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手軽に導入OneXafe!(OneXafe導入サービスの様子ご紹介)

こんにちは、バックアップ製品担当SEの井上です。

普段全く関心のない競技でもついつい見てしまう、オリンピックあるあるの今日この頃です。

さて、今回は弊社で提供しているOneXafeの導入サービスについて、どんな感じで導入を進めていくのか、過去の構築実績も踏まえてご紹介させていただきたいと思います。


~プレ段階~
有償の導入サービスとしてはご発注いただいてからになりますが、我々SEもプレ段階から打合せに参加したりしています。(当然ながら?)既にArcserve製品をご利用いただいているお客様からの引き合いが主で、基本的な製品説明や、お客様環境へ導入するにあたってのご相談をお受けしたりしている感じです。
(遠隔地へのレプリケーションや、こちらの記事で記載したOneSystemの話題などが多い印象です。)
また、構築のご依頼を検討されているお客様には、環境構成や弊社でどういった対応が必要か、設置場所等のヒアリングも行います。

OneXafeの細かな動きが実際にどうなるのか、導入後の運用はどんな感じになるのか、イメージが付かず迷われているお客様には弊社で検証機の貸出(無料レンタル)のご用意もありますので、こちらもどうぞご検討ください。

www.networld.co.jp

(検証貸出機についてはリンク先の下の方に記載があります)


~作業前/ヒアリング~
さて、導入サービス開始になると、基本的には弊社担当営業から打合せの調整をさせていただき、打合せにてパラメータヒアリング(の説明)や作業スケジュールの調整、作業までに準備していただきたいことのご案内等々についてお話しています。
(ちなみに、OneXafeはHWアプライアンスなので、作業時は現地にお伺いしますが、それ以外の打合せはほとんどリモートで実施しています。)

パラメータヒアリングでは、弊社書式のパラメータシートと、OneXafeの仕様説明の資料等を、オンラインMtg.であれば画面共有等で投影しつつ、OneXafeの設計要素とパラメータをどうやって決めるかお話させていただきます。
OneXafeはとてもシンプルな作りなのでそこまで設計は大変ではない印象ですが、ネットワークやユーザ、共有をどうするか、といったあたりが主な設計要素になります。

お打合せの後は、お渡しするパラメータシートについて、IP情報等々をご記入いただきます。記入に当たっての不明点や質問があればメールでやり取りし、必要に応じて短い打合せを設けさせていただく感じです。


~構築作業!~
いよいよ構築です、基本的に2名体制で現地にお伺い致します!!

ちなみに、最初から最終設置先で作業するのがよくあるパターンですが、データセンター等の環境が快適でない場合(出入りが面倒だったり携帯がつながらなかったり。。。)現地での滞在時間を極力短くしたい、着荷不良がないか確認しておきたい、といった理由で当社キッティングセンターでの事前の初期構築を実施することもあります

現地作業ではまずはOneXafeを箱から出してラックマウントしていきます。OneXafeをご注文いただくとケーブルマネジメントアーム(CMA)が同梱されているのですが、今のところお客様から不要と言われて取り付けない率100%です!!(※当方調べ)

Cable Management Armとは...



ラッキング後、電源ケーブルも繋いだら電源ON!! 設定作業を進めていきます。
設定の様子は以下の記事でもご紹介しています!
 https://blogs.networld.co.jp/entry/2022/10/07/000000
 https://blogs.networld.co.jp/entry/2024/06/20/182719

※ ちょっとアナログ感ありますが、最初は必ずディスプレイ(D-sub)とUSBキーボードをご用意いただくようお願いしております..!
※ LANケーブルの敷設はお客様にてお願い致します。(OneXafe側の結線のみ実施しております)
※ 基本的にはバックアップソフト側の操作はお客様にて実施をお願い致します

とある作業では、Arcserve UDP使用してメインサイト <--> DRサイトでレプリケートを実施しているお客様で、まずメインサイトにOneXafeを搬入して構築してから、DRサイトに移設、といったパターンもありましたが、ネットワーク的に特に問題もなかったため、移設後は何事もなくOneXafeが起動して、OneSystemから制御できるようになりました!

構築後の動作試験では、主にバックアップソフトがOneXafeの共有を問題なく利用できるか、ネットワーク、電源冗長が取れているかの観点の試験を行っています。

...と、ここまで現地で実施して、順調にいけば半日~1日で終わるくらいの作業量でして、
イミュータブル商材であるOneXafeの導入、結構お手軽かも~、と思っていただけたのではないでしょうか・・?!


おわりに
今回はOneXafe構築作業の様子のご紹介でした。全体を通して、いわゆるよくある導入サービスだとは思いますが、本記事が少しでも何かの後押しになれば幸いです。
この他、当社作成の操作手順書のご提供、あるいは構築作業自体はお客様ご自身で実施して困ったときに技術支援が欲しいといった場合のオフサイト支援(QA対応)なども有償サービスとしてご提供してますのでよろしくご検討くださいませ!_(._.)_

それではまた何かの記事でお会いしましょう、閲覧ありがとうございました!