェア機能としての違いは無いため、導入先の環境や使用するネットワー クインタフェースなどの要件に応じて選択します。

 

 【Actifioアプラインスモデル】

  005_2

 

Actifio アプライアンスが使用するストレージは、導入先の環境や要件に合わせてお客様側で準備いただく必要があります。Actifio SKY の場合、ハイパーバ イザが対応するストレージ機種や構成、Actifio CDS については、FibreChannel SAN 接続で検証済のストレージに対応します。

 

Actifio Connector は、サーバにインストールする軽量なエー ジェントソフトウエアで、データの取り込みや利用の際 に OS やミドルウエアと連携し動作します。VMware vSphere や Hyper-V 環境での仮想マシン/仮想ディスク単位のデータ管理を行う場合、Actifio Connector のインストールは必須ではありません。

 

【Actifio の基本動作とアーキテクチャ】

Actifio のコピーデータ管理は、3つの基本動作の要素「Capture(取り込み)」「Manage(管理)」「Use(活用)」で構成されますが、Actifio のアーキテクチャを理解する上で、以下のキーワードが重要となります。

 

  • マウント
  • ネイティブフォーマット
  • 永久増分

 

【Capture(取り込み)】

Actifio のデータ取り込み方法は、従来のバッ クアップソフトウエア製品と大きく異なっています。Actifio のデータ 取り込みは、ステージングディスクと呼ばれる Actifio 内部で作成した論理ボリュームを、Actifio Connector と連携して取り込み対象データを持つサーバがマウントする動作が最初のステップとなります。

 

 【ステージングディスクのデータ取り込み】

004

 

Actifio は外部ストレージのように接続されて、保護対象サーバが iSCSI や FibreChannel といったストレージプロトコルを用いて、Actifio が提供するステージングディスク(適切な形式:ボリューム管理やファイル システムにフォーマット) にデータを書き込み、Actifio 内部の格納プールにデータが取り込まれます。取り込みのコピーが終了した時点で、このステージングディスクは Actifio Connectorを通じてアンマウントされます。

 

2回目以降 のデータ取り込みは、増分(差分)データのみのコピーとなりますが、増分の検出方法については、対象の OS やミドルウエアによって異なりますので、詳細は、下記の「データ差分検出方式」を参照ください。

 

 【Actifio データ増分検出方式】

 006_2

 

VMware vSphere 環境ですが、VADP(VMware API for Data Protection)を用いるため、Actifio Connector のインストールおよびステージングディスクのマウントは不要です。データの取り込み方法は、vCenter Server を介して、ESXi  からネットワークベースで保護対象の仮想マシンを転送することが一般的ですが、Actifio CDS アプライアンスを使用する場合、環境によって、SAN ベースのデータ転送を実施することもできます。差分検出については、VMware vSphere の Change Brock Tracking(CBT)の仕組みを利用しています。

 

 【VMWare vSphere 環境のデータ取り込み】

007

 

【Manage(管理)】

Actifio のデータ管理方法についても、従来のバックアップソフトウエア製品と異なります。前述したステージングディスクを介して取得したデータは、Actifio の内部では、1つのスナップショットのデータ面(イメージ)で保持され、ブロックレベルで差分データを世代管理します。このスナップショットの仕組み自体は、ストレージ製品に搭載されるスナップショット機能に近いもので、任意のスナップショットへのアクセスが容易なため、データの積極的な利用に適した仕組みが提供されています。

 

Actifio のデータ格納先として、Actifio 内部には、データ管理用に2つのストレージプール「Snapshot」と「Dedup」が構成されています。Snapshotプールはデータの積極的な利用に適した領域で、アプリケーションテストの利用やデータリカバリの使用が想定される直近のデータなどが格納されます。

もう1つの Dedup(重複排除)プールは、ブロックレベルの重複排除処理を行うことでデータを効率的に保存が可能な領域で、利用頻度が低い古いデータの格納や長期保管に適しています。一般的なデータ取り込み方式の場合、ステージングディスクを介して取得したデータは、まず Snapshot プールに保存されます。Snapshot プールにデータが取り込まれた後、Actifio の内部で重複排除処理(非同期)を行います。

 

【利用(Use)】

Actifio のデータ利用についての理解は簡単です。Actifio でのデータ利用(参照)は「マウント」という操作により実現します。Actifio 内部で管理しているデータ面(イメージ)を選択し、マウントを処理を行うと、Actifio 内部に該当イメージに対する書き込み可能なスナップショット(仮想コピー)を論理ボリュームとして新しく作成します。その後、マウント先の指定したサーバに対して Actifio Connector を介して、仮想コピーがマウントされます。仮想環境の場合も仮想マシンをマウントする機能が同様に提供されていますが、詳細は、今後の連載で別途ご説明いたします。

 

 【仮想コピーとマウントによるデータ利用】

  008

Actifio のマウント機能によるデータ利用は、リストアの操作やリストア用のストレージ領域を必要とせずにデータの参照や利用が可能です。このデータの利活用が Actifio の最大の特徴で従来のバックアップ製品と異なる手法で多くのユースケースでコピーデータをすぐに利用することができます。

 

Copy Data Management (CDM:コピーデータ管理)は、まだ国内での認知度は低いですが、”データの利活用”にご興味を持つお客様も徐々に増えて、CDM のソリューションが広まりつつあります。次回、Actifio のさまざまな機能をご紹介していきます。最後までお読みいただきありがとうございました!

 

Edit by :バックアップ製品担当 松村 

 

2018/04/19

Pure StorageとVeeamのゴールデンコンビ、誕生

Veeam Backup & Replication(VBR)の特徴の1つにストレージのスナップショットと連携する機能があります。この連携機能では、これまで、Dell EMC/NetApp/HPE/Nimble/IBM等の多くのハードウェアストレージ製品に対応しておりましたが、オールフラッシュ・ストレージ分野で急成長しているPure Storageのストレージ製品に対応しました!先週、両社からプレスリリースも出ております。

 Purestorage


-Veeam Software

https://www.veeam.com/news/veeam-and-pure-storage-partner-to-deliver-best-in-class-data-management-platform.html

-Pure Storage

https://www.purestorage.com/company/news-and-events/press/veeam-and-ps-partner-to-deliver-best-in-class-data-management.html


今までのVBRのストレージスナップショット連携では、Veeam社が各ストレージ製品のAPIに合わせて開発していましたが、VBR 9.5 Update 3からはUniversal Storage Integration APIというストレージと連携するためのAPIを公開し、ストレージベンダー側でVBRと連携させることが可能になりました。Pure Storageとの連携もUniversal Storage Integration APIによるもので、下記からPure Storageが提供するプラグインを入手することができます(要:Veeamアカウント)。

https://www.veeam.com/backup-replication-new-download.html

 

Plugin1_3


実は、VBRのストレージスナップショット連携はストレージ製品によって、できることに微妙に違いがあります。下の表は簡単に比較したものですが、Pure Storageのは場合、スナップショットのレプリケーションを除いて、ほぼ全ての機能が使えます。
Feature_2

