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【Dell Blog】新MidRangeストレージ PowerStoreを触ってみよう ~デプロイ編~

皆様こんにちわ。 ネットワールドストレージ担当小野です。

今回紹介するのは本日日本で発表された新しいMidRangeストレージ!

そう!PowerStoreです!!!

今回は製品概要や初期構築にあたる部分を紹介していこうと思います。
新製品のPowerStoreのβテストを我々で実施しておりましたので、
このような記事にて皆様知っていただきたいと思っております!


まずPowerStoreには大きく分けて2つシリーズがあります。
それがPowerStoreTとPowerStoreXになります。

PowerStoreTはUnityなどと同様にSAN、NAS、vVolを扱うことが出来ます!

PowerStoreXはSAN、vVolを扱うことができるのはTモデルと同様ですが、それに加えてESXを扱えます!
構築時にいろいろと条件はありますが今までにないモデルと言えるのではないでしょうか。

PowerStoreにはモデルが5つ用意されており、1000、3000、5000、7000、9000というものになっています。
主な違いはCPUとメモリーでCPUは4x8c~4x28c のSkylakeとなり、メモリーは384GB~2560GBとなっています。

1.png

 

Diskはそれぞれ約100本搭載できますが、DPEの末尾2本or4本がNVMe NVRAM用となっているようです。


その他細かな仕様については以下のようなドキュメントを参照いただけると幸いです。
・PowerStoreTシリーズ
https://www.delltechnologies.com/ja-jp/storage/powerstore-storage-appliance/powerstore-t-series.htm
・PowerStoreXシリーズ
https://www.delltechnologies.com/ja-jp/storage/powerstore-storage-appliance/powerstore-x-series.htm


長々と言葉を書いててもつまらないので、ここから実際の初期構築までの紹介をしようと思います。
まず、構築の事前準備をしていただきたいのが、

・IPアドレス(Tモデルは5つ、Xモデルは7つ)・・ちょっと多いですね。
・DNSサーバ
・NTPサーバ
・作業用端末
・ネットワークスイッチ

今回は弊社で構築してみた環境の図を載せてみます。
※スイッチが大量にあるのは他の環境との兼ね合いなので、実際には必要なポート数があれば1つで充分です。

2.png

 

あらかじめネットワーク構成を全て整えてもらえたら準備完了です。

セットアップ用のツールを起動して、筐体が認識することを確認してください。
今回はPowerStoreTモデルでの画面になります
※以下UIが実機と異なる場合があります。

3.JPG

 

169.254.XXX.XXXのIPアドレスでブラウザアクセスするとPowerStore Managerが起動します。
ウィザードに従って情報を入力していき、先へ進んでください。

IPアドレス入力の部分については事前準備で決めたIPをそれぞれ入力していきます。

4.JPG

 

そしてすべての入力が終わったら構成の検証を実施していきます。
ここでネットワークのチェックやその他いろいろなチェックをしているので、エラーが出ている場合は
その部分の設定を見直して再度検証するという流れになります。

5.JPG

 


全てのチェックが通ったら構築を実施しましょう!!
構築時間はだいたい60分程度で完了します。

6.JPG

 

ユーザー名にadmin、パスワードは設定したものを入力するとログイン完了となります!

7.jpg

 


今回は新MidRangeストレージ PowerStoreの概要~構築をお届けしました。
次回は画面UIなどを紹介していければと思います。こうご期待ください。

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