こんにちは。
Data Domainも今回で第十九回目となりました。
第十八回目ではDDOSアップグレード時の考慮事項について見てきました。
今回はCLIを利用してのシステム情報の出力についてご紹介します。
[E:flair] CLIを利用したシステム情報の出力について見ていきましょう。
◆ auto support show report
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Data Domain構築後、設定した内容確認を行う時があるかと
思います。autuo support show report を利用することで
システムに関する情報を出力することが出来ます。
◆ 出力結果をログに保存
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TeraTerm等のターミナルソフトでSSHでData Domainに接続し、
ログの出力設定をして、CLIを実行します。
Data Domainにシリアルケーブルで接続してシステム情報を
出力することも出来ますが、IP接続のSSHと比較すると
出力は遅いです。
このCLIは構築作業時のエビデンス・設定情報の見直しで
活用できます。
[E:flair] auto support show report の出力内容を見ていきましょう。
◆ 出力内容
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出力結果は各項目ごとに情報が出力されます。
出力された情報をもとにシステム情報を確認が出来ます。
出力結果の一部ですが、主に以下の内容が出力されます。
【GENARAL INFO】
・DDOSバージョン
・シリアルナンバー
・モデル
【Net Show Hardware】
・搭載イーサネットの論理ポート名
・搭載イーサネットのハードウェアアドレス
【SOFTWARE CONFIGURATION】
・システムに適用されているライセンス情報
【Net Show Settings】
・構成しているネットワーク情報
・IPアドレス、仮想NIC、冗長化構成
【Disk Show Hardware】
・搭載ディスクのディスク番号・搭載スロット
・搭載ディスクの容量
・搭載ディスクのシリアル番号
・搭載ディスクタイプ(SAS)
【IPMI Show Hardware】
・IPMI Firmware Revision
・IPMI Version
・IPMIユーザー情報
【MTree List】
・構成したMTreeの一覧
【Net Route Show Tables】
・構成したルートテーブル情報
【DDBOOST INFORMATION】
・DDBOOSTステータス
・構成したStorage Unit情報
【VTL Configuration】
・構成した仮想テープライブラリ情報
・ライブライ名
・ドライブ
・Slot/CAPS
【VTL Groups Configuration】
・構成したアクセスグループ情報
・アクセスグループに所属するイニシエータ情報
・アクセスグループに所属する仮想テープライブラリ
・仮想テープライブリが利用するエンドポイント
【VTL Pool Summary】
・構成したPoolの一覧
・Poolに格納しているテープ本数
・Poolに格納しているテープサイズ(総容量)
【CIFS Shares】
・構成したCIFSの一覧
【NFS Export Show Detailed-Stats】
・構成したExport NFS情報
・NFSクライント
【NFS Status】
・システムて有効になっているNFS Server Virsion
次回は別の機能、技術的な部分についてご紹介したいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
担当:Data Domain製品担当