 










最新情報や詳細は下記ドキュメントをご確認ください。

https://helpcenter.veeam.com/docs/backup/vsphere/storage_integration.html?ver=95


そこで、早速、弊社の検証環境でPure Storageプラグインを試してみましたので、今回はPure Storage プラグインの導入手順とPure Storage連携機能の特徴をご紹介します。尚、検証環境は下の図のFrashArray M20のiSCSIボリュームに仮想マシンを配置し、iSCSI SAN経由でバックアップする構成になっています。

Config_2

  


■Pure Storageプラグインのインストール

前述のダウンロードサイトからPure Storage用のプラグインをダウンロードし、zipファイルを解凍すると、exeファイルがありますので、実行します。VBRのコンソールを起動している場合は、事前に終了しておきましょう。

Pure01_2 

インストールウィザードが起動してきますので、「Next」をクリックします。

Pure02_2

 

使用許諾に同意して、「Next」をクリックします。

Pure03

 

「Install」をクリクしてインストールを実行します。

Pure04


インストール処理が走ります。

Pure05

 
インストールが完了したら、「Finish」をクリックします。これでプラグインのインストールは終わりです。

Pure06


では、次にPure Storageのストレージを登録していきます。VBRのコンソールを起動し、「Storage Infrastructure」から「ADD STORAGE」をクリックします。
Console

  

ストレージベンダーの一覧にPure Storageが表示されていますので、Pure Storageをクリックします。
Pure07a 
ストレージの管理IPを入力して、「Next」をクリックします。
Pure08_3

 

ストレージの認証情報を入力して「Next」をクリックします。

Pure09

 

自動的にストレージで使用しているプロトコルにチェックが付きます。

Pure10

 

今回の検証ではiSCSIのみを使用するため、FCのチェックを外し、対象のボリュームのみを選択して、「Next」をクリックします。

Pure13_3

 
サマリーを確認し、「Finish」をクリックします。ちなみに、弊社環境のPurityのバージョンは4.10.9ですが、バージョン4.8以降であれば対応しています。

Pure14_2

 

登録処理が完了したら、「Close」をクリックします。

Pure15

 

登録後はVBRのコンソールからPure Storageのストレージを確認できます。

Pure16_2


このようにプラグインのインストールと登録は、とても簡単です。では次に、Pure Storageとの連携できる主な機能をご紹介しょう。


■スナップショット連携バックアップ

VMwareのスナップショットだけを利用して仮想マシンをバックアップする場合、バックアップ時間が長くなるほど、スナップショット作成後に仮想マシンに加えられた変更内容を保持するデルタファイルが増大し、データストア容量の圧迫やパフォーマンス劣化、スナップショット削除時のマージ処理の失敗など多くの問題を引き起こす可能性が高くなります。

Pure Storageのストレージスナップショットと連携すれば、VMwareのスナップショットを作成後、すぐにPure Storageのストレージスナップショットを作成し、VMwareのスナップショットはすぐに削除してしまうため、前述のような問題が発生する可能性を低減することが可能です。

Pureveeamsnap_3

  
下のスクリーンショットはバックアップ中のPure Storageの管理画面ですが、頭に「VEEAM」と付くスプショットボリュームが自動的に作成され、Veeamサーバにマウントされます。

Puresnapvolume_3


バックアップ処理の中でストレージスナップショットの作成・削除が行われていることが確認できます。

Snapcreatedelete_2

 

■スナップショットジョブ

ストレージスナップショット連携のバックアップでは、バックアップ後に作成したストレージスナップショットを削除してしまいます(※設定で残すことも可能)が、バックアップせずにスナップショトだけをVBRから実行させることも可能です。VBRがスナップショット作成のスケジュールを制御することでバックアップとスナップショットの両方を一元で管理でき、更に仮想マシンの整合性も取れたスナップショットを作成できるメリットもあります。

また、バックアップは1日1回、スナップショットは1時間に一回など短い間隔でスナップショットを取得することで障害発生時には最新のスナップショットからリストアすることでデータの損失を最小限に留めることができるのです。

 

設定もPure Storageのスナップショットをポジトリ(バックアップ保存先)に指定するだけの簡単操作です。
Snapshotjob


作成されたスナップショットもPure Storageの管理画面とVBRの管理画面のどちらからでも確認することができます。

Vbrsnap_3


■スナップショットからのリストア

スナップショットは便利ですが、いざスナップショットからリストアしようとしたらボリューム単位でしかできないようでは、折角のスナップショットのメリットも半減してしまいます。その点、VBRのVeeam Explorer for Storage Snapshotsを使えば、Pure Storageのスナップショットの中の更に仮想マシンの中のファイルをリストアすることができます。元の仮想マシンに対して直接リストアすることもできますし、任意の場所にファイルをコピーしてリストアすることもできます。

また、VBRが対応しているアプリケーション(Active Drectory,Exchange SQL Server,SharePont Server,Oracle)であれば、仮想マシンの整合性を保持してスナップショットを取得しているため、仮想マシンやファイルだけでなく、データベースやActive Directoryオブジェクトなどのリストアも可能です。

Snapreastore_3

 


Pure StorageとVeeamの組み合わせによるメリットは如何でしたでしょうか?Pure Storageを既にお使いの方、あるいは、これからPure Storageを導入しようと検討している方は、是非、Pure StorageとVeeamの組み合わせによる最強のバックアップソリューションを体感してください!

Love_3


弊社ではPure StorageとVeeamの両製品を扱っておりますので、本ソリューションをご検討の方は、お気軽に弊社までお問い合わせください。それでは、また次回。

 担当:臼井

2018/02/20

名物vExpertアケミ姉さんの仮想化骨盤矯正 Upgrade編 #3

HPE教育サービスの中川明美です。

3回目は、年末に実施したLab環境アップグレードの奮闘記をお届けします!

トラブルシューティングを行い、計画を変更し、アップグレード作業を終えることができました。そして学ぶことも多い作業でした(笑)

トラブルシューティング時の参考になれば幸いです!

 

アップグレード前の環境

Akm301

アップグレード後のゴールとする環境

Akm302

今回のアップグレード手順

当初の計画は次の通りです。実際はvCenter Server Applianceは新規デプロイとなり、ESXiホストはGUIを使用したアップグレードになりました。

Akm303

仮想マシンの移行はスムーズに

ProLiant DL360 G5 (Intel Xeon CPU E5405:EVCモードはPenryn) からProLiant DL360p Gen8 (Intel Xeon CPU E5-2640:EVCモードはSandy Bridge) へ仮想マシンを移行します。

異なる世代のCPUが搭載されたESXiホスト間でvMotionsが不可になるのは、仮想マシンが移行先ホストにないCPUの機能を使用している場合に限られます。G5のホストはクラスタ配下にありませんでしたが、G5上の仮想マシンはGen8へvMotionすることができました。

もしGen8で稼働している仮想マシンをG5に移行するなら、Gen8上の仮想マシンをパワーオフ後、クラスタでEVC (Enhanced vMotion Compatibility) モードをPenrynに設定する必要があります。移行元と移行先のESXiホストをクラスタ配下に置き、仮想マシンをvMotionします。

EVCについては次のKBが参考になります。

https://kb.vmware.com/s/article/2011037

 

vCenter Server Applianceのアップデート断念

rootのパスワードがわからず、アップグレードすることができませんでした。自身が構築した環境ではないため、このようなこともおきますね。パラメーターのアウトプットは必須ですね!

