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Nutanixのスケーラビリティ パート1 - ストレージキャパシティ

本記事の原文はもともとNutanix社のStaff Solution Architectで、Nutanix Platform Expert (NPX) #001、

そしてVMware Certified Design Expert (VCDX) #90として活動しているJosh Odger氏によるものです。

原文を参照したい方はNutanix Scalability – Part 1 – Storage Capacityをご確認ください。

情報は原文の投稿時のままの情報ですので、現時点では投稿時の情報と製品とで差異が出ている場合があります。

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アナリストだけでなく、購入を検討または、既存のお客様がしばしばNutanixのストレージの拡張機能について知られていないという事があり驚かされます。

2013年に遡ると、共通の不満事項は実際の要望に関わらず、NutanixNX-3050のノード単位で増設する必要がありましたが、まもなくしてNutanixは低いCPUと高いCPUモデル、ストレージ専用のオプションでより柔軟性を高めたNX-1000NX-6000シリーズを紹介しましたが依然としてNutanixには大きなギャップがあるユースケースが依然として存在していました。

2013年の10月に単にSSD/HDDの筐体をデュアルコントローラーのストレージアレイに追加する事は環境をリニアにスケールするのではなく、パフォーマンスと複雑性に非常に大きな影響を与えるというブログのタイトルを投稿しました。

2015年の.NEXではNutanixコンピュートとは別にストレージを拡張できる機能を発表しました。お客様は従来のSAN/NASにシェルフを追加するのと同じように容量を拡張する事が出来ますし、さらにストレージコントローラー(CVM)が追加されデータサービス、パフォーマンス、レジリエンシーを高めることが出来ることになりました。

ストレージ専用ノードは全てのハイパーバイザでサポートされ、良いことにNutanix AHVが動作しているので、VMware ESXiをご利用であっても追加のハイパーバイザ費用が掛からないのです。そして、ストレージ専用モデルは追加の管理工数がかからない為の1クリックローリングアップグレードをサポートしています。

ストレージ専用ノードのメリット

1

CPUとRAMとは別に従来のディスク筐体をストレージに追加するように容量の拡張が出来ます。

2

スモールスタートで要件が発生した際にストレージを拡張できる

3

ハイパーバイザの追加コスト、拡張容量の追加の管理が不要

4

NutanixCVMが増えることでデータサービス、レジリエンシー・パフォーマンスの向上

5

ホットとコールドデータの容量を拡張

6

ストレージノードとデータの分散方法はNutanix独自

ストレージ専用ノードの利用例

  1. 容量の追加要望 

    MSエクスチェンジ管理者:CEOにメールボックスの制限を1GB から2GBにするように言われたけど、そんなに余裕がないんです。

    Nutanix:スモールスタートから初めてNutanixのストレージプールの利用率が80%になるようにストレージノードを追加しましょう。


  2. :フラッシュの容量を増やす

    MS SQL DB管理者:ミッションクリティカルなDBを拡張する予定で、現在の日常業務でSATAを利用していて、もっとFlashが必要なんです!

    Nutanixそれではいくつかオールフラッシュのストレージ専用ノードを追加しましょう。


  3. レジリエンシーの確保

    CEO/CIO : 障害に耐えることが出来て自己診断が行えるインフラ基盤が必要ですが、私たちの安全な施設はアクセスが難しく時間がかかるところにあります。どうすべきだろうか??

    Nutanix : ストレージ専用ノードの追加でストレージ容量を確保しN台のクラスタ障害に対応できる十分な容量を確保し、リビルドによって環境は完全にレジリエンシーがありパフォーマンスの良い状態を確保します。


  4. バックアップと長期保管

    CEO/CIO : 私たちは7年間のデータ保管をする必要があり1時間以内にデータにアクセスできる必要があります。

    Nutanix : Nutanixではストレージ専用ノードを既存のクラスタに追加するか別にバックアップ用のクラスタを作ることが出来ます。1年間分の十分なストレージ容量から初めて容量の追加の要求に応じて、ストレージノードを追加しGBあたりのコストを削減できます。Nutanixは混在した世代での構成をサポートしているので、製品の世代などの観点から置き換えなければ行けない状況になるという事はありません。


  5. モンスターVMがいる場合

    サーバ管理者:現在何台かストレージの容量が100TB必要な仮想マシンがいるのですが、Nutanixの最大サイズでは20TBのサポートしかしていません。どうしたらよいでしょうか?

    Nutanix : Nutanixの分散ストレージファブリック(ADSF)は如何なるストレージの要求があっても仮想マシンのデータセットNutanixクラスタ内で分散するのです。ストレージ専用ノードは容量を拡張する一方でレジリエンシー、パフォーマンスをクラスタ内の他の仮想マシンに提供します。コールドデータはクラスタ内のあらゆる所へ分散されますが、ホットデータは仮想マシンが稼働するノード上にデータ容量が共用出来る限り存在増します。


  6. あまりアクセスの少ない(コールドデータ)のパフォーマンス

    サーバ管理者:SANに接続されているSATAドライブにコールドデータを常に保管しています。データは非常に大きいのですが、Flashを利用するには高すぎます。このデータに関しては年に12度の監査、会計目的での読み込みが発生するのですが、これがとても遅いのです。どの様にしたらこれらを解決しパフォーマンスの向上する一方でコストを削減ができるのでしょうか?

    Nutanix : ハイブリッド専用ノードはコスト効率が良くADSFを組み合わせると費用効果が高い方法になります。Nutanixは最適なリードパフォーマンスを少ないレイテンシーで提供する事ができるのです。これが意味するのは、もしHDDまたはノードに大きな負荷があったとしても、ADSFクラスタ全体で動的にリードI/Oをリダイレクトしリードパフォーマンスを向上します。この機能は2015年に発表され、ストレージ専用ノードに多くのスピンドルクラスタに追加する非常によい機能です。


よくある質問:

  1. 一つのクラスタにどれくらいのストレージ専用ノードを構成できますか?

    ハード的な制限はありません。クラスタのサイズは64ノード以下に構成する事が単一障害を考慮する上では重要な事になります。

  2. ストレージ専用ノードを使うためにはどの程度のコンピュート、ストレージノードが求められますか?

    2つです。これでVMが稼働しているノードのN+1のファイルオーバーを可能とし、コンピュート&ストレージノードの障害が発生しても仮想マシンが再起動できるようになります。技術的にストレージ専用ノードでクラスタを作成する事が出来ます。

  3. モンスター仮想マシンの為にどのようにストレージ専用ノードを追加して容量を増せるのでしょうか?

    クラスタ全体で行われる分散レプリカにより、仮想マシンの稼働しているノード上のローカル容量の空きを増やします。

    仮想マシンの容量がノードのキャパシティを超えた場合、ストレージ専用ノードの追加でストレージプールに対して容量とパフォーマンスの向上を実現します。

    Note:一台の大きなvDiskを持った仮想マシンでさえもNutanixの設定を何一つ変更することなく十分な容量を利用する事が出来るのです。

記事担当者 : SI技術本部 カッシー @Nutanix_NTNX