2018/02/16

THE AI参加レポート #3 ~サイバーエージェント様における「人をAIが接客する世界」とは?~

イベントのレポートは全体で3つのレポートになっています。
基調講演レポート「 AI時代における人間の価値 」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/post-015f.html


株式会社電通 講演 「AIは「顧客体験」をどう変えるか」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-2ai-067d.html


株式会社サイバーエージェント 講演 「人をAIが接客する世界」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-3ai-44dc.html

 「人をAIが接客する世界」

最後に紹介させていただくのはサイバーエージェント様の直近の研究内容である「人をAIが接客する世界」というタイトルのセッションになります。

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残念ながら今サイバーエージェント様がこうやってAIを接客に使っているという話ではなく、サイバーエージェント様のAI研究組織であるAI Labでは今こんな研究をしていますという内容になります。

 まずAI Labでは様々な大学と産学連携の取り組みをしていて、登壇された馬場様も大阪大学の石黒研究室に招聘研究員として参画しているとのことでした。そこで研究されている接客として「カスタマーサポートを想定した共感エージェントによる感情制御の実験」という大学の研究室ぽいタイトルで興味深いお話をしていただきました。

 

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その前に1枚だけ、サイバーエージェント様の前にNTTドコモ様のセッションのスライドを紹介したいと思います。チャットボットはこれからどのように発展していくのか?という内容ですが、今回のTHE AIでチャットボットについて触れていたセッションですべて共通していたメッセージがあります。「2018年現在、完全に自然言語だけで解決する汎用性の高いチャットボットはまだ精度が低い。チャットボットを実用化するためには、最初のやりとりのいくつかを選択式にするなどしたルール型で会話内容を絞った上で自然言語にするのがベストプラクティス」的なことは様々なセッションで言われていたことです。

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これに対して、馬場様の研究室では入力を選択式にするわけではなく別のアプローチで接客を改善するアプローチを紹介していました。チャットボットが顧客ではなくオペレータの発言のキーワードに反応することで、顧客に自由な入力をさせつつ、自然な会話を成り立たせようという試みです。これは通常2者間で利用されるチャットボットを、チャットボット、オペレータ、顧客の3者間のチャットにして第3者としてチャットボットを登場させることにより、カスタマーサポート業務の問い合わせからクローズまでの時間の短縮と、顧客満足度の向上を図るという試みです。社会心理学では有名なハイダーのバランス理論(均衡理論)を元にしてチャットボットを会話に介入させているそうです。ちょっと悪い言い方をすると顧客とサポートの間に「サポートの息がかかったボット」が介在して、このボットが暗躍して顧客満足度を上げつつも、問い合わせが早くクローズされるように仕向けるという高度な動きをするそうです。これは出会い系とかで使われたら絶対ヤバいやつじゃないかと思うのですが…。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%B9%E7%90%86%E8%AB%96

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タイトルにもあった共感というところでは既に利用者に高い評価を得ていると、もう少しオペレータの評価が上がるようにしないとトータルの顧客満足度の向上にならないため、実用化には少し時間がかかるとのことでした。しかし心理学とAIの組み合わせが生み出す価値というのは、ものすごくこれから重要になってくるのではないかと、考えさせられた内容でした。

 

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そして最後は主催であるレッジの中村様と、スプツニ子!様のパネルディスカッションがクロージングセッションでありました。本イベントのテーマである「未来ではなく、今のAIを話そう」に沿った、日本の今の「AIの使いどころ」、「チャットボット」、「AI研究」が1日で体感できるカンファレンスとして楽しませていただきました。主催社及び関係者の皆様、ありがとうございました。

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THE AI参加レポート #2~電通様における「AIは顧客体験を変える」とは?~

イベントのレポートは全体で3つのレポートになっています。
基調講演レポート「 AI時代における人間の価値 」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/post-015f.html


株式会社電通 講演 「AIは「顧客体験」をどう変えるか」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-2ai-067d.html


株式会社サイバーエージェント 講演 「人をAIが接客する世界」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-3ai-44dc.html

「AIは顧客体験を変える」

基調講演の直後の講演は、かの有名な広告代理店の電通が実際に今AIをどう使っているか?という話でした。電通では今社内で25以上のAIを使ったプロジェクトが現在進行形で稼働しているとのこと。50名とありますが、さすがに専任というわけではなく全社横断的に作ったバーチャル組織とのことでした。それらのプロジェクトは「マーケティング」「ビジネス開発」「ワークスタイル」の3つのカテゴリに分けられるそうです。

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 電通さんのビジネスモデルなので、当然最も注力しているところがマーケティング部分になります。そんな電通さんの広告ビジネスも現在のデジタルトランスフォーメーション時代を見据えて変わってきています。IT基盤でいう「Any Device Any Where」が、広告では「Any MediaAny Targetになって来ていると。そうすると当然ターゲットに届けるコンテンツの数が膨大になるため、IT/AIを使えるところには積極的に採用していっているとのことでした。

 

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そういったマーケティングに対するユースケースとして5つ紹介いただきましたが、ここでは2つ紹介したいと思います。1つは行動を予測するというもので、電通さんらしくTV番組の構成要素から視聴率と視聴者層の予測ができるというもの」でした。しかも実際のTV番組を例に予測と結果を公開されていましたが、非常にいい精度ということができるのではないでしょうか?さらっとタレントとか書いていますが、そのタレントが持つ視聴率の大きさみたいなものがわかるだけでも凄いと思うのですが、その他の要素も含めて一番欲しい視聴率までわかるというのは凄いですね。

 

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 逆にシンプルだけど面白いなと思ったのが「メッセージを設計する」、AIコピーライター「AICO」です。これは様々な「キャッチフレーズの“候補“」を大量に生成することができる、コピーライトの作成支援ツールとして利用されているとのことでした。コピーライターの方は「AICO」を利用する以前は必死の思いで100個絞り出したものをさらに絞り込んでブラッシュアップしていく工程だったそうです。「必死の思いで100個絞り出したもの」を作るために、キャッチフレーズを決めるのには、「候補を考えるので2,3日時間をください」だったのが、「AICO」があるとすぐにキャッチフレーズを考えるブレストが開けるわけですね。キャッチフレーズができるまでの0から100までをAIで自動化しているわけではありませんが、時間の大部分を削減して使う時間のほとんどをクリエイティブな時間に割くことができるという意味ではすごく上手なAIの使い方と言えるのではないでしょうか。例としてAIのお題を与えるとこんなキャッチコピーを出してくれるそうです。そのままセミナーのタイトルに使えそうなキャッチコピーがいくつもありますね。

 

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非常に高度なことをやっていると想定される「行動を予測する」、視聴率をずばり予測するSHARESTと、現在のAIでできることで「メッセージを設計する」を支援するAICO、今回の THE AIのコンセプトである「未来ではなく今のAIを話そう」に沿った今のAIができることを鑑みて、電通ではこう使っているという素晴らしい内容だったと思います。0->100までAIをやりたい顧客に対して、部分的な採用でもAIを効果的に使えれば大きなリターンがあることを示せるのも重要なことだと感じさせられたセッションでした。