今回はホスト名やIPアドレスを変更する予定でしたから、新規でデプロイすることにしました。

Akm304

Update Managerを使用したESXiホストのアップグレード失敗

メンテナンスモードに切り替えられず、アップグレードまで進めることができませんでした。

Akm305

メンテナンスモードに切り替えられなかったのは?

手動でメンテナンスモードに切り替え、どの仮想マシンに問題があるかを確認しました。2つの仮想NICを構成する仮想マシンが移行できません。移行元と移行先で同じネットワークラベルを設定していますが、移行できませんでした。そのため移行中のみ、ネットワークアダプター 2の「接続中」のチェックを外し、強制的に移行しました。

Akm306

ESXiホストのアップグレードはGUIを使用して

結果、ESXiホストを手動でメンテナンスモードに切り替え、GUIを使用してアップグレードを行いました。

Akm307

Update Managerは、アップグレード後のコンプライアンスチェックに使用しました (苦笑)

Akm308

参考

◆分散仮想スイッチのアップグレード

vSphere Web Clientで、Distributed Switch を右クリックし、「アップグレード > Distributed Switch のアップグレード 」を選択します。次にアップグレードするバージョンを選択します。

詳細は、次のドキュメントを参照ください。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.networking.doc/GUID-330A0689-574A-4589-9462-14CA03F3F2F4.html

◆VMware Toolsのアップグレード

下図の「VMware Toolの更新」からアップグレードすることができます。また仮想マシンの数が多い場合はUpgrade Managerを使用してアップグレードすると効率的です。

Akm309

VMware Toolsのアップグレード時の再起動可否は、次のKBを参照ください。

https://kb.vmware.com/s/article/2093703

◆仮想ハードウェアのアップグレード

vSphere 6.5の仮想ハードウェアバージョンは「13」です。仮想ハードウェアのアップグレードは仮想マシンをパワーオフする必要があります。

仮想ハードウェアバージョンのアップグレード方法は、次のKBを参照ください。

https://kb.vmware.com/s/article/1037375

◆VMFSのアップグレード

VMFS5をVMFS6へアップグレードする方法はありません。新たにVMFS6のデータストアを作成し、VMFS5のデータストア内の仮想マシンを移行します。

移行の詳細は次のKBを参照ください。

https://kb.vmware.com/s/article/2149355

今回の作業で起きたトラブル

◆vSphere Web Client 6.5 U1を使用した仮想アプライアンスのデプロイができない

VCSA 6.5.0-4944578 to 6.5.0-5973321のvCenter Server ApplianceでOVFをデプロイすると、次のエラーが表示されます。VMware vCenter Server 6.5 Update 1dで解決されています。

年末はVMware社のダウンロードサイトがメンテナンス中だったため、VMware Host Clientを使用してデプロイしました。

Akm310

このエラーの詳細は次のKBを参照ください。

https://kb.vmware.com/s/article/2151085

◆Update Managerのスキャン操作がエラーで終わる

次のリリースノートを確認しても、スキャンのエラー原因を見つけることができませんでした。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/rn/vsphere-update-manager-651-release-notes.html

◆仮想マシンが移行されない

VMkernelポートの設定は正しく行われているのに、vMotionできません。通信が行われているのかを、パフォーマンスチャートを使用して、vMotion用の物理NICの送受信を確認しました。結果送受信パケットはゼロです。仮想スイッチの設定を確認したら、vMotion用に追加した2つ目の物理NICが未使用に割り当てられていました。vMotionできないはずです。

※物理NICの送受信はリアルタイム統計でのみ表示されます。

 

複数のトラブルを乗り越え、アップグレード作業を終えることができました。トラブルシューティングは知識の総動員ですね!

4月から受講生用の物理サーバーを、ProLiant DL360 Gen10へリプレースします。その際に今回のトラブルの原因であろうネットワーク構成も見直します。その後、ゴールにしていたvRealize Operations Managerをインストールできるとよいなぁと思っています。こちらは、OVAをデプロイ後、初期設定画面がループします。管理サーバーがあるセグメントだけに起こる事象です(苦笑)

アップグレードは、様々な方法が提供されています。環境に応じたアップグレード方法を選択いただき、またこのブログの内容が参考になれば幸いです。

Akm108_2

「徹底攻略VCP6.5-DCV教科書 VMware vSphere 6.5対応」が1/19に出版されました。受験の際にはぜひご活用ください!!

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

Screenshot20141105at0820381

先週に引き続き骨盤矯正ブログ、Upgrade編、これで完結です。Update Managerは優れたツールですが、以前は日本語環境での対応が甘いとか、そういうことも言われていました。今回はそれとは関係のないところで引っかかってしまったようですが、rootのパスワード、ネットワークのラベルなど、ある意味検証環境あるあるかもしれません。ただ言えることはUpdate Managerでうまく行かなかった時、リカバリできるだけの知識が必要ということです。

ねーさんはさっさと問題を発見して、その回避策を繰り出していますが、本番環境をアップグレードするというのはなかなか簡単なことではありません。最初の記事にも有りましたが、充分に内容を検討/推敲し、万全の準備をしてから望んで下さい。また、こうしたニーズに答えるのがコンバージドインフラ、ハイパーコンバージドインフラのメーカーによる事前検証です。

導入コストにばかり目を向けてDIYだらけになってしまうと後から運用で躓いてしまう・・・そうしたリスクも有りますので、是非実証済みインフラをご検討いただけますと幸いです。

2018/02/14

Veeamで物理サーバもまとめてバックアップできるんだ。こんなに嬉しいことは無い。

時間が経つのは早いもので、今年も2月中旬になってしまいました。昨年の売り上げが前年比36%増と絶好調だったVeeam Softwareですが、昨年末にはVeeam Backup & Replication(以下、VBR) 9.5の最新アップデートであるUpdate3をリリースしております!

※Release Notes for Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3

https://www.veeam.com/kb2353

昨年5月の年次イベントであるVeeamON 2017において、次期バージョン(v10)で実装する新機能を発表しておりましたが、v10を待ちきれないユーザーの気持ちを忖度し(?)、VBR 9.5 Update 3ではv10で実装する予定だったいくつかの機能を先行して実装しています。

VBR 9.5 Update3ではIBM Storwizeのストレージスナップショットとの連携やvCloud Director 9.0対応、VMware Cloud on AWSサポート、Data Domain OS 6.1のサポート、LTO-8テープ対応などなど多くの機能追加や機能拡張が行われておりますが、特に注目したいのがエージェント管理機能です。そこで、今回はエージェント製品についてご紹介しましょう。


■エージェント製品とは?

