こんにちは、ネットワールドストレージ担当です。
今回はPowerShellを使用してストレージの操作を行う方法をご紹介します。
CLI操作はコマンド体系がストレージ毎に異なるため、それぞれのストレージ毎にコマンドを覚える必要がありました。
それをPowerShellで行うことでGet-xxxxなら参照系New-xxxなら新規作成、Set-xxxなら設定変更など異なるストレージであっても同じコマンド体系で操作が可能になります。
まずはインストール方法です。PowerShellのコマンドでモジュールをインストールしますが、これはPowerShellを管理者権限で起動させる必要があります。
モジュールはPowerShell Galleryにて公開されています。
以下のようなコマンドにてモジュールのインストールを行います。この場合はPowerStore用です。
Install-Module -Name Dell.PowerStore
コマンドの一覧はGet-Commandにて確認が可能です。
Get-Command -module dell.powerstore
各コマンドの詳細はGet-Helpから見ることが可能になっています。
この辺りもしっかり作ってくれているのがありがたいです。
Get-Help以外にもコマンドリファレンスがありますので、細かい所はこの資料を見て調べます。
■PowerMax/PowerStore
https://dell-gtie-poc.github.io/powershell-docs/
インストールも終わったので、早速コマンド打ってみたくなるところですが、このツールは裏側ではRest APIにてアクセスが行われるので、コマンド打っても証明書のエラーで失敗してしまいます。そのため各ストレージの証明書のインストールを行います。
めんどくさい人は以下のコマンドで使う時だけ証明書を無効化し使い終わったら有効化するものいいかもしれません。
■証明書の無効化
[Net.ServicePointManager]::ServerCertificateValidationCallback = { $false }
■証明書の有効化
[Net.ServicePointManager]::ServerCertificateValidationCallback = { $true }
次にストレージの指定方法です。ここではPowerStoreの例になりますが変数を使用して実施します。
次は重複したコマンドの指定方法です。Get-VolumeのようなコマンドはPC内部のパーティションを確認するコマンドですが、ストレージのボリュームを参照するコマンドも同じ名前になっています。
明示的にストレージのコマンドの方を指定する場合はdell.PowerStore\Get-Volumeのように指定します。
では試しにPowerStoreにボリュームを作成してみます。
コマンドは新規作成なので頭はNew、操作対象はVolumeなのでNew-Volumeという風に連想できます。
このようにコマンドを覚えなくてもイメージができるため、操作しやすく新しいストレージが出てきても同じコマンド体系で操作ができるPowerSellでの操作方法のご紹介でした。
投稿者:JT
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