こんにちは、ネットワールド島田です。
VxRailってご存じですか?
皆さんもちろんご存じとは思いますが、おさらいとして、、
VxRailはVMwareとDell Technologiesで共同開発したHCIで、vSphere環境に最適化されたHCIです。
VMware との親和性が非常に高いため、vSphereに慣れたユーザーは非常に安心できる製品になっています。
HCI の利点である「全てのコンポーネントを一括管理」がより簡単かつシンプルにすることができ、
具体的には簡単なリソースの拡張、各コンポーネントの一括アップデートが可能ですし、保守はDellTechnologoiesがHW面もSW面も一括サポートしてくれます。
そんなVxRailですが....
今までクラスターを作成する場合は最小でも3ノードで構成することが必要でした。(推奨は4ノード以上)
1UモデルのVxRailだとしても3台だと、小規模な環境だとなかなかのサイズ感ですよね…
※今までも1筐体に複数のノードが乗ったモデルはあったけど、こちらもかなり大きいです。
弊社のピチピチなメンバーがVxRailクラスターを持ち上げようとしてますが、さすがに無理ですね…
またラックマウントするためのサーバーラックも必要になってきます。
一応2ノードでもクラスター構成は可能でしたが、その場合ですとVxRailとは別のサーバーにvCenterとvSAN Witnessを配置する必要があり、VxRailのみでクラスターを完結させることができませんでした。
そんなお悩みを解決する新たなVxRailが弊社に届きましたので早速紹介していこうと思います!
その名もVxRail VD-4000!!
まずは筐体のサイズを見ていこうと思います。
600mlのペットボトルと比較してもこのサイズ感です。
うーん、とってもコンパクト!
従来のVxRailだと一人で持ち上げるのはかなり難しかったですが、
VD-4000だとこの通り!一人で軽々持ち上げられちゃいます!
先ほど苦戦していた彼もとっても笑顔です(笑)
このサイズであれば、ラックが用意できないような場所においてもエッジ端末として設置することができそうですね!
机の上にそのまま置くこともできますし、VESA規格対応オプションもあるので壁にかけて利用するということもできちゃいます。
しかも従来のVxRailより静音、省電力になっている点もエッジ端末としては嬉しいポイントですね!
それでは筐体を細かく見ていきましょう。
VD-4000はラックマウント型と据え置き型のモデルがあるのですが、今回は2UのVD-4000zという据え置き型のモデルになります。
2つのノード(VD-4510c)と1つのWitness(VD-4000w)が搭載されています。
また従来のモデルではケーブル類の接続ポートは背面に搭載されていますが、VD-4000では筐体前面に配置されていますね!
次にベゼルです!
デザインが従来からかなり変わっていてカッコいいですね!
こちらのベゼルはフィルターが搭載され防塵使用になっており、過酷な環境でも設置することができます。
防塵センサーもオプションで付けることが可能です。
またセキュリティロックも付いているので、不正操作からの保護が可能です。
ちなみに前面にノードあるのでケーブルはベゼルのサイドを通す形になっています
次はノードとWitnessの内部を見てみましょう。
こちらも非常にコンパクト!
注目ポイントしては、従来だとストレージは筐体前面のスロットにディスクを差し込む形でしたが、
VD-4000ではノード内にM.2SSDが搭載されている点ですね!
こうすることで筐体の奥行を短縮できてるんですね~
ちなみに結線の1例ですが以下のようなイメージになります。
ノードのポートがSFP、WitnessのポートがRJ45なので、モジュールが必要になることに注意が必要です。
下の例だと各ノードvSAN&vMotion用のポートもスイッチに収容していますが、
ノード追加の予定がない場合はノード間を直結する形でも大丈夫です。
今回はここまで!いかがだったでしょうか?
とってもコンパクトで小規模な環境などで特に活躍できる製品になるのではないのでしょうか!
また機会があれば、今回のVD-4000のセットアップの様子などもまとめたいと思います!
それはではまた次回お会いしましょう!