仮想環境のバックアップで有名なVeeamですが、実はVeeam Agent for Microsoft WindowsVeeam Agent for Linuxといった物理サーバをバックアップするための製品もあります。エージェント製品はバックアップ対象サーバにエージェントソフトウェアをインストールし、オンラインでディスクイメージをバックアップする製品です。

 

Agent01_8


システムリカバリは専用のリカバリメディアからサーバを起動してリストアするだけで、簡単にサーバを復旧することができることからシステムバックアップ用途でも多く使われています。 

Agent02_8


■VBRとの連携

エージェント製品はVBRのオプションではなく、単体で動作する別製品です。これまで、エージェント製品のバックアップ先としてVBRのリポジトリを利用する部分的な連携機能はありましたが、バックアップジョブの作成やステータスの確認は、それぞれの製品の管理コンソールから行うため、管理は別々になっていました。

しかし、VBR9.5 Update 3からは、VBRの管理コンソールからVeeam Agent for Microsoft Windows(v2.1)やVeeam Agent for Linux(v2.0)のエージェントを管理でき、バックアップジョブの作成やステータスの確認が行えるようになりました。エージェント製品がVBRと別製品であることは変わりませんが、このエージェント製品との統合により、仮想環境も物理環境も纏めて1つのコンソールから纏めて管理することが可能です。

 

Agent03_10


■エージェント統合のメリット

仮想環境が当たり前の時代とは言え、どうしても物理サーバは残ってしまうものです。そのような時に、仮想環境をVBRでバックアップしつつ、物理環境はエージェント製品でバックアップすることで、1つの管理コンソールから仮想も物理も纏めてバックアップの管理ができるだけでも素晴らしいのですが、Windowsでは更にメリットがあります。

実は、VBRの管理サーバは構成情報をバックアップする機能はありますが、残念ながら、管理サーバ自身のシステムバックアップ機能はありません。サーバに障害が発生した場合、仮想マシンをリストアできる状態に戻すには、ハードウェアを修理後に①OSインストール・設定→②VBRインストール→③VBR構成情報のリストアという手順を踏む必要があります。

しかし、Veeam Agent for Microsoft WindowsでVBRの管理サーバをバックアップしておけば、OSやVBRを再インストールすることなく、リカバリメディアからサーバを起動してバックアップデータをリストアするだけで簡単に素早くVBR管理サーバを復旧することができてしまうのです。

Agent05_2

更に、仮想環境としてHyper-Vをご利用の場合にはVBRでHyper-V仮想マシンをバックアップし、Veeam Agent for Microsoft WindowsでHyper-VホストをバックアップすることでHyper-Vのホストもゲストも纏めて完璧に保護できます。Hyper-VのバックアップでVBRを検討のお客様は、是非、エージェント製品も一緒にご検討いただければ幸いです。

Agent06_2


今年のVeeamは、待望のVBR新バージョン(v10)は勿論、Nutanix AHV用バックアップ製品、AWS用バックアップ製品など新製品を続々とリリースしていきますので、今年もVeeamにご期待ください!それでは、また。

【参考情報】

担当:臼井 

2018/02/13

名物vExpertアケミ姉さんの仮想化骨盤矯正 Upgrade編 #2

HPE教育サービスの中川明美です。

Upgrade編の2回目は、Update Managerです。パッチの適用を含め自動化できるため、個人的にはUpdate Managerは好きです!ただし正しく動作してくれればですが(笑)

Update Managerを使用して自動化するには、完全自動化を有効にしたDRSクラスタで、問題なくメンテナンスモードに切り替わることがポイントです。

 

前回からの続きで、ESXiホストのアップグレード方法は次の3つでしたね。

  • GUIまたはCLIを使用したアップグレード
  • vSphere Update Managerを使用したアップグレード
  • Auto Deployを使用したアップグレード ※大規模環境に適しています

このブログでは、vCenter Server Appliance 6.5のUpdate Managerを使用したESXiホストのアップグレードについて取り上げます。

vCenter Server Appliance 6.5では、Update Managerはサービスの1つとして提供されるため、事前の準備は必要ありません。下図はvSphere Web ClientのナビゲータでvCenter Serverを選択した画面です。「Update Manager」タブがデフォルトで表示されます。

Akm201

Update Managerを使用したESXiホストのアップグレード手順

Update Managerは、次の3ステップがおもな操作になります。

Akm202

ここから、Update Managerを使用したESXiのアップグレード手順を確認します。

ESXiイメージのインポート

Update ManagerでESXiのアップグレードをする場合は、ESXiイメージをインポート (アップロード) します。「管理ビューに移動」をクリックします。

Akm203

「ESXiイメージ」の「ESXiイメージのインポート」をクリックし、isoファイルを選択します。

Akm204

 

ベースラインの作成

引き続き、管理ビュー画面でベースラインを作成します。

「ホストベースライン」で「新規ベースライン」を選択します。ベースラインは、適用するソフトウェアとソフトウェアのタイプ(種類)を組み合わせ、名前を付けたものです。複数のベースラインからベースライングループを作成することもできます。

Akm205

新規ベースラインウィザード

▼名前およびタイプ

ベースラインの名前とベースラインのタイプを選択します。今回は「ホストアップグレード」を選択します。

ハードウェアの監視ソフトウェアを「ホスト エクステンション」タイプでベースラインを作成し、ESXiのアップグレードとともに適用するのも効率的です。

Akm206

▼ESXiイメージ

インポートしたESXiイメージを選択します。

Akm207

ベースラインの添付およびスキャン

ベースラインの添付およびスキャンを行うために、「コンプライアンスビューに移動」をクリックします。

Akm208

「ベースラインの添付」をクリックします。これ以降はコンプライアンスビューで操作します。

Akm209

先に作成したベースラインを選択します。

Akm210

コンプライアンスビューで、「アップデートのスキャンの有無」をクリックし、「アップグレード」を選択します。

Akm211

アップグレード実行前のため、コンプライアンスステータスは「非準拠」です。「修正」をクリックします。

Akm212

修正ウィザード

▼ベースラインの選択

先に作成したベースラインを選択します。

Akm213

▼ターゲット オブジェクトを選択します

ここではクラスタオブジェクトを選択し、表示される「Update Manager」タブから操作をしています。クラスタ内の全ESXiホストをアップグレードする場合、クラスタを選択することは効率的な方法です。

Akm214

▼詳細オプション

アップグレードのスケジュールを設定できます。

Akm215

▼ホストの修正オプション

修正するホストで実行中の仮想マシンおよび仮想アプライアンスの電源状態を変更できます。

Akm216

▼クラスタ修正オプション

ESXiホストのアップグレード中に、クラスタで設定した機能の無効や、並行処理の台数を指定することができます。並行の設定がされていない場合は、順次アップグレードを行います。

Akm217

▼設定の確認

修正前に事前チェックを行うことができます。

Akm218

下図は、事前チェックの結果です。

Akm219

「完了」をクリックしたら、Update Managerを使用したESXiのアップグレードの操作は終了です。後はアップグレードが終わるのを待つばかりです。

年末の作業では、指定したスケジュール(翌日の9:00)で開始され、1時間後には終わっている予定だったのですが、3回目はアケミ姉さんの奮闘記をお伝えします!

