株式会社ネットワールドのエンジニアがお届けする技術情報ブログです。
各製品のエキスパートたちが旬なトピックをご紹介します。

VMworld2015 サンフランシスコより : General Session Day 2

昨日の記事に引き続き、サンフランシスコよりお届けいたします。

本日のGeneral Sessionはオープニングビデオのあと、EUCのSanjay氏が登壇して始まります。テーマは「Consumer Simplicity & Enterprise Security(コンシューマーの手軽さとエンタープライズのセキュリティ)」です。IDC2015年の発表やAirWatchのさらなる成長についてのマーケット情報が語られます。「まだブラックベリー使ってる人いる?あ、2人だけ?」という感じで、とても勢いに乗ってハツラツとしたプレゼンテーションです。

Sanjay氏は昨日の振り返りも兼ねて、仮想化(Compute)からStorage, NetworkingそしてManagementとSDDCを説明、その上で動く元して、デスクトップ、そして、それだけにはとどまらずモバイル、コンテンツコラボレーション、ID管理とEnd-User Computingが提供するものを紹介しました。ちょうどVMwareの歴史を紐解いてのプレゼンテーションで、途中に前CEOのPaul氏の名前も出てきていました。

20150901_090722

おどろくべきことにマイクロソフトWindows Enterprise and SecurityのCorporate Vice PresidentのJim氏が登壇されました。VMwareはWindows10大好き!ということです。

20150901_091418

その後は、またも新技術! どうやって実現しているのか、これから調べていきますが、AirWatchで管理された物理Windows 10にApp Volumesを利用してアプリケーションをリアルタイム配信するデモも行われました。こちらはA2と呼ばれるTech Previewとのことです。

20150901_092224

また、AirWatchのIDに紐付いたポリシーとNSXのFWポリシーを連携させ、ユーザーごとの決めの細かいネットワークアクセス制御についてもデモが行われました。

続いて登壇したのは我らがMartin氏です。「アプリケーションこそがネットワーク」がテーマです。すでに様々なネットワークをまたがって構成されているアプリケーションが殆どになっており、そのため「構成・設定」、「トラブルシュート」、「セキュリティ」の課題があるこれを解決することができるのがネットワーク仮想化ということで、先日発表されたNSX 6.2についての紹介がなされました。中でも非常に興味深かったのは「Distributed Network Encryption」です。

20150901_094725

パケットの暗号化をESXi内で実装しているため、仮想マシン間の通信を暗号化できた上、アプリケーションには一切の変更が必要ありません。マイクロセグメンテーション(分散ファイヤウォール)も面白いユースケースでしたが、この分散ネットワーク暗号化も非常に強力なセキュリティのユースケースになりそうです。

この後CEOのPat氏によるプレゼンテーションもありましたが、こちらの内容については以下のセミナーでのお楽しみとさせてください。

VMworld2015 フィードバックセミナー
~VMworld2015の内容をいち早くお届け!~

昨日に続いて非常にライトな内容ですが、第2弾とさせていただきます。まだまだ更新していきます。Stay Tuned!

記事担当者: マーケティング本部 三好哲生 (@pernixdata_netw)