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遂に出た!FAS2500シリーズ!

皆さんこんにちは。

猛暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか?

今日はそんな猛暑がもっと暑くなる内容をご紹介したいと思います。

もうご存知の方も多いと思いますが、実はみんな大好きFAS2000シリーズの最新後継機が7月にリリースされております。

今日はその最新機FAS25xxについてご紹介したいと思います。

まずはスペックはザックリこんな感じです。

下の図はFAS2240とFAS255xの比較になります。

Photo

メモリが3倍ですね。また、NVRAMの容量も増えております。

これでどのくらいパフォーマンスが上がるのか楽しみですね!検証結果等についてはまた後日掲載していきたいと思います。

もう一つFAS255xでの特徴的なポイントはUTA2というポートが搭載されております。

UTA・・・(´・ω・`)?」

UTAとは、ユニファイド ターゲット アダプタの略のようでして、これ一つですべてのプロトコルをしゃべれる魔法のポートになります。

今までのFAS2240等ですとメザニンで10GbEthか8GbFCを選べるモデルだったのですが、「2000シリーズで両方頂戴!!」という人にはちょっと悩まされる構成でした。

UTAポートはそんな悩みを解消してくれるものになります。

下の図はFAS255xの背面図。

Cont2_4

このUTAポートは設定により用途(FC/10G)を切り替える事ができるのですが、

ONTAPからのコマンドは以下になります。

・cDOT

>system node hardware unified-connect

・7-mode

>ucadmin

使用用途は様々でして、10GEthにしてCIFS,NFS,iSCSI,FCoE、クラスタインターコネクト。。。

FCPにしてターゲットもしくはイニシエータにしてテープ繋げたり・・・

ワクワクしますねぇ・・・(・∀・)!

あ、でも対応しているSFPをちゃんと買ってくださいね!

では次にFAS2520の背面図ですね。

Cont3

FAS2520ではUTA2はなく、10GBase-Tが4つあります。

(なんでやねんw!とゆーツッコミが聞こえてきますね・・・)

ですのでFAS2520ではFCPは使えません。まぁFAS2220の後継機ですのでそうなりますよね・・・

10GBase-Tなので従来のSFP+が使えずNWスイッチを選びますが今後10GBase-Tは流行るかもですね!

あ、でもクラスタインターコネクトには使えますよ!2ノードクラスタ限定ですが・・・

んで、今回の目玉になります!

はい!ドン!!

Front

おぉぉぉぉぉ・・・・・か、カッコイイ・・・

この最新ベゼルで今年の夏の最新おしゃれ大賞を狙いましょう☆

では最後にちょいネタを・・・

皆様VSCはご存知でしょうか?

「Virtual Storage Console」略してVSCになります。

vmware+NetAppの環境で、vCenterにプラグインする事でNetAppを便利に管理やバックアップを行えるツールになります。

このVSCですが最新verの5.0がリリースされました!

主な重要変更点はWindows2012に対応した事とvSphereWebClientに対応したことですかね!

で、このVSC 5.0を早速試した所・・・うまく動かない・・・orz

インストールはできるのにサービスが開始しない・・・

とゆー事で色々調べた所バグがあるようでして以下の手順でうまく動きました。

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1. In a Command Prompt, run:
 "C:\Program Files\NetApp\Virtual Storage Console\bin\vsc ssl setup -generate-passwords"
 
 2. Start the Virtual Storage Console service.
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もしハマっている方がいましたら是非こちら試してみてください。
それでもダメな方は・・・サポートにお問い合わせくださいm(__)m

ではまた次回お会いしましょう!

by Cho-suke