Akm108

「徹底攻略VCP6.5-DCV教科書 VMware vSphere 6.5対応」が1/19に出版されました。受験の際にはぜひご活用ください!!

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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先週に引き続き骨盤矯正ブログ、Upgrade編です。今回はUpdate Managerを利用したアップグレードです。vSphereのカタログなどを見て、Update Manager便利だなーと思ったとしても、なかなか実際に使ってみるということはない機能なのではないでしょうか?近年のHCIはこうした機能をビルドインしていますのでその効果の大きさはよく理解していても、はるか遠くの世界・・・と感じる方もおられるのではないかと思います。

今回の記事は実は壮絶な前フリになっておりまして、来週の記事でその真の価値がわかります。来週もお楽しみに! ねーさんの書籍もよろしくお願いいたします。

2018/02/06

名物vExpertアケミ姉さんの仮想化骨盤矯正 Upgrade編 #1

HPE教育サービスの中川明美です。

今回は、vSphere環境のアップグレードについて取り上げます。

この年末に、教育コースのLab環境で使用する管理用サーバーをvSphere 6.5 U1へアップグレードしました。計画通りさくっと終わらせるつもりが、環境に依存するエラーと思われるトラブルで、前に進めず困りました(笑)

既存はシンプルな構成ですが、自身がゼロから構築していない環境は色々起きますね。。。

1回目と2回目はアップグレードに関するもろもろを、3回目は数度のエラーを乗り越え、どのようにアップグレード作業を終わらせたのか、アケミ姉さんの奮闘記をお届けします!

vSphere 6.5へアップグレードする際の参考になれば幸いです。では、始めます。

 

アップグレード前の環境は?

アップグレード前の環境を共有します。

  • 異なるバージョンを含む3台のESXiホスト
  • vCenter Server Appliance 6.0を含め、稼働している仮想マシンが7台、稼働していない仮想マシンが8台
  • Lab内接続用と外部接続用の2つの仮想NICが割り当てられた2台の仮想マシン、残りの4台はLab内接続用の1つの仮想NICのみの構成
  • 各ESXiホストには2つの標準仮想スイッチを構成
  • すべての仮想マシンは各ESXiホストのローカルディスクに格納

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アップグレード作業のゴールは?

今回のアップグレード作業のゴールは次の7点です。この作業を2日間で完了します。

  1. ESXi 5.5上で稼働している仮想マシンを他のホストへ移行し、ProLiant DL360 G5の使用を中止する
  2. 稼働していない仮想マシンはインベントリから除去する
  3. 稼働している仮想マシンをローカルディスクから共有ディスクへ移行する
  4. vCenter Server Appliance 6.5へアップグレードする
  5. vSphere HAとvSphere DRSを有効にしたクラスタを作成する
  6. ProLiant DL360p Gen8上のESXi 6.0をESXi 6.5 Update 1へアップグレードする
  7. 新たに、vRealize Operations ManagerおよびvRealize Log Insightを追加する

 

アップグレード手順

アップグレード手順を検討します。

このブログでは「事前調査」から「ESXiホストのアップグレード」までの手順を中心に進めます。「分散仮想スイッチ」「VMware Tools」「仮想ハードウェア」「VMFS」のアップグレードは最後に要点をまとめます。

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事前調査

次がおもな調査対象となります。サポート可否の確認サイトも参照ください。

  • 使用するハードウェアが、アップグレードするバージョンでサポートされているか
  • アップグレード後に既存仮想マシンのゲストOSはサポートされているか
  • 使用しているvSphere以外のVMware製品のバージョンはサポートされているか
  • 使用しているサードパーティ製品のバージョンはサポートされているか

対象

確認用サイト

ハードウェア

VMware Compatibility Guideを使用します。

https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

ゲストOS

VMware Compatibility Guideの検索カテゴリで「Guest OS」を選択します。

次のKBも参照ください。

ゲスト OS のサポート レベルについて (2097459)

VMware製品

VMware Product Interoperability Matrixesを使用します。

https://partnerweb.vmware.com/comp_guide2/sim/interop_matrix.php

サードパーティ製品

各メーカーにご確認ください。

 

アップグレードするLab環境は?

「Horizonコース」の環境を準備するために、PowerCLIを使用して自動化しています。

現在使用のバージョン5.5は、残念ながらvCenter Server 6.5 U1ではサポートされていませんでした。現Scriptの検証が必要ですね。機会があれば検証結果をご報告します。

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構成のバックアップ

◆ESXiホスト

ESXiホストの構成のバックアップには、「vicfg-cfgbackup」が使用できます。

詳細は次のドキュメントを参照ください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-6-5/index.jsp#com.vmware.vcli.ref.doc/vicfg-cfgbackup.html

◆vCenter Server

vCenter Server 6.5は、5.5や6.0とは異なるコンポーネントやサービスで構成されます。そのためvCenter Serverで継続して使用する対象は、パフォーマンスなどの統計情報等になります。統計情報は、PowerCLIのGet-Statコマンドを使用して外部出力することができます。

https://code.vmware.com/doc/preview?id=5730#/doc/Get-Stat.html

5.5から6.5へのアップグレードパスは、こちらのドキュメントを参照ください。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.upgrade.doc/GUID-78B9F91E-36BE-4B76-B214-BF8229576C30.html

 

vCenter Serverのアップグレード

vCenter Serverのアップグレード方法は次の3つです。

  • vCenter Server Applianceのアップグレード
  • WindowsでのvCenter Serverのアップグレード
  • WindowsのvCenter ServerをvCenter Serverに移行

◆WindowsのvCenter Server

VMware社からisoファイルをダウンロードし、ソフトウェアインストーラで、autorun.exeを実行し、アップグレードを進めます。

WindowsのvCenter Serverのアップグレードの考慮点としては、Microsoft SQL Server Express のデータベースがvCenter Serveに含まれるPostgreSQLデータベースに自動的に移行されることです。PostgreSQLデータベースへ移行せずにアップグレードする方法については次のKBを参照ください。https://kb.vmware.com/s/article/2109321

◆vCenter Server Applianceのアップグレードまたは移行

VMware社からisoファイルをダウンロードし、ソフトウェアインストーラで、Installerを実行し、アップグレードまたは移行を進めます。下図はInstallerを起動した画面です。