次回の最終回では、サイバーエージェント様のセッションをレポートしたいと思います。

THE AI参加レポート #1 ~基調講演にみる「AI時代における人間の価値」とは?~

 本日は弊社のIBMパートナー様のWatson・リングでAIを中心にコンサルタントを提供しているLedgeさん主催のTHE AIに参加してきました。AIというと謎の半導体ベンダーNvidia社の年次イベントであるGTC(GPU Technology Conference)が有名ですが、「未来ではなく、今のAIを話そう」というメッセージに惹かれて参加してみた次第です。


イベントのレポートは全体で3つのレポートになっています。
基調講演レポート「 AI時代における人間の価値 」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/post-015f.html


株式会社電通 講演 「AIは「顧客体験」をどう変えるか」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-2ai-067d.html


株式会社サイバーエージェント 講演 「人をAIが接客する世界」https://blogs.networld.co.jp/main/2018/02/the-ai-3ai-44dc.html

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基調講演:「AI時代における人間の価値」 by 為末 大

 オープニングの基調講演は元陸上選手で400メートルハードルの日本記録保持者である為末大さんによる「AI時代における人間の価値」と題したセッションでした。「為末さんってAIわかるのかーすげー」と思ったら開口一番でAIのことはよくわかりません宣言!その代わり人間の脳のことはよく知っているよということで「自動化」「集中」「イメージ」「内容」「欲求」の5要素についてお話いただきました。 職業病なのかAIについての知識はあってもベースとなる人間の脳についてあまり考えたことがなく非常に面白く話を聞くことができました。

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「自動化」

人間の脳が行う自動化は、人が走るという1つの動作をするときは、例えば右腕を強く上げて次に左腕を上げる、並行して左足を前に出して、強く地面を蹴る、と同時に右足を前に出して…みたいな複雑かつ並行的に行われる個々のタスクを脳が1つの走るというアクションになるように自動化しているのです。的な話でした。こんなときITの世界ではやりたいことがわかっていればスクリプトのようにコンピュータがわかる言語で指示を出してあげれば何回でも同じアクションを繰り返し実現することができます。「何回でも全く同じアクションを繰り返すことができる」これはIT(AI)が持つ人間と比較して優れていることの1つということができます。

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 人間はこういった一連のアクションを自動化するには練習(学習)が必要です。野球選手はプロ野球の一流選手であっても、日々の練習でバッティングフォームを維持するようなものです。しかも人間には困ったものがあります。人間の脳の場合、練習や(学習)でどうしても抜けない癖のようなものがついたりしますが、こういった都合の悪いことだけを修正する為末さんの言葉ではアンラーニングが一番難しいという話、これも「ゼロベースから再学習ができる」IT(AI)が持つ人間の脳と比較して優れていることの1つと言えるでしょう。

 ここまでIT(AI)が優れている点ばかりが目につきますが、元々コンピュータができたときから「自動化」がITに向いているのはわかっていたことで仕方がないといえます。

 

 「集中」

 でも人間の脳にも優れたところがいっぱいあります。2つ目の特徴である「集中」についてみてみましょう。これは人間にしかできない特技ですね。スポーツでは「ゾーン」とか、私も仕事で資料作成や原稿を書くときに「神様が下りてくる」とか言っています。為末さんの言葉では「集中とは連鎖の停止」とありますが、人間の脳は余計なタスクの連鎖が停止することでやりたい、やらなければいけないタスクに集中することができるという意味合いになります。

 確かにAIでは色々学習した状態になっていると当然すべての学習結果をベースに結果をだすため、何かに集中したければ集中したい内容だけに特化した学習データを準備する必要があります。ところが人間の脳の場合、集中しなければいけないときだけ、一時的に何かに特化した動きを作り出すことができるのです。好きなときに集中状態を作り出すことは、超一流のスポーツ選手とかはできるのかもしれませんが、容易なことではできませんが…。これは

AIにはない、人間の脳の優れたところということができます。

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「イメージ」

 次に為末さんが紹介したのは「イメージ」です。人間の脳はAIと同じように大量の学習データをもっている場合、新しく見たもの、経験したものを即座に学習することができます。全くの素人はアスリートの走りを見ても即座にまねることはできませんが、一流のアスリートは他のアスリートの走りを見ただけで色々学習することができるという話がありました。よく高校生のアスリートが練習として、社会人・大学生のアスリートにチューブで繋いで牽引されることで一歩先のスピードとその時の体の動きを体感すると、多くを学ぶことができるというのも同じような効果でしょう。但し実際に体感したことから学ぶのは比較的容易ですが、見ただけでわかるというのは難しいことです。為末さんはよいアスリートは走りそのものを抽象化して考えているからだとしています。

 確かにITでも、知見のある製品は一度製品説明を聞いただけで自分の言葉で喋ることができますが、知見のない製品は製品説明を聞いただけでは自分の言葉で喋ることはできず、一度評価で実際触ってみたりすることでようやく自分の言葉で喋れるようになりますね。

 ただしIT/AIと違って、人間の脳は意図と実際の動きはずれがあるという話がありました。例えばこれ以上早く走るには?と考えたときに、もっと足を前に出して強く地面を蹴るという意図が生まれたとします。でも実際には足をもっと前に出すという意図を実現するためには、腕をもっと強く振るという動きが正解だったりするわけです。こういった意図と実際の動きのずれというのは、十分なデータがある場合、人間の脳よりIT/AIの方が得意と言えるかもしれません。

 

「内省」「欲求」

でも人間の脳にはIT/AIに負けないことがいっぱいあります。為末さんの言葉では「内省」「欲求」いう表現をされていました。

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とここまで、為末さんの人間の脳の「自動化」「集中」「イメージ」「内省」「欲求」について、私なりのAIとの違いも交えて紹介してきました。

 

まとめ

為末さんのセッションのまとめとして人間の脳の最大の特徴は可塑性と忘却であると。可塑性というのは一度外力で変形すると元に戻らない、学習の定着のことを言っていて、忘却というのは何かを忘れるというよりは私は上書きができることを言っていると理解しています。為末さんの話では、昔は携帯電話なんてなかったのに、それが携帯電話になり、今ではパソコンと同じようなことができるスマホを多くの人が様々な使い方を作り出していることを例にしていました。「自動化」で触れたとおり人間の脳ではアンラーニングは難しいのですが、それを上書きすることで常に進化を遂げているのではないでしょうか。 

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 最後に「進化論」の著者であるチャールズ・ダーウィンの「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き残るのでもなく、環境に適応した種が生き残る」という言葉で締められました。何にでもいえることかもしれませんが、凄いいい言葉ですよね。私の業界でいうと「最も性能がいいベンダーが売れるではなく、最も多機能なベンダーが売れるでもなく、もっとも市場に適応したベンダーが売れる」となります。いかがでしょうか。

 執筆時にチャールズ・ダーウィンについて調べていたらもうひとついい言葉をみつけたので紹介します。「有利な個々の変異を保存し、不利な変異を絶滅すること。 これが自然淘汰である。まさに為末さんがいった可塑性が「有利な個々の変異を保存」、忘却が「不利な変異を絶滅すること」なのではないでしょうか。我々の人間の脳には生まれ持った変異に対して自然淘汰することができるのです。

 本記事では為末さんの話に沿って、人間の脳とIT/AIのそれぞれのいいところを紹介してきました。それぞれのいいところを最大限に引き出して、これから人間に寄り添うAIとしてより豊かな社会の実現がみえた基調講演をレポートさせていただきました。

次回は電通さんのセッションついてのレポートを紹介させていただきます。

2018/02/14

Veeamで物理サーバもまとめてバックアップできるんだ。こんなに嬉しいことは無い。

時間が経つのは早いもので、今年も2月中旬になってしまいました。昨年の売り上げが前年比36%増と絶好調だったVeeam Softwareですが、昨年末にはVeeam Backup & Replication(以下、VBR) 9.5の最新アップデートであるUpdate3をリリースしております!

