こんにちは、ネットワールド ストレージ担当の山元です。
突然ですが、皆さんは NAS のデータ移行ソリューションと聞くと何を思い浮かべますか?
Robocopy や rsync が有名ですね。
同一メーカーならレプリケーション機能を使うこともできますが、今回は 異なるプラットフォーム間 を想定しています。
今回は ZiDOMA data を活用した NAS 間のデータ移行手順 について、実際の流れとともにご紹介します。

■ ZiDOMA data とは?
皆さまは「ZiDOMA data」をご存じでしょうか。
ZiDOMA data は
ARI:ARアドバンストテクノロジ株式会社様(https://ari-jp.com/)
が提供する、ファイルサーバーや NAS 向けの ファイルサーバ容量可視化・分析およびデータ移行システム です。
対応プロトコルとしては主に CIFS/SMBがあり、幅広い NAS やファイルサーバー間の移行に対応します。
従来、異なるストレージ間の移行では、
データコピー用スクリプトの作成
差分コピーの手動実行
移行後の整合性チェック
移行元/移行先のアクセス制御の調整
といった複数の作業が発生し、どうしても複雑になりがちでした。
ZiDOMA data を利用すると、これらの作業が GUI 上で一元化され、
異機種 NAS 間でのデータ移行が大幅に簡素化 されます。
特に差分コピーや ACL 継承など、手作業ではミスが起きやすい部分を自動化でき、エラーログまで出力してくれます。
■ 今回のテーマ:Unity から PowerStore へのCIFS/SMB環境データ移行
今回は実際に、Unity と PowerStore 間でのデータ移行を例として、ZiDOMA data の動作を見ていきます。
以前、PowerStore の「ユニバーサルストレージインポート(USI)」機能をご紹介しました。
興味がある方は、以前の記事も併せてご覧いただけますと幸いです。
▼ PowerStore USI の紹介記事
https://blogs.networld.co.jp/entry/2024/07/17/170037
■ 検証に使用した環境
今回のデモ環境は以下の通り用意しました。
Windows Server 2022
→ ZiDOMA data の管理端末として利用
Unity 300(OE 5.4)
→ Windows へ Y ドライブ(100GB)として割り当て
PowerStore 1200T(OS 4.3)
→ Windows へ Z ドライブ(100GB)として割り当て
本記事ではZiDOMA data Ver. 7.2を使用して検証しております。
今後のアップデートで仕様変更の可能性がありますのでご了承ください。

今回は、Y ドライブ(Unity 側)にあるデータを、Z ドライブ(PowerStore 側)へ移行する流れを確認します。
■事前準備
(1)ZiDOMA dataのインストールをする
(2)ZiDOMA data でデータ移行タスクを作成する
ZiDOMA data を起動すると日本語 UI で操作できます。
タスク作成メニューでは以下の操作を選択できます:
コピー(推奨:通常の移行手順はこちら)
移動
リンク作成
削除
※ 今回のデモは「移動」を利用していますが、実案件では「コピー→差分同期→最終同期」が一般的です。
■データ移行本番
(3)タスクの実行
今回は Y ドライブ(Unity)→ Z ドライブ(PowerStore) へ移行します。
移行前は、Y に 11GB、Z は空の状態です。
タスクを右クリックし 「実行」 を選ぶと移行が開始されます。
上書きルールなどは以下の設定が可能です:
上書き
上書きしない
更新日やサイズが異なる場合に上書き
元ファイルが新しい場合のみ上書き
ACL(ディレクトリ/ファイル)維持
アクセス日時維持
では、さっそく(1)を進めます。
ZiDOMA dataを入手します。
ZiDOMA dataのトライアル版は下記のURL
から取得可能です。
※トライアル版注意点
・トライアル版は14日間ご利用いただけます。
・トライアル版は一部機能をご利用いただけません。![]()

zipファイルを解凍し、setup.exeを実行することでインストーラーが起動します。
基本はデフォルト設定で「次へ」で進められます。
後は簡単なウィザード形式でインストールが進められます。
ご紹介のために一連のキャプチャをお見せしますが、基本はデフォルトで「次へ」で進められます。

ウィザードが開始されるので「次へ」
ライセンス条項に「同意する」をチェックして、「次へ」

ZiDOMA dataのインストール先を決めて「次へ」
インストールを開始で「次へ」

これで(1)が完了しました。
インストールが完了したら、「閉じる」でウィザードを閉じて(2)に移行します。
スタートメニューからZiDOMA data 7を管理者モードで実行します。
次にZiDOMA dataでデータ移行タスクを作成する を実施します。

ZiDOMA dataのアプリケーションを開くとすべて日本語のUIで操作が可能です。
今回はUnityのデータをPowerStoreへデータ移行する想定でタスクを作成していきます。
左上のメニュー「タスク」-「移行タスクの作成」でポップアップするZiDOMA dataデータ移行メニュー内のファイル操作を設定します。
コピー、移動、リンク、削除が選択可能です。
(2)のタスク作成は以上です。
では、いよいよ(3)ZiDOMA dataでタスクを実行してみましょう。

今回はデータ移行(移動)のタスクを作成します。
Yドライブ(Unity)からZドライブ(PowerStore)に対しての新旧ストレージ移行を想定し、旧ストレージにはデータを残さないようにすべてのデータを引っ越ししてみます。
データ移行のルールは、画像ではデフォルトですが下記のような設定が可能です。
検証や実案件の際には動作の確認をお願いします。
上書きルール
-上書き
-上書きしない
-更新日化サイズが異なる場合上書き
-1次ファイルの更新日が新しい場合上書き
ディレクトリ権限を維持
-する
-しない
ファイル権限を維持
-する
-しない
アクセス日時を維持
-する
-しない
では、用意が整ったのでデータ移動前の様子を確認します。
Yドライブ:Unityに11GBのデータ、Zドライブ:PowerStoreには何もデータを格納していないので0バイトと表示されてます。

ZiDOMA dataのタスクを右クリックで選択して、実行してもよろしいでしょうか?は「はい」を選択します。

いかがでしたか?めちゃくちゃ簡単で海外メーカーでありがちな英語UIもありません。

無事にUnityからPowerStoreへデータ移行が完了しました。
今回はご紹介していませんが、S3へのデータ移行やデータ分析機能もあり、それらがすべて日本語UIで確認できます。

PowerStoreのパフォーマンスからもZiDOMA dataのデータ移行の様子が確認できました。
NASデータ移行の際には、ZiDOMA dataも候補の一つとしてご検討いただけますと幸いです。
Networld Techのブログ一覧はこちら!
https://www.networld.co.jp/product/emc/tech-blog/