アップグレードなら「Upgrade」を、移行なら「Migrate」を選択します。

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vCenter Sever Appliance 6.5のGUIデプロイ

GUIのデプロイでは、次の2つのステージがあります。

  • ステージ 1 - OVA のデプロイ
  • ステージ 2 - アプライアンスのセットアップ

下図は、Upgradeを選択した、ステージ1の画面です。

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下図は、「Install」を選択した、ステージ1の画面です。

Upgradeを選択した場合と異なるのは、「3 Select deployment type」のみです。デプロイタイプ (組み込みのPlatform Services Controllerまたは外部のPlatform Services Controller) を変更する場合は、新規インストールが必須です。

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下図は、「Install」のデプロイタイプを選択する画面です。

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ESXiホストのアップグレード

ESXiホストのアップグレード方法は次の3つです。

  • GUIまたはCLIを使用したアップグレード
  • vSphere Update Managerを使用したアップグレード
  • Auto Deployを使用したアップグレード ※大規模環境に適した方法です

ここからの続きは、2回目でUpdate Managerを使用した、ESXiホストのアップグレード方法をご紹介します。

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「徹底攻略VCP6.5-DCV教科書 VMware vSphere 6.5対応」が1/19に出版されました。受験の際にはぜひご活用ください!!

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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久しぶりの骨盤矯正ブログです。vSphereのアップグレード、実はこれ非常に複雑です。vSphereの前にvCenterをアップグレードしますし、アップグレード先のヴァージョンのハードウェア互換性もチェック、他にも様々な要素をチェックしなくてはなりませんので、アケミ姉さんの作ってくださったチェックリストを参考に、ご自身の環境に合わせた確認を行って下さい。

次回はUpdate Managerを利用したヴァージョンとのことですので、こちらを使いたい方は来週までお待ち下さい。

最後にさり気なく姉さんの著書の宣伝が入っております(笑)

2017/12/26

名物vExpert アケミ姉さんのインフラ骨盤矯正ブログ vSAN編 #3

HPE教育サービスの中川明美です。

3回目はvSANと連携するvRealize Operations ManagerとvRealize Log Insightについてご紹介します。

 

#1: VMware vSAN 6.6 What’s New

#2: トラブルトラブルシューティング時に役立つツール 1

#3: トラブルトラブルシューティング時に役立つツール 2

 

vRealize Operations Managerはソリューション(アダプタ)を、vRealize Log Insightはコンテンツパックの追加なく、デフォルトでvSANに関するデータを表示することができるようになりました。こちらのBlogでは、vRealize Operations Manager 6.6.0、vRealize Log Insight 4.5.1を使用しています。

 

vRealize Operations Manager (vROps)

「管理」画面の「ソリューション」で、「VMware vSAN」を選択し、「構成」でvCenter Serverの名前と認証情報を入力します。その後データの収集が開始されます。

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「ダッシュボード」の「はじめに」では、標準ダッシュボードが提供されます。これらは5つのカテゴリ (赤枠線内) に分けられます。

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vSANに関わる標準ダッシュボードは次の4つです。右ペインのダッシュボードを一度選択すると、左ペイン(赤枠点線内)にダッシュボードの名前が表示されます。

カテゴリ (分類) 名

標準ダッシュボード

操作

vSANデプロイの最適化

vSAN Operationsの概要

キャパシティと使用率

vSANキャパシティの概要

パフォーマンスのトラブルシューティング

vSANのトラブルシューティング

 

個人的には、「vSANのトラブルシューティング」ダッシュボードがお勧めです。このダッシュボードを使用すれば、vSANの構成や状態、キャパシティやパフォーマンスまで確認できます。

どのような情報が得られるかを確認します。17項目が大きく3つに分けられています。

< ①vSANクラスタから始めましょう >

vSANクラスタの構成情報やアラート、クラスタ全体のパフォーマンス状況を表示します。

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< ②参加しているホストとディスクグループを見てみましょう >

ディスクグループおよびvSANクラスタ内のESXiホストの情報やワークロードを表示します。

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< ③キャッシュおよびキャパシティディスクの健全性を確認します>

ヒートマップで、キャッシュディスクとキャパシティディスクの健全性を表示します。

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2つのアラートが気になりますが、後ほど確認します。

 

vRealize Log Insight

管理画面の「統合」で、「vSphere」を選択し、vCenter Serverの名前と認証情報を入力します。その後Logが収集されます。

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vSANは10のダッシュボードが提供されています。下図は、「Object Events」を選択した画面です。コンポーネントの5つの状態を表示します。

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「Absent」イベントが発生しているのが気になります。グラフをクリックすると、メニューが表示されます。「インタラクティブ分析」を選択し、詳細な情報を表示します。

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下図は、「Absent」のインタラクティブ分析画面です。

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ここでは、ホストの停止を想定し、vSANクラスタを構成する1台のESXiホストをメンテナンスモードにしました。メンテナスモードへ切り替えた時と、終了した時に生じたイベントを確認します。

<Absentのインタラクティブ分析>メンテナンスモードに切り替えた時のイベント

接続可能な「active」状態から、接続不能な「absent」状態へ変更しています。

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<Resyncingのインタラクティブ分析>メンテナンスモードを終了した時のイベント

オブジェクトは、古さを表す「Stale」状態から、再同期の「resyncing」へ遷移しています。オブジェクトとは、VMホームのネームスペース/vmdk/スワップファイル等を指します。

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「'oldCompState': 'active', 'newCompState': 'absent'」イベントは、クラスタやオブジェクト/コンポーネントの問題と考えられます。たとえば、クラスタ内のESXiホストの切断、コントローラのリセット、ディスク/ディスクグループの障害が発生しているのではないかと推測できます。

また、このイベント/ステータスが一時的であるかどうかは、同じUUIDに対して反対のログ「'oldCompState': 'absent', 'newCompState': 'active'」が表示された場合に判断できます。

 

「Decommissioning」ダッシュボードを確認すると、Absentイベントが発生している時間帯で、メンテナンスモードに切り替えられたことがわかります。

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Log Insightは、膨大なLogをカテゴライズし、視覚的にわかりやすい情報で表示されること、インタラクティブ分析で関連する詳細なLogを表示できることがメリットですね。

 

最後に、vROpsに表示されていた警告表示のアラートを確認します。

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アラートをクリックすると、下図の画面が表示されます。KBが表示され、キャッシュサイズの検討を促しています。その下には「詳細情報が必要ですか?」とリンク表示があります。

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「追加メトリックの表示」と「ログの表示」をクリックしてみます。

◆追加メトリックの表示◆

読み取りキャッシュに黄色のひし形で警告表示されています。メトリックではキャッシュヒット率の変遷を確認できます。

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◆ログの表示◆

vROpsでLog Insightの情報を追加すれば、連携することも可能です。この画面では、キャッシュヒット率が0%になった時間帯で検索し、イベントを表示しています。

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vROpsの2つのアラートは、メンテナンスモードに切り替えたことが要因で通知されました。実際の環境でESXiホストが切断され、キャッシュヒット率が低下していたなら、パフォーマンス劣化を招いていたかもしれません。状況を把握しておけば、慌てず対処できますね。

 

vSAN 6.6になって、監視/管理系のツールが強化されています。情報があり過ぎても管理者としてはどう活用するべきかを悩みますね。こちらのBlogでは、ここを押さえておけばある程度のトラブルシューティングができるのではないかとポイントを絞ってご紹介いたしました。

お役に立てましたら、幸いです。

HPE教育サービスでは、vSANのVMware認定コースを提供開始します。トラブルに対応するにはアーキテクチャを知ることは重要です。ぜひこの機会に学んでみませんか。

次の開催日程は、1/29(月)-31(水)です。申し込みはお早めに!