※Release Notes for Veeam Backup & Replication 9.5 Update 3

https://www.veeam.com/kb2353

昨年5月の年次イベントであるVeeamON 2017において、次期バージョン(v10)で実装する新機能を発表しておりましたが、v10を待ちきれないユーザーの気持ちを忖度し(?)、VBR 9.5 Update 3ではv10で実装する予定だったいくつかの機能を先行して実装しています。

VBR 9.5 Update3ではIBM Storwizeのストレージスナップショットとの連携やvCloud Director 9.0対応、VMware Cloud on AWSサポート、Data Domain OS 6.1のサポート、LTO-8テープ対応などなど多くの機能追加や機能拡張が行われておりますが、特に注目したいのがエージェント管理機能です。そこで、今回はエージェント製品についてご紹介しましょう。


■エージェント製品とは?

仮想環境のバックアップで有名なVeeamですが、実はVeeam Agent for Microsoft WindowsVeeam Agent for Linuxといった物理サーバをバックアップするための製品もあります。エージェント製品はバックアップ対象サーバにエージェントソフトウェアをインストールし、オンラインでディスクイメージをバックアップする製品です。

 

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システムリカバリは専用のリカバリメディアからサーバを起動してリストアするだけで、簡単にサーバを復旧することができることからシステムバックアップ用途でも多く使われています。 

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■VBRとの連携

エージェント製品はVBRのオプションではなく、単体で動作する別製品です。これまで、エージェント製品のバックアップ先としてVBRのリポジトリを利用する部分的な連携機能はありましたが、バックアップジョブの作成やステータスの確認は、それぞれの製品の管理コンソールから行うため、管理は別々になっていました。

しかし、VBR9.5 Update 3からは、VBRの管理コンソールからVeeam Agent for Microsoft Windows(v2.1)やVeeam Agent for Linux(v2.0)のエージェントを管理でき、バックアップジョブの作成やステータスの確認が行えるようになりました。エージェント製品がVBRと別製品であることは変わりませんが、このエージェント製品との統合により、仮想環境も物理環境も纏めて1つのコンソールから纏めて管理することが可能です。

 

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■エージェント統合のメリット

仮想環境が当たり前の時代とは言え、どうしても物理サーバは残ってしまうものです。そのような時に、仮想環境をVBRでバックアップしつつ、物理環境はエージェント製品でバックアップすることで、1つの管理コンソールから仮想も物理も纏めてバックアップの管理ができるだけでも素晴らしいのですが、Windowsでは更にメリットがあります。

実は、VBRの管理サーバは構成情報をバックアップする機能はありますが、残念ながら、管理サーバ自身のシステムバックアップ機能はありません。サーバに障害が発生した場合、仮想マシンをリストアできる状態に戻すには、ハードウェアを修理後に①OSインストール・設定→②VBRインストール→③VBR構成情報のリストアという手順を踏む必要があります。

しかし、Veeam Agent for Microsoft WindowsでVBRの管理サーバをバックアップしておけば、OSやVBRを再インストールすることなく、リカバリメディアからサーバを起動してバックアップデータをリストアするだけで簡単に素早くVBR管理サーバを復旧することができてしまうのです。

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更に、仮想環境としてHyper-Vをご利用の場合にはVBRでHyper-V仮想マシンをバックアップし、Veeam Agent for Microsoft WindowsでHyper-VホストをバックアップすることでHyper-Vのホストもゲストも纏めて完璧に保護できます。Hyper-VのバックアップでVBRを検討のお客様は、是非、エージェント製品も一緒にご検討いただければ幸いです。

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今年のVeeamは、待望のVBR新バージョン(v10)は勿論、Nutanix AHV用バックアップ製品、AWS用バックアップ製品など新製品を続々とリリースしていきますので、今年もVeeamにご期待ください!それでは、また。

【参考情報】

担当:臼井 

クラウドOSの覚醒 : 新たなる希望

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はNutanix社のProduct Marketing PrincipalのMaryam Sanglaji氏です。原文を参照したい方はThe Cloud OS Awakens: A New Hopeをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

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ヨーダが「目覚めなければ、我々は」と述べたように、アプリケーションというアプリケーションがクラウドのために作られるようになっていっています。何故でしょう? それはクラウドは俊敏であり、拡張性が有り、シンプルだからです。継続的なイノベーションによって駆動し、シンプルな消費モデルを持ち、ただ動くのです。多くのエンタープライズのお客様にとってこれらは非常に魅力的な特徴です。しかしながら、法律、セキュリティ、またはコストと言った様々な理由から多くのエンタープライズはパブリッククラウドを動作させているワークロードの一部分だけに留めなくてはならず、複雑なIT環境にとどまっているのです。ですから、その管理は分断されてしまい、こうした異なるテクノロジーのスタックを管理するための特別なチームが必要となってしまうのです。

エンタープライズがIT環境の全体(例: 支店、拠点、メインのデータセンタ)に渡ってITの利用者にクラウドのようなエクスペリエンスを実現したいと思っていることは明らかです。こうしたエンタープライズが大規模なITコストやロックインを避けたいとも思っています。それぞれのクラウドベンダーはそれぞれ固有のソフトウェアスタックを利用しているため、一度アプリケーションが特定のクラウドベンダーのために作成されてしまうと、大規模な変更無くしては他へと移動することはできません。古き時代のWindowsとLinuxOSと同様に、今日、クラウド戦争がエンタープライズのアプリケーションで発生しているのです。誰が「最後のジェダイ」なのかは明らかになっていませんが、Nutanix エンタープライズクラウドOSは全てのクラウドのために ー ロックインを排除、自動化とシンプルさを提供、全てのIT環境のための統合ソリューションを目指して ー 作成されています。

もしもご自身の組織にとって最高のクラウドの組み合わせはどれなのかを決め兼ねているのであれば、是非機械学習(ML ー Machine Learning)と人工知能(AI Artificial Intelligence)について考慮する必要があります。こうしたテクノロジーをクラウドソフトウェアスタック内にネイティブに直接統合するということはパフォーマンスやエクスペリエンスへ影響を与えます。

MLやAIを従来型インフラストラクチャ上に継ぎ足しで加えていては本当のポテンシャルを実感することはないでしょう。特にシンプルさを提供するとなるとなおさらです。IT運用のシンプルさはNutanixが本当に目指している目的地です。初期の段階では本当のシンプルさをワンクリックの運用でお届けするということで理解されていますが、これにはMLとAIをコアソフトウェアにネイティブに統合するということが必要不可欠です。そして、それこそがNutanixが行っていることそのものなのです。

すべてのエンタープライズが潤沢にそのインフラストラクチャの要件を解決できるだけの特別なリソースを持っているわけではありません。リスク管理をシンプル化したり、最適化、そして運用の簡素化をMLとAIの技術なくして行うことは不可能なのです。これがNutanixのエンタープライズクラウドOSが他のクラウドベンダーと大きく異る理由です。MLとAIを自身のコアソフトウェアにネイティブに統合し、システムがインテリジェントな判断を行い、ワンクリックの運用エクスペリエンスを提供できるのです。こうしたテクノロジーをNutanixがどこで活用しているか、ほんの僅かですが例を見ていきましょう。

