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セッション STO3008-SPO - VAAIは好きですか?それではVMworldでFVPについて聞いてみると良いです。

本ブログエントリーはPernixData社のテクノロジーエバンジェリストであるFrank Denneman氏のブログの翻訳版です。

本記事の原文はSession STO3008-SPO – Love VAAI? Then you want to hear about FVP at VMworldで閲覧可能です。
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今年のVMworldを首を長くして待っています。今年は私はセッションを一つだけ担当します。STO3008-SPO – Decoupled Storage: Practical Examples of Leveraging Server Flash in a Virtualized Datacenter。私はこのセッションをPernixDataのCTOであり、共同出資者であるSatyam Vaghani氏と一緒に担当できることをとても誇りに思います。

VMwareでまだ働いている際に、Satyam氏は今日皆さんのデータセンタが拠り所としているテクノロジーの数々を生み出し、始動させてきました。彼はまだVMwareがこれからリリースする予定のテクノロジーについてもそのスタートを担当していました。このセッションについて話合う中で、私は彼の口から業界の現在の開発の動向とそれらがどこへ向かっていこうとしているのかを聞くことが出来ました。そして、Storage Field Day 3 や SFD5 で既に彼の話を聞いたことがある人は、この話を聞きに行く価値があるということを既にお分かりでしょう。

ストレージオフロードの2乗

我々はFVPのアーキテクチャと皆さんの仮想化データセンタにおける高速化プラットフォームのメリットについて、潜り込みます。面白いことにはVAAI(vStorage API for Array Integration)フレームワークはSatyam氏が始動させたテクノロジーのうちの1つです。VAAIはシン・プロビジョニング、ストレージクローニング、アレイのゼロフィルなどのCPUにとって「コストの高い」多くの操作をオフロードすることを可能にします。インテリジェンスを下の階層に移し、このタスクをアレイ側で実行することで、ホスト側とのやりとりなく、ホストのCPUのサイクル利用を減らしながら、強力なストレージコントローラーのレイヤで実行することが可能になるのです。アレイ側のCPUのサイクルを減らし、帯域幅の消費を減らすことは更にアレイのパフォーマンスを上げることに役立ちます。

FVPはVAAIのメリットを2乗にさせたヴァージョンです。I/Oをコンピューティングレイヤに保ち、I/Oを業界が提供できる最速のデバイスで高速化しながら、アプリケーションに最も近いところにリソースを保つことができるのです。これによって、非常に多くのアレイによる操作をオフロードし、帯域幅の消費を抑えることができます。これによって単にリソースの高速化を実現するだけでなく、インフラストラクチャの他のレイヤからの付帯的なメリットをも得ることが可能になります。話の中で我々はFVPの技術的なアーキテクチャを見ていきます、更に実際の環境内でFVPのアーキテクチャを利用することによるメリットについても見ていくことになります。例えば、以下のお客様ではVMAXの監視ツールで読み取りのIOPSを1ヶ月ほど監視したチャートです。3週間は高速化されておらず、1週間はFVP化されています。

Fig102境界でのインテリジェンス

VAAIは実行を下のスタックへ移動させるのですが、FVPはインテリジェンスを上へと移動させます。情報の多いハイパーバイザーの環境を活用し、サーバサイドストレージ情報プラットフォームを構成することができるのです。このセッションでは新しいテクノロジーの情報を多く取り扱いますし、技術的に高度なレベルで行われます。面白いことに、今年のVMworldのスローガンは「No Limits(限界など無い!)」です。FVPは驚異的なストレージプラットフォームを実現するという点で、まったくもって限界がありません。もちろん、いくつかの質問のための時間も確保するように頑張ります、Mr. VMFSの頭脳に直接質問をできる機会をご活用ください!

お早めのご登録を! もう少しばかり座席に余裕があるはずです。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)