VMware vSAN: Deploy and Manage [V6.6] 3日間コース

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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第3段は来週ですと書いておきながら、他の記事のペース具合がすごかったので(誰のせいなんでしょう?)落ち着いた本日公開致します。今回はアケミ姉さんのお得意のvRealizeシリーズです。前回はコマンドがメインのトラブルシュートでしたが、今回は運用ツールのvRealizeを利用しています。

管理ツール、運用ツール、監視ツール・・・なかなか軽視しがちと言うか、いつも使ってるのでなんとかしたい・・・という発想もあるかもしれませんが、VMwareはSDDC、つまりデータセンタ全体ですので、こうした専用ツールへの投資も非常に効果大です。

2017/12/10

最近vCloud Directorってどうなってるの?

vCloud Director とは?

vCloud Directorは2010年にvSphereの上位に配置することで、サーバ仮想基盤をセルフサービス化してマルチテナント対応のIaaS基盤にすることができるソフトウェアとしてリリースされました。2014年のVer 5.6以降はサービスプロバイダー向け製品として、サービスプロバイダー契約したパートナーにのみ提供される製品となっています。

そんなvCloud Directorも着実に5.6,8.x,9.0とアップデートしています。ちょうど9月に最新版である9.0がリリースされました。9.0の新機能を中心に現在のvCloud Directorを利用するとどんなIaaS基盤を構成することができるのかを見ていきましょう。

VMware NSXとの高度な連携

従来vCloud DirectorはvCloud Network and Security(vCNS)と連携して、IaaSに必要なVPNゲートウェイやロードバランサ、NATファイアウォールの機能を提供してきました。後継としてVMware NSXの利用をサポートしてきましたが互換性の問題もあり、vCloud Network and Security相当としてVMware NSXを利用するというせっかくのVMware NSXの豊富な機能を最大限に利用することができていませんでした。

 ところが最近のバージョンではVMware NSXを最大限に利用することができるような機能拡張が多くされています。いくつかの代表的な機能をここでは紹介したいと思います。

Edge GatewayのNSX Edge フル機能サポート

vCloud Network and SecurityからVMware NSXに変わったことにより、一番機能が追加されるのがEdge Gatewayの機能追加になります。Edge Gatewayは従来どおり仮想マシンとしてゲートウェイを展開されますが、機能が大幅に強化されています。Vcd1

またロードバランサのようにvCNSでも使えていた機能の中で、大幅に強化された機能もあります。NSX Edgeのロードバランサではオープンソースで広く使われているHAProxy互換のアプリケーションルールによる柔軟な振り分けルールの記述ができるようになりました。これにより多くの既存の環境を使い勝手を損なうことなく移行いただくことができます。

Vcd5

分散ファイアウォールを使ったファイアウォール ポリシーのセルフサービス化

vCloud Director利用時にVMware NSXの採用で恩恵を受けるのは、Edge Gatewayだけではありません。VMware NSX=マイクロセグメンテーションというくらい代表的なVMware NSXの機能になっている分散ファイアウォールの機能とも連携することができます。AWSにおけるSecurity Groupのように利用することができます。

Vcd6

vCloud Directorのポータルから、セルフサービスで分散ファイアウォールにルールを追加することができます。分散ファイアウォールは仮想スイッチのレイヤで動作しているため、同一L2セグメント内の通信であってもアクセス制御することができるため様々な用途でご利用いただくことが可能です。

このように現在のバージョンのvCloud DirectorはVMware NSXの豊富な機能を利用することにより、従来以上に柔軟な環境をIaaS基盤として提供することができます。

UIの刷新と機能追加

FlashベースからHTML5ベースのポータルに刷新

Adobe社はFlashのサポートが2020年末で終了することを既に発表しています。それを受けてHTML5ベースに移行しようということで、vCloud Director9.0では最初のリリースとして、組織利用者の管理ポータルがHTML5版の利用ができるようになりました。組織利用者の管理ポータルはFlash版を引き続き利用することも可能ですし、サービス提供者側の管理ポータルは従来通りFlash版を利用します。

vRealize Operations Manager経由で仮想マシンの利用状況の把握が可能に

 vCloud DirectorやvRealize Automationなどのセルフサービスを実現する製品で必ずお客様から頂く質問として、「利用者はどうやって仮想マシンのリソース状況を確認するか?」がありました。従来のvSphereの仮想基盤では、vCenterやvRealize Operationsを利用して様々なメトリックを確認することができました。vCloud Directorもサービス事業者側はvSphereの仮想基盤から同様のことができましたが、利用者はvSphereにアクセスすることはできません。従来の物理サーバのように、監視ソフトウェアを利用してリソースを確認するといった対応を行う必要がありました。

 vCloud Director 9.0からは利用者側から仮想マシンのリソース状況を確認する方式が2つ提供されます

 

  • vCloud Director 9.0 + Cassandraで実現する方式
  • vRealize Operations Tenant App for vCloud Directorで実現する方式

 

1の方式はvRealize Operationsも不要でコンポーネントが少なくて済むのですが、Cassandraを準備いただくのにハードルが高いこともあり、今回は2のvRealize Operations Tenant App for vCloud Directorの紹介をしていきたいと思います。

 

vRealize Operations Tenant App for vCloud Directorとは?

vRealize Operations Tenant App for vCloud Directorは、vRealize OperationsのvCloud Director拡張である「vRealize Operations Management Pack for vCloud Director」に含まれるオプション製品となります。ドキュメントやバイナリの提供は以下のURLでされています。利用するにはvRealize Operations Advanced Edition以上が必要になるため注意が必要です。

https://marketplace.vmware.com/vsx/solutions/management-pack-for-vcloud-director

 

 vRealize Operations Tenant App for vCloud Directorは、vCloud DirectorとvRealize Operationsと連携してリソースの利用状況を確認することが可能なポータルを提供します。しかもvCloud Director 9.0を利用している場合、HTML5版のポータルと統合することが可能です。vCloud Director 9.0のポータルの中で、仮想マシンのリソース状況を確認することができます。