クラスタの健全性を維持するための不具合の検知

今年のブラックフライデーに、Macy'sとLowe'sの両方で顧客の購入活動を遅くしてしまうITの技術的な不具合がありました。一方彼らの競合に当たる企業はお客様を次から次にさばいていました。非常に競合が大きい市場ではビジネスの継続性がビジネスの成功のキーとなります。遅いアプリケーションの応答時間はビジネスの困難を引き起こし、数億円規模の損失につながります。データセンタは様々なハードウェアもしくはソフトウェアの問題でノードの劣化が発生したとしてもクラスタとして健全性を維持しなければならないのです。単一ノードの劣化がクラスタ全体のパフォーマンスに大きな苦痛をもたらしていたのです。

あらゆる規模のITアーキテクチャはあらゆる場合においての健全性と可用性を維持するように設計されているべきです。特にこうした状況の場合、Nutanixはクラスタリングの機械学習アルゴリズムを活用しながら、同時に分散された劣化ノード監視機構を働かせて劣化したノードを特定します。一度劣化したノードが確定できれば、アラートを生成し、リーダーシップと重要なサービスはそのホスト上で動作させないようにします。結果として、技術がクラスタの健全性と高可用性を保証します。ですから、ビジネス収益がノードの劣化から苦しむようなことにはならないのです。

最適化と事前の配置

ビジネスにとって重要な一貫したパフォーマンスを維持するというだけでなく、アプリケーションのSLAを満たすということも重要です。Nutanix AHVはAcropolis Dynamic Scheduler(ADS)を搭載しており、これは人工知能アルゴリズムを活用して、仮想マシンのアフィニティやアンチアフィニティの制約ルールを維持しながら仮想マシンの配置を改善しています。ADSは常に有効です。ホットスポットにプロアクティブに応答し、妥協すること無く全リソースが利用できるようにしてくれます。ですから、それぞれの仮想マシンは予想通りのパフォーマンスを利用することができる上に、個々の制約ルールも維持されます。

仮想マシンの振る舞いの学習

仮想マシンをユーザーのために作成したのに、それが使われなかったというシナリオを考えることがあると思います。リソースが特定の要件のために割り当てられているというのに、使われなかったということです。これはデータセンタに置ける非効率差の非常に多くある例の一つです。クラスタ内の仮想マシンは様々なリソースの消費傾向を示します。ある仮想マシンは日中に多く活動しており、その他の時間はほとんど活動していない、など。Prism Central内で、Nutanix X-Fitエンジンは時系列分析アルゴリズムを利用して仮想マシンの振る舞いパターンを特定します。この学習された振る舞いはシステムの不具合の検知とスマートなアラートの生成に役立ちます。結果としてリソースは適切に利用され、非効率さは排除されます。

スマートな計画とWhat if分析

あてずっぽうとエクセルシート! データセンタ運用のための重要で決めがたい決断をするためにいくつの別々のコンソールを監視しなくてはならないでしょうか?どうやったら割り当てすぎとそのためのコストを回避できるでしょうか? Nutanix X-Fitエンジンは上で述べたような仮想マシンの振る舞いの分析に役立つだけでなく、正確な予測も提供にも役立ちます。こうした予測はお客様がほんとうに必要なリソース、特定のワークロードに適切なサイズのハードウェアリソースの見積もりをアシストし、データセンタの運用をより効率的にしてくれます。

終わりに

「数では劣っているが、心では勝っておる」 機械学習と人工知能は我々がデータセンターにおいて、ITスタッフの代わりにスマートな決断をしてくれ、「心で勝る」事ができるようしてくれます。これによってエンタープライズはクラウドのようなエクスペリエンスをITのゼネラリストによって運用されるすべての環境において提供することができるようになります。NutanixのプレジデントであるSudheesh Nair氏がニースの.NEXTカンファレンスでうまいことを言ったようにこれは「Nutanixがデータセンターに喜びをもたらす。Nutanixのアーキテクチャはインフラストラクチャをシンプルに、そしてインビジブルにするために作られている」からです。インビジブルは単に優れたITスタッフリソースが必要ないという意味です。

Nutanix エンタープライズクラウドを見てください、そしてさらに我々が機械学習と人工知能のテクノロジーをどのように利用しているか学びたい場合には次の投稿「クラウドOSの覚醒 : ディープダイブ(来週翻訳公開予定)」をお待ち下さい。

© 2017 Nutanix, Inc.  All rights reserved. Nutanix, the Enterprise Cloud Platform, and the Nutanix logo are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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私がこれを翻訳しないわけはないでしょう!(笑) ML、AI、それにヨーダ! シンプルどころか、インビジブルにしていくためには当然誰がやったって同じ結果になるようなことは機械で判断してもらうべきですし、その精度も全世界のNutanixノードから吸い上げたデータを(当たり前ですが匿名化して)分析できるNutanix社はより精度の高い学習・推論が行えるようになっているはずです。

どこまでの分析が行われており、どこでそれが使われているのかは次の記事になるのかもしれませんが、本当に必要なことに人間がフォーカスできる・・・つまり覚醒させてくれるNutanixはまさにエピソード4のような希望であり、そのオマージュがふんだんに含まれているエピソード7なのかもしれません。(後半謎な発言は分かる人だけどうぞ・・・。)

2018/02/13

名物vExpertアケミ姉さんの仮想化骨盤矯正 Upgrade編 #2

HPE教育サービスの中川明美です。

Upgrade編の2回目は、Update Managerです。パッチの適用を含め自動化できるため、個人的にはUpdate Managerは好きです!ただし正しく動作してくれればですが(笑)

Update Managerを使用して自動化するには、完全自動化を有効にしたDRSクラスタで、問題なくメンテナンスモードに切り替わることがポイントです。

 

前回からの続きで、ESXiホストのアップグレード方法は次の3つでしたね。

  • GUIまたはCLIを使用したアップグレード
  • vSphere Update Managerを使用したアップグレード
  • Auto Deployを使用したアップグレード ※大規模環境に適しています

このブログでは、vCenter Server Appliance 6.5のUpdate Managerを使用したESXiホストのアップグレードについて取り上げます。

vCenter Server Appliance 6.5では、Update Managerはサービスの1つとして提供されるため、事前の準備は必要ありません。下図はvSphere Web ClientのナビゲータでvCenter Serverを選択した画面です。「Update Manager」タブがデフォルトで表示されます。

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Update Managerを使用したESXiホストのアップグレード手順

Update Managerは、次の3ステップがおもな操作になります。

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ここから、Update Managerを使用したESXiのアップグレード手順を確認します。

ESXiイメージのインポート

Update ManagerでESXiのアップグレードをする場合は、ESXiイメージをインポート (アップロード) します。「管理ビューに移動」をクリックします。

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「ESXiイメージ」の「ESXiイメージのインポート」をクリックし、isoファイルを選択します。

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ベースラインの作成

引き続き、管理ビュー画面でベースラインを作成します。

「ホストベースライン」で「新規ベースライン」を選択します。ベースラインは、適用するソフトウェアとソフトウェアのタイプ(種類)を組み合わせ、名前を付けたものです。複数のベースラインからベースライングループを作成することもできます。

