はじめまして FlashSystem V9000 検証担当:稲場です。
さて、先日は日本初上陸を果たしたV9000がネットワールドにやってきた!!
という記事をご紹介いたしました。
今回は、ついにその性能のベールを脱ぐ!!
という事で、
FlashStorageを検討する際に一番気になるポイントかと思いますが
FlashSystem V9000の性能検証の結果をご紹介致します!
Flashの性能ってどの位なのかっ!?
FlashSystem V9000の実力は!?
◆検証環境について
検証構成図
注:本構成ではAC2コントロールエンクロージャとAE2ストレージエンクロージャ間はそれぞれ8G x 4本で物理結線を実施しましたが、本来はAC2、AE2間は6本ずつでの結線が推奨されます。
◆検証機器
FlashSystem V9000
モジュール:2.9TBモジュール x 12
サーバは、ベアメタルサーバを2台用意しました。それぞれのスペックは以下になります。
Server_A
OS:Windows2008R2 SP1 x 2台
CPU:Intel Xeon CPU E5-260 v3 2.6GHz x 20CPU
MEM:64GB
Disk:RDM接続(500GB x 20) ※1:File Systemは経由しない
Server_B
OS:Windows2008R2 SP1
CPU:Intel Xeon CPU E5-2660 v3 2.6GHz x 24
MEM:96GB
Disk:RDM接続(500GB x 24) ※1:File Systemは経由しない
※1:V9000の領域をOSにマウントさせオンライン状態にした状態であり
ファイルシステムでのフォーマットは実施していない状態
◆チューニング設定
ベアメタルサーバ(Windows2008R2 SP1)
電源オプション バランス⇒ 高パフォーマンス
SDDDSMインストール ※2
※2:MicrosoftのMPIOテクノロジーに基づきマルチパス入出力サポートを提供するためのモジュール
FlashSystem V9000
ボリュームキャッシュモード: 使用不可(キャッシュ無効)
ボリュームサイズ:500GB
ボリューム数:Server_A用:20※3 Server_B用:24※3
※3:ボリューム数は使用するサーバのCPUコア数と合わせる
◆負荷ツール(IOmeter)設定
IOmeter設定
・Worker数 :それぞれのサーバのCPUコア数で設定(Server_A:20,Server_B:24)
・Targets :各Worker毎に1つずつVolumeを指定
・of OutstandingI/Os:32 per target
・試験パターン :4k Read 100% rondom 0%
負荷実施端末:Server_A,Server_B Total:2台
◆検証結果
FlashSystem V9000 のパフォーマンス結果
◆まとめ
・53万IOPSを処理していても遅延はほとんど発生せず、
常に遅延はms以下!!
・今回の構成ではRead処理のみを実施したが、
Write処理であれば、
より大容量のモジュールタイプを使用する事で、
IOPS処理性能を向上させる事ができる!
今回は、簡単なIOmeterを使用した性能検証の結果をご紹介させて頂きました。
今後のFlashSystem V9000 検証予定としては以下を考えております
・今回と同様の性能試験をV7000で実施し
Disk vs Flash , SSD vs Flash の性能比較を実施
・DB環境での使用を想定したパフォーマンス検証を実施
検証終了後またBlogにアップさせて頂きたいと思います!
(頑張れV9000検証担当!って俺か。。。)