みなさん、こんばんは。こんにちは。鈴木です。
ひたすらIBM Cloud Private関連の内容を投稿していますが、変わらずその内容です。
今現在、IBM Think 2019が行われており、これまでいろいろを投稿させていただいているMultiCloud Managerについて新バージョン(ver 3.1.2)がリリースされました。 今回は速報でサクッとご説明したいと思います。
- Azure,AWS,GoogleのKubernetes環境に対応
画像のように、IBM MultiCloud Managerで他社製のクラウドの管理もできるようになります。 設定としては、各クラウドのKubernetes上に Klusterlet という管理エージェントとなるコンテナーをデプロイする必要があります。
実際に管理している画面はこちら。 実は、AWSやGKSなどは自動で判別はしてくれませんが、タグをつけることができるので、ユーザーごとに管理単位ごとにタグ付けしていただくことで、管理に柔軟性を持つことができます。
- 検索の実行 これまでのMultiCloud Managerでは複数クラスター(これまではICPとIKSでしたが)の管理をしている場合に、どこにどのPodがあるかなどの検索の手段がありませんでした。 しかし、今回のバージョンでは Search の機能が追加されており、Podなどの検索がサクッとできるようになっています。
- Dash boardからのドリルダウン
地味ですが、管理者には素敵な機能です。
これまでは、Dash boardの一覧で問題があったホストなどがあっても、Dash board上からはドリルダウンできない場所もありました。 今回のバージョンでは、Dashboardの一覧から問題のあるHostなどに対して、すぐにドリルダウンできるようにインターフェースが改良されています。
- インストールに関して
IBM MultiCloud Manager 3.1.2が最新になりますが、これを使う場合にはICP3.1.2が必要になります。
ICP3.1.2のインストールもMultiCloud Managerのインストールも試していませんが、MultiCloud ManagerのKulusterletについては 提供時のファイル名が大きく変わっていましたので、手順の再確認をする予定です。
(現地でSEに確認する限り、方法は変わっていないようですが・・・)
インストールについては改めて弊社で検証後、記事として投稿させていただきますのでお待ちください。
IBM Knowledge Centerではすでにドキュメントが公開されています。
ICP 3.1.2の新機能
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSBS6K_3.1.2/getting_started/whats_new.html
MCM3.1.2の新機能
https://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSBS6K_3.1.2/mcm/getting_started/whats_new_mcm.html
以上となります。 さらっとですが、これまで どこまで対応するの?MultiCloud Manager という部分がやっと見えてきました。
トライアル等、デモ等ご要望がございましたら是非ご連絡ください。
すずきけ