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新規ベースラインウィザード

▼名前およびタイプ

ベースラインの名前とベースラインのタイプを選択します。今回は「ホストアップグレード」を選択します。

ハードウェアの監視ソフトウェアを「ホスト エクステンション」タイプでベースラインを作成し、ESXiのアップグレードとともに適用するのも効率的です。

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▼ESXiイメージ

インポートしたESXiイメージを選択します。

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ベースラインの添付およびスキャン

ベースラインの添付およびスキャンを行うために、「コンプライアンスビューに移動」をクリックします。

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「ベースラインの添付」をクリックします。これ以降はコンプライアンスビューで操作します。

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先に作成したベースラインを選択します。

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コンプライアンスビューで、「アップデートのスキャンの有無」をクリックし、「アップグレード」を選択します。

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アップグレード実行前のため、コンプライアンスステータスは「非準拠」です。「修正」をクリックします。

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修正ウィザード

▼ベースラインの選択

先に作成したベースラインを選択します。

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▼ターゲット オブジェクトを選択します

ここではクラスタオブジェクトを選択し、表示される「Update Manager」タブから操作をしています。クラスタ内の全ESXiホストをアップグレードする場合、クラスタを選択することは効率的な方法です。

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▼詳細オプション

アップグレードのスケジュールを設定できます。

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▼ホストの修正オプション

修正するホストで実行中の仮想マシンおよび仮想アプライアンスの電源状態を変更できます。

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▼クラスタ修正オプション

ESXiホストのアップグレード中に、クラスタで設定した機能の無効や、並行処理の台数を指定することができます。並行の設定がされていない場合は、順次アップグレードを行います。

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▼設定の確認

修正前に事前チェックを行うことができます。

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下図は、事前チェックの結果です。

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「完了」をクリックしたら、Update Managerを使用したESXiのアップグレードの操作は終了です。後はアップグレードが終わるのを待つばかりです。

年末の作業では、指定したスケジュール(翌日の9:00)で開始され、1時間後には終わっている予定だったのですが、3回目はアケミ姉さんの奮闘記をお伝えします!

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「徹底攻略VCP6.5-DCV教科書 VMware vSphere 6.5対応」が1/19に出版されました。受験の際にはぜひご活用ください!!

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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先週に引き続き骨盤矯正ブログ、Upgrade編です。今回はUpdate Managerを利用したアップグレードです。vSphereのカタログなどを見て、Update Manager便利だなーと思ったとしても、なかなか実際に使ってみるということはない機能なのではないでしょうか?近年のHCIはこうした機能をビルドインしていますのでその効果の大きさはよく理解していても、はるか遠くの世界・・・と感じる方もおられるのではないかと思います。

今回の記事は実は壮絶な前フリになっておりまして、来週の記事でその真の価値がわかります。来週もお楽しみに! ねーさんの書籍もよろしくお願いいたします。

2018/02/07

Nutanix X-Ray 2.2 祝日のプレゼント : 自分自身のワークロードを動かす

本記事の原文はNutanixコミュニティのブログNutanix Connect Blogの記事の翻訳ヴァージョンです。原文の著者はMarc Trouard-Riolle氏とChris Wilson氏です。原文を参照したい方はNutanix X-Ray 2.2 Holiday Bonanza: Bring Your Own Workloadsをご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。(すいません、これは特に・・・昨年のクリスマス休暇前の記事なのでタイトルには深い意味がなくなっております!)

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

休暇の季節です、Nutanix X-Rayの開発チームがまたしても忙しい中、また一歩踏み出してくれました。新しいリリースではお客様に大きな柔軟性を提供し、ユーザー自身で自分自身の検証シナリオを作成/編集できるようにしたもので、これを大変誇らしく思います。

ハイパーコンバージドとハイブリッドクラウドのインフラストラクチャの採用が継続的に進む中、NutanixはX-Rayツールを生み出し、お客様に今後導入しようとしているHCIソリューションについて現実世界のプラットフォームのパフォーマンスや安定性の検証について汎用的に使える長所と短所を評価する事ができるようにしています。

X-Rayの2.2リリースでは以下を提供することで製品の機能とお客様への提供価値を著しく向上させています :

► “Bring Your Own Workloads (自分自身のワークロードを持ち込む)” - 検証シナリオをユーザーが定義できるように

► リンククローンの検証を多様化させ、ユーザーがこうしたワークロードをあらゆるターゲットプラットフォームで検証できるように

► 新しくリリースされた Nutanix AOS 5.5との互換性

► HPE社のIPMI-ベースのiLO管理インターフェイスとの互換性

今回の記事では、X-Rayの新しいユーザーが定義できる検証シナリオにフォーカスします。

Bring Your Own Workloads(自分自身のワークロードを持ち込む)

シナリオは標準のFIOの構成ファイルに実装されたワークロードとX-Ray YAMLファイルに実装されたワークフローの組み合わせです。本リリースの以前はすべてのX-RayのシナリオはNutanixによって特定のリリースの一部としてパッケージされ提供されているのみでしたが、2.2で行われた変更によって、更に新しいシナリオが提供されるだけでなく、ユーザーが自分自身でシナリオを作ったり編集することができるようにし、より大きな検証の柔軟性がほしいというお客様からのリクエストに答えることができました。これは以下の2つの理由から非常に重要な一歩です :

  1. お客様がシナリオを作成することができるようになることで、テスト環境がより本稼働インフラとワークロードを見据えたものになり、結果としてより正確な結果を再現することができるようになる。
  2. あらゆる種類のワークロードを動作させられるHCIのベンチマーキングツールを提供するというNutanixのコミットメントをよりはっきりとさせる。

X-Ray 2.2では、ユーザーはワークロードを作成・編集できるだけではなく、それを同僚や業界の知人たちへと共有することもできます。作成、編集、共有、そしてインポートです。ユーザーは事前に用意されているテストをベースとしてカスタム構成を取ることもできますし、スクラッチから新しいものを作り出すこともできます。言うまでもなく既に記述されているテストを活用するほうがシンプルに初めることができますし、特に、以下の例で取り上げるようなちょっとした変更しか必要が無いのであればなおさらです:

► X-Rayから既存のシナリオをエクスポート

既存の検証をスクロールして、中から要件に合うものを探す

Fig349

要件に合致する検証を選択し、「Action」メニューから「export」を選択します。

► 必要に応じてシナリオを展開・編集する

Fig350

'.yml'ファイルを任意の適切なテキストエディタで開く

Fig351`.yml`ファイルを必要なワークロードを反映したものに編集します。

既存のワークロードのシナリオを編集するときには`name`と`display_name`の値が全て他にはないものになっていなければ`.yml`ファイルのインポートは成功しません。そうでなければ重複した名前があると指摘され、ファイルはインポートされません。インポートする際に再度ファイルをパッケージ化するということも必要ありません。

► 新しいシナリオのインポート

新しい、カスタムされたシナリオをインポートするのは`Add Custom Scenario`をメニューから選択し、今回利用するシナリオのファイルを選択して、`Save`を押すだけのシンプルさです:

Fig352

Fig353

► 新しいシナリオを動作させる

シナリオのインポート手順の中で、シナリオが検出され、リストに加えられます。ベンチマークテストは他のすべてのテストと同様にこうしたカスタムシナリオについても動作させることができるようになります。

Fig354

► カスタムシナリオの削除

シナリオを削除したいという場合には、単にそれをリストから選んで、`Actions`の下にある`Delete`を選択すれば良いです。

Fig355

次にやることは?

