株式会社ネットワールドのエンジニアがお届けする技術情報ブログです。
各製品のエキスパートたちが旬なトピックをご紹介します。

サンフランシスコより:VMworld Day 1

皆さん、こんにちわ。今回は8月24日から28日まで米国はサンフランシスコにて開催されているVMworldに参加しておりますので、その様子を雰囲気だけになってしまうかもしれませんが、ほそぼそとお伝えして行ければと考えております。日本時間は現在すでに26日になっているところで24日からレポートがスタートするのか?と思われるかもしれませんが、24日はPartner Dayというパートナー向けのイベントとTAM DayというTAM(Technical Account Manager)が割り当てられている、いわゆるVMwareのパートナーおよび自社戦略と強くVMwareを結びつけて展開を行っているお客様向けのイベントで、ブログでその情報をお伝えしてもよいのか迷いましたので、思い切って、今回は一般のエンドユーザー様が参加される25日からのレポートとさせていただきます。

Jet-Lagに気をつけて

今回ネットワールドは8名のメンバーがVMworldに参加しています。8名のうち、私だけは23日に出発し、24日に行われるPartner Dayへ参加します。日本からは深夜の羽田ーサンフランシスコ便を利用しました。

羽田を0:05出発ですが、飛行機が遅れることもあるのでそうなると結構悲惨です。今回は離陸が2時間近く遅れ、機内の軽食も当然2時間遅れ、到着も2時間遅れになってしまいました。私は映画を見ていたのですが、2時間の映画を見終えてからの離陸、おとなりの人はやっと根付いたところを離陸の音で起こされてかなり気が立っていました。その後うまく寝られなかったようで、到着直前の軽食もキャンセルして寝ていましたが、現地時間19時到着なので、そこで寝てしまうと・・・。羽田初便は飛ぼうが飛ぶまいが飛行機に乗ったら寝ないといけませんね。

志を同じく、Partner Dayのために前日入りしたパートナーの皆様と、熱い杯を交わしながら、翌日以降のための英気を養います。おやすみなさい。。。

Partner Day、ちょっとだけ

内容はあまり書けないので、旅のお役立ち情報だけ。今回宿泊したのはヒルトンサンフランシスコベイフロントという、空港から無料の送迎があるホテルでしたが、会場であるサンフランシスコのモスコーンコンベンションセンターまでおよそタクシーで$60程度でした。今回は小さなタクシーに4人も乗った上に、大きなスーツケースをトランクに4つも。。。運転手さんが可愛そうだったのでチップを少し多めに。

会場に到着後はイベントのレジストレーションを行います。今回はJTB様が企画されたツアーに相乗りをしていますので、JTBさんがかわりにレジストレーションを済ませてくださっていましたが、長蛇の列になっています。多分最大で30分近くの列になったのでは?また、うまくパートナーとして登録できていないパートナー様がエンドユーザー様扱いでの登録になっており、会場に入れなかったなどもありました。この場合は「Assisted Check In」というカウンターがあるので、そこでデータの調整を行ってくれます。バッジにはPartner、 Attendeeなどの属性の他、利用できる施設の違いなどでPartner Day, TAM Day, Almuni, TAPなどの記載がされますので、知りうるべき情報にアクセス出来ないようなバッジが出ていたら「Assisted Check IN」これを覚えておいてください。

15018108371_b36a31d2c9_z

残念ながら、Partner Dayの内容は翌日以降のVMworld本編で発表するような情報の前バラシはありません。これは来年以降参加する場合の参考として欲しいのですが、我々販売側としてほしい情報はしっかりと出てくるのですが、技術的に新しいものを求める場合にはPartner Dayはあまり意味が無い(あったとしても1日だけの先行ですし・・・)と覚えておきましょう。

本編 : Day 1スタート

いよいよ本編のスタートです。今年は日付が変わった頃からドンドンと情報が出始め、General Session(いわゆるキーノートスピーチ)で話す内容は殆ど出てしまったのでは?と思うぐらいでした。時差ボケのせいで、ちょっと楽しめないかもなんて、思いながら外が明るくなってきます。

朝食ですが、イベントのレジストレーションが済んでいれば会場で食べることもできます。なかなか日本人として馴染みにくいのですが、豆を似たやつとか、オーガニックヨーグルトとか、果物とか、パン、ベーグルなどが中心です。正直、鮭おにぎりが食べたくなるのですが、郷に入っては郷に従えです。

今回はPernixDataがPernixProもしくはPernixPrimeのために朝食を企画してくれていましたので、会場で食べるのではなく、そちらに参加してきました。PernixDataからPernixProの証として、スタートレックの乗組員のようなジャケットを渡されます。かっこいい!夜は少し肌寒いので万が一のために持っておこう。

14849956119_045746efce_z

Breakfastのあとは、いよいよGeneral Sessionの開始です。9時開始ですが、8時30分ごろに行っても良い席は埋まってしまっていましたのでもう少し早いほうがいいかもしれません。

General Session Day 1

すでに色んな所に記事が出ていますので、ここではポインタに絞ってお伝えします。まず、最初に登壇したのはCMOのMatlock Robin氏です。今年は22,000名がVMworldに事前登録しているなど。VMware Foundationの話などもありながら、CEOのPat Gelsinger氏にバトンタッチ。

劇的に変化する世の中に対して、変わっていく勇気が重要というような内容で導入してゆき、VMwareはそれに対して、v.s.もしくはORのアプローチではなく、ANDで対応して行くという方針。オフプレミス OR オンプレミスではなく、ハイブリットどいうANDのアプローチということでしょうか。VMwareのハイブリットクラウドはvCloud Airと既報の通りリブランドされて、単なるIaaS基板ではなく、DR、Desktop、PaaSなどの「機能を持ったパブリッククラウド」としての装いに模様替えするようです。

SDDC/Hybrid Cloud分野での新製品(?)のアナウンスは以下のとおり

  • vCloud Suite 5.8
  • vSphere 6 beta
  • Virtual Volume & VSAN 2.0 beta
  • vRealize Suite

Betaが付いているものについての言及は避けますが、管理・自動化製品をSuiteにしたvRealizeはなんと、vCloud Airからも提供されるということです。

もう一つ、VMware OR OpenStackではなく、VMware AND OpenStack。これについても以前から開発が進んでいましたが、開発を含め大きなインベストを行っていくようです。ちょっと話題になっていましたが、VM OR Conainerではなく、VM AND ContainerやそこへPivotalのプラットフォームを追加してノースバウンダリとのAPI連携など、管理自動化を1本化して、多様性を許容していくアプローチが着実に実を結びつつあるように思います

そしてやはり今回はEVOが大きな発表になるでしょう。vSphereとVSANを組み合わせて「検証済み」「予測可能」「性能保証」されたハイパーバイザーコンバージドプラットフォーム(ハイパーコンバージドシステム)としてEVO: RailとEVO : Rackが発表されています。Railの方は単一ノードのスケールアウト型プラットフォームですが、EVO: Rackはより大きなサイズでのシステムに対応ができるようになったもののようです。すでに数社が提供を開始しており、今後も増えていくものと思われます。VSANの2.0と合わせて要Watchです。

では、明日はDay 2をお送り予定です。

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)