株式会社ネットワールドのエンジニアがお届けする技術情報ブログです。
各製品のエキスパートたちが旬なトピックをご紹介します。

Lenovo ThinkAgile HXのラインナップおよび 各種サービスも含めて覚えてみよう!

この記事はレノボエンタープライズ・ソリューションズの小宮様に寄稿いただきました。
当社ではNutanix製品を取り扱っておりますが、Nutanix社によるNXシリーズ以外の選択肢として、
Lenovo社によるThnkAgile HXシリーズについてご紹介致します。


レノボエンタープライズ・ソリューションズ小宮です。


本日はLenovoのNutanix製品であるThinkAgile HXシリーズの
ラインナップおよび各種サービスについてお話したいと思います。
最初にLenovoのNutanix製品について、ラインナップをご紹介したいと思います。

Lenovo11

Lenovo12

Lenovo13

アプライアンスモデルと認定ノードの違いについてもう少しお話したいと思います。

  • ハードウェア・ソフトウェアの関係について
    アプライアンスモデルも認定ノードも基本同じものを利用しています。
    認定ノードアプライアンスモデルについてはアプライアンスの構成で(ファームウェアも含めて)検証済みの構成で出荷されます。
    もちろん、認定ノードでもメモリの追加やNICの追加も対応可能ですが、
    あくまでアプライアンスのハードウェア構成として認定されているものをサポートするため、
    お客様側で非サポートの構成にしていれば、Lenovoのサポートを受けることはできません。
    認定ノードの場合にも、アプライアンスと同様の構成であることを確認してご提案することをおススメ致します。
    また、アプライアンスモデルと認定ノードの混在構成はサポートしておりません。
    アプライアンスモデル・認定ノードの提案は一番初めの段階で見極めるようにしましょう! 
  • Nutanixのソフトウェアライセンスについて
    さらに異なる点として挙げられるのはライセンスです。
    ライセンスについて、アプライアンスは購入型になっており、CPU・メモリ・SSD・HDD・NICの各種パーツにライセンスの金額が設定されています。
    認定ノードについては期間ベースのライセンスになっています。
    つまり、構成に関係なくノード数に比例してライセンスが課金されます。
    ここで気づくかと思いますが、構成に関係ないということは、1台のサーバの高スペックにしてもライセンスが変動しないため、認定ノードに関しては高スペックにしたほうがお得になりますが、実はライセンス金額によっては低スペックのサーバで構成した場合はアプライアンスの構成が安価になることがあります。
    また、小規模の場合は認定ノードで構成すると逆に高価になることもあり、構成のバランスを考えて提案する必要があります。
    エディションについても、アプライアンスモデルはStarterからUltimateまで低スペックから高スペックから選択可能なものに対して、認定モデルはPro以降のライセンスの選択が必須になります。そのため、以下のようなケースが一つの指標だと考えます。

アプライアンスモデル:小規模構成、1台のサーバが低スペック
認定モデル:大規模構成、1台のサーバが高スペック

  • 導入作業について
    アプライアンスモデルについては、Lenovoのプロフェッショナルサービスでの導入作業(Base作業)を必須とします。
    理由としてはLenovoが責任もってお客様のシステムをするためです。
    導入の際にお客様がNutanixを利用する際に必要なパラメータを設定するだけでなく、Lenovoの工場(国内)でNutanixのソフトウェア設定のチェック、テストを行っているたけでなく、ハードウェアの初期不良チェックも行っております
    そのため、国内での導入作業後、お客様サイトでの初期不良は現在のところ(2018年8月末現在)報告されておりません
    外資系メーカーだと国外生産で品質面を問われることがよくありますが、LenovoのNutanix製品は国内での検査で品質を上げておりますので、他社に比べて差別化になる要素の一つになります。

Lenovo14

認定ノードについては、Lenovoのプロフェッショナルサービスを必須としておりません
先ほども述べたように認定ノードはお客様にて導入可能な場合にその自由度を上げるために、Lenovoでの導入作業をオプションとしております。(もちろん導入作業を含めることは可能です)
BP様において、工場出荷後のハードウェアに自社で導入したパラメータを元にお客様のサポートを行うケースにおいては、認定ノードを選択するケースもあります。
詳細は以下のイメージをご参照ください。

Lenovo15

  • 保守サポートについて
    アプライアンスモデルと認定ノードの保守について、アプライアンスモデルの場合、保守をすべてLenovoで行うということは皆さん認識できると思いますが、ソフトウェア別売の認定ノードはソフトウェアのみのため、サポートが別という考えになると思われます。
    もちろん、お客様にて障害時にハードウェア・ソフトウェアの障害を切り分けて障害対応することも可能ですが、アプライアンスで培った知識もありますので、認定ノードだからと言ってソフトウェアの部分だけサポートできないことはありません。
    今回LenovoThinkAgile HX認定ノードとして購入したNutanix製品については、通常のアプライアンス同様の保守サポートを提供いたします
    そのため、認定ノードの保守サポートは他社に比べて差別化になる要素の一つになります。

Lenovo16

また、VMware導入される場合で一括サポートを希望される場合は、OEMのライセンスを含めることで、一括窓口の保守が提供可能になります。
導入するハイパーバイザーや一括保守を求めるレベルによる、選択するThinkAgile HXのラインナップの選択およびハイパーバイザーのライセンスの選択をご検討ください。

Lenovo17

お役に立てたら幸いです。よろしくお願い致します。


今回は小宮様に Lenovo ThinkAgile HX シリーズのラインナップおよび各種サービスについてご紹介いただきました。
ネットワールドが提供する Lenovo ThinkAgile HX を強力な選択肢のひとつとしてご検討いただければ幸いです。
小宮様には定期的に寄稿いただきますので、みなさまどうぞご期待ください!