こんにちは。
Data Domainも今回で第十八回目となりました。
第十七回目ではDD3300の初期設定の流れについて見てきました。
現在、DDOSの最新バージョンはDDOS7.2(7.2.0.5-653470)になります。
今回はアップグレードを実施する際の考慮事項についてご紹介します。
[E:flair] DDOSのアップグレードについて見ていきましょう。
◆ DDOSアップグレード
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・DDOSのアップグレードは原則2リリース・ファミリーまでとなります。
・事前にRelease-Noteを確認し、アップグレードの可否を
確認しましょう。
[E:flair] 次にアップグレード時の
作業前・作業時の考慮事項を見てみましょう。
◆ 作業前の考慮事項
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・アップグレードするバージョンがDDシステムに
対応していることを確認。
・DDシステムの対応はRelease-Notesに記載しています。
・レプリケーション互換性の場合、レプリケーションの互換性を
事前に確認。
※DDOS7.2に対応しているのは以下のDDシステムです。
・DD3300,
・DD4200, DD4500,
・DD6300, DD6800, DD6900,
・DD7200,
・DD9300, DD9400, DD9500, DD9800, and DD9900
◆ 作業時の考慮事項
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・アップグレードは書き込み・データ転送が発生していない
時間に実施。
・レプリケーション構成の場合、慣例的に送信先から
アップグレードを実施。
・双方向レプリケーション構成の場合、どちらからでも
アップフレードを実施しても問題ありません。
・アップグレード時にレプリケーション手動操作(停止・開始)は
不要。アップグレード後に自動的に転送が再開されます。
・アップグレード時間はおおよそ ”約1時間程度” になります。
ES30(拡張エンクロージャ)の数等により、それ以上の結果になる
傾向があります。
[E:flair] 次にレプリケーションの互換性を見てみましょう。
◆ レプリケーション互換性
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レプリケーション構成で既存環境のDDOSをアップグレードする際、
異なるDDOS間のレプリケーションの互換性を考慮する必要があります。
・レプリケーション互換性は原則2リリース・ファミリーまで
となります。
・レプリケーション互換性はAdministration Guideに
記載されています。
・Administration Guide内の
Replication version compatibilityを確認
<DDOS7.2 Administration Guide P.338より抜粋>
次回は別の機能、技術的な部分についてご紹介したいと思います。
それでは次回もよろしくお願いします。
担当:Data Domain製品担当