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まとめ

今回はvCloud Director 9.0と最近のアップデートでのVMware NSXとのインテグレーションがどこまでされているのか、そしてvRealize Operations Tenant App for vCloud Directorを使ったvCloud Directorの拡張について紹介しました。ほかにもオンプレミスとの統合を実現する「vCloud Extender」、オンプレミスのDR先として利用することを可能にする「vCloud Availability for vCloud Director」を使ってDR as a Serviceを提供することも可能です。vCloud Directorを中心としたVMware社のソフトウェア群を使って、独自のサービス展開を考えているサービスプロバイダ様をネットワールドは支援させていただいております。

 

 

2017/12/05

名物vExpert アケミ姉さんのインフラ骨盤矯正ブログ vSAN編 #2

HPE教育サービスの中川明美です。

1回目はvSAN 6.6で提供された新機能や強化された機能をご紹介しました。2回目以降はトラブルシューティング時に役立つツールや機能についてです。

 

#1: VMware vSAN 6.6 What’s New

#2: トラブルトラブルシューティング時に役立つツール 1

#3: トラブルトラブルシューティング時に役立つツール 2

 

vSANの監視やトラブルシューティング時に使用するツールは大きく分けると次の3つがあります。状況に応じて使い分けられますね。

  • GUIツール (vSphere Web Client / vShere Host Client
  • コマンドラインツール (esxcli / Ruby vSphere Console)
  • VMware vRealize Operations Manager / VMware vRealize Log Insight

今回は、vSANクラスタのリバランスに役立つツールと、vSAN 6.6で追加された「esxcli」コマンドについてご紹介します。

 

vSANディスクバランス

VMware製品に関心のある方は、vSANがESXiホストのローカルディスクを利用して、データストアを構成していることをご存知かと思います。

このアーキテクチャを前提にすると、仮想マシンを構成するコンポーネント (仮想ディスクファイル等) がどのような配分でディスクに置かれるのかは気になるところだと思います。あるディスクの使用率が高いから、すぐにディスクを追加しましょうとはならないですよね。コンポーネントはすべてのディスクにバランスよく配置されるのが望まれるところです。

コンポーネントの配置によっては、パフォーマンスの低下やトラブルを引き起こすかもしれません。それらを回避するには、バランスの監視や状況によって手動でのリバランスが必要になるかもしれません。これから紹介するツールはディスクバランスの監視に役立ちます。vSANコンポーネントのリバランスは通常自動で行われます。

 

自動リバランス

デフォルトでは、キャパシティ層のデバイスの使用率が 80% に達すると、自動的にvSANクラスタはリバランスされます。リバランスは、vSANを構成するESXiホストがメンテナンス モード時にも行われます。

ディスク容量の使用率がクラスタ内でバランスが取れているかどうかは、「制限_現在のクラスタの状態」を確認します。ディスク容量使用率が80%を超えると自動でリバランスされます。

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「制限_1件の追加ホスト障害後」では、1台のホスト障害があった場合に、再保護用の容量に不足はない(使用率)のか、クラスタコンポーネント/ディスク容量/キャッシュ予約に影響する可能性がある(健全性)のかを確認することができます。「現在のクラスタの状態」では全ディスク容量が449GBですが、「1件の追加ホスト障害後」では299GBで分析されています。

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手動リバランス

一部のディスクの負荷分散がしきい値30%を超えると、警告が表示されます。しきい値は、「クラスタ_vSANディスクバランス」の最大分散で確認します。

たとえば、ディスク1の使用率が 50% で、ディスク2が15% の場合、ディスク1と2の負荷分散は35%です。この状況はしきい値の30を超えていますから警告が表示されます。

手動リバランスをするには、「ディスクのプロアクティブリバランス」をクリックします。

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ディスクの負荷分散がしきい値を超えると、「ディスクバランス」タブに詳細情報が表示されます。「ホスト名」「該当ホストのストレージデバイス名(例えばmpx:vmhba0:C0:T0:L0)」「リバランス状態(Proactive rebalance is needed)」「しきい値を下回るようにするために移動する必要のあるデータ量」を確認できます。下図は最適な状況のため、表示されていません。

ディスク容量使用率が80%近くになっているか、最大分散で警告が表示されていれば、手動リバランスを試みます。クラスタのリバランスでは大量のI/O操作が生成されるため、仮想マシンのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があることを考慮ください。「移動するデータ(量)」はリバランスをいつ実施するべきかの参考値になりますね!

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※vCenter Serverの健全性サービスを利用できない場合

vCenter Serverのサービスが停止している時には、vSphere Host Clientでも同様の情報を入手可能です。

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vSAN 6.6で追加されたesxcliコマンド

6.6から、次のコマンドが追加されています。

  • vSAN クラスタの健全性を表示: esxcli vsan health
  • vSAN デバッグ情報を表示: esxcli vsan debug

A015

< esxcli vsan health >

「vSANディスクバランス」はコマンドラインでも確認可能です。

A016

< esxcli vsan debug >

debugには次のオプションがあります。

A017

仮想マシンオブジェクトの情報を表示します。点線枠はコンポーネントのステータスです。どの物理ディスクに配置されているかを確認可能です。

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再同期されている仮想マシンオブジェクトのステータスを表示します。障害後のホスト再起動時/ホストのメンテナンスモード時/ディスク容量使用率のしきい値の超過時に再同期が開始されます。

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再同期が原因でクラスタに遅延が生じている場合や、再同期によるトラフィックがホスト上に大量に発生している場合には再調整を検討します。下図の赤点線枠の警告メッセージも考慮ください。

vSANクラスタを選択し、「監視」-「vSAN」-「コンポーネントの再同期」で「再同期の調整」をクリックします。再同期の調整の設定で、IOPS数を大きくするにはスライダを右に、IOPS数を小さくするには、スライダを左に移動します。

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GUIやCLIを使用して、vSANの様々な情報を入手可能ですね。状況に応じて選択いただければと思います。次回は、vRealize Operations ManagerとVMware vRealize Log Insightをご紹介します。

 

HPE教育サービスでは、vSANのVMware認定コースを提供開始します。トラブルに対応するにはアーキテクチャを知ることは重要です。ぜひこの機会に学んでみませんか。

次の開催日程は、1/29(月)-31(水)です。申し込みはお早めに!

VMware vSAN: Deploy and Manage [V6.6] 3日間コース

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記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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さて、第2弾です。今回はトラブルシューティング系ですね。トラブルには出くわしたくないものですが、もしもであってしまったときに・・・こうした情報がまとまっているのは良いですね。GUIからはもちろん、CLIからも様々な診断や操作が行なえます。次回もVMwareの別の有償ソフトウェアを利用したより運用の観点からの記事になるそうです。今回中川さんに記事を依頼したのは彼女の運用目線での記事がとても素敵だからです。どんな記事なのか、楽しみですね。

さて、第3弾は来週の公開です。

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