X-Ray 2.2は誰もが手にできるようになっており、製品のバイナリは以下のNutanixポータルのURLから入手できます:

► QCOW2 (AHV) - http://download.nutanix.com/x-ray/2.2.0/xray-2.2.qcow2

► OVA (ESXi) - http://download.nutanix.com/x-ray/2.2.0/xray-2.2.ova

もしもX-Rayが初めてなのであれば、www.nutanix.com/xrayのNutanix登録ページから事前登録が必要です。これを終えることで上のURLからダウンロードができるようになります。

関連のX-Rayの幾つかのブログを読む時間を作ったり、X-Rayのコミュニティフォーラムにもご参加下さい。

X-Ray 2.2 のドキュメントについては次のURLで探すことができます。 https://portal.nutanix.com/#/page/docs/details?targetId=X-Ray-Guide-v22:X-Ray-Guide-v22


YouTube: Nutanix X-Ray 2.2 Demo: Bring Your Own Workloads!

© 2017 Nutanix, Inc. All rights reserved. Nutanix and the Nutanix logo are registered trademarks or trademarks of Nutanix, Inc. in the United States and other countries. All other brand names mentioned herein are for identification purposes only and may be the trademarks of their respective holder(s).

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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翻訳時点(12月25日)では最新の記事なのですが、色々とスケジュールの具合で公開が随分遅れてしまいます。もしかすると2.3が出ていたり・・・?なんてことも考えてしまうほどX-Rayは頻繁にアップグレードされています。その大きな理由はこれまでX-RayはNutanixが用意したシナリオ以外での検証をサポートしていなかったから、という点もあると考えています。

今回ワークロード(FIO)の編集とワークフロー(.yml)の編集ができるようになったことで、様々なユーザーが工夫をこらしたシナリオがネット上にも多く公開されることになるのではと考えています。こうしたカスタムシナリオをまとめていくようなページも作っていきたいと思いますので、面白いものを見つけた!もしくは作ったぞ!という方は是非ネットワールドのNutanix Twitter経由や営業経由でも構いませんのでお知らせ下さい!

2018/02/06

名物vExpertアケミ姉さんの仮想化骨盤矯正 Upgrade編 #1

HPE教育サービスの中川明美です。

今回は、vSphere環境のアップグレードについて取り上げます。

この年末に、教育コースのLab環境で使用する管理用サーバーをvSphere 6.5 U1へアップグレードしました。計画通りさくっと終わらせるつもりが、環境に依存するエラーと思われるトラブルで、前に進めず困りました(笑)

既存はシンプルな構成ですが、自身がゼロから構築していない環境は色々起きますね。。。

1回目と2回目はアップグレードに関するもろもろを、3回目は数度のエラーを乗り越え、どのようにアップグレード作業を終わらせたのか、アケミ姉さんの奮闘記をお届けします!

vSphere 6.5へアップグレードする際の参考になれば幸いです。では、始めます。

 

アップグレード前の環境は?

アップグレード前の環境を共有します。

  • 異なるバージョンを含む3台のESXiホスト
  • vCenter Server Appliance 6.0を含め、稼働している仮想マシンが7台、稼働していない仮想マシンが8台
  • Lab内接続用と外部接続用の2つの仮想NICが割り当てられた2台の仮想マシン、残りの4台はLab内接続用の1つの仮想NICのみの構成
  • 各ESXiホストには2つの標準仮想スイッチを構成
  • すべての仮想マシンは各ESXiホストのローカルディスクに格納

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アップグレード作業のゴールは?

今回のアップグレード作業のゴールは次の7点です。この作業を2日間で完了します。

  1. ESXi 5.5上で稼働している仮想マシンを他のホストへ移行し、ProLiant DL360 G5の使用を中止する
  2. 稼働していない仮想マシンはインベントリから除去する
  3. 稼働している仮想マシンをローカルディスクから共有ディスクへ移行する
  4. vCenter Server Appliance 6.5へアップグレードする
  5. vSphere HAとvSphere DRSを有効にしたクラスタを作成する
  6. ProLiant DL360p Gen8上のESXi 6.0をESXi 6.5 Update 1へアップグレードする
  7. 新たに、vRealize Operations ManagerおよびvRealize Log Insightを追加する

 

アップグレード手順

アップグレード手順を検討します。

このブログでは「事前調査」から「ESXiホストのアップグレード」までの手順を中心に進めます。「分散仮想スイッチ」「VMware Tools」「仮想ハードウェア」「VMFS」のアップグレードは最後に要点をまとめます。

Akm102

事前調査

次がおもな調査対象となります。サポート可否の確認サイトも参照ください。

  • 使用するハードウェアが、アップグレードするバージョンでサポートされているか
  • アップグレード後に既存仮想マシンのゲストOSはサポートされているか
  • 使用しているvSphere以外のVMware製品のバージョンはサポートされているか
  • 使用しているサードパーティ製品のバージョンはサポートされているか

対象

確認用サイト

ハードウェア

VMware Compatibility Guideを使用します。

https://www.vmware.com/resources/compatibility/search.php

ゲストOS

VMware Compatibility Guideの検索カテゴリで「Guest OS」を選択します。

次のKBも参照ください。

ゲスト OS のサポート レベルについて (2097459)

VMware製品

VMware Product Interoperability Matrixesを使用します。

https://partnerweb.vmware.com/comp_guide2/sim/interop_matrix.php

サードパーティ製品

各メーカーにご確認ください。

 

アップグレードするLab環境は?

「Horizonコース」の環境を準備するために、PowerCLIを使用して自動化しています。

現在使用のバージョン5.5は、残念ながらvCenter Server 6.5 U1ではサポートされていませんでした。現Scriptの検証が必要ですね。機会があれば検証結果をご報告します。

Akm103

構成のバックアップ

◆ESXiホスト

ESXiホストの構成のバックアップには、「vicfg-cfgbackup」が使用できます。

詳細は次のドキュメントを参照ください。

http://pubs.vmware.com/vsphere-6-5/index.jsp#com.vmware.vcli.ref.doc/vicfg-cfgbackup.html

◆vCenter Server

vCenter Server 6.5は、5.5や6.0とは異なるコンポーネントやサービスで構成されます。そのためvCenter Serverで継続して使用する対象は、パフォーマンスなどの統計情報等になります。統計情報は、PowerCLIのGet-Statコマンドを使用して外部出力することができます。

https://code.vmware.com/doc/preview?id=5730#/doc/Get-Stat.html

5.5から6.5へのアップグレードパスは、こちらのドキュメントを参照ください。

https://docs.vmware.com/jp/VMware-vSphere/6.5/com.vmware.vsphere.upgrade.doc/GUID-78B9F91E-36BE-4B76-B214-BF8229576C30.html

 

vCenter Serverのアップグレード

vCenter Serverのアップグレード方法は次の3つです。

  • vCenter Server Applianceのアップグレード
  • WindowsでのvCenter Serverのアップグレード
  • WindowsのvCenter ServerをvCenter Serverに移行

