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業界最速!?NetApp INSIGHT DIGITAL EVENT 発表まとめ その①

■NetApp INSIGHT 2020 DIGITAL EVENTが開催されました!

皆さん、こんにちは。株式会社ネットワールドのマーケティング本部で

NetApp製品営業&コンサルタントを担当しています、ますお。と申します。

今年もNetAppの年次最大イベント NetApp  INSIGHTが開催されました!

 

例年、世界各国、米国ではラスベガスなどの都市で行われていた本 INSIGHTイベントですが、今年は、昨今の情勢もあり、本年はオンラインでの開催の運びとなりました。

 

しかし、オンラインで実施の本イベント、非常に内容が濃い!!

早速、このイベントをリアルタイム視聴いたしましたので、その見どころをご紹介させていただきたいとおもいます!

 

オンラインでの開催・参加無料!日本語字幕付きのセッションも数多くあるので、在宅中のご自宅や職場からNetAppの最新情報を入手できますので是非今からの登録参加をお勧めいたします!

 

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■まず、NetApp INSIGHTってどんなイベント?

 NetApp INSIGHTは世界各国で開催されるNetAppの年次イベントです。

昨年はアメリカ・ヨーロッパをはじめ各国で開催され、日本でもNetApp INSIGHT 2019 TOKYOという名前で開催されました。このわたし、ネットワールドのますお。も昨年アメリカで開催されたNetApp INSIGHT Las Vegasに参加させていただきました。

 

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また、昨年日本で開催のNetApp INSIGHT Tokyoでは弊社のネットワールドセッションの檀上に、弊社SEと一緒に登壇させていただき、弊社独自の検証結果についてお話させていただくなど、NetAppだけではなく幅広くパートナー・ユーザーがNetAppの技術・製品について発表をおこない、情報交換できる一大コミュニティとしての役割のあるイベントとなっています。

 

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■今年のNetApp INSIGHT DIGITAL EVENT

そのNetApp INSIGHTですが、本年は完全オンラインのイベントとして下記のコンテンツが現地時間10/26 9:00AM~(日本時間10/27 1:00AM ~)よりストリーミングとオンデマンドの形式で公開されています。

 

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・Keynoteセッション(ストリーミング)

・Megaセッション(ストリーミング)

・BreakOutセッション(オンデマンド)

・ハンズオンラボ

・NetApp認定資格試験対策セッション・資格試験割引(期間中25% OFF) 

 

このなかで本記事ではイベント開催直後からストリーミング配信されたKeynoteセッション内容の概要について解説させていただきます。

 

■DAY1 10/26 9:00:Keynoteセッション

DAY1の開催にあたり、George Kurian CEOのKeynoteセッションが、現地時間 10/26 9:00(日本時間 10/27未明)にライブ中継開始されました。Kurian氏は昨今のCOVID-19の情勢下ではビジネス変革が世界規模で起こっており、デジタルビジネスの通貨たる「データ」も重要となっていると語りました。その中で、顧客はDataFabric*を通じて適切なデータを、適切な場所へ、適切な時にデリバリーすることを必要としており、NetAppはデータとデータサービスの領域において28年間培ってきた経験の元、エンタープライズの環境下からクラウドへ、クラウド環境からエンタープライズ環境へ、そしてクラウド環境からクラウド環境へののデータマネジメントを実現できると語りました。

 

*Data Fabric = クラウドからオンプレミスまであらゆる場所でデータを格納・可搬・利用可能にするNetAppの企業ビジョン

 

そして、NetAppがData Fabricを実現するパートナーとしてMicrosoft・IBM両社のCEOとAmazonWebServeiceのVPがゲストスピーカーとして登壇し、NetAppのテクノロジーが各社のサービスで果たしている役割を、顧客事例にとって強調しました。

 

また、ユーザー事例ではコロナワクチン開発の最前線にいる製薬会社のアストラゼネカ社のグローバルインフラサービスディレクターが登壇し、AWS・GCP・Azure・Alibabaの4大パブリッククラウドサービスでそれぞれ優れているサービスを最大限に活用するための手段として、マルチクラウド環境下でのNetAppのDataFabricテクノロジーを役立てていると語りました。

 

■Keynoteセッションでの注目点は?

本年のCEO Keynoteセッションで注目すべきは2つあったと感じます。

まず、1つはMicrosoft・AWS・IBMといった、NetAppのハイパースケールクラウドベンダーのパートナーが自身のサービスにおいて、そしてユーザー事例ではアストラゼネカ社がマルチクラウド環境下でのNetAppのDataFabricテクノロジーの重要性を説いた点です。

昨年までのINSIGHTのKeynoteセッションではユーザーの事例を中心としたData Fabricの活用・ビジョンについての内容となっていましたが、本年のKeynoteではNetAppのテクノロジーが採用されているクラウドベンダー、そして複数のマルチクラウド環境でNetAppテクノロジーを活用するユーザー企業の事例など、明らかにハイブリッド・マルチクラウド環境下におけるNetAppのDataFabricの役割について強調されており、この領域におけるNetAppのもつテクノロジー・ビジョンについての重要性が本年では一層強調されていたと感じました。

Keynoteセッションのなかでもう1社、NetAppが2020年1月に買収したSpot社のVCの登壇があり、同社の強みである、パブリッククラウドでのコンピュートの最適化・効率化という点も、明らかにNetAppが各クラウドベンダーサービス上での重要性を意識していると考えられます。

 

 

そして、もう一つのキーワードとしてはNetAppのコンテナ技術への取り組みとなります。アストラゼネカ社との対談の中では、マイクロサービス・コンテナといったキーワードもでてきており、NetAppが新たにリリースするProject Astraのプレビューユーザーとしてアストラゼネカ社はNetAppの支援の下、同社が活用するマルチクラウド環境でのコンテナ利用についての活用方法を模索しているという点もご紹介がありました。

 

■新製品・サービスの詳細について

昨年のNetApp INSIGHT Las Vegasでもそうだったのですが、CEOのGeorge Kurian氏が登壇するメインのKeynoteセッションでは具体的な新製品・サービスの発表というのはあまりおこなわれず、製品名や概要の言及にとどまり、もっぱらNetAppユーザーやパートナーなどが登壇し、NetAppのData Fabricによるビジネス革新やNetAppとしてのビジョンなどが語られることが傾向のようです。

 

具体的な新製品・新サービスの詳細についてはMegaセッションや個別のBreakout Sessionでとりあげられるのですが、今回はKeynoteの中で、Breaking News(ニュース速報)という形でその一部が紹介されました。この新製品群については、MegaセッションやBreakout セッションの内容に個別にフォーカスを当てた記事で別途アップロード予定ですのでそちらを乞うご期待ください!!

 

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マーケティング本部セールスコンサルティング部

NetApp製品担当:ますお。

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