◆WindowsのvCenter Server

VMware社からisoファイルをダウンロードし、ソフトウェアインストーラで、autorun.exeを実行し、アップグレードを進めます。

WindowsのvCenter Serverのアップグレードの考慮点としては、Microsoft SQL Server Express のデータベースがvCenter Serveに含まれるPostgreSQLデータベースに自動的に移行されることです。PostgreSQLデータベースへ移行せずにアップグレードする方法については次のKBを参照ください。https://kb.vmware.com/s/article/2109321

◆vCenter Server Applianceのアップグレードまたは移行

VMware社からisoファイルをダウンロードし、ソフトウェアインストーラで、Installerを実行し、アップグレードまたは移行を進めます。下図はInstallerを起動した画面です。

アップグレードなら「Upgrade」を、移行なら「Migrate」を選択します。

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vCenter Sever Appliance 6.5のGUIデプロイ

GUIのデプロイでは、次の2つのステージがあります。

  • ステージ 1 - OVA のデプロイ
  • ステージ 2 - アプライアンスのセットアップ

下図は、Upgradeを選択した、ステージ1の画面です。

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下図は、「Install」を選択した、ステージ1の画面です。

Upgradeを選択した場合と異なるのは、「3 Select deployment type」のみです。デプロイタイプ (組み込みのPlatform Services Controllerまたは外部のPlatform Services Controller) を変更する場合は、新規インストールが必須です。

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下図は、「Install」のデプロイタイプを選択する画面です。

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ESXiホストのアップグレード

ESXiホストのアップグレード方法は次の3つです。

  • GUIまたはCLIを使用したアップグレード
  • vSphere Update Managerを使用したアップグレード
  • Auto Deployを使用したアップグレード ※大規模環境に適した方法です

ここからの続きは、2回目でUpdate Managerを使用した、ESXiホストのアップグレード方法をご紹介します。

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「徹底攻略VCP6.5-DCV教科書 VMware vSphere 6.5対応」が1/19に出版されました。受験の際にはぜひご活用ください!!

日本ヒューレット・パッカード株式会社 教育サービス 中川明美

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@miyo4i

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久しぶりの骨盤矯正ブログです。vSphereのアップグレード、実はこれ非常に複雑です。vSphereの前にvCenterをアップグレードしますし、アップグレード先のヴァージョンのハードウェア互換性もチェック、他にも様々な要素をチェックしなくてはなりませんので、アケミ姉さんの作ってくださったチェックリストを参考に、ご自身の環境に合わせた確認を行って下さい。

次回はUpdate Managerを利用したヴァージョンとのことですので、こちらを使いたい方は来週までお待ち下さい。

最後にさり気なく姉さんの著書の宣伝が入っております(笑)

2018/02/02

Arcserve のセミナーを開催します!&クラウドへのバックアップについて考えてみました!

こんにちは、バックアップ担当の宮内です。
本投稿は2018年3月にネットワールドとArcserve Japanが開催するセミナーの宣伝記事です!
宣伝用にキンチャクガニの絵描きました。キンチャクガニはかわいいんですよ!
ちなみに、カニをクリックでセミナー申し込みサイトにジャンプします!!

セミナーのメインテーマはクラウドと働き方改革

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これから働き方はどう変わっていくべきか?実際働き方改革ってどうすればいい?
そして、Arcserve・ネットワールドはどのように働き方改革をサポートできる?
...そんな情報を、現場の裏話もふんだんに盛り込んでお届けするセミナーです。

ネタバレすると、Arcserve製品のクラウド連携機能・Office365活用機能の最新情報・ 会場でしか聞けないマル秘(?!)情報などなどがゲットできますよ!
私もArcserve UDP, Arcserve Backupのパブリッククラウド連携機能検証で関わらせていただきました。
検証成果を発表するセッションもありますので(私も名古屋・大阪で登壇予定です)、ご興味のある方はぜひ!足を運んでみてくださいね。
入場は無料ですので、お気軽にご参加くださいませ。

どうぞよろしくお願いします!!

...と、宣伝だけでは技術ブログの内容としては物足りないので...
技術的なAppendixとして、バックアップでパブリッククラウドを使うってどういうこと?というのを軽くまとめてみました!


■「パブリッククラウドをバックアップで使う」って結構大変?!

そもそもパブリッククラウドってなんでしょうね!

パブリッククラウドとは

企業が一般ユーザーや外部企業向けにクラウドコンピューティング環境を提供するサービス。
「クラウド環境」というと、上記サービスを使用して構築され運用される環境を指すことが多い。

上記の通り、パブリッククラウドはクラウド「サービス」を広く指す言葉なので「パブリッククラウドをバックアップで使う」と一口に言っても、実は色々考える必要があるんです。

ついでなので、対義語的に使われることの多いオンプレミスについても触れておきます。

オンプレミスとは

ユーザーがもっている物件や設備に構築・管理されるシステム運用形態。
「オンプレミス環境」は「パブリッククラウド環境以外の環境」といったニュアンスで使われることも結構ある。

いまの世の中にはオンプレミス環境がたくさんありますよね。
将来的に、クラウド利用の割合はもっと増えるのではないかという予想があります。

では、例えば「オンプレミス環境にあるデータをクラウド環境にバックアップしたい」と思ったときはどうしましょう。
大きく分けて3通りの方法が考えられます。

□クラウド環境へのバックアップ、3つの手法

手法 説 明
パブリッククラウド上にバックアップサーバーを建てて
バックアップデータを書き込む
クラウドストレージに直接(クラウドAPIを使用して)
バックアップデータを書き込む
クラウドストレージにクラウドストレージゲートウェイを経由して
バックアップデータを書き込む

クラウドの名を冠する言葉がいっぱい出てきました!用語の整理をしておきましょう。

クラウドストレージとは

クラウドベンダーが提供するオンラインのストレージサービス。
AWS S3やMicrosoft Azure Storage など。

クラウドAPIとは

クラウドベンダーが提供する、クラウド環境の外部からの操作を可能にするAPI。
このAPIを使用することで、バックアップソフトはクラウドストレージをバックアップデータの保存先として扱えるようになる。

クラウドストレージゲートウェイとは

クラウドストレージとオンプレミス環境の橋わたしをするサービス。
クラウドレージゲートウェイを仲介することで、バックアップソフトはクラウドストレージを普通のテープメディアやディスクとして認識できるようになる。

上述の3つの手法は、当然ながらそれぞれ特色があり、メリット・デメリットもあります。
以下に一例を挙げてみましょう。

□3つの手法、メリットとデメリット

手法 メリット デメリット
オンプレミスと比較的同じ感覚で
使える
クラウド上の構成が2,3に比べて
複雑になりがち
クラウド環境の構成が
比較的シンプル
使えるバックアップソフトの機能に
制限が増えがち
クラウド環境の構成が
比較的シンプル
別途製品やサービスの導入が
必要になりがち

分かりづらくて申し訳ないです...ここでいう手法は上の図で示した3つの手法のことを指しています。

手法2,3のメリットに書かれている「クラウド上の構成が比較的シンプル」について補足です。
クラウドストレージは、ストレージアカウントを作成すればだいたい使えるようになります。
それに対して1は、オンプレミスと同じ感覚で使うわけなので、サーバーを用意して、バックアップソフトウェアを用意して、保存先を用意して...と準備するのが定石。
クラウド上に用意するモノの数を比べると、結構違ってきますね。
モノが多い=大変、とも限りませんが、違いがあるということは意識しておいてもいいかも。

さて、「どうやってクラウドにバックアップするか」が決まったら「何を使ってバックアップするか」も考えましょう!
バックアップ製品は何にしよう?パブリッククラウドはどこのクラウドベンダーのものを使おう?などなど。
また、もちろんですが「何をバックアップするか」「どういう手法でバックアップするか」なども大事ですよ! このあたりを疎かにすると、場合によっては「クラウド云々の前に要件を満たせない!白紙に戻せ!」なんてことも...?!

考えることが多くて大変かもしれませんが、それだけバックアップ構成の選択肢も多いということ。 事前の計画・準備を大切にして、パブリッククラウドをバックアップに有効に使っていきたいですね!

■セミナーではArcserve製品のパブリッククラウド連携機能の検証結果を報告します!

一段落ついたのでセミナーの話に戻りましょう。
最近はパブリッククラウドとの連携が可能なバックアップ製品が増えてきていますが、もちろんArcserve UDP / Arcserve Backup にも多彩な連携機能が備わっています!
今回はvSphere環境の仮想マシンをバックアップ対象として、以下の機能を検証させていただきました。

  • パブリッククラウド環境への仮想スタンバイ
  • パブリッククラウド上に構築した復旧ポイントサーバー(RPS)へのデータレプリケーション
  • クラウドストレージへのバックアップ

果たしてその結果は...続きは会場で!!
なんてもったいぶるほどでもないのでさらっと報告してしまいますが、どれも問題なくバックアップ・リストアできました。
実際に動かしたことでこれらの機能についてのナレッジも溜まったし、今まであまり縁がなかったAWSやAzureといったパブリッククラウドもしっかり触れたし、終わってみれば満足度の高い検証でした!

■最後にもう一度宣伝を

どうでしょう、パブリッククラウドとバックアップのことが気になってきましたか?
それではセミナーにてお待ちしております!きっともっと役立つ情報がありますよ!

クリックするとセミナー詳細・申し込みページにジャンプします

また、今回のセミナーに関連して、記事広告が公開されています!こちらよりダウンロードください。
ちなみに、記事には書かれていない部分もセミナーではいろいろお伝えする予定です!乞うご期待!!

関連して、TechTargetにてデータ保護に関するアンケートもやっていますので、興味ある方はご参加いただけると私が喜びます!
抽選でAmazonギフト券やGoogle Homeが当たるかも?!


最後まで読んでくださりありがとうございました!!

書いた人:宮内

2018/01/31

Nutanix AOS 5.5は単独の仮想マシンで100万IOPSを提供、ですが、70%/30%のRead/Write割合ではどうなる?

本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001 そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90(2桁)として活動しているJosh Odger氏によるものです。

原文を参照したい方はNutanix AOS 5.5 delivers 1M read IOPS from a single VM, but what about 70/30 read/write?をご確認ください。情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

当社のNutanix社製品についてはこちら。本ブログのNutanix関連記事のまとめページはこちら

ネットワールドのNutanix関連情報はぜひ以下のポータルから取得ください(初回はID、パスワードの取得が必要です)。

Nutanixは単一仮想マシンで100万IOPSを達成 - HCIでは世界初!もご参照下さい。

最近Nutanix AOS 5.5は単独仮想マシンで100万IOPSを提供、ですが、この時ライブマイグレーションするとどうなる?という記事を書きました。ライブマイグレーションの影響は10%程度であり、ほんの僅か3秒ほどでマイグレーションを実行する前のレベルまで回復するということを示すことができました。

この記事ではもっと現実的な70% Read、30% WriteというIOプロファイルで8KのIOサイズを用いて、ライブマイグレーションの最中とその後の影響について見ていきたいと思います。

Nutanixのお客様にとってはさほど驚くことではないかもしれませんが、結果としてはランダムReadが43万6千、ランダムWriteが18万7千というところが最高値のベースラインとなります。マイグレーション時にはパフォーマンスは35万9千と16万4千まで低下しますが、その後44万6千と19万2千というもともとのベースラインよりも高い値まで数秒で復帰しています。

100%のランダムReadは8Kの100万IOPSを達成していますが、これと比較すると70/30の混合では60万IOPSに到達しており、大変に健闘しています。Nutanixの競合がVDIにのみ良いプラットフォームであるという評判を立てているのを考えると悪くありません。業界をリードするオールフラッシュのSANのベンダーがその最も大きなストレージ装置でのパフォーマンスをランダムReadで数十万IOPSと広告していることを考えれば、Nutanixの他とは違うハイパーコンバージドアーキテクチャでモノリシックなオールフラッシュ装置よりも高いパフォーマンスを単独の仮想マシンで達成しているのです。

これはNutanixの他にはないAcropolis分散ストレージファブリックが実環境で見られるIOパターンについても非常に高いパフォーマンスを低遅延で達成しているということになります。しかもそれは分散プラットフォーム内で仮想マシンがライブマイグレーションを行っている最中やその後も、ということです。

この結果はNutanixのAHV(旧称 :Acropolis Hypervisor、AOSに含まれており、追加で費用を支払うこと無く利用できます)の効率性の証明であるだけでなく、ユーザースペース(インカーネルの部分が小さい)で動作しているIOパスの効率性の証明ともなります。これの一部はワシントンD.C.の.NEXT 2017でアナウンスされたAHV Turbo Mode(和訳記事)のIOパスの最適化のおかげです。こうした素晴らしいレベルのパフォーマンスは、スナップショットのようなデータ保護の機能を利用している際にも継続されます。これについてはNutanix X-rayを利用したSnapshot impact scenario(和訳予定なし)という記事にまとめており、Nutanix AHVと業界をリードするハイパーバイザーとSDS製品との比較をあげています。こうした記事を読む時間がないのであれば、短くまとめると、Nutanixの競合製品はスナップショットを取っった際のパフォーマンスの劣化があり、それに対してNutanix AHVのパフォーマンスは一貫性を保っていると理解して下さい。これはビジネスクリティカルアプリケーションを配置するような場合の実環境では特に当たり前のシナリオです。

Nutanixの他にはないストレージオンリーノードを使ったパフォーマンスのスケールアウト(和訳予定なし)では仮想マシンやアプリケーションを変更すること無くより高いパフォーマンスが得られることを述べていますが、これは競合に対してのNutanixの大きなアドバンテージとなります。

Nutanixのデータローカリティは新しいデータが常に仮想マシンにとってローカルになるように、そして、コールドデータはリモートのままですが、ホットデータは1MBの細やかさで必要とされた場合にはローカルに転送されることを保証し、最適なパフォーマンスを保証します。これは総当たり的で、よく間違いを起こすようなローカリティではなく、インテリジェントなローカリティであるということを意味します。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@Networld_NTNX

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単独VMで100万IOPSシリーズの最後の記事です。Write30%がミックスされた場合も60万IOPSで、(Joshさんなりの)非常に謙虚な言い方で悪くありません。VDIだけのプラットフォームで60万IOPSも単一VM出でるんだよ、これまた謙虚な言い方ですね。いずれにしてもReadはローカルで行なえますが、Writeはレプリカの作成のためのネットワークのオーバーヘッドが有りますので性能はダウンしてしまいますが、これだけ出れば充分でしょう。

vMotion(AHVなので正確にはライブマイグレーション)を使った後の性能もぜひビデオを見て確認下さい。都市伝説に惑わされてはいけません!